RPK軽機関銃
RPK(ロシア語:РПК エルペーカー;ручной пулемёт Калашникова ルチノーイ・プリミョート・カラーシニカヴァの略・「カラシニコフ軽機関銃」の意)は、RPD軽機関銃の後継分隊支援火器として、1959年にソビエト連邦軍が制式採用した軽機関銃である。
30発弾倉を装着したRPK | |
RPK | |
---|---|
種類 | 軽機関銃 |
製造国 |
![]() |
設計・製造 |
設計 ミハイル・カラシニコフ 製造 モロト造兵廠 |
年代 | 1959年 |
仕様 | |
種別 | 軽機関銃 |
口径 |
7.62 mm(RPK) 5.45 mm(RPK74) |
銃身長 | 590 mm |
ライフリング | 4条 右回り |
使用弾薬 |
7.62x39mm弾(RPK) 5.45x39mm弾(RPK74) |
装弾数 |
30発(AK/AK74用箱型弾倉) 40発(RPK用箱型弾倉) 45発(RPK74用箱型弾倉) 75発(RPK用ドラムマガジン) |
作動方式 |
ロングストロークピストン式 ロータリーボルト式 セミ/フルオート切替射撃 |
全長 |
1,040 mm(RPK) 820 mm(RPKS折り畳み状態) 1,060 mm(RPK74) 845 mm(RPKS74折り畳み状態) |
重量 |
5.0 kg(RPK、RPK74、RPK74M) 5.3 kg(RPKS) 5.15 kg(RPKS74) (いずれも空の箱型弾倉込) (レール付きは0.1 kg増) |
発射速度 |
600発/分(RPK) 650発/分(RPK74) |
銃口初速 |
745 m/s(RPK) 960 m/s(RPK74) |
有効射程 | 100 - 1,000 m |
歴史 | |
設計年 | 1955年 - 1958年 |
製造期間 |
1959年 - 1976年(RPK) 1976年 - 1990年代?(RPK74) 1990年代? - 現在(RPK74M) |
配備期間 | 1959年 - 現在 |
配備先 | ソ連軍および旧東側陣営の影響を受けた多数の諸国 |
関連戦争・紛争 | ベトナム戦争以降の多くの戦争/紛争 |
本稿では、その派生型についても記述する。
概要 編集
第二次世界大戦後に発足したNATO(北大西洋条約機構)加盟諸国では、歩兵の装備する小火器を自動小銃と短機関銃、汎用機関銃で構成する道を選んだが、ソ連は、分隊にAKと分隊支援火器を配備し、中隊に汎用機関銃を置く道を選び、第一世代の分隊支援火器としてRPDを採用していた。
しかし、RPDの弾薬はAKと共通だが、部品の互換性がなかったため調達上の効率が阻害されていた他、給弾方式がベルトリンク式であるため、部隊ではAKの弾倉が使用できないことに不満が出ていた。そのため、並行して開発が進められていたアサルトライフルであるAKMと同じ設計思想の下、軽機関銃の開発も進められ、RPKが開発された。
構造 編集
RPKの内部構造はAKMと概ね同一で、弾丸の初速を増大させて射程を延長するため銃身長が通常のAKMより長く、また、フルオート連射により銃身が加熱し反ることによる命中率の低下を防ぐためと、フルオート連射時の反動を抑えやすくするために肉厚の銃身を装備している。銃身はAKと同様に機関部に固定されているため交換できない。銃本体のレシーバーはAKMと同様に鋼板のプレス加工によって製造されているが、鋼板の厚みはAKMの1mmから1.5mmに強化されている。他に、レシーバー前方に強化リブがある、マガジン装着部上部に窪みがない[注 1]、リコイルスプリングが2本の鋼線を捻ったものになっている、リアサイトに左右微調整機能が追加されているなど、AKMとは異なる部分がある。
AKMをベースとしているが、グリップやトップカバー、デッキロックはAKと同型であるなど、AKとAKM両方の仕様が入り混じった構成である。これはAKからAKMへの更新の過渡期に製造開始されたため[要出典]である。ただし、製造が開始された1959年から1962年頃に掛けて製造されたものは、樹脂製グリップやリブ付きトップカバー等AKMと同型の構成であり、デッキロックはAKとAKM両方の仕様がある[1]。
