東栄町

日本の愛知県の町

東栄町(とうえいちょう)は、愛知県北設楽郡に属する奥三河と呼ばれる東三河地方山間部に位置する。

とうえいちょう
東栄町
とうえい温泉
とうえい温泉
東栄町旗
東栄町章
村旗・村章は共に1957年昭和32年)2月6日制定
日本の旗 日本
地方 中部地方東海地方
都道府県 愛知県
北設楽郡
団体コード 23562-8
法人番号 6000020235628
面積 123.38km2
総人口 3,121
推計人口、2018年4月1日)
人口密度 25.3人/km2
隣接自治体 新城市
北設楽郡設楽町豊根村
静岡県浜松市
町の木 スギ
町の花 ヤマユリ
町の鳥 ウグイス
東栄町役場
町長 村上孝治
所在地 449-0292
愛知県北設楽郡東栄町大字本郷字上前畑25
北緯35度4分36.9秒東経137度41分52.1秒
Toei town office.JPG
外部リンク 東栄町公式ページ

東栄町位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町 / ― 村

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中心地である本郷地区の街並み
本郷地区遠景

現在は北設楽郡であるが、10世紀までは宝飯郡であった。町内では、花祭という霜月神楽の伝統芸能が残る。町役場のある大字本郷が商業・公共交通・教育の拠点である。

目次

地理編集

町域の91%が山林・原野で占められており、標高700メートルから1,000メートルの山々が連なっている。1,016メートルの明神山が東栄町の最高峰である。愛知県立自然公園と天竜奥三河国定公園の指定を受けている。天竜川水系の大千瀬川振草川が流れている。

山地編集

主な山

河川編集

主な川

町内の大字編集

人口編集

 
東栄町と全国の年齢別人口分布(2005年) 東栄町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 東栄町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
東栄町(に相当する地域)の人口の推移
1970年 7,706人
1975年 6,752人
1980年 6,236人
1985年 5,898人
1990年 5,441人
1995年 5,124人
2000年 4,717人
2005年 4,347人
2010年 3,757人
2015年 3,446人
総務省統計局 国勢調査より

隣接している自治体・行政区編集

 愛知県
 静岡県

歴史編集

江戸時代、現町域にあった村は一部が寺社領であったほかは幕府領だった。

沿革編集

  • 1889年(明治22年)10月1日 - 北設楽郡本郷村御殿村園村三輪村振草村が発足する。
  • 1900年(明治33年)7月16日 - 本郷村の一部(下田、川角)が分村し下川村となる。
  • 1921年(大正10年)10月1日 - 本郷村が町制を施行し本郷町となる。
  • 1955年(昭和30年)4月1日 - 本郷町と下川村、御殿村、園村の各村が合併して東栄町となる。
  • 1956年(昭和31年)
    • 7月1日 - 三輪村の一部(奈根、長岡)を編入する。
      ※ 編入後は、東栄町大字三輪となる。
    • 9月30日 - 振草村の一部(古戸、上粟代、下粟代、小林)を編入する。
      ※ 編入後は、東栄町大字振草となる。旧振草村の「大字」が、東栄町大字振草の「」とされた。
明治22年以前 明治22年10月1日 明治22年 - 明治45年 大正1年 - 大正15年 昭和1年 - 昭和64年 平成1年 - 現在 現在



別所村 本郷村 本郷村 本郷村 大正10年10月1日
町制 本郷町
昭和30年4月1日
合併 東栄町
東栄町 東栄町
寄近村
三ツ瀬村
下田村 明治33年7月16日
分立 下川村
下川村
川角村
月村 御殿村 御殿村 御殿村
中設楽村
足込村 園村 園村 園村
御園村
西薗目村
東薗目村
奈根村 三輪村(一部) 三輪村(一部) 三輪村(一部)
(奈根、長岡)
昭和31年7月1日
東栄町に編入
畑村 池場村
(一部)
上粟代村 振草村(一部) 振草村(一部) 振草村(一部)
(古戸、上粟代、下粟代、小林)
昭和31年9月30日
東栄町に編入
下粟代村
古戸村
小林村

施設編集

警察編集

本部
駐在所
  • 振草警察官駐在所(北設楽郡東栄町大字振草)
  • 足込警察官駐在所(北設楽郡東栄町大字足込)
  • 下田警察官駐在所(北設楽郡東栄町大字下田)
  • 三輪警察官駐在所(北設楽郡東栄町大字三輪)
  • 本郷警察官駐在所(北設楽郡東栄町大字本郷)
  • 中設楽警察官駐在所(北設楽郡東栄町大字中設楽)

消防編集

本部
分署
  • 東栄分署(北設楽郡東栄町大字三輪字上奈根68)

医療編集

郵便局編集

公共施設編集

文化編集

東栄町には姉妹都市・提携都市は存在しない。なお、2005年に開催された愛知万博で、愛知県内の市町村が120の万博公式参加国をそれぞれ「一市町村一国フレンドシップ事業」のフレンドシップ相手国として迎え入れており[1]ボリビア多民族国が東栄町のフレンドシップ相手国となった。

東栄町の名物としてもりそばがある。東栄町には創作和太鼓集団の志多らが拠点を置いている。

経済編集

2000年の国勢調査における産業別労働力人口比率は、第1次産業11.4%、第2次産業40.1%、第3次産業48.4%である。

工業編集

鉄鋼業

商業編集

主な商業施設

金融機関編集

民間金融機関

電気編集

  • 中部電力株式会社 - 現在の東栄町域で初めに電気事業を手がけたのは、旧本郷町にあった本郷電気製材である。同社は1918年(大正7年)に開業し、東栄町の前身6町村のうち本郷町・下川村・御殿村へ電気の供給を始めた。1924年(大正13年)には振草村・園村も供給範囲に加えている[2]。残る三輪村は、同社ではなく八名郡大野町(現・新城市)の大野電気が1921年(大正10年)に供給範囲に加えた[3]

