国道288号

日本の福島県を通る一般国道

国道288号(こくどう288ごう)は、福島県郡山市から福島県双葉郡双葉町に至る一般国道である。地元沿線では「にいぱっぱ」と呼ばれることもある。[要出典]

一般国道

国道288号標識

国道288号
総延長 79.7 km
実延長 79.7 km
現道 58.3 km
起点 福島県郡山市
日和田町(地図
主な
経由都市
福島県田村市
終点 福島県双葉郡双葉町
牛踏交差点(地図
接続する
主な道路
記法
Japanese National Route Sign 0004.svg国道4号
Japanese National Route Sign 0006.svg国道6号
Japanese National Route Sign 0349.svg国道349号
Japanese National Route Sign 0399.svg国道399号
テンプレート(ノート 使い方) ウィキプロジェクト 道路
田村市内。画面奥に見える橋梁が国道288号(2008年7月)。
おおたかどや山標準電波送信所開設を記念し旧・都路村時代に設置されたモニュメント。田村市都路町岩井沢付近の下り線側。ここから都路消防分署まで約7 km。(2012年1月)
都路消防分署付近、2012年3月末までの検問所。郡山市起点からの延べ距離は約45 km。(同年1月)

目次

概要編集

福島県の中通り地方を縦貫する国道4号の郡山市日和田町・交点から分岐し、阿武隈高地の山間部を東西に横断して、太平洋側の浜通り地方を縦貫する国道6号と双葉郡双葉町・牛踏交差点で結ぶ延長約78 kmの一般国道の路線で、主な通過地は、田村郡三春町田村市双葉郡大熊町である。中通り側の郡山 - 三春間は三春街道、田村 - 双葉間は都路街道の別名がある。郡山市と浜通りを最短ルートで結ぶ幹線道路であり、福島県では郡山・阿武隈地域の産業振興や地域間交流に欠かせない道路として[1]、また東日本大震災の原子力発電所事故を受けて被災地域の復興を目的に交通インフラを重点的に整備する「ふくしま復興再生道路」の一路線に位置づけている[2]

路線の西側の区間にあたる郡山市から田村市船引町にかけて、現道に並行するバイパス道路群があり、磐越自動車道郡山東船引三春の各インターチェンジと接続する高速道路とのアクセス路線にもなっている。また、この区間は鉄道のゆうゆうあぶくまラインとほぼ平行する居住地域を走るところであるが、これ以外の路線の大部分の区間は、阿武隈高地の山中の過疎地域のなかを走る。

路線データ編集

歴史編集

  • 1970年昭和45年)4月1日 一般国道288号(福島県郡山市 - 福島県双葉郡双葉町)として指定。
  • 2011年平成23年)3月11日 - 東北地方太平洋沖地震東日本大震災)発生。一連の原子力緊急事態宣言のうちいわゆる「半径3 km以内の住民避難命令」を受け、大熊町営林署付近から双葉町牛踏(終点)までの区間への進入が制限される。
    • この時点はまだ法的根拠が無く、あくまで地元自治体(福島県および大熊町)災害対策本部が設定した、暫定基準に基づく措置という立場であった。
  • 2011年(平成23年)4月22日 - 福島第一原子力発電所事故に伴う、原子力災害対策特別措置法の原子力災害対策本部長権限に基づく警戒区域設定(いわゆる半径20km圏)が午前0時を以って発動。これにより、田村市都路町古道・田村消防署都路分署前から終点までの区間が正式に通行止めとなる。
  • 2012年(平成24年)
    • 4月1日 - 避難区域の再編に伴い、田村市都路町古道・田村消防署都路分署前から田村市・大熊町境までの区間を通行止め解除。
    • 12月10日 - 避難区域の再編に伴い、田村市・大熊町境から大熊町営林署までの区間を通行止め解除。
  • 2013年(平成25年)6月17日 - 警戒区域の解除に伴い[4]、避難区域が設定されている12市町村の住民に限り、市町村発行の通行証を持参の上で、通勤・通院などの目的による通行止め区間の通行が可能になる[5]
  • 2015年(平成27年)2月28日 - 翌3月1日の常磐自動車道全線開通に伴い、常磐富岡ICへのアクセス目的として、大熊町営林署から県道35号交点までの区間(帰還困難区域内)の通行止め解除[6]
  • 2016年(平成28年)4月1日 - 国道4号あさか野バイパスと並行する市街地経由区間が国土交通省から福島県管理への移管に伴い、三春街道入口交差点から日和田町までの区間が当路線に移行。なお現地の標識や案内標識の路線番号、歩道橋の表示などは4月を待たずして2月中に修正された[7]