また、銃口部下方にプレス加工による軽量の折りたたみ式二脚(バイポッド)を追加してある。これに伴い、銃床は伏射時に片手を添えて肩付保持するのに適した大型のものに変更された。初期製造品の二脚は起倒するだけだったが、中期からは首振り機構が追加され、後継のRPK74では二脚の可動域がさらに大きくなった。AKと共通の30発箱型弾倉の他、それを長くした40発箱型弾倉、75発ドラム型弾倉などが開発され、供給された。
バリエーション 編集
RPK 編集
RPK(ロシア語: 7,62-мм ручной пулемёт Калашникова РПК、「7.62mmカラシニコフ軽機関銃 RPK」の意)(GRAU:6P2)は基本型で、1959年4月8日、ソビエト連邦閣僚会議の布告により、AKMと共にソビエト連邦軍に制式採用され、製造開始された軽機関銃である[2]。
使用する弾倉は、AKMの30発箱型弾倉、40発箱型弾倉、75発ドラム型弾倉などがある。しばしば「100連ドラム型弾倉は存在しない」とされるが、ノリンコによって製造されたものが存在する。AKMと部品の交換性を達成してAKの弾倉が使用できなかった問題をクリアした他、取扱法も統一されたため兵員の訓練にかかる手間も大きく減少した。その後、ソビエト連邦軍のみならず、多くの東側諸国に輸出され、第三世界にも広がるなど世界中で使用された。
RPKN 編集
RPKN(GRAU:6P2N)は、RPKに暗視装置を装着するためのレールと、NSP−2を取り付けた夜間戦闘仕様[3]。なお、"N"や"L"の略号は、RPK等に上記の暗視装置が装着されている場合にのみ追加されるもので、暗視装置が装着されておらずレールのみの場合には、"N"や"L"の略号は追加されず通常のRPK等と同じ呼称となる。この命名規則は、7.62mmのAK、AKM、RPK全ての夜間戦闘仕様に共通する[4][注 2]。
RPKL 編集
RPKL(GRAU:6P2L)は、RPKにレールとNSP−3またはNSP−3Aを取り付けた夜間戦闘仕様[6][7][注 3]。
RPKN-1 編集
RPKN-1(GRAU:6P2N-1)は、RPKにレールとNSPUを取り付けた夜間戦闘仕様[3][8]。後に、RPKにNSPU-3を取り付けた夜間戦闘仕様にも同様の呼称が与えられた[9]。
RPKN2 編集
RPKN2は、RPKにレールとNSPUM暗視装置を取り付けた夜間戦闘仕様[3][10]。
RPKS 編集
RPKS(ロシア語: 7,62-мм ручной пулемёт Калашникова со складывающимся прикладом РПКС、「7.62mmカラシニコフ軽機関銃折り畳み式銃床付き RPKS」の意)(GRAU:6P8)は、空挺部隊向けに折りたたみ式銃床を装備したRPK。1962年9月7日付「ソビエト連邦国防大臣命令第232号」により制式採用された[11]。
RPKSN 編集
RPKSN(GRAU:6P8N)は、RPKSに暗視装置を装着するためのレールと、NSP−2を取り付けた夜間戦闘仕様[12]。
RPKSL 編集
RPKSL(GRAU:6P8L)は、RPKSにレールとNSP−3またはNSP−3Aを取り付けた夜間戦闘仕様[3][7][注 3]。
RPKSN-1 編集
RPKSN-1(GRAU:6P8N-1)は、RPKSにレールとNSPUを取り付けた夜間戦闘仕様[3][8]。後に、RPKSにNSPU-3を取り付けた夜間戦闘仕様にも同様の呼称が与えられた[9]。
RPKSN2 編集
RPKSN2は、RPKSにレールとNSPUM暗視装置を取り付けた夜間戦闘仕様[3][10]。
RPK74 編集
1970年代に小口径の5.45x39mm弾を使用するAK74が制式採用されると、AK74と同一の弾丸を使用するRPK74(ロシア語: 5,45-мм ручной пулемёт Калашникова РПК74、「5.45mmカラシニコフ軽機関銃 RPK74」の意)(GRAU:6P18)が新たに登場した。RPKからは、銃口にフラッシュサプレッサーが装着され、レシーバーカバーにリブが加えられるなどの改良がなされている。弾倉はAK74用の6L20と呼ばれる30発箱型弾倉か、延長型の6L18という45発箱型弾倉がある。旧来のようなドラム型弾倉は開発時にテストされたが、最終的には採用されなかった。しかし、RPKのものを5.45x39mm用にコンバートしたサードパーティ製品が複数存在する。ほかにも、6L31と呼ばれる弾倉内部でダブルカラムを二つ並べて、その頂点で二個のマガジンフォロアーが合流するという、非常に珍しい構造を持った60発複々列式箱型弾倉も存在する。
