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清水 次郎(しみず じろう、1971年10月12日 - )は、朝日放送[1](ABC)の元アナウンサー。現在は高等学校教師

しみず じろう
清水 次郎
プロフィール
出身地 日本の旗 東京都狛江市
生年月日 (1971-10-12) 1971年10月12日(48歳)
最終学歴 早稲田大学第一文学部
勤務局 朝日放送
活動期間 1994年 - 2016年
ジャンル スポーツ番組
配偶者 山崎美和(気象予報士)
公式サイト 清水次郎のプロフィールホームページ
出演番組・活動
出演経歴 プロ野球実況(阪神戦)・高校野球実況
虎バン

来歴編集

東京都狛江市出身で、血液型O型

早稲田実業学校高等部から早稲田大学第一文学部(演劇専修)に進学。高校時代には硬式野球部に所属したが、レギュラーを取るまでには至らなかった。

大学卒業後の1994年に、アナウンサーとして朝日放送へ入社。同期には、アナウンサーの小縣裕介や、テレビプロデューサー井口毅がいる。

朝日放送に入社してからは、同期の小縣とともに、主にスポーツ実況を担当している。その一方で、1999年4月から2年間は、日曜昼の生ワイド番組『SUPER SUNDAY ガッチとジロー』(ABCラジオ)に、小縣と共にパーソナリティとして出演。清水は"ジロー"の愛称で親しまれた。

阪神タイガース戦の実況では、熱のこもった絶叫を随所で披露[2]。高校時代に全国高等学校野球選手権大会甲子園球場の土を踏めなかった自身の経験を背景に、全国大会の中継で実況を担当する際には、「甲子園で野球がしたい!」という言葉で高校球児たちの夢を代弁していた[3]。2007年から2015年まで決勝のテレビ中継の実況を担当(後述)。

プロ野球の中継では、2001年以降、阪神甲子園球場での阪神×巨人戦を地上波全国中継)で放送する際に実況を務めるなど主力として活躍。阪神の18年ぶりリーグ優勝につながった2003年9月15日、同球場の広島戦ラジオ中継や、阪神が出場した2003年・2005年・2014年の日本シリーズ中継など、大きな試合で実況を任される機会も年々増えていた(後述)。

2003年4月からは、阪神戦の中継に出演するかたわら、同球団の情報を扱うABCテレビの番組『虎バン』で2014年12月までナビゲーター(司会)を担当。2011年12月の時点では、小縣と共にスポーツアナウンサーのデスクも兼務していた。

野球のオフシーズンには、2007年から2年間、同局のスポーツアナウンサーでただ1人箱根駅伝実況中継(文化放送制作・NRNネット、ABCラジオでも放送)にリポーターで登場。ラグビーについても、ラジオ番組でのリポートや、テレビ中継での実況を担当することがあった。赤星憲広(元・阪神外野手、現在は野球解説者)とともにパーソナリティーを務める『赤星と次郎のオーライオーライ』(ABCラジオ)では、2010年度のオフシーズンに放送のラグビー情報コーナー「ムキムキ!ノーサイド劇場」において、ラグビーの魅力を伝えていた[4]

その一方で、2011年度以降は、通信教育で中学校・高校の教職課程を履修してきた。2016年中に中学校・高校の社会科教員免許取得の目途が立ったことから、同年3月末でアナウンサーとしての活動を終了。公立中学校(または公立高校)の社会科教師へ転身[5]すべく、7月実施の教員採用試験を受ける目的で、6月に朝日放送を退社した(詳細後述[6]。ただし、退社前に収録したABCラジオ向けスポットCMの一部は、退社後も同局で引き続き放送されている。

退社後、兵庫県教育委員会の公立高校教員採用候補者選考試験を受験。2016年9月28日に合格が発表された。2017年4月からは、社会科の教諭として兵庫県立西宮今津高等学校に着任。同校硬式野球部の顧問にも就任した[7][8]

過去の担当番組編集

テレビ・ラジオの全国高校野球選手権大会中継では、2015年まで、実況やインタビュアーを担当していた。2016年3月末で、すべての番組への出演を終了。翌月から朝日放送を退社するまでの期間には、有給休暇を消化しながら、教員採用試験への準備に専念していた[5]

