国道409号
国道409号(こくどう409ごう)は、神奈川県川崎市高津区から千葉県成田市に至る一般国道である。
一般国道 | |
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国道409号 | |
地図 | |
![]() | |
総延長 | 122.5 km |
実延長 | 106.8 km |
現道 | 104.5 km |
制定年 | 1982年(昭和57年) |
起点 | 神奈川県川崎市高津区 溝口交差点(北緯35度36分22.42秒 東経139度36分37.21秒 / 北緯35.6062278度 東経139.6103361度) |
主な 経由都市 |
千葉県木更津市、市原市、 茂原市、東金市、富里市 |
終点 | 千葉県成田市 並木交差点(北緯35度45分38.21秒 東経140度18分16.79秒 / 北緯35.7606139度 東経140.3046639度) |
接続する 主な道路 (記法) |
![]() ![]() CA 東京湾アクアライン C4 首都圏中央連絡自動車道 ![]() ![]() |
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概要
編集神奈川県の北東部に位置する川崎市高津区を起点に、東京湾に面する同市川崎区と千葉県木更津市とを、東京湾横断道路である「東京湾アクアライン」で結び、木更津市から千葉県の房総半島を東西に横断して、北総地域の中心地でもある成田市とを結ぶ延長約123 kmの一般国道の路線で、主な通過地は神奈川県川崎市川崎区、千葉県木更津市、市原市、長南町、茂原市、大網白里市、東金市、八街市、富里市である。川崎市内では別名・府中街道、木更津市から茂原市までは房総横断道路の愛称名でも呼ばれる。茂原市茂原交差点 - 東金市小野交差点間は、国道128号および国道126号と重複する区間である。
1981年(昭和56年)4月30日一般国道の路線を指定する政令(政令第153号)により、1982年(昭和47年)4月1日付で一般国道409号(川崎市 - 成田市)として制定施行された。制定施行当初は東京湾の海上区間(川崎市川崎区 - 木更津市)によって分断されていたが、1997年(平成9年)12月18日に有料道路である東京湾アクアラインが開通して分断は解消された[1]。川崎市では、市内を縦貫する重要な道路となっているほか、首都高速神奈川1号横羽線 (K1) や首都高速湾岸線 (B) とは大師JCTや浮島ICで連絡し、木更津市内では館山自動車道の木更津北ICで連絡する。また、長南町内を走る首都圏中央連絡道(圏央道)とは茂原長南ICで連絡し、富里市内で東関東自動車道と富里ICで結ばれるなど、各高速道路へアクセスしている。
川崎市川崎区の国道15号交点(競馬場前交差点)- 同区浮島間は、川崎縦貫道路一般部(I期区間)として整備中である。
路線データ
編集一般国道の路線を指定する政令[2][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
- 起点:川崎市(高津区溝口三丁目、高津区溝口交差点 = 国道246号・神奈川県道9号川崎府中線交点)
- 終点:成田市(並木町、並木交差点 = 国道51号交点 )
- 重要な経過地 : 木更津市、袖ケ浦市(横田)、市原市(牛久)、千葉県長生郡長南町、茂原市、東金市、八街市、同県印旛郡富里町[注釈 2]
- 総延長 : 122.5 km(千葉県 94.7 km、川崎市 27.8 km)重用延長を含む。[3][注釈 3]
- 重用延長 : 19.2 km(千葉県 19.1 km、川崎市 0.1 km)[3][注釈 3]
- 未供用延長 : なし[3][注釈 3]
- 実延長 : 106.8 km(千葉県 79.1 km、川崎市 27.7 km)[3][注釈 3]
- 指定区間:川崎市川崎区旭町1丁目1番1 - 木更津市菅生字祝崎411番2(東京湾アクアライン)[4]
歴史
編集路線状況
編集通称・バイパス・有料道路
編集重複区間
編集- 国道410号(千葉県木更津市・長須賀交差点 - 袖ケ浦市・高谷交差点)[要出典]
- 国道128号(千葉県茂原市・茂原交差点 - 東金市・小野交差点)
- 国道126号(千葉県東金市・台方十字路交差点 - 東金市・小野交差点)
道路施設
編集- 東京湾アクアトンネル
- 中川橋(小櫃川、袖ケ浦市)
交通量
編集24時間交通量(平成17年度道路交通センサス)
都道府県名 | 地点 | 台数 |
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神奈川県 | 川崎市高津区溝口1224 | 19,244 |
川崎市幸区下平間20 | 28,535 | |
川崎市川崎区中瀬2丁目10 | 19,463 | |
川崎市川崎区殿町3丁目26-1 | 20,769 | |
千葉県 | 木更津市中島(金田) | 6,232 |
茂原市上茂原168 | 16,623 |
地理
編集国道409号の自動車専用道路である東京湾アクアラインのアクアトンネル最深部は、海面下約60 mの深さに道路があり、日本の国道のなかでも一番低い所を通る場所だとされている[7]。
通過する自治体
編集交差する道路
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ 松波成行 2008, p. 89.
- ^ “一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2019年10月31日閲覧。
- ^ a b c d e f g “表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況” (XLS). 道路統計年報2024. 国土交通省道路局. 2025年4月19日閲覧。
- ^ “一般国道の指定区間を指定する政令(昭和33年6月2日政令第164号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2012年10月26日閲覧。
- ^ 佐藤健太郎 2014, p. 146.
- ^ 佐藤健太郎 2014, p. 141.
- ^ 松波成行 2008, p. 101
参考文献
編集- 佐藤健太郎『ふしぎな国道』講談社〈講談社現代新書〉、2014年10月20日。ISBN 978-4-06-288282-8。
- 松波成行「国道409号」『酷道をゆく』、イカロス出版、2008年3月20日、ISBN 978-4-86320-025-8。
関連項目
編集外部リンク
編集- 国土交通省・関東地方整備局
- 川崎市 道路
- 千葉県 道路・公共交通
- 国道409号に関連する地理データ - オープンストリートマップ