初期に生産されたものはAK74に準じて、合板のストックとハンドガード、赤茶色のベークライト製[要出典]グリップに、AG-4S[13]と呼ばれるオレンジ色のガラス繊維強化フェノール樹脂製弾倉を採用していた[注 4]。1980年代中頃から生産された後期型は、ストックやハンドガード、グリップ、弾倉が、新素材である焦茶色(プラム・カラー)に染色されたPA6-211-DS[14][15]と呼ばれるガラス繊維強化ポリアミド樹脂製に改良され、弾倉の形状もリブの数を大幅に増やした新型となった。
また、RPK74はBMD-3歩兵戦闘車に、自衛用火器として1挺搭載されている。
RPK74N 編集
RPK74N(GRAU:6P18N)は、RPK74のレシーバー左側面に夜間照準器装着用レール(ドブテイルマウント)を備え、NSPUを取り付けた仕様[5][3]。夜間照準器装着用レールのみを備えた状態はRPK74N1(GRAU:6P18N1)[5]、NSPUMを取り付けた状態はRPK74N2(GRAU:6P18N2)[5][3]、NSPU-3を取り付けた状態はRPK74N3(GRAU:6P18N3)[5][3]と呼ばれる。なお、過去にNSPU-3を取り付けたモデルがRPK74Nと呼ばれたことがあった[16]が、2001年発行のマニュアルでは既に前記の様に変更されている[5]。
RPKS74 編集
RPKS74(ロシア語: 5,45-мм ручной пулемёт Калашникова со складывающимся прикладом РПКС74、「5.45mmカラシニコフ軽機関銃折り畳み式銃床付き RPKS74」の意)[17](GRAU:6P19)は、空挺部隊向けに折りたたみ式銃床を装備したRPK74。
RPKS74N 編集
RPKS74N(GRAU:6P19N)は、RPKS74のレシーバー左側面に夜間照準器装着用レール(ドブテイルマウント)を備え、NSPUを取り付けた仕様[5][12]。夜間照準器装着用レールのみを備えた状態はRPKS74N1(GRAU:6P18N1)[5]、NSPUMを取り付けた状態はRPKS74N2(GRAU:6P19N2)[5][3]、NSPU-3を取り付けた状態はRPKS74N3(GRAU:6P19N3)[5][3]と呼ばれる。なお、過去にNSPU-3を取り付けたモデルがRPKS74Nと呼ばれたことがあった[16]が、2001年発行のマニュアルでは既に前記の様に変更されている[5]。
RPK74M 編集
RPK74M(ロシア語: 5,45-мм ручной пулемёт Калашникова с пластмассовым складывающимся прикладом и универсальной планкой для дневных, ночных прицелов РПК74М、「5.45mmカラシニコフ軽機関銃樹脂製折り畳み式銃床および昼間・夜間照準器用汎用レール付き RPK74M」の意)[17](GARU:6P39)は、RPK74の改良型であり、AK74Mの分隊支援火器仕様である。ストックが折り畳み式となり、銃床右側の本体付近にスイベルリングが存在する。レシーバー左側面には暗視装置や光学照準器の取り付け用レールが標準装備となった。ハンドガードとグリップの形状はRPK74後期型と同じであるが、ガラス繊維強化ポリアミド樹脂の染料が、RP74後期型の焦茶色から黒色になった[15]。
また、RPK74MはBMD-3およびBMD-4歩兵戦闘車に、自衛用火器として1挺搭載されている。
RPK201 編集
RPK201(GRAU:6P55)は、AK101に対応した分隊支援火器仕様である。RPK74M同様、ハンドガードやストック、グリップにプラスチックを使い、プラスチック製の折りたたみ式銃床を標準装備し、銃床右側の本体付近にスイベルリングが存在する。RPK201は5.56x45mm NATO弾に対応しているので、輸出向けモデルと見られる。
RPK203 編集
RPK203あるいはRPKM(GRAU:6P8M)は、AK103に対応した分隊支援火器仕様である。おそらく輸出向けモデルである。RPK74Mと変わらない仕様のものと、より人間工学に適応した形状のグリップとダストカバーにピカティニーレールを備えた改良型モデルが存在する。
RPK-16 編集