テレビ編集

地上デジタル放送完全移行の前には、アナログ放送終了の告知ナレーションを務めた。

ラジオ編集

  • ABCフレッシュアップベースボール - 主に阪神タイガース戦の実況・ベンチリポーターを担当。一時期ビジター地元局への裏送り中継(対阪神の交流戦以外のオリックス・バファローズ主催やABCが聴取率調査週間の際の阪神主催)については基本的に担当していなかったが(特に東北放送が裏送り依頼を中断した2009年以降)、2015年に再び担当した。
  • SUPER SUNDAY ガッチとジロー(前述)
  • ビューティーコンテンツ(金曜深夜)パーソナリティ
  • ベストヒット80s(2008年4月28日未明に放送の特別番組)パーソナリティ
  • 箱根駅伝中継リポーター(前述)
  • 社会人ラグビー中継
  • 元気イチバン!!ぶっちぎりプレイボール - プロ野球(阪神担当)・ラグビーのリポーターとして不定期に出演。
  • 武田和歌子の野球にぴたっと。(2010年からの『ABCフレッシュアップベースボール』前座番組) - 実況・ベンチリポーター担当日を中心に、2015年まで出演。
  • 赤星と次郎のオーライオーライ(2010年4月から2015年12月まで不定期で放送、2010年度のナイターオフ期間のみレギュラー化)- パーソナリティ
  • 西浦達雄のエールを君に!(2012年度のナイターオフ番組) - パートナー
  • 清水次郎のちょびっと(2015年12月7日 - 9日)
  • スポーツにぴたっと。(2010年度以降のナイターオフ番組)- 2010年度は水・木曜パーソナリティ。2011年度以降は、パーソナリティ代理・パートナー・リポーターとして不定期で出演。『武田和歌子のぴたっと。』に組み込まれた2013年度以降も、2015年度まで出演を続けていた。
  • Monday! SPORTS - JAM(2013 - 2015年、プロ野球シーズン中のみ) - 「虎スタ」(阪神タイガースの情報コーナー)へ月に1回のペースで出演。
  • 清水次郎の虎たま! → 福本豊の虎たまデラックス!(2011年度 - 2015年度のナイターオフ番組、2013年度 - 2015年度のプロ野球シーズン中は『Monday! SPORTS - JAM』内の「虎スタ」に統合)- 2014年度までの『虎たま!』では単独でパーソナリティ、2015年度の『虎たまデラックス!』では福本豊のパートナーとして出演。テレビ・ラジオを通じて最後のレギュラー番組であった『虎たまデラックス!』最終回(2016年3月21日放送分)で、朝日放送を退社する旨を初めて正式に表明した[6]
  • ABCニュース(不定期)- 『ABC NEWS』と同様の勤務シフトで担当。2016年3月24日(木曜日)には、宿直勤務の一環で『おはようパーソナリティ道上洋三です』7時台のニュースを担当した後に、リスナーに向けて朝日放送退社の挨拶を述べた[6]

