両毛
栃木県南西部から群馬県南東部に跨がる一帯
(両毛地方から転送)
両毛(りょうもう)は、上毛野国(かみつけのくに/かみつけぬのくに上野国、現在の群馬県)と下毛野国(しもつけのくに/しもつけぬのくに下野国、現在の栃木県)を併せた地域を指す地名。両野(りょうや)ともいう。古代の毛野国の範囲にほぼ等しい。
概要編集
栃木県の足利市や佐野市、群馬県の桐生市、太田市、館林市を中心とした一帯を指す。昔から文化・経済の結びつきが強く、交流が盛んである。そのため、旧足利郡菱村や旧山田郡矢場川村など越境合併などもかなり頻繁に行われてきた。
「両毛」の名称は、上毛野と下毛野の両方に跨がる地域という意味である。
地理編集
構成市町村編集
以前は所属する都市の範囲の定義が曖昧であったが、1992年(平成4年)に発足した「両毛広域都市圏総合整備推進協議会」の構成自治体が下記の11市町(発足時は20市町村)であり、ほぼこの地域が該当する。県境による縦割り行政の弊害を打破するため、県立高等学校の越境入学や緊急医療の一体化などの取り組みが行われている。
現在の構成市町村編集
過去の構成市町村編集
交通編集
両毛地方は、日本でもモータリゼーションが急進展した地域とされる。ロードサイドショップや郊外型ショッピングセンターが多い(→両毛デルタ地帯の例)。
鉄道編集
高速道路編集
- インターチェンジ
- サービスエリア・パーキングエリア