RPK-16は、RPK74Mをさらに近代化したもの。 ロシア軍におけるRPK74の役割を引き継ぐことが期待されている[18]。これは、伝統的なカラシニコフのレイアウトとデザインに基づいており、AK-12プログラムから派生した新しい技術と人間工学的機能を備えている。
RPK-16は5.45×39mm弾薬を使用し、RPK74の固定バイポッドの代わりにピカティニーレールに取り付けられた取り外し可能なバイポッドを装備する。
従来のカラシニコフガス式ロングストロークピストンシステム、取り外し可能なサプレッサー、レシーバーの上部にあるピカティニーレール、さまざまな光学機器/スコープを取り付けるためのピカティニーレール、ハンドガードの下部にあるバイポッドマウント、人間工学に基づいたピストルグリップ、折りたたみのバットストックを備える。銃身には2種類あり、550mm のロングバレル(軽機関銃としてのパーツ構成の場合)および370 mmのショートバレル(アサルトライフルとしてのパーツ構成の場合)がある[19]。これら銃身を簡単に交換できる設計となっている。
戦闘重量は6 kg、全長は1076 mm、フルオート射撃時の連射レートは毎分700発、有効射程は800 mで、96連ドラムマガジンを標準使用する[20]。AK74とRPK74のマガジンとも互換性がある[21]。
各国で生産されたRPK 編集
以下、RPKやAKをベースにした軽機関銃。
国名 | 名称 | 相当品、備考 |
---|---|---|
中国 | 56式分隊支援火器S-7型(56S-7式) 81式班用軽機槍 |
RPK 81式ベース |
東ドイツ | lMG-K lMG-RPK74 lMG-RPKS74 ヴィーガー LMG K 500 (914) ヴィーガー LMG K 500 (924) ヴィーガー LMG 944 ヴィーガー LMG 954 ヴィーガー LMG 974 |
ソ連製RPK ソ連製RPK74 ソ連製RPKS74 MPi-KMの二脚装備・バレル延長モデル、輸出向け MPi-AK-74Nの二脚装備・バレル延長モデル、輸出向け LMG K 500の改良型、5.56x45mm弾仕様、輸出向け LMG 944の5.45x39mm弾仕様、輸出向け LMG 944の7.62x39mm弾仕様、計画のみ |
ユーゴスラビア セルビア |
M72 M72A M77B1(en) M82 M82A |
RPK、ツァスタバ M70ベース RPK、M72ベース、ストックはAKMSタイプ RPK、7.62x51mm弾仕様 RPK、5.56x45mm弾仕様 RPK、5.56x45mm弾仕様、ストックはAKMSタイプ |
ハンガリー | RPK | RPK |
ルーマニア | PM md. 64 PM md. 89 M1993 PM md. 93 |
RPK RPK74、弾倉が金属製になっている。 同上、輸出向け RPKS74、PA md.86ベース、弾倉が金属製になっている。旧東ドイツ製の側面折畳ストックを装備 前述の各型の中には、フロントサイト基部の右側面にキャリングハンドルが付いた個体が存在する。 |
ブルガリア | アーセナル RPK-7 アーセナル RPK-5 LMG |
RPK、AKベース 5.56x45mm弾仕様RPK、AKベース |
イラク | アル・クズ | ツァスタバ製M72のライセンス生産 |
フィンランド | ヴァルメ M78 M78A2 |
オリジナル 7.62x39mm弾仕様 7.62x51mm弾仕様、H&K G3の弾倉を使用 |
アルバニア | ASh-78-2 | RPK、ASh-78-1ベース |
画像 編集
運用国 編集
登場作品 編集
映画・ドラマ 編集
- 『コマンドー』
- 主人公、ジョン・メイトリックス大佐が銃床をドラグノフ狙撃銃風に改造したバルメ M78を使用する。
- 『ブラックホーク・ダウン』
- ソマリア民兵がツァスタバ M72を使用する。
- 『ランボー/怒りの脱出』
- ベトナム河川海賊の見張りが樹上からバルメ M78を構えて警戒に当たる。
- 『レッド・スコルピオン』
- 『ロシア特殊部隊 スペツナズ』
漫画・アニメ 編集
- 『Angel Beats!』
- 『うぽって!!』
- 擬人化されたRPKが登場。
- 『不死の猟犬』
- リンが二丁持ちで使用。
ゲーム 編集
- 『ARMA 2』
- RPK74が登場。
- 『Bullet Force』
- 『MASSIVE ACTION GAME』
