羽山みずき

日本の演歌歌手

羽山 みずき(はやま みずき、1991年12月7日 - )は山形県鶴岡市出身の日本演歌歌手。本名は田澤瑞姫(たざわ みずき)。所属事務所はサンミュージックプロダクション、所属レーベルは日本クラウン[1]

羽山 みずき
出生名 田澤瑞姫
生誕 (1991-12-07) 1991年12月7日(32歳)
出身地 日本の旗 日本山形県鶴岡市
ジャンル 演歌
職業 歌手
担当楽器
活動期間 2016年 -
レーベル 日本クラウン
事務所 サンミュージック
公式サイト 羽山 みずきオフィシャルブログ

経歴 編集

1991年12月7日生まれ[2]。祖父母の影響で、4歳のときに敬老会で演歌を歌い喜んでもらったのが原点だという[3]。小学6年から地元の歌謡サークルに、高校1年からは山形県歌謡振興会に入り、月2回のレッスンを受けながら県内の歌謡大会に出場し、県歌謡選手権で優勝するなど実績を積んでいった[4][5]

鶴岡北高校卒業後、倭楽(やまとがく)の奉納などで歌う機会がある巫女を仕事として選択し[4]、2015年末まで山形県鶴岡市に所在する出羽三山神社に6年間勤務した[6]。2015年3月に日本クラウン主催の新人オーディションで森山愛子の「東京挽歌」を歌い応募者1328人の中からグランプリを獲得(準グランプリは中澤卓也[7][8]。作曲家・聖川湧の門下生として修行を積み、2016年4月6日に日本クラウンより「紅花慕情」でデビューした。サンミュージックが上杉香緒里以来、21年ぶりに手掛ける新人演歌歌手として話題となった[8]。同年、第58回日本レコード大賞新人賞を受賞[5]

芸名の由来は巫女として勤めていた出羽三山神社から「羽」と「山」の二文字を頂き羽山とし、下の名は本名をひらがなにして名付けられた。デビュー当時のキャッチフレーズは巫女にちなんだ「開運演歌女子」で、ブログのタイトルにもなっている。

鶴岡ふるさと観光大使(2016年より)[9]、やまがた特命観光・つや姫大使を務める[5]

2018年には東北出身の工藤あやの津吹みゆと共に女性演歌歌手3人組のユニット「みちのく娘!」を結成している[10][11]

人物 編集

身長160cm。血液型はA型、趣味はお菓子作り。特技は弓道で二段の腕前を持つ[3]。また好きな食べ物はお米(地元の美味しいご飯)である[1]

故郷の鶴岡市内にある善宝寺は1990年頃に人面魚ブームが起こった寺であり、「善宝寺が実家から歩いて、すぐのところにあるんです。小さいころは何度も人面魚を見に行きましたし、エサもあげに行きました」と語っている[12]

ディスコグラフィ 編集

シングル 編集

# 発売日 曲順 タイトル 作詞 作曲 編曲 オリコン
最高順位[13]
規格品番
1 2016年
4月6日
01 紅花慕情 横山賢一 聖川湧 前田俊明 - CRCN-1951
02 折鶴海峡
2 2017年
4月5日
01 雪んこ風唄 海老原秀元 石倉重信 CRCN-8043
02 大器晩々成 浅木しゅん
3 2017年
12月6日
01 酒田カモメ唄 喜多條忠 前田俊明 CRCN-8107
02 いのち舟 横山賢一
4 2018年
10月3日
01 古いタイプの女です 喜多條忠 43位 CRCN-8186
02 ひとり鍋
5 2019年
7月24日
01 雪割り酒 南郷達也 - CRCN-8267
02 おんなの旅路
6 2020年
7月22日
01 弓ごころ 伊戸のりお 41位 CRCN-8349
02 いろは紅葉
7 2021年
7月7日
01 わたし舟 もりちよこ 馬飼野俊一 36位 CRCN-8413
02 おめおめロック 小杉保夫
8 2022年
4月6日
01 こころ町 聖川湧 32位 CRCN-8478
02 愛のさざなみ なかにし礼 浜口庫之助 竹内弘一
9 2023年
3月8日
01 ひとつ花 峰崎林二郎 聖川湧 南郷達也 34位 CRCN-8555
02 私のあなた
10 2024年
1月17日
01 恋春花 菅麻貴子 石倉重信 23位 CRCN-8629
02 下町ごよみ 峰崎林二郎