主な実況実績編集

人物編集

  • 趣味は草野球、読書、一人旅など。プライベートでは、『ABCミュージックパラダイス』のパーソナリティや2003年の高校野球中継(いずれもABCラジオで放送)のスタンドリポーターを務めたタレント(当時)の山崎美和と、2006年12月9日に結婚した。後に、美和は気象予報士として同局の天気予報を担当。結婚後に2児(いずれも男児)を出産している[6]
  • 関西出身の両親の影響もあって、少年時代からの阪神ファンであることを公言[13]。当時は、「阪神タイガース子どもの会」に入るかたわら、真弓明信を特に応援していた。ちなみに、朝日放送アナウンサーとして阪神戦の実況を初めて務めた富山アルペンスタジアムからのラジオ中継(1996年6月23日の広島対阪神戦)[6]には、真弓が同局の野球解説者として清水と共演している。
  • 2008年のプロ野球シーズンには、阪神甲子園球場の阪神戦で葛城育郎がお立ち台に上がるたびに、テレビ・ラジオ中継のヒーローインタビュアーとして「勝利の雄叫び」を催促。これをきっかけに、両手を挙げながら「ウォー!」と絶叫することが、葛城の代名詞になった[14]
  • 2014年7月31日(ABCでは8月1日未明)に放送された『雨上がり決死隊のトーク番組アメトーーク!』(テレビ朝日制作)の特集「高校野球大大大好き芸人」では、清水の氏名および顔写真を出したうえで、実況を担当した第89回全国高等学校野球選手権大会決勝戦・佐賀北広陵の試合の実況音源を「スゴい試合」の一例として紹介した[15]
  • 柳沢慎吾の大ファンで、清水が担当したある番組のゲストに柳沢が出演した際、マシンガントークを目の当たりにし、最後にお決まりの「いい夢見させてもらったよ、あばよ!」を生で聞くことができ、感激したとホームページのプロフィールに綴っている[16]
  • 好きな歌手は浜田省吾や、全国高等学校野球選手権大会中継のテーマソングを長年提供してきた西浦達雄。ラジオでは西浦初のレギュラー番組であった『西浦達雄のエールを君に』では、西浦のパートナーを務めた。また、『ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO』(麻倉未稀による『Holding Out for a Hero』日本語カバー曲、TBS系列でかつて放送されたラグビードラマ『スクール☆ウォーズ』の主題歌)も好きで、『赤星と次郎のオーライオーライ』では「ムキムキ!ノーサイド劇場」(前述)のテーマソングに使っていた。
  • 2011年からはマラソンに挑戦。3月6日開催の第31回篠山ABCマラソン大会では、初出場ながら4時間31分36秒で完走を果たした。
  • 朝日放送のスポーツアナウンサーとして後輩アナウンサーを指導する立場になってからは、実況技術の指導中に、同じことを繰り返し注意する傾向があったという。清水も、「しつこい性格」であることを自認している[6]
  • 2016年3月にアナウンサーから教師へ転身する意向を明かした際には、少年少女に関する事件をアナウンサーとしてニュースで伝える機会が増えるにつれて、「『まだ子ども』といえる世代が加害者や被害者になる前に、どうにかならなかったのだろうか」という思いが強まっていたことを告白。「マスメディアの世界で働く者として、『子どもたちに貢献する方法がある』と思っていたが、『どうしても(貢献するには)遠い』と感じていた。『子どもたちにできること』を改めて自問した末に、『教師になる』という結論を導き出した」とも述べている[6]
    • 大学時代に教員免許を取得していなかったため、2011年秋から4年間にわたって、通信教育の教職課程を履修。教員免許取得の目途が立ったことに加えて、妻の美和が教師への転身を応援する意思を示したこと[6]から、「中途半端になるのは野球に対して失礼」との思いで退路を断つことを決意した。ちなみに美和は、清水が高校教師に転身してからも、現姓の「清水美和」名義で気象予報士として活動している。
    • 教師への転身について、高校野球の中継・取材などを通じて親交の深い山下智茂星稜高等学校野球部名誉監督、元・監督)へ相談したところ、「下積みの末に(アナウンサーとしての)今の地位がある」という理由で反対された。しかし、後に「『お金が残らなくても、人が残る職業』という点で、教師は素晴らしい」という金言を掛けられている[5]。さらに、清水から兵庫県公立高校教員採用試験への合格を知らされると、「土壇場で諦めなかった清水さんの執念だ。奥様に感謝しなさい」という言葉で清水夫妻を労った[7]
    • 転身の意向を明かした際には、「(前述した)『しつこい性格』が教育現場ではプラスに働くことや、『他人を笑顔にしたり幸せにできたりする力』が子どもに必ずあることを信じているので、そのような力を子どもたちと一緒にしつこく探せるような先生になりたい」「甲子園で出会った(高校野球の)監督の方々のように、思春期の生徒と本気で向き合いたい」という抱負を披露。その一方で、「『子どもの頃から好きな阪神や高校野球に携われる』という夢のような日々を送ってきたので、阪神戦や高校野球を実況できなくなることは寂しい」という表現で、スポーツアナウンサーの仕事に対する愛着が依然として深いことも示した[6]
    • 朝日放送を退社直後の2016年7月16日にテレビ朝日系列で放送された『夏のアメトーーーーク 高校野球大大大大好き芸人 栄冠は君に輝くスペシャル』では、アナウンサー時代の2008年に担当した第90回全国高等学校野球選手権記念大会のテレビ中継で、町田友潤(常葉菊川高校二塁手として出場)による高校生の域を超えた華麗な守備を「(町田が守る)セカンドに打ってしまえば(打者が塁に出る)望みはありません」などと実況した映像を紹介。プレゼンター(紹介役)のかみじょうたけしが、「高校野球の監督になることを目標にアナウンサーを辞めた」という表現で、清水の近況を伝えた[17]
    • 退社後に受験した兵庫県の公立高校教員採用試験では、筆記試験や面接に加えて、模擬授業も経験。「元アナウンサーとしてのアドバンテージは、人前でしゃべるのに緊張しないことだけ」とのことで、面接では、想定外の質問に苦し紛れで答える場面もあったという。ちなみに、合格の直後には、「高校時代に出会う大人の存在は重要。生徒と毎日真剣勝負で向き合いながら、生徒に寄り添う先生になりたい」というコメントを寄せた[7]

