1999年のJリーグカップ

1999年に開催された第7回Jリーグカップ
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1999年Jリーグカップ4月7日に開幕し、11月3日迄の日程で行われた大会である。

1999 Jリーグカップ
Jリーグヤマザキナビスコカップ
開催国 日本の旗 日本
開催期間 1999年4月7日-11月3日
参加チーム数 26
優勝 柏レイソル
準優勝 鹿島アントラーズ
試合総数 49
ゴール数 110 (1試合平均 2.24点)
観客動員数 368,560 (1試合平均 7,522人)
得点王 呂比須ワグナー(名古屋・4得点)
最優秀選手 渡辺毅 (柏)
1998
2000
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優勝は柏レイソル(初優勝)。

大会名称 編集

ヤマザキナビスコを冠スポンサーとしてJリーグヤマザキナビスコカップの名称で開催された。

レギュレーション 編集

1999年のJリーグカップのレギュレーションは以下の通りである。

  • 参加クラブはJリーグJ1・J2の全26クラブ。
  • 全てノックアウト戦。
  • 1回戦から準決勝まではホーム&アウェーで試合を行い、2試合の合計点数で勝敗を決める。
    • 第1戦は90分で終了。第2戦の90分終了時に勝敗が決まらない場合、Vゴール方式の延長戦→PK方式で勝者を決める。
  • 決勝戦は90分の1試合を行う。90分で勝敗が決まらない場合、Vゴール方式の延長戦→PK方式で勝者を決める。

試合結果 編集

下表の「チーム #1」が第1戦のホームチーム。

1回戦 編集

第1戦が4月7日に、第2戦が4月14日に行われた。 詳細は、公式記録 を参照。

チーム #1 合計 チーム #2 第1戦 第2戦
コンサドーレ札幌 1 - 3 アビスパ福岡 1 - 0 0 - 3
アルビレックス新潟 0 - 5 柏レイソル 0 - 3 0 - 2
サガン鳥栖 0 - 5 セレッソ大阪 0 - 3 0 - 2
モンテディオ山形 1 - 9 京都パープルサンガ 0 - 5 1 - 4
ヴァンフォーレ甲府 1 - 3 ヴェルディ川崎 0 - 2 1 - 1
FC東京 3 - 2 ヴィッセル神戸 1 - 1 2 - 1
大宮アルディージャ 1 - 4 横浜F・マリノス 1 - 1 0 - 3
ベガルタ仙台 2 - 6 サンフレッチェ広島 1 - 2 1 - 4
川崎フロンターレ 2 - 3 ガンバ大阪 1 - 3 1 - 0
大分トリニータ 2 - 1 ベルマーレ平塚 2 - 1 0 - 0

2回戦 編集

第1戦が6月12日に、第2戦が6月19日に行われた。 詳細は、公式記録 を参照。

チーム #1 合計 チーム #2 第1戦 第2戦
ヴェルディ川崎 2 - 7 名古屋グランパスエイト 0 - 3 2 - 4
セレッソ大阪 2 - 3 柏レイソル 0 - 2 2 - 1
サンフレッチェ広島 2 - 4 横浜F・マリノス 2 - 3 0 - 1
大分トリニータ 2 - 3 浦和レッドダイヤモンズ 1 - 0 1 - 3
FC東京 5 - 3 ジェフユナイテッド市原 1 - 2 4 - 1
京都パープルサンガ 1 - 2 清水エスパルス 1 - 0 0 - 2
ガンバ大阪 1 - 2 鹿島アントラーズ 1 - 1 0 - 1
アビスパ福岡 1 - 2 ジュビロ磐田 1 - 1 0 - 1

準々決勝 編集

チーム #1 合計 チーム #2 第1戦 第2戦
柏レイソル 3 - 1 ジュビロ磐田 1 - 1 2 - 0
名古屋グランパスエイト 3 - 2 清水エスパルス 3 - 2 0 - 0
横浜F・マリノス 2 - 3 FC東京 0 - 3 2 - 0
浦和レッズ 2 - 3 鹿島アントラーズ 2 - 0 0 - 3