路線状況編集

別名編集

  • 三春街道(郡山市富久山町から三春町まで)
  • 都路街道(田村市船引町から大熊町まで)

バイパス編集

富久山バイパス
郡山東バイパス
三春西バイパス
三春バイパス
船引バイパス
郡山市と浜通り中部への幹線道路として、船引町中心部の混雑緩和のために全長6.6 kmで市街地の北側に通されることが計画されていた。しかし、財政悪化を受け事業が見直され、東側2.5 kmにおいては、平成13年に開通した国道349号バイパスにより当面の間は代替できることから事業中止とされ、国道349号から西半分の4.1 kmに投資を集中させることが決定され平成12年度に盲腸線ながら建設が開始された。
  • 起点…田村市船引町春山
  • 計画当初の終点…田村市常葉町西向
  • 最終的な終点…田村市船引町船引
  • 計画当初の全長…6.6 km
  • 最終的な全長…4.1 km
都路バイパス

重複区間編集

  • 国道399号(田村市都路町岩井沢 楢梨子交差点 - 同市都路町古道 新町交差点)
    • 前述の田村消防署都路分署は新町交差点から約1.5 km先にあり、全区間通行可能。更に「最寄りの国道」ゆえ、現地では迂回路としてこちらを案内される。

道路施設編集

トンネル編集

  • 望洋平トンネル(双葉郡大熊町)
  • 野上トンネル(双葉郡大熊町)
  • 玉の湯温泉トンネル(双葉郡大熊町・L=189 m)
玉の湯温泉内で国道はセンターラインのない狭隘区間となるが、ここは山肌と野上川に挟まれた地形である上に、現道のすぐ上に玉の湯温泉の源泉が有ることから拡幅が難しく、バイパスが建設された。

橋梁編集

  • 安心橋(双葉郡大熊町)
  • 湯の神橋(双葉郡大熊町)(建設中)

地理編集

通過する自治体編集

  • 福島県

交差する道路編集

  • 国道4号[8](郡山市日和田町)
  • 磐越自動車道船引三春IC(田村市船引町)
  • 国道349号(田村市船引町・北町交差点、南町交差点)
  • 国道349号船引バイパス(田村市船引町・館柄前交差点)
  • 国道399号(田村市都路町・楢梨子交差点、新町交差点)
  • 国道6号(双葉町・牛踏交差点)

脚注編集

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注釈編集

  1. ^ a b c d e f 2015年4月1日現在

出典編集

  1. ^ 国道288号「富久山バイパス」部分開通 (PDF)”. 福島県. 2017年2月17日閲覧。
  2. ^ ふくしま復興再生道路”. 福島復興ステーション. 福島県. 2017年2月17日閲覧。
  3. ^ a b c d e f 表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況 (PDF)”. 道路統計年報2016. 国土交通省道路局. p. 16. 2017年5月1日閲覧。
  4. ^ “住民に限り国道6号の通行緩和へ 来月から福島12市町村”. 静岡新聞. (2013年5月29日). http://www.at-s.com/news/detail/681483897.html 2013年6月19日閲覧。 
  5. ^ “「便利」でも「複雑」 帰還困難区域 特別通過交通始まる”. 福島民報. (2013年6月18日). http://www.minpo.jp/news/detail/201306189089 2013年6月19日閲覧。 
  6. ^ 常磐自動車道 常磐富岡IC〜浪江IC開通に伴う帰還困難区域の特別通過交通制度の追加及び 国道288号〜県道35号の通過に係る同制度の運用変更について (PDF) - 2015年2月27日掲載 原子力災害現地対策本部 原子力被災者生活支援チーム
  7. ^ 国道4号郡山バイパスに並行する現道区間の移行について (PDF) - 2015年10月7日掲載 福島県。
  8. ^ 二本松・福島方面のみ接続。須賀川・白河方面は手前の交差点からショッピングモールフェスタ方面への市道を経由して入る。

関連項目編集