アルバム 編集

発売日 タイトル 規格品番
2017年6月7日 日本の心情を歌う〜みずきの歌う流行歌の世界〜 CRCN-20433
2019年1月9日 日本の心情を歌うII〜みずきの歌う流行歌の世界〜 CRCN-20454
2024年5月8日 みずきの愛唱歌〜山形生まれの癒しのコブシ〜 CRCN-20485

出演 編集

テレビ 編集

  1. 2016年7月17日 愛媛県西条市より「紅花慕情」
  2. 2016年11月6日 群馬県前橋市より「恋は神代の昔から
  3. 2017年6月25日 広島県廿日市より「からたち日記」「雪んこ風唄」
  4. 2017年8月13日 山形県酒田市より「雪んこ風唄」、「思い出なんて消えっちゃえ」、「人生いろいろ」(津吹みゆとデュオ)
  5. 2017年11月19日 鳥取県倉吉市より「みちづれ
  6. 2017年12月17日 NHK101スタジオより生放送 生放送!冬の大感謝祭2017 「冬の海峡」(津吹みゆとデュオ)、「ペッパー警部」「年下の男の子岩佐美咲、津吹みゆと共演)
  7. 2018年2月25日 福岡県宗像市より「微笑がえし」「雨のオランダ坂」(工藤あやの、津吹みゆと共演)、「酒田カモメ唄」
  8. 2018年5月13日 愛知県蒲郡市より「愛ちゃんはお嫁に」、「お祭りマンボ」(みちのく娘!として津吹みゆ、工藤あやのとユニットで披露)
  9. 2018年6月17日 鳥取県米子市より※城南海とアシスタントを担当。「せんせい」、「青葉の笛」、「故郷」(三山ひろしとデュオ)、「逢いたいなァあの人に」 
  10. 2018年7月29日 神奈川県相模原市より「ひばりのチャチャチャ」、「ジャンケン娘」、「あなたにあげる」、※(みちのく娘!として工藤あやの、羽山みずきと共演)、「ちょうど時間となりました」(※みちのく娘!として藤あや子島津亜矢らと共演)
  11. 2018年12月16日 NHK101スタジオより生放送! 「東京ららばい」(女性出演者全員で)、「お祭りマンボ」(みちのく娘!として披露)、「古いタイプの女です」
  12. 2019年2月24日 山口県下松市より「夢見るシャンソン人形」(みちのく娘!として)、「鳳仙花
  13. 2019年3月24日 茨城県小美玉市より「北国の春」、「好きになった人」(何れの曲も「みちのく娘!」として歌唱) ※みちのく娘!としてアシスタントMCも担当。
  14. 2019年5月12日 茨城県常陸大宮市より「愛のさざなみ」、「みちのく小唄」、「ミネソタの卵売り」、「真っ赤な太陽」(何れもみちのく娘!として歌唱)※みちのく娘!としてアシスタントも担当。
  15. 2019年6月16日 山形県鶴岡市より「恋しているんだもん」、「津軽平野
  16. 2019年8月4日 長野県塩尻市より「家へおいでよ」・「さのさ」(以上、みちのく娘!として披露)、「雪割り酒」
  17. 2019年11月17日 大阪府寝屋川市より「すみだ川」、「大阪ラプソディー」(みちのく娘!として)
  18. 2019年12月8日 NHK101スタジオより「生放送!冬の大感謝祭2019」「東京のバスガール」「好きになった人」(何れの曲もみちのく娘!として出演歌唱)
  1. 2017年7月18日「旅の夜風」(中澤卓也とデュオ)(映画「愛染かつら」の主題歌)
  2. 2018年4月17日「涙の太陽」(市川由紀乃山本彩・工藤あやのと共演)
  3. 2018年9月11日「高原列車は行く」(みちのく娘!として工藤あやの津吹みゆらと出演)
  1. 2017年7月7日「雪んこ風唄」
  • 明日につなげる日本の名曲〜虹の架け橋まごころ募金コンサート〜 主催:日本音楽事業者協会(NHK BSプレミアム)
  1. (第16回:2016年10月30日放送)「河内おとこ節」(中村美律子と共演)、「真赤な太陽」(藤原紀香・津吹みゆ と共演)、「京都の恋」(さわち美欧とデュオ)
  2. (第17回:2017年11月5日放送)「学生時代」(女性出演者全員で)、「雪んこ風唄」、「瀬戸の花嫁」(工藤あやのとデュオ)
  1. 2017年5月10日「津軽のふるさと

