日立リヴァーレ

茨城県ひたちなか市を本拠地とする、日立Astemoの女子バレーボールチーム
日立佐和リヴァーレから転送)

日立リヴァーレ(ひたちリヴァーレ)は、茨城県ひたちなか市を本拠地とする、日立Astemoの女子バレーボールチームである。2021-22シーズンはV.LEAGUE DIVISION1(V1リーグ)に所属。

日立リヴァーレ
原語表記 日立リヴァーレ
ホームタウン 茨城県ひたちなか市
創設年 1980年
所属リーグ V.LEAGUE DIVISION1
チーム所在地 茨城県ひたちなか市
体育館所在地 茨城県ひたちなか市
代表者 遠藤博行
監督 多治見麻子
ホームページ 公式ウェブサイト
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概要

1980年11月に日立製作所佐和工場(現・日立Astemo佐和工場、茨城県ひたちなか市)で発足[1]。2001年に廃部となった日立ベルフィーユとは別の系譜。

チーム名の『リヴァーレ』とは、イタリア語で「好敵手・ライバル」と言う意味で、Vリーグの強豪たちとライバルとして渡り合えるように願いを込められている[2]。チームマスコットはうさぎ。強い闘志で負けず嫌いのお転婆さんでありチャーミングな頑張り屋さんである守護神とされている[1]

練習場はホームタウンのひたちなか市にある日立オートモティブシステムズ体育館であり[2]、ホームゲームは同市のひたちなか市総合運動公園総合体育館茨城県内のかなくぼ総合体育館などで開催されている。

歴史

1980年11月に、日立製作所国分工場から佐和工場に移管されて日立佐和女子バレーボール部が誕生した[1]

1981年、第1回東部地域リーグからスタートするも、6チーム参加の最下位(5戦全敗)となる。1983年第3回で東部地域リーグに復帰。1985年に第5回地域リーグで全勝優勝を果たし、実業団リーグ(当時のバレーボール2部リーグ)昇格を果たす[1]。1985/86シーズンの第17回実業団リーグでは最下位となり1年で降格。しかし、1年で復帰した。その後も好成績を収められず、1995/96シーズンの第27回大会では7位で入替戦に敗れ再降格となった。それでも、翌シーズンの第17回地域リーグで全勝優勝を果たしまたも1年で復帰。そして、その翌年の1997/98シーズンの第29回実業団リーグで全勝優勝を飾り、Vリーグ(現・Vプレミアリーグ)昇格を果たした。

しかし、1998/99シーズンの第5回Vリーグでは8位。第6回大会では最下位となり、入替戦で東北パイオニア(現・パイオニアレッドウィングス)に連敗し、2シーズンでのV1リーグ(実業団リーグより名称変更)降格となった。2000/01シーズンの第3回V1リーグでは優勝するも、入替戦で敗れて復帰できず。

2001年4月に菅原貞敬が監督に就任。2001/02シーズンの第4回V1リーグで優勝し、入替戦でJTマーヴェラスを破り3年ぶりのVリーグ復帰を果たした。

2002/03シーズンの第9回Vリーグでは最下位の8位となるが、次期よりチーム数が増えるためそのままプレミア残留となった。そのシーズン終了後にベテラン勢が退団したため、若手中心のチームに様変わりした[3]。第10回Vリーグでは、自己最高の6位に入った。2005/06シーズンは、ベテラン監督の吉田國昭が監督に就任。板橋恵佐田樹理井野亜季子らと戦力も充実してきて、拾ってつなぐ粘りの全員バレーを展開した[3]。第12回Vリーグでは8位にとどまるもの、第55回黒鷲旗全日本選抜大会では準優勝を果たした。

2006年5月に茂原アルカスが廃部になった為、日立グループのバレーボールチームは、当チームが男女合わせて唯一のチームとなった[注釈 1]

2008/09V・プレミアリーグ(Vリーグより名称変更)で全敗を喫して最下位となり、2009年4月のV・チャレンジマッチ(入替戦)で敗れ、8シーズンぶりにチャレンジリーグに降格となった。その後、江畑幸子全日本メンバーに選出される。以降、江畑は国際試合で活躍するが、チームにもそのまま残り、次のシーズンをV・チャレンジリーグで通すこととなる。

2009年、同年の黒鷲旗大会まで久光製薬スプリングス(現・久光スプリングスの監督だった濱田義弘がヘッドコーチ(後に監督)に就任する。2009/10V・チャレンジリーグでは優勝を果たすも、V・チャレンジマッチでパイオニアに最後に逆転され、セット率でプレミア復帰ならず。

