(たかみ のっぽ、以前の芸名:(たかみ えい)、本名:(たかみ よしあき)、1934年5月10日 -)は、日本の俳優作家。京都府京都市右京区出身。

たかみ のっぽ
高見 のっぽ
本名 高見 嘉明
生年月日 (1934-05-10) 1934年5月10日(87歳)
出身地 日本の旗 日本・京都府京都市右京区
身長 181 cm[1]
職業 俳優、作家
著名な家族 柳妻麗三郎(父)
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『なにしてあそぼう』『できるかな』(NHK教育、1967年 - 1990年)にて、一切喋らないキャラクター「ノッポさん」を務め上げた。放送終了後の現在でも「ノッポさん」の愛称で親しまれている。身長181cm。

人物・概要編集

京都府京都市右京区太秦の役者長屋に生まれ、4歳から東京市向島区に育つ。5人兄弟の第4子。小学校4年のとき岐阜県羽島郡笠松町に疎開し、高校2年までこの地で過ごす。帰京後、東京都立立川高等学校卒業。

父・嘉一(芸名は(やなづま れいざぶろう)、(しょうきょくさい てんしゅう)、チャーリー高見など)は芸人、奇術師、俳優、工場長と様々な職業を経験し、太平洋戦争後、芸人に復帰した人物。チャーリー・チャップリンの物まねを得意とし、京都のマキノ・プロダクションに俳優・柳妻麗三郎として在籍していた時期に嘉明が生まれた。その影響で、芸で身を立てる事を志す。フレッド・アステアを尊敬し、ダンサーとして芸歴をスタートさせたが、なかなか陽の目を見ず自殺を考えたこともある[2]

30代半ばで、NHK教育『なにしてあそぼう』(後に『できるかな』)のノッポさん役に抜擢される。名前の由来は当時としては高身長だったことから[3]。以後24年間しゃべらない(意思表示はジェスチャーだけの)キャラクターを演じ続け、国民的な知名度を得るに至った。『できるかな』の最終回(1990年3月)にノッポさんが初めて子供たちに語りかけた事は、当時の子供たちに衝撃を与えた。この最後の台詞はすべてアドリブだったが、放送終了後は街を歩いているといきなり大の大人が高見を見て泣き出すなど、反響の大きさに驚いたという[4]

子供のことを『小さい人』と呼び、常に敬意を払って接している[5]

かつては放送作家としても活動しており、10年以上にわたり『ひらけ!ポンキッキ』(フジテレビ)などの筆頭構成作家として台本を手掛けた。また、最初期のオリジナルソング「ぼくわるかった」「傷だらけのぼく」「シャワシャワシャワー」「雨のふる日はぼくゴリラ」「しんぞうのうた」「つみきのうた」「たまねぎにんじん」「おさんぽ」等の作詞も担当、楽曲を提供した。その関係もあり、後年イベントステージや放送で、フジテレビの『ひらけ!ポンキッキ』とNHK総合・教育の『にこにこぷん』が局を超えた“夢の競演”を行なった際、その橋渡し役を行なったともいわれている。詳細は別項参照。

『できるかな』放送終了後は、絵本・児童文学作家としての活動を主としており、50冊近くの著書を上梓している。高見ノッポ名義で著作する事が多い。

2005年12月からは、NHK『みんなのうた』において、初の短編ミュージカル映画形式の『グラスホッパー物語』を歌い、自ら脚本・作詞・歌唱・振付も手がけた。翌年DVD・CDで同曲をリリース。71歳にして歌手デビューを果たし、異例の10ヶ月ロングラン放送を記録[6]。海外の映像祭でも評価を得て、文化庁メディア芸術祭で受賞。2006年の『第57回NHK紅白歌合戦』にも特別出演、続いて第58回放送文化賞の受賞へとつながり、幼児・児童教育の分野を中心とする長年の功績が称えられた。名義は高見のっぽ

なお、上記の『グラスホッパー物語』を機に芸名を「高見のっぽ」「ノッポさん」にした。この反響を受けて、2007年4月には楽曲第2弾『ハーイ!グラスホッパー』を、『みんなのうた』で発表。

カナヅチだったが、50歳になり腹が出てきたので水泳を始めた。上達が早く(平泳ぎの蹴りが良いと言われた)、プロのコーチから無料でコーチすると申し出があったほどであった。薦められて1986年、日本水泳連盟マスターズ関東大会平泳ぎ25m部門に出場し、金メダルを獲得した。1987年にはマスターズ世界大会に出場、60人中14位であった。

相手の年齢や立場にとらわれず、周囲に敬意をはらう姿勢や、その優しい人柄は多くの人から愛されている。

イギリスのロックギタリストジミー・ペイジと顔つきが似ている事を、みうらじゅんが宝島社の「VOWでやんす」において、「ジミー・ペイジとノッポさんは同一人物説」のコラムで指摘している。