準々決勝第1戦 編集

1999年7月20日
16:03
横浜F・マリノス 0 - 3 FC東京
公式記録 鏑木享   1分32分
小林成光   3分
横浜国際総合競技場
観客数: 9,116 人
主審: 北村央春

準々決勝第2戦 編集

2戦合計2-0により、柏が準決勝進出


2戦合計3-2により、名古屋が準決勝進出


1999年7月20日
19:00
FC東京 0 - 2 横浜F・マリノス
公式記録 城彰二   21分53分
江戸川区陸上競技場
観客数: 5,208 人
主審: 上川徹

2戦合計3-2により、FC東京が準決勝進出


2戦合計2-2となったため、延長戦を実施し、Vゴールにより鹿島が準決勝進出

準決勝 編集

チーム #1 合計 チーム #2 第1戦 第2戦
名古屋グランパスエイト 3 - 4 柏レイソル 1 - 3 2 - 1
鹿島アントラーズ 3 - 1 FC東京 2 - 0 1 - 1

準決勝第1戦 編集

準決勝第2戦 編集

2戦合計3-3となったため、延長戦を実施し、Vゴールにより柏が決勝進出

2戦合計3-1により、鹿島が決勝進出

決勝 編集

決勝は、初のタイトル獲得を目指す柏レイソルと、2度目のタイトル獲得を目指す鹿島アントラーズとの対戦となった。試合は序盤柏が先制するも、後半たてつづけに2ゴールを挙げた鹿島が逆転。このまま決するかと思われたが、試合終了間際のDF渡辺毅のゴールで柏が追いつき、試合は延長戦へ。延長でも決着がつかずに、大会2度目のPK戦にもつれ込む。1人ずつが失敗してサドンデスに突入した6人目、この年頭角を現した鹿島のキッカーMF小笠原満男のシュートを柏のGK吉田宗弘がセーブ。柏はDF萩村滋則が決めて、柏に初の3大タイトル獲得をもたらした。


1999年11月3日
14:00
柏レイソル 2 - 2
(延長)
鹿島アントラーズ
大野敏隆   5分
渡辺毅   89分
公式記録 ビスマルク   62分
阿部敏之   64分
  PK戦  
下平隆宏  
加藤望  
北嶋秀朗  
酒井直樹  
大野敏隆  
萩村滋則  
5 - 4   阿部敏之
  鈴木隆行
  本田泰人
  相馬直樹
  名良橋晃
  小笠原満男
国立霞ヶ丘競技場
観客数: 35,238人
主審: 梅本博之
柏レイソル
GK 22   吉田宗弘
DF 04   渡辺毅
DF 02   萩村滋則   44分
DF 03   薩川了洋
MF 12   酒井直樹
MF 05   下平隆宏
MF 08   バデア   72分   97分
MF 24   平山智規   78分
MF 10   大野敏隆
FW 09   北嶋秀朗   82分
FW 11   加藤望
控えメンバー:
GK 16   佐藤大
DF 19   入江徹
MF 15   砂川誠
MF 13   渡辺光輝   71分
FW 26   長谷川太郎   111分   78分
監督:
  西野朗
鹿島アントラーズ
GK 21   高桑大二朗
DF 02   名良橋晃
DF 15   室井市衛
DF 20   リカルド
DF 07   相馬直樹
MF 06   本田泰人
MF 18   熊谷浩二   45分
MF 16   阿部敏之
MF 10   ビスマルク   21分   87分
FW 13   柳沢敦   103分
FW 11   長谷川祥之   23分
控えメンバー:
GK 01   古川昌明
DF 04   奥野僚右
MF 14   増田忠俊   103分
MF 27   小笠原満男   45分
FW 09   鈴木隆行   23分
監督:
  ジーコ
テレビ中継

表彰 編集

  • 大会MVP 渡辺毅(柏レイソル)
  • ニューヒーロー賞 佐藤由紀彦(FC東京)

関連項目 編集