2010年4月、チーム呼称をこれまでの「日立佐和リヴァーレ」から「日立リヴァーレ」に変更、正式名称は「日立オートモティブシステムズ女子バレーボール部」となった[1][注釈 2]

2010/11V・チャレンジリーグは2位で終わるも、東日本大震災の影響でV・チャレンジマッチが中止となり、このままV・チャレンジリーグ残留ということになる。2011/12V・チャレンジリーグでは優勝するも、V・チャレンジマッチでNECレッドロケッツに連敗してまたもプレミア復帰ならず。2009/10シーズン以降の3シーズン、上尾メディックス(現・埼玉上尾メディックス)と共にV・チャレンジリーグ上位2位を占めているが、2012/13V・チャレンジリーグでもそのような展開になり、上尾にセット率で競り負け準優勝。V・チャレンジマッチでV・プレミアリーグ7位のデンソー・エアリービーズと対戦することとなり、第1戦はセットカウント1-3で敗れ、追い込まれる。しかし、第2戦はセットカウント3-1で勝利。セット率で追いつき、得点率で上回ったため、5シーズンぶりのプレミアリーグ昇格が決定した[4][5]。その後の第62回黒鷲旗では、グループ戦でデンソーとの再戦に勝利し、メジャータイトル2冠の久光製薬をフルセットにまで追い込むなど、躍進ぶりを見せた。

プレミア復帰後のファーストシーズンとなった2013/14シーズンでは、チーム史上最高の12勝をあげ6位となった[6]

2014年、松田明彦が新監督に就任し[7]栗原恵岡山シーガルズより移籍[8]。2015/16シーズンにはレギュラーラウンド3位、ファイナル6を首位で通過しファイナルに歩を進めた。ファイナルでは久光製薬に涙を飲んだが、チーム史上最高位となる準優勝を遂げた[9]。2016/17シーズンでもファイナル3に進出したが、久光製薬に二連敗し二年連続のファイナル進出を逃した[10]。2017年、コーチだった甲斐祐之が監督に昇格した。

2018年、これまでのVリーグに変わり新生V.LEAGUEが誕生し、1部のDIVISION1に所属[11]

2018-19シーズン、シーズン途中で監督の甲斐が体調不良で休養となり、当シーズン終了をもって退団[12]。新監督に多治見麻子が就任した[13]

沿革

  • 1980年11月 日立佐和女子バレーボール部創部
  • 1981年1月 日立佐和女子バレーボール部後援会発足
  • 1985年3月 実業団リーグ(現チャレンジリーグ 旧V1リーグ)初昇格
  • 1998年3月 Vリーグ(プレミアリーグ)昇格
  • 2002年3月 Vリーグ(プレミアリーグ)再昇格
  • 2006年5月 黒鷲旗全日本バレーボール選手権大会 準優勝
  • 2010年4月 日立リヴァーレに改称
  • 2013年4月 Vチャレンジマッチに勝利し、プレミアリーグに昇格
  • 2016年3月 Vプレミアリーグで準優勝を果たす。

成績

主な成績

VプレミアV.LEAGUE Division1(日本リーグ/Vリーグ
  • 優勝 なし
  • 準優勝 1回(2015-16シーズン)
黒鷲旗全日本選抜大会
天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会
チャレンジリーグ / V1リーグ
国民体育大会成年女子(6人制)

年度別成績

日本リーグ / 実業団リーグ

所属 年度 最終
順位
参加
チーム数
試合 勝率
実業団リーグ 第17回 (1985/86) 8位 8チーム 14 1 13 0.071
第19回 (1987/88) 7位 8チーム 14 3 11 0.214
第20回 (1988/89) 6位 8チーム 14 4 10 0.286
第21回 (1989/90) 4位 8チーム 14 7 7 0.500
第22回 (1990/91) 6位 8チーム 14 5 9 0.357
第23回 (1991/92) 6位 8チーム 14 5 9 0.357
第24回 (1992/93) 6位 8チーム 14 6 8 0.429
第25回 (1993/94) 5位 8チーム 14 6 8 0.429