2010年9月7日、森永製菓「森永ホットケーキミックス」ホームページにて、期間限定で同商品のイメージキャラクターを務めることが発表され話題を呼ぶ。森永製菓「森永ホットケーキミックス」では、トップページにノッポさんからのメッセージムービーが見られた。また、期間限定コンテンツ「ノッポさんの親子でつくろう!ホットケーキ」[7]では、実際にノッポさんが子供たちと一緒にホットケーキ作りに挑戦したり、「小さいひと」の気持ちをよく理解するノッポさんだからこそ答えられるパパ・ママのお悩み相談室を毎月更新していた。

2013年より、自身が演出・選曲するひとり芝居「ノッポさんの宮沢賢治〜ぼくは賢治さんが大好き」公演をノッポさんの宮沢賢治制作委員会が企画・運営・開催。

主な出演作品編集

テレビ編集

映画編集

広告編集

その他編集

  • Tearaway 〜はがれた世界の大冒険〜 プロモーション
    • WEB CM 「みなさん、お久しぶりです」
    • ノッポさん特別番組 「つきやぶってつながろ」(Youtube、2013年12月1日公開) - ノッポさん
  • よるドラ「ゾンビが来たから人生見つめ直した件」の番宣動画 - ゾンビ役[9]

CD・DVD編集

  • グラスホッパー物語(ポニーキャニオン、2006年1月)[10]
  • ノッポさんのお話劇場1(ポニーキャニオン
  • ノッポさんのお話劇場2(ポニーキャニオン
  • ハーイ!グラスホッパー(ポニーキャニオン、2007年4月)[11]
  • ノッポさんと行く昭和のスキマ探訪 喫茶店編(ポニーキャニオン、2009年7月15日)
  • ノッポさんと行く昭和のスキマ探訪 自販機編(ポニーキャニオン、2009年7月15日)
  • ありがとう!グラスホッパー(ポニーキャニオン、DVD、2010年1月)

著書編集

  • 『ノッポさんがしゃべった日』高見映 著, パルジニア 編丸善メイツ、1991年5月、扶桑社文庫、1994年9月、ISBN 4594015301
  • 『ノッポさんのドクトルふくろうの処方箋』高見映(丸善メイツ、1992年4月、ISBN 4895770591) - 吉田戦車がイラストを担当。
  • むし (共著、学習研究社、1994年11月、ISBN 4052004639
  • 『ノッポさんのはじめての手話』高見映(丸善メイツ、1994年11月、ISBN 4895770710
  • 『ノッポさんのひとりごと』高見映(扶桑社、1996年12月、ISBN 4594021581
  • 『五歳の記憶〜ノッポ流子どもとのつき合い方』高見映(世界文化社、2004年7月、ISBN 4418045228
  • 『『グラスホッパー物語』NHKみんなのうたより』(世界文化社、2006年1月、ISBN 4418068201[12]
  • 『あいさつはなかまのしるし〜NHKみんなのうた「ハーイ!グラスホッパー」より』(世界文化社、2007年4月、ISBN 4418077200[13]
  • 『ノッポさんの「小さい人」となかよくできるかな?~ノッポ流 人生の極意~』(小学館、2016年11月、ISBN 4093885222
  • 『夕暮れもとぼけて見れば朝まだき――ノッポさん自伝』(岩波書店、2017年11月、ISBN 4000254278

