グランドスラム・東京2009

柔道IPPON組から転送)

グランドスラム・東京2009(グランドスラムとうきょうにせんきゅう)は、東京体育館にて2009年12月11日 - 12月13日の日程で行われた柔道の大会である。嘉納治五郎杯国際柔道選手権大会からグランドスラム・東京と国際大会に位置づけられてから最初の大会となる。

大会概要 編集

正式名称 GRAND SLAM TOKYO 2009 INTERNATIONAL JUDO TOURNAMENT
開催日程 11日 男子60kg級、66kg級、女子78kg超級、78kg級
12日 男子73kg級、81kg級、90kg級、女子70kg級、63kg級
13日 男子100kg級、100kg超級、女子57kg級、52kg級、48kg級
開催場所 東京体育館
主催 財団法人全日本柔道連盟[要出典]

話題 編集

今大会で日本の女子選手団がグランドスラム大会初となる全階級制覇を達成した[1]

この大会から立ち技で相手の帯より下に腕または手で直接攻撃することをすべて反則となった。ただし、返し技や連絡技、相手の変則組み手などから足を掴むことは問題ないので、肩車朽木倒掬投双手刈踵返といった技もその用法に従えば使用可能[1][2]。 しかし、男子100kg級決勝で黄禧太が穴井隆将に上記の限定用法とは必ずしもいえない捨身小内刈を仕掛けポイントの差で金メダルを獲得した。これに関しては、捨身小内刈もタックル技ではないかと一部から批判があったが覆らず。ただし、この用法は2010年より明確に反則対象の技となった[3]

大会結果 編集

男子 編集

階級
60kg以下級   福岡政章   平岡拓晃   山本浩史
  ジャン・ジンミン
66kg以下級   海老沼匡   金周珍   安正煥
  森下純平
73kg以下級   王己春   粟野靖浩   ニコラス・トリトン
  西山雄希
81kg以下級   イアン・バートン   金宰範   レアンドロ・ギルヘイロ
  松本雄史
90kg以下級   小野卓志   西山大希   吉田優也
  ディルショド・チョリエフ
100kg以下級   黄禧太   穴井隆将   ルカシュ・クルパレク
  リヴァン・ゾルゾリアニ
100kg超級   高橋和彦   鈴木桂治   マルティン・パダル
  アブドゥロ・タングリエフ

女子 編集

階級
48kg以下級   福見友子   近藤香   サラ・メネゼス
  山岸絵美
52kg以下級   中村美里   ペトラ・ナレクス   アナ・カラスコサ
  エリカ・ミランダ
57kg以下級   徳久瞳   松本薫   佐藤愛子
  モルガネ・リボー
63kg以下級   上野順恵   谷本育実   平井希
  山本小百合
70kg以下級   渡邉美奈   アネット・メサロシュ   國原頼子
  エディス・ボッシュ
78kg以下級   緒方亜香里   穴井さやか   佐藤瑠香
  ハイデ・ウォラート
78kg超級   塚田真希   エレナ・イワシェンコ   ルシージャ・ポラウデル
  田知本愛

各国メダル数 編集

国・地域
1   日本 11 9 12 32
2   韓国 2 2 2 6
3   イギリス 1 0 0 1
4   スロベニア 0 1 1 2
5   ハンガリー 0 1 0 1
  ロシア 0 1 0 1
7   ブラジル 0 0 3 3
8   ウズベキスタン 0 0 2 2
9   カナダ 0 0 1 1
  チェコ 0 0 1 1
  スペイン 0 0 1 1
  エストニア 0 0 1 1
  フランス 0 0 1 1
  ジョージア 0 0 1 1
  ドイツ 0 0 1 1
  オランダ 0 0 1 1

公式応援ユニット 編集

柔道IPPON組 編集

2009年度大会の宣伝のため、テレビ中継の放送局・制作局であるテレビ東京は、当時の同局のアナウンサー5人で公式応援ユニット「柔道IPPON組」結成された。テレビ東京のアナウンサーユニットは「ピンポン7」に次いで2例目、男女混合としては初となる。

メンバー
「IPPON組」として告知や宣伝を行った番組
特に表記がない場合はメンバー全員出演
放送期間中

大橋は、中継の総合司会を担当。林は11日(深夜)、12日(昼)、13日(昼)のすべてのハイライトを担当。相内は、11日と13日の会場リポートと、12日のハイライトを担当。秋元は、11日と13日のハイライトと、12日の会場リポートを担当。板垣は試合の実況を担当した。なお、実況は斉藤一也島田弘久増田和也も担当した。

脚注 編集