Vリーグ / 実業団リーグ・V1リーグ

所属 年度 最終
順位
参加
チーム数
試合 勝率
実業団リーグ 第26回 (1994/95) 7位 8チーム 14 4 10 0.286
第27回 (1995/96) 7位 8チーム 14 3 11 0.214
第29回 (1997/98) 優勝 8チーム 14 14 0 1.000
Vリーグ 第5回 (1998/99) 8位 10チーム 18 7 11 0.389
第6回 (1999/00) 10位 10チーム 18 3 15 0.167
V1リーグ 第3回 (2000/01) 優勝 8チーム 14 12 2 0.857
第4回 (2001/02) 優勝 7チーム 12 11 1 0.917
Vリーグ 第9回 (2002/03) 8位 8チーム 21 3 18 0.143
第10回 (2003/04) 6位 10チーム 18 7 11 0.389
第11回 (2004/05) 9位 10チーム 27 7 20 0.259
第12回 (2005/06) 8位 10チーム 27 10 17 0.370

V・プレミアリーグ / V・チャレンジリーグ

所属 年度 最終
順位
参加
チーム数
レギュラーラウンド ポストシーズン
順位 試合 試合
プレミア 2006/07 9位 10チーム 9位 27 6 21 -
2007/08 10位 10チーム 10位 27 1 26 -
2008/09 10位 10チーム 10位 27 0 27 -
チャレンジ 2009/10 優勝 12チーム 1位 11 11 0 5 4 1
2010/11 準優勝 12チーム 2位 18 17 1 -
2011/12 優勝 12チーム 1位 22 21 1 -
2012/13 準優勝 10チーム 2位 18 17 1 -
プレミア 2013/14 6位 8チーム 6位 28 12 16 -
2014/15 5位 8チーム 6位 21 7 14 5 2 3
2015/16 準優勝 8チーム 3位 21 13 8 6 4 2
2016/17 3位 8チーム 3位 21 14 7 7 2 5
2017/18 8位 8チーム 8位 21 5 16 -

V.LEAGUE

所属 年度 最終
順位
参加
チーム数
レギュラーラウンド ポストシーズン
カンファレンス 順位 チーム数 試合 試合
DIVISION1 2018-19 8位 11チーム イースタン 4位 6チーム 20 8 12 7 2 5
2019-20 9位 12チーム プレミア 5位 6チーム 21 6 15 3 3 0
2020-21 7位 12チーム (1リーグ制) 8位 12チーム 21 6 15 2 1 1

選手・スタッフ(2021-22)

選手

背番号 名前 シャツネーム 生年月日(年齢) 身長 国籍 Pos 在籍年 前所属 備考
1 上坂瑠子 UESAKA (1999-09-07) 1999年9月7日(21歳) 175   日本 OH 2018年- 福井工大福井高校
2 雜賀恵斗 SAIGA (2002-01-15) 2002年1月15日(19歳) 167   日本 S 2020年- 市立船橋高校
3 長内美和子 OSANAI (1997-07-19) 1997年7月19日(24歳) 175   日本 OH 2016年- 文京学院大女高校 副主将
4 上沢沙織 KAMISAWA (2001-12-18) 2001年12月18日(19歳) 183   日本 MB 2020年- 古川学園高校
5 ハンナ・タップ H.TAPP (1995-06-21) 1995年6月21日(26歳) 191   アメリカ合衆国 MB 2019年-   バレー・ベルガモ
6 小池杏菜 KOIKE (1996-12-16) 1996年12月16日(24歳) 162   日本 L 2015年- 金蘭会高校
7 齋藤加奈子 SAITO (1994-06-03) 1994年6月3日(27歳) 160   日本 L 2017年- 東北福祉大学 主将
9 渡邊彩 WATANABE (1991-04-23) 1991年4月23日(30歳) 176   日本 MB 2021年- トヨタ車体 移籍加入[14][15]
10 境紗里奈 SAKAI (1997-09-11) 1997年9月11日(23歳) 164   日本 S 2020年- 東北福祉大学 副主将
11 中村安里 NAKAMURA (1997-03-02) 1997年3月2日(24歳) 180   日本 MB 2019年- 国士舘大学
13 野中瑠衣 NONAKA (2001-08-03) 2001年8月3日(19歳) 177   日本 OH 2020年- 秋田北高校
14 入澤まい IRISAWA (1999-06-02) 1999年6月2日(22歳) 188   日本 MB 2018年- 春日部共栄高校
16 室岡莉乃 MUROOKA (2002-06-16) 2002年6月16日(19歳) 162   日本 OH 2021年- 東九州龍谷高校 新人[16]
17 オクム大庭冬美ハウィ OKUMU.OBA (1998-06-27) 1998年6月27日(23歳) 177   日本 OH 2017年- 博多女子高校
出典:チーム新体制リリース[17] チーム公式サイト[18] Vリーグ公式サイト[2]
更新:2021年7月10日

