桶川駅

埼玉県桶川市南にある東日本旅客鉄道の駅

桶川駅(おけがわえき)は、埼玉県桶川市南一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)高崎線である。

桶川駅
東口(2012年6月)
おけがわ
Okegawa
北上尾 (1.9 km)
(4.6 km) 北本
地図
所在地 埼玉県桶川市南一丁目1-1
北緯35度59分55.73秒 東経139度33分50.45秒 / 北緯35.9988139度 東経139.5640139度 / 35.9988139; 139.5640139座標: 北緯35度59分55.73秒 東経139度33分50.45秒 / 北緯35.9988139度 東経139.5640139度 / 35.9988139; 139.5640139
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 高崎線
キロ程 11.8 km(大宮起点)
東京から尾久経由で42.3 km
電報略号 オケ←ヲケ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面3線[1]
乗車人員
-統計年度-
[JR 1]22,149人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日 1885年明治18年)3月1日[1][2]
備考 業務委託駅
みどりの窓口[1]
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西口(2012年7月)

歴史 編集

駅構造 編集

上下線の間に上下線共用の中線を配し、上りが単式ホーム1面1線(1番線)、中線と下りが島式ホーム1面2線(2・3番線)の計2面3線ホームと、下り線の西側に側線(主に下り貨物列車待避に使用)が1線ある地上駅で、橋上駅舎を有している。出入口は線路をはさんで一つずつ、東口と西口とがある。改札は東西口を結ぶ自由通路の間に1箇所ある。各ホームともエスカレーターエレベーターが設置されている。2・3番線ホームには、帰宅ラッシュ時のホーム・階段の混雑を緩和するため、東京寄りに改札階につながるエレベーター・上りエスカレーター付きの廊下が設置されている。

JR東日本ステーションサービス受託、熊谷営業統括センター上尾駅管理の業務委託駅であり、指定席券売機自動改札機が設置されている。2016年3月10日より、始発から午前6時30分までの間は遠隔対応のため改札係員は不在となり、一部の自動券売機のみ稼働する[6]

のりば 編集

番線 路線 方向 行先 備考
1・2 高崎線 上り 大宮東京新宿横浜方面 2番線は一部列車
湘南新宿ライン
上野東京ライン
2・3 高崎線 下り 熊谷高崎方面

(出典:JR東日本:駅構内図

  • 2番線は一部の列車が発着する。また、2019年3月時点では2番線発車の定期下り列車は設定されていなかったが、2020年3月改正で土休日にアーバン待避で1本追加された。
  • 2021年3月改正より特急「スワローあかぎ」1本と湘南新宿ラインの列車は新宿方面に向かい、湘南新宿ラインの列車は新宿駅を経由して大船駅から東海道線へ直通する。上野東京ラインの列車は上野駅を経由して東京駅から東海道線へ直通する。
  • 上りの湘南新宿ライン特別快速は、土休日の朝3本を除き、当駅で普通列車(上野東京ライン)に接続するが、ホームが異なるため、普通列車の車内放送では手前の北本駅で乗り換えるよう案内する。
  • 大幅な遅延が発生した場合、熊谷、吹上、鴻巣に次いで当駅で折り返す列車が設定される場合がある。

発車メロディー 編集

1 JR-SH-8-1
2 JR-SH-8-1
3 JR-SH-8-1

当駅の発車メロディー五感工房製のJR-SH-8-1を使用している。

駅構内の施設 編集

非商業施設
過去にあった非商業施設
  • 見る観るコーナー(展示コーナー)

利用状況 編集

2022年度(令和4年度)の1日平均乗車人員22,149人である[JR 1]