現在の東栄町域に電気を供給していた本郷電気製材・大野電気の2社は1939年(昭和14年)に中央電力へと統合され[4]、続く配電統制により1942年(昭和17年)に中部配電へと統合、この地域は同社の供給区域へと編入された[5]。戦後の電気事業再編で1951年(昭和26年)に中部電力が発足すると同社の供給区域に組み入れられ[6]、現在に至っている。

教育編集

 
東栄町立東栄小学校
 
東栄町立本郷保育園

1948年には北設楽郡本郷町愛知県立本郷高等学校が開校した。2000年には愛知県立新城東高等学校本郷校舎となった。2008年3月には本郷校舎が閉校となり、東栄町から高校がなくなった。

中学校編集

町立
  • 東栄町立東栄中学校
開校年 閉校年 1955年
東栄町発足
1975年
1947年 1975年 東栄町立東栄中学校 1975年開校
東栄中学校
1947年 1975年 東栄町立三輪中学校
1947年 1975年 東栄町立振草中学校

小学校編集

町立
  • 東栄町立東栄小学校
開校年 閉校年 1955年
東栄町発足
1960年 1964年 1990年 2006年 2007年 2010年
1873年 1960年 東栄町立本郷小学校 1960年開校
中央小学校
中央小学校 中央小学校 2006年開校
東栄小学校
東栄小学校 東栄小学校
1874年 1960年 東栄町立西薗目小学校
1876年 1990年 東栄町立足込小学校 足込小学校 足込小学校
1875年 1990年 東栄町立御園小学校 御園小学校 御園小学校
1873年 2006年 東栄町立月小学校 月小学校 月小学校 月小学校
1875年 2006年 東栄町立中設楽小学校 中設楽小学校 中設楽小学校 中設楽小学校
1873年 2007年 東栄町立粟代小学校 粟代小学校 粟代小学校 粟代小学校 粟代小学校
1882年 1964年 東栄町立小林小学校 小林小学校
1873年 2007年 東栄町立古戸小学校 古戸小学校 古戸小学校 古戸小学校 古戸小学校
1875年 1990年 東栄町立東薗目小学校 東薗目小学校 東薗目小学校 1990年開校
東部小学校
東部小学校 東部小学校
1875年 1990年 東栄町立下川小学校 下川小学校 下川小学校
1873年 2010年 東栄町立奈根小学校 奈根小学校 奈根小学校 奈根小学校 奈根小学校 奈根小学校

保育園編集

町立
  • 東栄町立下川保育園
  • 東栄町立本郷保育園

交通編集

 
東栄町営バス(おでかけ北設

鉄道編集

町の代表となる駅:東栄駅

 東海旅客鉄道(JR東海)

東栄駅は町の南の外れ(旧三輪村域)にあり、中心部からは離れている。

バス編集

路線バス

道路編集

国道
 国道151号
 国道473号
主要地方道
一般県道

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事編集

 
槻神社
 
諏訪南宮神社
 
スターフォーレスト御園

名所・旧跡編集

主な城郭
  • 設楽城 - 建久元年(1190年)設楽資時が設楽八名の領主となり、正和元年(1312年)に設楽重清が岩瀬郷へ配置換えとなるまで約120年間を設楽氏が治めた。
  • 亀ヶ城 - 別名:奈根城
  • 別所城 - 別名:宮平城
  • 下田館
主な寺院
主な神社
街道

観光スポット編集

景勝地
大千瀬川上流にある甌穴愛知県指定文化財
温泉
  • とうえい温泉 はなまつりの湯
文化施設
  • スターフォーレスト御園
天文台と宿泊施設を兼ねた施設。60センチ反射望遠鏡とプラネタリウムがある。
  • 花まつりの館
旧東栄町立御園小学校改装し開設された花祭りを保存伝承する展示施設。花祭りに使用される衣装や道具のほか、竹内敏信が撮影した花祭りの写真を展示している。
公園
その他

祭事・催事編集

 
小林地区の花祭
毎年11月から3月にかけて催される。神人和合、五穀豊穣、無病息災を祈る目的で鎌倉時代から伝わる神事。東栄町のほかに設楽町津具地区豊根村でも行われる。約40種類の舞が夜を徹して行われる。中心部に花祭会館がある。
  • チェンソーアート: 東栄町は日本のチェンソーアート発祥の地と呼ばれ、毎年5月最後の土日に東栄ドームにて世界大会が開かれる[8]

出身者編集

脚注編集

  1. ^ 「あいちフレンドシップ交流アルバム」(あいちフレンドシップ交流アルバム)
  2. ^ 芳賀信男『東三河地方電気事業沿革史』、2001年、p.190
  3. ^ 東栄町誌編集委員会(編)『東栄町誌』自然・民族・通史編、東栄町、2007年、p.1286
  4. ^ 『東三河地方電気事業沿革史』、pp.212,214,216
  5. ^ 中部配電社史編集委員会(編)『中部電力社史』、社史編集委員会、1954年、pp.19-20,39ほか
  6. ^ 愛知県全域が中部電力の供給区域である。中部電力10年史編集委員会(編)『中部電力10年史』、中部電力、1961年
  7. ^ 三信鋼工株式会社
  8. ^ マスターズ・オブ・ザ・チェンソー東栄

外部リンク編集