スタッフ

役職 名前 備考
部長 遠藤博行
副部長 角田博文
シニアアドバイザー 菅原貞敬
監督 多治見麻子
コーチ 達川和彦
アナリスト兼コーチ 松丸将也
マネージャー 福井美紗 新任
トレーニングコーチ 柴田宗範 新任
アスレティックトレーナー 大石彩紀
通訳 平野遥
出典:チーム新体制リリース[17] チーム公式サイト[18] Vリーグ公式サイト[2]
更新:2021年7月5日

在籍していた主な選手

関連項目

注釈

  1. ^ 過去に女子では、本社チームで日本リーグ・Vリーグの強豪チームであり、数々の記録と名選手を輩出した日立ベルフィーユと、男子では茨城県に本拠地を置き、入れ替え戦で勝利してVリーグに昇格するも、Vリーグ2シーズン目で廃部になった日立国分トルメンタがあった。両チームとも、経営改革や社内の合理化等が理由で廃部になっている。
  2. ^ 2009年に日立製作所からオートモティブシステムグループが分社化され、株式会社日立オートモティブシステムズが設立された。それに伴い、佐和事業所も社名が日立製作所から日立オートモティブシステムズとなった。

脚注

  1. ^ a b c d e チームについて”. 日立リヴァーレ. 2021年7月5日閲覧。
  2. ^ a b c d 日立リヴァーレ”. Vリーグ機構. 2021年7月10日閲覧。
  3. ^ a b チーム沿革”. Vリーグ機構. 2013年10月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月24日閲覧。
  4. ^ 2012/13V・チャレンジマッチ(入替戦) 試合結果のお知らせ”. Vリーグ機構. 2013年4月7日閲覧。
  5. ^ 男子・ジェイテクトSTINGS、女子・日立リヴァーレ V・プレミアリーグ昇格決定”. Vリーグ機構. 2013年4月25日閲覧。
  6. ^ V・プレミアリーグ女子 2013/14 レギュラーラウンド”. Vリーグ機構. 2021年7月5日閲覧。
  7. ^ 2014年度「日立リヴァーレ」体制について”. 日立リヴァーレ (2014年5月30日). 2014年5月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月1日閲覧。
  8. ^ 栗原恵選手の入団のお知らせ”. 日立リヴァーレ (2014年9月2日). 2014年10月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月1日閲覧。
  9. ^ 2015/16V・プレミアリーグ女子大会 V・ファイナルステージ ファイナル 試合結果のお知らせ”. Vリーグ機構. 2016年3月13日閲覧。
  10. ^ 【レポート】久光製薬と豊田合成がファイナル進出決定!~V・ファイナルステージ ファイナル3京都大会(3/12)~”. Vリーグ機構. 2017年3月13日閲覧。
  11. ^ 2018-19 V.LEAGUEの編成について”. Vリーグ機構 (2018年3月24日). 2020年1月28日閲覧。
  12. ^ “退部選手・スタッフのお知らせ” (PDF) (プレスリリース), 日立リヴァーレ, (2019年6月5日), オリジナルの2021年6月27日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20210627065656/https://www.hitachiastemo.com/rivale/team/report/__icsFiles/afieldfile/2019/06/05/20190605_taibu_3.pdf 2021年6月27日閲覧。 
  13. ^ “日立、多治見麻子氏が新監督に就任”. 月バレ.COM (日本文化出版). (2019年7月17日). https://www.getsuvolley.com/0717-hitachi 2021年2月1日閲覧。 
  14. ^ 退団選手のお知らせ”. トヨタ車体クインシーズ (2021年5月13日). 2021年7月6日閲覧。
  15. ^ 渡邊彩選手の入部について”. 日立リヴァーレ (2021年7月6日). 2021年7月6日閲覧。
  16. ^ 内定選手のお知らせ (PDF)”. 日立リヴァーレ (2021年1月28日). 2021年6月27日閲覧。
  17. ^ a b 2021年度「日立リヴァーレ」体制について (PDF)”. 日立リヴァーレ (2021年6月1日). 2021年7月5日閲覧。
  18. ^ a b 選手”. 日立リヴァーレ. 2021年7月10日閲覧。

外部リンク