キャピタルステークスは、日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場で施行する国際競走である。レース名は英語で「首都」を意味するCapitalが由来となっている。

キャピタルステークス
2011年キャピタルステークス
主催者 日本中央競馬会
競馬場 日本の旗東京競馬場
距離 芝1600m
格付け L[1]
賞金 1着賞金2500万円
出走条件 サラブレッド系3歳以上(国際)(特指)
負担重量 グレード別定(本文に記載
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概要 編集

ジャパンカップが行われる週に行われるオープン競走である。1990年から1996年までは12月第3週に開催されていたスプリンターズステークスのステップレースという位置付けで施行されていた。

1997年富士ステークスと統合する形で施行されなかった。

1998年からは1600万以下の条件戦として名称が復活した。

2000年富士ステークスマイルチャンピオンシップの前哨戦に変更となり、それに伴って2001年に富士ステークスの条件を引き継ぐ形でオープンクラスの国際競走として施行された。2001年から2006年2004年を除く)及び2010年2012年2014年[2]は、ジャパンカップの前の競走として設置される。2015年からは土曜日のメイン競走として行われている。

ジャパンカップが中山競馬場で行われた2002年に限り国際馬房の関係で、国際競走ではなかった。

負担重量は3歳55kg、4歳以上56kg、牝馬2kgを基本とし、更に以下のように斤量が課せられる。ただし2歳時の成績を除く。

  1. 施行日当日から過去1年以降のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬3kg増
  2. 施行日当日から過去1年以降の牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬2kg増
  3. 施行日当日から過去1年以前のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬2kg増
  4. 施行日当日から過去1年以降の牝馬限定GII競走またはGIII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増
  5. 施行日当日から過去1年以前の牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増


歴史 編集

歴代優勝馬 編集

施行日 調教国・優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師
1990年11月24日 ストロングクラウン 牡3 1:21.0 増沢末夫 元石孝昭
1991年11月23日 キオイドリーム 牝5 1:22.3 横山典弘 石栗龍雄
1992年11月28日 サクラバクシンオー 牡3 1:21.1 小島太 境勝太郎
1993年11月27日 サクラバクシンオー 牡4 1:21.2 小島太 境勝太郎
1994年11月26日 ノーザンプリンセス 牝3 1:21.7 C.ナカタニ 清水利章
1995年11月25日 スーパーライセンス 牡5 1:21.8 坂井千明 松山康久
1996年11月23日 エイシンバーリン 牝4 1:21.7 角田晃一 坂口正則
1998年11月28日 サクラアカツキ 牝3 1:35.4 蛯名正義 田中清隆
1999年11月27日 サンフレア 牡4 1:34.5 菊沢隆徳 松山康久
2000年11月25日 サクラフォーエバー 牝6 1:34.6 岡部幸雄 小島太
2001年11月25日   プラウドウイングス 牝5 1:34.0 武豊 R.スアランド
2002年11月24日 ローエングリン 牡3 1:33.5 岡部幸雄 伊藤正徳
2003年11月30日  シベリアンホーク 牡3 1:37.1 柴田善臣 手塚貴久
2004年11月27日  キネティクス 牡5 1:34.3 田中勝春 新川恵
2005年11月27日  オレハマッテルゼ 牡5 1:32.9 武豊 音無秀孝
2006年11月26日  エアシェイディ 牡5 1:35.0 安藤勝己 伊藤正徳
2007年11月23日  キンシャサノキセキ 牡4 1:32.8 藤田伸二 堀宣行
2008年11月29日  タマモサポート 牡5 1:33.0 津村明秀 藤岡健一
2009年11月28日  トライアンフマーチ 牡3 1:32.7 C.スミヨン 角居勝彦
2010年11月28日  サンディエゴシチー 牡3 1:33.2 藤岡佑介 作田誠二
2011年11月26日  アプリコットフィズ 牝4 1:32.9 田中勝春 小島太
2012年11月25日  ヤマニンウイスカー 牡6 1:32.1 伊藤工真 千田輝彦
2013年11月23日  サトノギャラント 牡4 1:33.2 北村宏司 藤沢和雄
2014年11月30日[5]  シェルビー 牡5 1:33.6 武豊 笹田和秀
2015年11月28日[6]  サンライズメジャー 牡6 1:33.2 柴山雄一 浜田多実雄
2016年11月26日[7]  ブラックムーン 牡4 1:33.5 戸崎圭太 西浦勝一
2017年11月25日[8]  ダイワキャグニー 牡3 1:32.6 横山典弘 菊沢隆徳
2018年11月24日[9]  グァンチャーレ 牡6 1:32.6 松岡正海 北出成人
2019年11月23日[10]  ドーヴァー 牡6 1:35.8 W.ビュイック 伊藤圭三
2020年11月28日[11]  ピースワンパラディ 牡4 1:32.8 戸崎圭太 大竹正博
2021年11月27日[12]  プリンスリターン 牡4 1:33.0 横山武史 加用正
2022年11月26日[13]  ララクリスティーヌ 牝4 1:32.5 菅原明良 斉藤崇史
2023年11月25日[14]  ドーブネ 牡4 1:33.3 吉田隼人 武幸四郎
  • 国際競走となった2001年と2003年以降は国旗を表記。

外国調教馬の成績 編集

脚注 編集

  1. ^ 2014 International Cataloguing Standards Book2014年12月8日閲覧
  2. ^ 平成26年第5回東京競馬番組(PDFファイル) - 日本中央競馬会、2014年8月3日閲覧
  3. ^ あくまでもメインとなる放映レースは第10競走のジャパンカップであるが、放映予定レースは第9競走~第11競走となっており、番組変更が無ければ第9競走にキャピタルステークスが施行されるので、キャピタルステークスが3D映像で放映される日本初の競馬競走となる。 3D体験イベント「LIVE IN 3D 第30回ジャパンカップ(GI)」 - JRA公式サイト
  4. ^ 平成31年度(2019年)リステッド競走一覧”. 日本中央競馬会 (2018年11月20日). 2018年11月21日閲覧。
  5. ^ 2014年レース結果 - スポーツナビ、2014年11月30日閲覧
  6. ^ 2015年レース結果 - スポーツナビ、2016年7月31日閲覧
  7. ^ 2016年レース結果 - スポーツナビ、2016年11月26日閲覧
  8. ^ 2017年レース結果 - スポーツナビ、2017年11月26日閲覧
  9. ^ 2018年キャピタルステークス”. スポーツナビ (2018年11月24日). 2018年11月25日閲覧。
  10. ^ 2019年キャピタルステークス”. スポーツナビ (2019年11月23日). 2019年11月23日閲覧。
  11. ^ 2020年キャピタルステークス”. スポーツナビ (2020年11月28日). 2020年11月28日閲覧。
  12. ^ 2021年キャピタルステークス”. スポーツナビ (2021年11月27日). 2021年11月27日閲覧。
  13. ^ 2022年キャピタルステークス”. スポーツナビ (2022年11月26日). 2022年11月26日閲覧。
  14. ^ 2023年キャピタルステークス”. スポーツナビ (2023年11月25日). 2023年11月25日閲覧。