シンコウカリド(欧字名:Shinko Calido1998年5月7日 - )は、日本競走馬。主な勝ち鞍に2001年セントライト記念[1]

シンコウカリド
第8回エルムステークスパドック(2003年9月6日)
欧字表記 Shinko Calido[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 栗毛[1]
生誕 1998年5月7日(26歳)[1]
抹消日 2008年10月1日(NAR)
Silver Hawk[1]
ハイドロカリド[1]
母の父 Nureyev[1]
生国 日本の旗 日本北海道門別町[1]
生産者 シンコーファーム[1]
馬主 安田修
飯田正
飯田正剛
[1]
調教師 宗像義忠美浦北
川島正行船橋
高月賢一川崎
[1]
競走成績
生涯成績 17戦3勝
中央競馬:12戦3勝
地方競馬:5戦0勝
[1]
獲得賞金 1億962万4000円
中央競馬:1億962万4000円
地方競馬:0円
[1]
勝ち鞍
GII セントライト記念 2001年
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フランスG2アスタルテ賞の勝ち馬ハイドロカリドを母に持ち、祖母にマキャベリアンモルニ賞サラマンドル賞。フランス最優秀2歳牡馬)、イグジットトゥノーウェア(ジャック・ル・マロワ賞)、クードジェニー(モルニ賞、サラマンドル賞。フランス最優秀2歳牝馬。バゴの祖母)の母クードフォリーを持つ良血で、近親にはノーザンダンサーがいる。母ハイドロカリドがSilver Hawkの仔を宿しているときに、日本のシンコーファームに輸入された持込馬である。

概要 編集

2000年8月13日札幌競馬場で行われた2歳新馬に出走し初勝利。しかしその後のいちょうステークス東京スポーツ杯3歳ステークスではソエや落鉄の影響もあり敗退した。

2001年2月11日の3歳500万下競走を勝ち上がると、皐月賞トライアルであるスプリングステークスではアグネスゴールドに敗れたものの2着に入り、本番への優先出走権を得る。皐月賞出走前に、馬主の安田が本馬を手放し、馬主が変更となった。皐月賞では関東馬として最先着となる4着入線を果たすも、続く東京優駿では12着と大敗した。なお、皐月賞以降のオーナーは千代田牧場代表の飯田正(→飯田正剛)に移っている。

秋初戦となるセントライト記念では後に有馬記念天皇賞(春)を制するマンハッタンカフェらを抑えて勝利し重賞初制覇。しかしこのレースが自身最後の勝利となる。セントライト記念後は挫石の影響もあり当初予定していた天皇賞(秋)菊花賞を回避し、有馬記念に出走したものの7着と敗退した。

その後は故障が続き、2003年に復帰するものの以前の様な走りは見られず中央競馬の登録を抹消。地方競馬に転厩した後も勝ち負けになるレースをすることはできず、2005年6月21日テレビ埼玉杯以降レースに出走せず、2008年10月1日付で地方競馬の登録を抹消された。