1990年度(平成2年度)以降の1日平均乗車人員の推移は下表のとおりである。

年度別1日平均乗車人員[統計 1][統計 2]
年度 1日平均
乗車人員
出典
1990年(平成02年) 28,920
1991年(平成03年) 29,773
1992年(平成04年) 30,505
1993年(平成05年) 30,772
1994年(平成06年) 30,893
1995年(平成07年) 30,842
1996年(平成08年) 30,909
1997年(平成09年) 30,315
1998年(平成10年) 29,705
1999年(平成11年) 29,200 [* 1]
2000年(平成12年) [JR 2]28,798 [* 2]
2001年(平成13年) [JR 3]28,550 [* 3]
2002年(平成14年) [JR 4]28,179 [* 4]
2003年(平成15年) [JR 5]27,855 [* 5]
2004年(平成16年) [JR 6]27,508 [* 6]
2005年(平成17年) [JR 7]27,501 [* 7]
2006年(平成18年) [JR 8]28,147 [* 8]
2007年(平成19年) [JR 9]28,314 [* 9]
2008年(平成20年) [JR 10]27,953 [* 10]
2009年(平成21年) [JR 11]27,459 [* 11]
2010年(平成22年) [JR 12]27,055 [* 12]
2011年(平成23年) [JR 13]26,753 [* 13]
2012年(平成24年) [JR 14]26,784 [* 14]
2013年(平成25年) [JR 15]26,951 [* 15]
2014年(平成26年) [JR 16]26,161 [* 16]
2015年(平成27年) [JR 17]26,225 [* 17]
2016年(平成28年) [JR 18]26,177 [* 18]
2017年(平成29年) [JR 19]26,312 [* 19]
2018年(平成30年) [JR 20]26,484 [* 20]
2019年(令和元年) [JR 21]26,296 [* 21]
2020年(令和02年) [JR 22]20,043
2021年(令和03年) [JR 23]20,902
2022年(令和04年) [JR 1]22,149

駅周辺 編集

東口 編集

 
東口ロータリー

駅前から中山道に向かう道が延びており、商店街を形成している。中山道まで足を運べば、宿場町の面影を残す旅籠や蔵造りの建物が散在している。 駅前はロータリーが設置できない狭い空間に、帯状のタクシー乗り場と路線バス乗り場が連なるが、大型路線バスは転回できる空間がなく、専用の転車台が備わっている。市内循環バスなどコミュニティバスは、専用に整備された小さなロータリーを使用している。 駅前商店街は再開発計画があり[9]、一部用地が一般車両向けの暫定ロータリーとなっている。

市営駐輪施設が整備されているが、手狭なうえに駅から距離が離れているため、一般住戸が早朝から深夜にかけて提供している駐輪スペースの利用者が多数を占めている。

西口 編集

 
西口ロータリー

西口側は三井精機工業の工場跡地を利用して区画整理が行われた。比較的広いロータリーがあり、ロータリーと線路の間の花壇は、ボランティアによって定期的に手入れされている。ロータリーには比較的広い空間に路線バスタクシー等の乗り場が配置されている。また、改札階レベルのペデストリアンデッキにより、人車分離がなされており、西口から直接ショッピングセンター(パトリア・桶川マイン)にアクセスできる。都市公団による大規模な団地やタワーマンションが建設され、市営自転車駐輪施設も整備されており、多く利用されている。

周辺施設 編集

西口
東口
  • 中山道桶川宿
  • 中山道宿場館 - 観光案内所
  • 埼玉縣信用金庫桶川支店
  • 埼玉りそな銀行桶川支店
  • 東和銀行桶川支店
  • 桶川神明郵便局
  • 桶川稲荷神社
  • 曹洞宗大雲寺

バス路線 編集

朝日自動車丸建つばさ交通東武バスウエスト川越観光自動車の各社と、桶川市内循環バスであるべにばなGO、上尾市内循環バスであるぐるっとくんが桶川駅より発着している。東口の朝日バス発着場は構内が狭いため、転車台があるが、先述の通り東口の再開発による自走転回可能な新広場(ロータリー)の設置され、バスのりばが移行することになっており[10]、転車台は役目を終える見込み。

