メインメニューを開く

豊根村

日本の愛知県の村

豊根村(とよねむら)は、愛知県北設楽郡に属する奥三河と呼ばれる東三河地方北部に位置し、長野県静岡県と接する。16世紀までは賀茂郡(加茂郡)に属していた。愛知県で最も人口の少ない自治体海部郡飛島村と共に県内2つある村の一つ。

とよねむら
豊根村
Hagitarouyama02.jpg
Flag of Toyone, Aichi.svg Emblem of Toyone, Aichi.svg
豊根村旗 豊根村章
1972年昭和47年)8月16日制定
日本の旗 日本
地方 中部地方東海地方
都道府県 愛知県
北設楽郡
市町村コード 23563-6
法人番号 6000020235636
面積 155.88km2
総人口 1,031[編集]
推計人口、2019年10月1日)
人口密度 6.61人/km2
隣接自治体 北設楽郡東栄町設楽町
長野県下伊那郡阿南町根羽村売木村
天龍村
静岡県浜松市
村の木 スギ
村の花 スイセン
村の鳥 ヤマドリ
豊根村役場
村長 伊藤実
所在地 449-0403
愛知県北設楽郡豊根村下黒川字蕨平2
北緯35度8分47.4秒東経137度43分11.4秒
豊根村役場
外部リンク 豊根村ホームページ

豊根村位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町 / ― 村

 表示 ウィキプロジェクト
豊根村中心部
萩太郎山より見た茶臼山

概要編集

村域の9割以上が山地である。村内の茶臼山高原と大入渓谷が天竜奥三河国定公園に指定されている。東部は佐久間湖(佐久間ダムのダム湖)が広がっている。愛知県最高峰の茶臼山(標高1,415m)は豊根村と長野県下伊那郡根羽村にまたがっており、豊根村側には茶臼山高原スキー場がある。

地理編集

地形編集

山地編集

主な山
主な峠

河川編集

主な川

村内の大字編集

人口編集

 
豊根村と全国の年齢別人口分布(2005年) 豊根村の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 豊根村
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
 

豊根村(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

隣接している自治体・行政区編集

 愛知県
 長野県
 静岡県

歴史編集

平安時代に成立した足助荘は後宇多院領、のち八条院領大覚寺統領で、南朝後醍醐天皇の孫尹良親王が、ここ足助荘奥郷に居館を設けたとの伝説があり、現在も茶臼山高原坂宇場に御所平という地名が残っている。戦国時代には、松平清康に宇利城を落とされた熊谷実長の長男直安がこの地に逃れ、黒川城を築いたが、子は帰農した。

江戸時代、村域はすべて天領であった。

沿革編集

  • 1876年明治9年):佐太、大谷、市原、河内の各村が合併し富山村となる。
  • 1889年(明治22年)10月1日:北設楽郡三沢、上黒川、下黒川、古真立、坂宇場の各村が合併し豊根村となる。
  • 1955年昭和30年):佐久間ダムの建設に伴って富山村の中心地区が水没することになり、村民の約3分の1が離村する。
  • 2005年平成17年)11月27日:富山村を編入。大字富山を設定する。
明治22年9月30日以前 明治22年10月1日 - 平成17年11月26日 平成17年11月27日 - 現在



樫谷村 三沢村 豊根村 豊根村
粟世村
兎鹿島村 上黒川村
老平村
大沢村
小谷下村 古真立村
間袋村
大立村
溝淵村 下黒川村
中久名村
小造村
坂場村 坂宇場村
川宇連村
佐太村 富山村 富山村
大谷村
市原村
河内村

施設編集

 
下黒川駐在所
 
豊根村診療所

警察編集

本部
駐在所
  • 坂宇場警察官駐在所(北設楽郡豊根村坂宇場)
  • 下黒川警察官駐在所(北設楽郡豊根村下黒川)
  • 富山警察官駐在所(北設楽郡豊根村富山)

消防編集

本部
分遣所
  • 豊根分遣所(北設楽郡豊根村下黒川字蕨平2)
駐在所
  • 富山駐在所(北設楽郡豊根村富山字大谷下31)

医療編集

主な医療施設
  • 豊根村診療所
  • 富山診療所

郵便局編集

村内の大半の地域は豊橋市にある豊橋南郵便局(郵便番号が44から始まる)を地域区分局とし、集配局は新城郵便局新城市、実際に集配を担当するのは豊根郵便局・豊根旧集配センター)であるが、富山地区のみ浜松市中区にある浜松西郵便局(郵便番号が43から始まる)を地域区分局としており、集配局も天竜郵便局(浜松市天竜区、実際に集配を担当するのは水窪郵便局・水窪旧集配センター)である。

文化施設編集

美術館
生涯学習施設

対外関係編集

姉妹都市・提携都市編集

海外編集

フレンドシップ相手国

2005年に開催された愛知万博で、愛知県内の市町村(名古屋市を除く)が120の万博公式参加国をそれぞれ「一市町村一国フレンドシップ事業」としてフレンドシップ相手国として迎え入れた[1]

国内編集

友好都市

経済編集

 
豊根村商工会館
 
JA愛知東豊根店

金融機関編集

銀行

全国でも数少ない、ゆうちょ銀行代理店としての郵便局以外の民間金融機関が存在しない自治体である。かつては石堂地区に磐田信用金庫の代理店が置かれていた。指定金融機関豊川信用金庫であるが、村役場に派出所(公金以外の取扱は行わない)とATMがあるだけで、支店・出張所はない。JAバンクは豊根出張所が存在するが、ATMがあるだけで、職員が扱う必要のある取引は隣接の設楽町の店舗への取次ぎ扱いである。