ラジオ 編集

主な受賞歴 編集

その他 編集

  • 2021年2月7日に公開されたリドリー・スコット制作総指揮のYouTubeのドキュメンタリー映画『Life in a Day 2020』に羽山の動画が採用されている[15]

脚注 編集

注釈 編集

出典 編集

  1. ^ a b 『日本クラウン新譜情報ニュース』(2016年春号)「新年度のイチオシ新人紹介」より。
  2. ^ みちのく娘!の第3弾シングル「みちのく恋の花」は民謡ロック歌謡~それぞれの個性が化学反応~”. オトカゼ (2022年1月28日). 2022年6月15日閲覧。
  3. ^ a b 羽山みずき「目標は島倉千代子さん」 7・7発売「わたし舟」PRで来社”. iza (2021年6月30日). 2022年6月15日閲覧。
  4. ^ a b 「元巫女の演歌歌手 誕生 鶴岡出身 羽山みずきさん」『読売新聞』山形版 2016年3月3日
  5. ^ a b c 羽山みずき、夢のまた夢だった歌の世界へ「巫女の経験が活かせる日がくればいいな」”. ORICON NEWS (2018年5月21日). 2022年6月15日閲覧。
  6. ^ “羽山みずき“雪ん子”姿で渋谷練り歩き 紅白初出場にも意欲”. オリコンニュース. (2017年4月5日). https://www.oricon.co.jp/news/2088677/full/ 2017年6月28日閲覧。 
  7. ^ “歌う巫女さん”羽山みずき 「紅花慕情」で演歌歌手デビュー”. スポニチ (2016年4月13日). 2022年6月15日閲覧。
  8. ^ a b 羽山みずき、巫女を6年務めた異色の24歳演歌歌手がデビュー”. サンスポ (2016年3月22日). 2022年6月15日閲覧。
  9. ^ みこ出身の羽山みずき「鶴岡ふるさと観光大使」に”. 日刊スポーツ (2016年9月21日). 2022年6月15日閲覧。
  10. ^ 「みちのく娘!」が9カ月ぶりコンサート「胸が躍りました!」東北出身の女性演歌歌手3人で結成”. 中日新聞 (2020年11月30日). 2022年6月15日閲覧。
  11. ^ 「みちのく娘!」大阪に 「新・BS日本のうた」公開収録”. 大阪日日新聞 (2022年4月28日). 2022年6月15日閲覧。
  12. ^ 演歌歌手・羽山みずきが「人面魚は何度も見に行きました」と衝撃告白
  13. ^ 羽山みずきの作品”. ORICON NEWS. オリコン. 2024年4月1日閲覧。
  14. ^ BAND-MAIDが美川憲一のバックバンド志願、美川は「やってちょうだいっぽ」”. 音楽ナタリー (2017年1月27日). 2022年6月15日閲覧。
  15. ^ 演歌歌手・羽山みずき ブレードランナーの監督が制作総指揮の映画に登場” (2021年2月8日). 2022年6月15日閲覧。

外部リンク 編集