- RPK74が「RTK-74」の名称でセイバーの武器として登場。
- 『クロスファイア』
- パンデミック、ヒーローモード、アンデットモード(ゲームモード)で大活躍する。
- 『コール オブ デューティシリーズ』
- 『CoD:BO』
- RPKが登場。ドットサイトやドラムマガジン、IRスコープなどが搭載可能。
- 『CoD:MWII』
- AKプラットフォームのLMGとして、75連ドラムマガジンを装着したモデルが登場。
- 『バトルフィールドシリーズ』
- 『マーセナリーズ2 ワールド イン フレームス』
- 「オートマチック式ライフル」という名称で登場する。ベネズエラ軍(ソラーノ軍)が使用する。
- 『メタルギアソリッド ピースウォーカー』
- RPKが登場。開発するとドラムマガジンになる。
- 『レッドクルシブル2』
- 『ドールズフロントライン』
- 日本語版ではまだ未実装であるが、先行している中国版、韓国版の少女前線ではストーリー中盤から登場する特殊部隊、「叛逆小隊」の追加メンバーとしてRPK-16が星5戦術人形として登場する。
脚注 編集
注釈 編集
- ^ ルーマニア製やユーゴスラビア製などには、AKMと同じ形状の窪みがあるものも存在する。
- ^ 5.45mmのAK74、AKS74U、RPK74の夜間戦闘仕様の名称については、7.62mmのAK、AKM、RPKとはまた別の命名規則が存在する[5]。
- ^ a b 名称にある「L」は、設計時にNSP-3とAKMの複合体に付けられたコードネーム「Lavr」に基づいている[4]。「Lavr」は「月桂樹(厳密にはゲッケイジュ属の樹木)」の意。
- ^ ルーマニアなどではRPKのようなデザインの金属製弾倉を採用していた。
- ^ アーセナル社が製造するものを使用している(5.56mm NATO弾を使用するRPKも製造している)。
出典 編集
- ^ Stott 2019, pp. 50–54.
- ^ Popenker, Maxim (2019年). Eldar Khanseidov: “Автомат Калашникова: 70 лет на страже мира” [カラシニコフ自動小銃:平和を護り続けた70年] (ロシア語). Kalashnikov Media. 2023年6月15日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k Podgornov 2019, pp. 8, 12.
- ^ a b Podgornov 2019, p. 1.
- ^ a b c d e f g h i j k AK74/RPK74他説明書 2001, p. 3.
- ^ Podgornov 2019, pp. 8–9, 12.
- ^ a b NSP-3取扱説明書 1968, p. 4.
- ^ a b 1PN34取扱説明書 1977, p. 5.
- ^ a b 1PN51取扱説明書 1991, p. 3.
- ^ a b 1PN58取扱説明書 1985, p. 3.
- ^ Pticin, Pavel. “Приказ Министра обороны СССР №232 от 7 сентября 1962 г. О принятии на вооружение Советской Армии авт” [ソ連軍の自動小銃採用に関する1962年9月7日付ソビエト連邦国防大臣命令第232号] (ロシア語). 2023年6月15日閲覧。
- ^ a b Podgornov 2019, pp. 8, 10–12.
- ^ “Прессматериалы АГ-4В, АГ-4С” [プレス材料AG-4V、AG-4S] (ロシア語). 2023年6月15日閲覧。
- ^ “Стеклонаполненный полиамид ПА6-211-ДС” [ガラス繊維強化ポリアミド PA6-211-DS] (ロシア語). 2023年6月15日閲覧。
- ^ a b “Стеклонаполненный полиамид ПА6-211-ДС(МКС-21) высший сорт ГОСТ 17648-83” [ガラス繊維強化ポリアミド PA6-211-DS(MKS-21)特級 GOST 17648-83] (ロシア語). 2023年6月15日閲覧。
- ^ a b 1PN51取扱説明書 1991, p. 5.