共著・翻訳編集

  • グリム兄弟『むぎわらとすみとまめ』高見ノッポ 文, 上野紀子 絵. 世界文化社, c1980
  • メリー・C. ハッチ 原作『ものいうなべ』高見のっぽ 文, 村上勉 絵. 世界文化社, c1980
  • 『はるなつあきふゆ できるかな』 (NHKファミリア 枝常弘 構成, 高見映 文, 枝常弘,加藤晃, 肥田収 絵, NHK 監修. NHKサービスセンター, 1981.3
  • 『のっぽさんのえにっき できるかな (NHKファミリア 枝常弘 構成, 高見映 文, 加藤晃, 肥田収 絵, NHK 監修. NHKサービスセンター, 1981.3
  • ハリス『うさぎどんきつねどん』高見のっぽ 文, 鈴木悦郎 絵. 世界文化社, c1983
  • 『ほらふきだんしゃくのぼうけん」高見映 文, 長浜宏 絵. 学習研究社, 1990.1
  • ラング原作『にげだしたパンがし』高見映 文, 柿本幸造 絵. 世界文化社, c1994
  • グリム兄弟『ブレーメンのおんがくたい』高見のっぽ 文, 米山永一 絵. 世界文化社, c1995
  • 『くんぺいくんのおうち (心を育てるメッセージ絵本シリーズ) のっぽさん 作, 末崎茂樹 絵. 小学館, 1996.5
  • 『もりのパトロール (心を育てるメッセージ絵本シリーズ) のっぽさん 作, 山本省三 絵. 小学館, 1996.8
  • 『はしれこうま』 (ノッポさんのえほん 1) 高見ノッポ 作, 米山永一 絵. 世界文化社, 2000.11
  • 『ダギーとタップとぶちねこガブ』 (ノッポさんのえほん 3) 高見ノッポ 文, 中村景児 絵. 世界文化社, 2001.1
  • 『おおかみガロとあさがお』 (ノッポさんのえほん 5) 高見ノッポ 作, 赤坂三好 絵. 世界文化社, 2001.3
  • 『くるまがごっとん』 (ノッポさんのえほん 7) 高見ノッポ 作, 西川おさむ 絵. 世界文化社, 2001.5
  • 『やまのえかきさん』(ノッポさんのえほん 8)高見ノッポ 作, 朝倉めぐみ 絵. 世界文化社, 2001.5
  • 『おかのうえのき』 (ノッポさんのえほん 9) 高見ノッポ 作, 田中恒子 絵. 世界文化社, 2001.8
  • 『ダグちゃんのおいけ』 (ノッポさんのえほん 10) 高見ノッポ 作, 片桐慶子 絵. 世界文化社, 2001.8
  • 『あしかのコックさん』(ノッポさんのえほん 11) 高見ノッポ 作, 冬野いちこ 絵. 世界文化社, 2001.10
  • 『ごみぶくろのパクンちゃん』 (ノッポさんのえほん 12) 高見ノッポ 作, 枝常弘 絵. 世界文化社, 2001.10
  • 『ふしぎなコックさん』(おはなしワンダーベストセレクション) 高見のっぽ作, 冬野いちこ 絵. 世界文化ワンダークリエイト, 2001
  • 『どうぶつ (ママよんでえほんシリーズ) ノッポさん ことば, La Zoo え. 学習研究社, 2007.4
  • 『たべもの (ママよんでえほんシリーズ) ノッポさん ことば, La Zoo え. 学習研究社, 2007.4
  • 『ノッポさんの劇遊びくるまがゴットン+キミちゃんのひっつきあそび~ コミュニケーション能力トレーニング』古家貴代美共著. 世界文化社, 2007.8
  • 『カンタン劇遊び 世界の昔話』古家貴代美共著. 世界文化社, 2008.8

受賞歴編集

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ アカイさんノート”. 2015年10月26日閲覧。
  2. ^ 古岡三枝子 (2007年12月11日). “聞き書き 俳優高見のっぽさん(9)”. 読売新聞. オリジナルの2009年7月14日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20090714001516/http://osaka.yomiuri.co.jp/mama/tokusyu/kodomo/mc20071211kk03.htm 2013年3月22日閲覧。 
  3. ^ フジテレビトリビア普及委員会『トリビアの泉〜へぇの本〜 1』講談社、2003年。
  4. ^ asahi.com 2006年7月10日「しゃべるノッポさんは落語流」高見のっぽ
  5. ^ 特集 子どもの人権 子どもと向き合う”. 2013年3月22日閲覧。
  6. ^ a b NHKみんなのうた:バックナンバー:2009年10月・11月の新曲”. 日本放送出版協会. 2009年12月28日閲覧。
  7. ^ 東北大学川島隆太教授とノッポさんの親子でつくろう!ホットケーキ|森永ホットケーキミックス|森永製菓”. 2010年9月29日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2013年3月22日閲覧。
  8. ^ 「2009年10月・11月放送予定表」『NHKみんなのうた』第41巻第4号、日本放送出版協会、2009年10月、 p.p.4-6。
  9. ^ ノッポさんがゾンビに化けて「できるかな」29年ぶりに復活!?2019年1月15日
  10. ^ ポニーキャニオン - NHKみんなのうた「グラスホッパー物語」”. 2013年3月22日閲覧。
  11. ^ ポニーキャニオン - NHKみんなのうた「ハーイ!グラスホッパー 〜グラスホッパー物語 II 春編〜」:高見のっぽ”. 2013年3月22日閲覧。h
  12. ^ グラスホッパー物語・高見のっぽ (著)・伊藤有壱 (絵) - 世界文化社│書籍・ムック│商品詳細”. 2013年3月22日閲覧。
  13. ^ あいさつはなかまのしるし・高見のっぽ (文)・伊藤有壱 (絵) - 世界文化社│書籍・ムック│商品詳細”. 2013年3月22日閲覧。
  14. ^ 久留島武彦文化賞過去の受賞者”. 日本青少年文化センター. 2009年12月28日閲覧。
  15. ^ 第58回(平成18年度)日本放送協会放送文化賞受賞者”. 日本放送協会. 2009年12月28日閲覧。
  16. ^ 日本児童文芸家協会児童文化功労者一覧”. 日本児童文芸家協会. 2009年12月28日閲覧。

外部リンク編集