サラ・ガブリエレ・カブラル・デ・メネゼス: Sarah Gabrielle Cabral de Menezes1990年3月26日 - )は、ブラジルピアウイ州テレジーナ出身の女子柔道選手[1][2]。サラ・メネセスとも表記される。

サラ・メネゼス
基本情報
ラテン文字 Sarah Menezes
ブラジルの旗 ブラジル
出生地 ピアウイ州テレジーナ
生年月日 (1990-03-26) 1990年3月26日(34歳)
身長 152cm
選手情報
階級 女子48kg以下級
段位 2段
獲得メダル
ブラジルの旗 ブラジル
柔道
オリンピック
2012 ロンドン 48kg級
世界柔道選手権
2010 東京 48kg級
2011 パリ 48kg級
2013 リオデジャネイロ 48kg級
パンアメリカン柔道選手権
2010 サンサルバドル 48kg級
パンアメリカン競技大会
2011 グアダラハラ 48kg級
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来歴

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9歳の時に柔道を始める[3]。2006年16歳でブラジルの国内大会で優勝した。18歳の時に2008年北京オリンピックに出場したが、初戦でハンガリーチェルノビツキ・エーヴァの前に敗れた[1]。2008年、09年の世界ジュニア柔道選手権大会を連覇、(2009年の世界ジュニア決勝で日本遠藤宏美を破った。)2010年以降、国際大会での表彰台の常連となっていた[2]

2010年の世界選手権では準決勝で日本の福見友子に0-3の判定で敗れるが、3位決定戦でフランスフレデリク・ジョシネに一本勝ちで下して3位となった。2011年の世界選手権では準決勝で日本の浅見八瑠奈小内刈で一本負けを喫するが、3位決定戦では前年に続いてジョシネに一本勝ちして3位となった[4]

2012年7月のロンドンオリンピックでは、決勝で北京オリンピック優勝・ヨーロッパ柔道選手権大会の8回の覇者でもあるルーマニアアリナ・ドゥミトルと対戦して技ありで破り、金メダルを獲得した[1]。この金メダルはブラジル女子柔道での初めてのオリンピック金メダルで、また1992年バルセロナオリンピックでの男子65kg級で優勝したロジェリオ・サンパイオ以来、20年ぶりのブラジル柔道の金メダリストとなった[2]

2013年8月に地元リオデジャネイロで開催された世界選手権では、準決勝でモンゴルのムンフバット・ウランツェツェグと対戦して敗れ3位となった[5]。2014年と2015年の世界選手権では初戦で敗れた[6]。2016年のパンナム選手権では優勝したが、ワールドマスターズでは決勝で日本の近藤亜美縦四方固で敗れた[7]。地元で開かれたリオデジャネイロオリンピックでは準々決勝でキューバダヤリス・メストレ・アルバレスに敗れると、敗者復活戦でもムンフバットに敗れて7位に終わり、オリンピック連覇はならなかった[2]。しかし、その後階級を52kg級に上げると2017年のグランプリ・カンクンで3位となるも、世界選手権では初戦で日本の志々目愛の内股で敗れた[2]。以降は再び階級を48kg級に戻した[2]。2019年からは再び階級を52㎏級に上げて、パンナム選手権で3位になった[2]。2020年に現役を引退すると、2021年には2013年の世界選手権81㎏級で優勝したフランスのロイク・ピエトリとの間に女児をもうけた。さらにはブラジル女子ナショナルチームのコーチとなった[8][9]

主な戦績

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48㎏級での戦績

48㎏級での戦績

52㎏級での戦績

(出典[2]、JudoInside.com)。

脚注

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外部リンク

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