- ^ a b AK74/RPK74他説明書 2001, pp. 3, 8–9.
- ^ Sputnik. “Sniper Machinegun: Kalashnikov Unveils Universal Weapon for Special Forces” (英語). sputniknews.com. 2017年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年3月14日閲覧。
- ^ “Army 2016: Kalashnikov unveils RPK-16 LMG | IHS Jane's 360”. www.janes.com. 2017年3月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年3月14日閲覧。
- ^ “RPK-16 light machine gun - Modern Firearms” (英語). Modern Firearms. (2016年9月1日). オリジナルの2018年6月24日時点におけるアーカイブ。 2018年6月21日閲覧。
- ^ Sputnik. “Sniper Machinegun: Kalashnikov Unveils Universal Weapon for Special Forces” (英語). sputniknews.com. 2017年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年3月5日閲覧。
参考文献 編集
- Iannamico, Frank (2016). AK-47: the Grim Reaper (2nd ed.). ISBN 978-0-9823918-5-3
- Stott, Rob (2019). the AK47 catalog volume 8. ISBN 978-1798177693
- Russian Close Combat Weapon. NO "Association "Defense Enterprises Assistance League". (2010). ISBN 978-5-904540-04-3
- Podgornov, Konstantin (2019-05). “Планки для приборов ночного видения на автоматах и ручных пулемётах Калашникова [カラシニコフ自動小銃および軽機関銃の暗視装置用レール]” (ロシア語). Оружие (Техника — молодёжи) 2019 (6). ISSN 1728-9203.
- ソビエト連邦国防省 (1958) (ロシア語). НАСТАВЛЕНИЕ ПО СТРЕЛКОВОМУ ДЕЛУ: ПРИБОРЫ НОЧНОГО ВИДЕНИЯ [射撃教範:暗視装置] - NSP-2/PPN-2の説明書
- ソビエト連邦国防省 (1968) (ロシア語). ПРИЦЕЛ НСП-3: ТЕХНИЧЕСКОЕ ОПИСАНИЕ И ИНСТРУКЦИЯ ПО ЭКСПЛУАТАЦИИ [NSP-3:技術的解説および取扱説明書]
- ソビエト連邦国防省 (1977) (ロシア語). ИЗДЕЛИЕ НСПУ (индекс 1ПН34): ТЕХНИЧЕСКОЕ ОПИСАНИЕ И ИНСТРУКЦИЯ ПО ЭКСПЛУАТАЦИИ [NSPU(インデックス1PN34):技術的解説および取扱説明書]
- ソビエト連邦国防省 (1985) (ロシア語). ИЗДЕЛИЕ 1ПН58: ТЕХНИЧЕСКОЕ ОПИСАНИЕ И ИНСТРУКЦИЯ ПО ЭКСПЛУАТАЦИИ [1PN58:技術的解説および取扱説明書]
- ソビエト連邦国防省 (1991) (ロシア語). Изделие 1ПН51: ТЕХНИЧЕСКОЕ ОПИСАНИЕ И ИНСТРУКЦИЯ ПО ЭКСПЛУАТАЦИИ [1PN51:技術的解説および取扱説明書]
- ロシア連邦国防省 (2001) (ロシア語). РУКОВОДСТВО ПО 5,45-мм АВТОМАТАМ КАЛАШНИКОВА АК74, АК74М, АКС74, АКС74У, АК74Н, АК74Н1, АК74Н2, АК74Н3, АКС74Н, АКС74Н1, АКС74Н2, АКС74Н3, АКС74УН2 И 5,45-мм РУЧНЫМ ПУЛМЕТАМ КАЛАШНИКОВА РПК74, РПК74М, РПКС74, РПК74Н, РПК74Н1, РПК74Н2, РПК74Н3, РПКС74Н, РПКС74Н1, РПКС74Н2, РПКС74Н3 [5.45mmカラシニコフ自動小銃 AK74, AK74M, AKS74, AKS74U, AK74N, AK74N1, AK74N2, AK74N3, AKS74N, AKS74N1, AKS74N2, AKS74N3, AKS74UN2 並びに 5.45mmカラシニコフ軽機関銃 RPK74, RPK74M, RPKS74, RPK74N, RPK74N1, RPK74N2, RPK74N3, RPKS74N, RPKS74N1, RPKS74N2, RPKS74N3 説明書]