通信・生活基盤編集

電気編集

発電所

村内東部、静岡県浜松市天竜区佐久間町との境を流れる天竜川には、1956年(昭和31年)に佐久間ダムが建設された。このダムは水力発電用であり発電所佐久間発電所)が付随するが、発電所は静岡県側に立地している。村内にあるダムはもう一つあり、新豊根ダムという。1972年(昭和47年)に完成したこのダムは、佐久間ダム下流側で天竜川本流に合流する大千瀬川の支流大入川にある。

この佐久間ダム湖(佐久間湖)と新豊根ダム湖(みどり湖)の間で水を往来させ、揚水発電を行う発電所が村内天竜川河畔(豊根村古真立)にある。電源開発新豊根発電所で、1971年(昭和46年)に運転を開始し、最大112万5,000キロワットの電力を発生させる。

かつては大入川から取水する中部電力豊根発電所が天竜川河畔(古真立字湯ノ嶋)にあったが、新豊根ダムの完成に伴い1972年に廃止された。

一般供給

豊根村では中部電力が電気を供給している。

旧富山村域での電気事業は富山村 (愛知県)#電気を参照

前述の豊根発電所は1918年(大正7年)に完成していたが、当初は静岡県にある久根鉱山自家発電用であった。これを中京地方の大手電力会社東邦電力取得した後、1923年(大正12年)8月より豊根村への電気の供給が開始された[3]。豊根村への供給は1939年(昭和14年)3月に東邦電力から中央電力へと譲渡され[4]、続いて戦時下の配電統制により1942年(昭和17年)に中部配電へと統合、豊根村は同社の供給区域へと編入された[5]。戦後の電気事業再編で1951年(昭和26年)に中部電力が発足すると同社の供給区域に組み入れられ[6]、現在に至っている。

交通編集

鉄道編集

村内に鉄道は走っていない。なお、佐久間ダム完成前まで、天竜川左岸の静岡県磐田郡佐久間村(現・浜松市天竜区)に国鉄飯田線豊根口駅があり、南東部の分地地区への玄関となっていた。村役場の最寄り駅はJR東海飯田線東栄駅であり、東栄駅からは豊根村中心部に向かって東栄町営バスと豊根村営バスが運行されている。富山地区の最寄り駅は飯田線大嵐駅であり、大嵐駅自体は浜松市天竜区にあるものの、駅前の鷹巣橋を渡ると富山地区に入る。

バス編集

路線バス

道路編集

国道
 国道151号(別所街道)
主要地方道
一般県道

道の駅編集

教育編集

 
豊根村立豊根小学校(手前)と豊根村立豊根中学校(奥)

豊根村に大学のキャンパスや高校の校舎はないが、名城大学の豊根施設や桜丘高等学校の山間学習施設がある。

村内に高校はない。北設楽郡設楽町愛知県立田口高等学校静岡県浜松市天竜区静岡県立浜松湖北高等学校佐久間分校に通学する生徒がいる。田口高等学校は豊根中学校と連携して中高一貫教育を行っている。かつては北設楽郡東栄町にあった愛知県立新城東高等学校本郷校舎に通学する生徒もいたが、2006年には本郷校舎が生徒募集をやめ、2008年に閉校した。

大学編集

私立

高等学校編集

私立

中学校編集

村立

廃校編集

村立

小学校編集

村立

廃校編集

村立

保育園編集

  • 杉の子保育園

その他編集

研究施設

観光編集

 
重要文化財の熊谷家住宅
 
湯〜らんどパルとよね
 
みどり湖
 
茶臼山高原 芝桜の丘

名所・旧跡編集

史跡
寺院
  • 壱登寺 - 富山市原付近
  • 桂昌院 - 長澤山桂昌院
  • 仁親寺 - 滝嵓山仁親寺
  • 龍谷寺 - 天龍山龍谷寺
神社
  • 御池神社
  • 川宇連神社 - 神社前に尹良親王の銅像が立つ。
  • 熊野神社 - 富山地区に観音堂がある。
  • 清水神社
  • 津島神社
  • 山住神社

観光スポット編集


文化編集

出身・関連著名人編集

ゆかりのある人物編集

関連項目編集

脚注編集

[ヘルプ]
  1. ^ 「あいちフレンドシップ交流アルバム」(あいちフレンドシップ交流アルバム)
  2. ^ 友好自治体提携 2016年3月1日閲覧
  3. ^ 芳賀信男 『東三河地方電気事業沿革史』、2001年、pp.237-240
  4. ^ 東邦電力史編纂委員会(編)『東邦電力史』、東邦電力史刊行会、1962年、p.281
  5. ^ 中部配電社史編集委員会(編)『中部電力社史』、社史編集委員会、1954年、pp.19-20,39ほか
  6. ^ 愛知県全域が中部電力の供給区域である。中部電力10年史編集委員会(編)『中部電力10年史』、中部電力、1961年
  7. ^ a b 小嶋明彦(2015年3月29日). “旧日本一小さな村はいま 小中学校閉校 山村留学に幕 また富山で集まろう”. 中日新聞 (中日新聞社)
  8. ^ 閉校式では、大勢の方にご参加いただき、ありがとうございました。富山小中学校、ありがとう!(H27.3.28)”. 豊根村立富山小中学校. 2016年3月10日閲覧。
  9. ^ 閉校式では、大勢の方にご参加いただき、ありがとうございました。富山小中学校、ありがとう!(H27.3.28)”. 豊根村立富山小中学校. 2016年3月10日閲覧。
  10. ^ 尹良親王伝説

外部リンク編集