競走成績 編集

以下の内容は、netkeiba.com[2]の情報に基づく

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上がり3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2000.08.13 札幌 3歳新馬 芝1200m(良) 11 8 10 003.60(2人) 01着 R1:11.6(36.1) -0.7 0岡部幸雄 53 (エアヴァルジャン) 500
0000.10.22 東京 いちょうS OP 芝1600m(良) 8 7 7 003.40(2人) 03着 R1:37.2(35.4) -0.1 0横山典弘 53 トラストファイヤー 496
0000.11.18 東京 東京スポーツ杯3歳S GIII 芝1800m(稍) 13 8 12 012.70(4人) 09着 R1:49.6(36.0) -1.1 0横山典弘 54 タガノテイオー 496
2001.02.11 東京 3歳500万下 ダ1600m(良) 16 6 12 005.10(2人) 01着 R1:38.7(37.0) -0.2 0田中勝春 55 (エーピーザショット) 514
0000.03.18 中山 スプリングS GII 芝1800m(良) 16 7 14 022.90(5人) 02着 R1:50.2(35.6) -0.1 0田中勝春 56 アグネスゴールド 514
0000.04.15 中山 皐月賞 GI 芝2000m(良) 18 7 13 063.50(7人) 04着 R2:00.8(35.8) -0.5 0田中勝春 57 アグネスタキオン 514
0000.05.27 東京 東京優駿 GI 芝2400m(重) 18 6 11 026.50(7人) 12着 R2:29.1(37.9) -2.1 0田中勝春 57 ジャングルポケット 506
0000.09.16 中山 セントライト記念 GII 芝2200m(稍) 16 3 5 010.30(5人) 01着 R2:13.1(35.4) -0.2 0田中勝春 56 (トレジャー) 500
0000.12.23 中山 有馬記念 GI 芝2500m(良) 13 6 9 024.20(7人) 07着 R2:33.7(34.9) -0.6 0田中勝春 55 マンハッタンカフェ 520
2003.04.19 中山 京葉S OP ダ1200m(良) 14 8 13 033.80(9人) 14着 R1:15.6(40.7) -4.3 0郷原洋司 56 エンドレスデザート 512
0000.09.06 札幌 エルムS GIII ダ1700m(良) 13 6 8 152.1(11人) 13着 R1:50.1(41.9) -6.3 0古川吉洋 58 アドマイヤドン 504
0000.09.28 中山 オールカマー GII 芝2200m(良) 10 1 1 054.50(9人) 10着 R2:15.6(36.3) -1.2 0木幡初広 58 エアエミネム 494
2004.02.11 船橋 報知グランプリC G3 ダ1800m(良) 12 5 5 00 - 00(7人) 06着 R1:56.6(41.0) -2.9 0佐藤隆 56 イシノファミリー 531
0000.03.17 大井 東京シティ盃 G3 ダ1400m(良) 16 1 1 00 - 00(7人) 16着 R1:28.2(40.1) -3.6 0佐藤隆 58 ブラウンシャトレー 530
0000.04.08 大井 マイルグランプリ G1 ダ1600m(良) 12 7 11 競走除外 0佐藤隆 57 ブラウンシャトレー 527
2005.05.05 船橋 かしわ記念 GI ダ1600m(良) 10 2 2 00 - 00(7人) 10着 R1:46.3(44.6) -8.4 0今野忠成 57 ストロングブラッド 528
0000.06.01 船橋 ふさの国OP OP ダ1600m(重) 11 8 2 00 - 00(9人) 07着 R1:40.1(39.8) -1.8 0山田信大 59 イシノファミリー 528
0000.06.21 浦和 テレビ埼玉杯 G3 ダ1400m(良) 9 5 5 00 - 00(8人) 09着 R1:28.8(40.2) -3.5 0山田信大 58 ブルーローレンス 524

血統表 編集

シンコウカリド血統ロベルト系 / Hail to Reason 3×4=18.75%、Natalma 4×4=12.50%(母内)、Almahmoud 5×5×5=9.38%(母内)、Nearco 4×5=9.38%) (血統表の出典)

Silver Hawk
1979 鹿毛
父の父
Roberto
1969 鹿毛
Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Bramalea Nashua
Rarelea
父の母
Gris Vitesse
1966 芦毛
Amerigo Nearco
Sanlinea
Matchiche Mat de Cocagne
Chimere Fabuleuse

*ハイドロカリド
Hydro Calido
1989 青毛
Nureyev
1977 鹿毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Special Forli
Thong
母の母
Coup de Folie
1982 鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Raise the Standard Hoist the Flag
Natalma F-No.2-d


脚注 編集

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o シンコウカリド”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年8月5日閲覧。
  2. ^ シンコウカリド | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2019年9月14日閲覧。

外部リンク 編集