なお、東武バス・川越観光バス・朝日バスの路線はPASMOSuicaが利用可能である。

東口発着 編集

「桶川駅東口」停留所より、以下の路線バスが発着する。

朝日バス菖蒲営業所
けんちゃんバス(丸建つばさ交通)
桶川市内循環バス「べにばなGO」(協同バス担当)
  • 東循環
  • 東西循環

西口発着 編集

「桶川駅西口」停留所より、以下の路線バスが発着する。

川越観光バス森林公園営業所
東武バスウエスト川越営業事務所
東武バスウエスト大宮営業事務所京浜急行バス京浜島営業所
桶川市内循環バス「べにばなGO」
  • 西循環
  • 東西循環
上尾市内循環バス「ぐるっとくん」
  • 大石桶川線

その他 編集

東洋経済新報社が2005年から2014年の10年間で集計した鉄道自殺(未遂を含む)、いわゆる人身事故において、当駅およびその両駅間(北上尾 - 桶川、桶川 - 北本)で発生した件数は34件で、全国で2番目に多い[11]。隣接する北本駅も24件で全国で8番目と多い。

当駅構内のホームの北端先あたりを北緯36度線が通る。埼玉県内においてほぼ同緯度にある駅としては、高坂駅東武東上線)、伊奈中央駅ニューシャトル)、明覚駅JR八高線)、秩父駅秩父鉄道秩父本線)がある。

隣の駅 編集

東日本旅客鉄道(JR東日本)
高崎線
快速「アーバン」
上尾駅 - 桶川駅 - 鴻巣駅
上尾駅 - 桶川駅 - 北本駅
普通
北上尾駅 - 桶川駅 - 北本駅

脚注 編集

記事本文 編集

注釈 編集

  1. ^ a b ロッテリアと日高屋は店内が2分割されており、駅前とホームのどちら側からも入店することができる。なお、日高屋の入居以前はBECK'S COFFEE SHOPだった。

出典 編集

  1. ^ a b c d 『週刊 JR全駅・全車両基地』 12号 大宮駅・野辺山駅・川原湯温泉駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年10月28日、19頁。 
  2. ^ a b c d e 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、446-447頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ 「交通新聞」1986年3月13日付 2面
  4. ^ 『JR東日本高崎運行部、7駅に旅行センター 営業戦略を強化』昭和62年3月29日日本経済新聞地方経済面北関東
  5. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '95年版』ジェー・アール・アール、1995年7月1日、187頁。ISBN 4-88283-116-3 
  6. ^ a b 一部時間帯のインターホン対応についてのお知らせ” (PDF). 東日本旅客鉄道高崎支社. 2020年4月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月30日閲覧。
  7. ^ 『目で見る上尾・桶川・北本・鴻巣の100年』郷土出版社、2002年12月16日、15頁。ISBN 978-4-876635955 
  8. ^ 『目で見る上尾・桶川・北本・鴻巣の100年』郷土出版社、2002年12月16日、33頁。ISBN 978-4-876635955 
  9. ^ 一般質問(平成24年3月定例会) (PDF) 2P - 桶川市
  10. ^ 桶川駅東口周辺地区の整備について|桶川市”. www.city.okegawa.lg.jp. 2024年3月10日閲覧。
  11. ^ 佐藤裕一 (2016年6月22日). “全国521駅「10年累計鉄道自殺数」ランキング”. 東洋経済ONLINE (東洋経済新聞社). http://toyokeizai.net/articles/-/123503 2020年10月5日閲覧。 
広報資料・プレスリリースなど一次資料 編集
  1. ^ Suicaご利用可能エリアマップ(2001年11月18日当初)” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2019年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月30日閲覧。

利用状況 編集

JRの1日平均利用客数
JR東日本の2000年度以降の乗車人員
JRの統計データ
  1. ^ 埼玉県統計年鑑 - 埼玉県
  2. ^ 桶川市の統計 - 桶川市
埼玉県統計年鑑

関連項目 編集

外部リンク 編集