脚注編集

  1. ^ 所属当時は認定放送持株会社移行前。
  2. ^ 虎ギャル応援日記「ファーストステージ突破!」”. サンテレビジョン (2014年10月13日). 2015年7月18日閲覧。
  3. ^ 実況アナウンサー 清水 次郎”. 朝日放送. 2015年7月18日閲覧。
  4. ^ ABCラジオ「ムキムキ!ノーサイド劇場」(3月)”. 関西ラグビーフットボール協会 (2015年3月19日). 2015年7月18日閲覧。
  5. ^ a b c 阪神戦実況人気アナ退社、教員目指し7月試験挑戦”. 日刊スポーツ (2016年3月19日). 2016年3月19日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g h i ABC・清水アナ教師転身へ 44歳“スポーツの顔”異例の挑戦”. スポーツニッポン (2016年3月19日). 2016年3月19日閲覧。
  7. ^ a b c “ABC元アナの清水次郎さんが教員採用試験合格 来春から教壇へ”. スポニチアネックス. (2016年9月29日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/09/29/kiji/K20160929013443980.html 2016年9月29日閲覧。 
  8. ^ “元ABC清水アナ 西宮今津高の野球部顧問に就任”. デイリースポーツ. (2017年4月7日). https://www.daily.co.jp/baseball/2017/04/07/0010075084.shtml 2017年4月8日閲覧。 
  9. ^ スポーツアナウンサーの後輩で『おはよう朝日です』の月曜レギュラー・福井治人が当日の放送終了後に朝日放送アナウンサーページ内の「回覧板」に記載した記事『清水アナ胴上げ』を参照
  10. ^ 解説:吉田義男福本豊矢野燿大
  11. ^ 2013年10月15日 デイリースポーツ 2面を参照。
  12. ^ 対戦相手の地元の系列局・広島ホームテレビ(HOME)は、中継のメイン映像をABCテレビと共有しながら、音声分岐によって別途自社の実況に差し替えて放送した(解説:北別府学高代延博、実況:榮真樹)なお、マツダスタジアムで行われたパブリックビューイングはHOMEの実況による中継が放送された。
  13. ^ ABC清水アナ 日本シリーズ“実況勝率0%”返上誓う”. スポーツニッポン (2014年10月25日). 2015年7月18日閲覧。
  14. ^ 雑誌『週刊ベースボール』2008年8月11日号 葛城育郎特集記事
  15. ^ TVでた蔵 2014年7月31日放送 アメトーーク!”. ワイヤーアクション (2014年7月31日). 2015年7月18日閲覧。
  16. ^ 朝日放送 アナアナ 清水次郎
  17. ^ 2016年7月16日放送『夏のアメトーーーーク 高校野球大大大大好き芸人 栄冠は君に輝くスペシャル』

外部リンク編集