55歳からのハローライフ
2012年の村上龍の連作中編小説集
『55歳からのハローライフ』(55さいからのハローライフ)は、村上龍の連作中編小説集[1][2]。「55歳からのハローライフ」のタイトルのもと村上自身による装画とともに2011年12月から[3]2012年にかけて静岡新聞に連載[3]された後、2012年12月に幻冬舎から刊行。2014年4月に幻冬舎文庫から文庫化された。55歳という定年[4]が間近になった世代の人生の再出発に向け、様々な悩みを抱える人たちの生き方を描いた5編の中編連作小説である。
55歳からのハローライフ | ||
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著者 | 村上龍 | |
発行日 | 2012年12月5日 | |
発行元 | 幻冬舎 | |
ジャンル | 連作中編小説集 | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
形態 | 四六版 | |
ページ数 | 333 | |
公式サイト | 幻冬舎公式ページ | |
コード |
ISBN 978-4-344-02286-7 ISBN 978-4-344-42187-5(文庫判) | |
ウィキポータル 文学 | ||
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「結婚相談所」ではアールグレイ、「空を飛ぶ夢をもう一度」ではミネラルウォーター、「キャンピングカー」ではコーヒー、「ペットロス」ではプーアル茶、「トラベルヘルパー」では日本茶と、作品ごとに主人公が心を落ち着かせるための飲み物がモチーフとして描かれている。
2014年6月14日から7月12日にかけてNHK総合テレビジョン「土曜ドラマ」で5回シリーズでドラマ化された。
収録作品 編集
- 結婚相談所
- 空を飛ぶ夢をもう一度
- キャンピングカー(『新潮』2011年1月号・3月号掲載作の改稿)
- ペットロス
- トラベルヘルパー
あらすじ 編集
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登場人物 編集
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書誌情報 編集
- 55歳からのハローライフ(2012年12月5日、幻冬舎、ISBN 978-4-344-02286-7)
- 55歳からのハローライフ(2014年4月10日、幻冬舎文庫、ISBN 978-4-344-42187-5)
テレビドラマ 編集
55歳からのハローライフ | |
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ジャンル | テレビドラマ |
原作 |
村上龍 『55歳からのハローライフ』 |
脚本 |
大森寿美男 川﨑いづみ |
演出 |
加藤拓 中島由貴 |
出演者 |
リリー・フランキー(第1話) 風吹ジュン(第2話) 原田美枝子(第3話) 小林薫(第4話) イッセー尾形(第5話) |
製作 | |
製作総指揮 | 訓覇圭(制作統括) |
制作 | NHK |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2014年6月14日 - 7月12日 |
放送時間 | 土曜21:00 - 21:58 |
放送枠 | 土曜ドラマ (NHK) |
放送分 | 58分 |
回数 | 5 |
公式サイト |
NHK総合テレビジョン「土曜ドラマ」で2014年6月14日から7月12日の5回シリーズで放送された。週替わりで一つのエピソードを描くオムニバス形式で、主演者も週ごとに変わるスタイルになっている。
キャスト 編集
- 第1回「キャンピングカー」
- 第2回「ペットロス」
- 第3回「結婚相談所」
- 第4回「トラベルヘルパー」
- 最終回「空飛ぶ夢をもう一度」
スタッフ 編集
放送日程 編集
各話 放送日 サブタイトル 脚本 演出 第1話 2014年 6月14日キャンピングカー 大森寿美男 加藤拓 第2話 2014年 6月21日ペットロス 第3話 2014年 6月28日結婚相談所 大森寿美男
川﨑いづみ第4話 2014年 7月 5日トラベルヘルパー 大森寿美男 中島由貴 最終話 2014年 7月12日空を飛ぶ夢をもう一度 平均視聴率 6.8%[6](視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ)
NHK 土曜ドラマ | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
ロング・グッドバイ
(2014年4月19日 - 5月17日) |
55歳からのハローライフ
(2014年6月14日 - 7月12日) |
芙蓉の人〜富士山頂の妻
(2014年7月26日 - 9月6日) |
受賞 編集
脚注 編集
- ^ 大寺明 (2012年12月24日). “『13歳のハローワーク』から『55歳のハローライフ』へ 村上龍の新境地となる最新小説”. ダ・ヴィンチニュース. KADOKAWA. 2018年11月8日閲覧。
- ^ 斎藤美奈子 (2013年2月6日). “《今週の名言奇言 (週刊朝日)》 55歳からのハローライフ 村上龍著”. AERA dot.. 朝日新聞出版. 2018年11月8日閲覧。
- ^ a b 『村上龍さんの長編小説「55歳からのハローライフ」 12月13日から』(プレスリリース)静岡新聞、2011年12月1日 。2018年11月8日閲覧。
- ^ 1994年の高年齢者等の雇用の安定等に関する法律の改正で60歳未満定年制が禁止(1998年施行)されており、本作が初掲載された2011年時点では、既に60歳が日本の標準的な定年になっている。
- ^ 平成26年度文化庁芸術祭参加作品一覧・テレビドラマ部門
- ^ 「発表! 第81回ドラマアカデミー賞」『週刊ザテレビジョン関西版』第20巻33号(2014年8月22日号)、KADOKAWA、2014年8月22日、26頁。
- ^ “宮沢りえ&柄本明、『放送文化基金賞』で演技賞「素敵な作品に恵まれた」”. ORICON (2015年7月8日). 2015年7月8日閲覧。
参考文献 編集
- 村上龍原作「55歳からのハローライフ」製作開始!(NHKドラマトピックス、2014年3月7日)
外部リンク 編集
- 55歳からのハローライフ - 幻冬舎
- 55歳からのハローライフ - 幻冬舎文庫
- 土曜ドラマ「55歳からのハローライフ」 - ウェイバックマシン(2014年6月6日アーカイブ分) - NHKオンライン
- 土曜ドラマ 55歳からのハローライフ - NHK放送史