ジェイアールバス関東白河支店

画像提供依頼白河駅新白河駅周辺の路線図(福島交通白河営業所管轄も含む)の画像提供をお願いします。2015年10月
現在の白河支店(2015年撮影)
白河支店とJR東日本総合研修センター(2015年撮影)
東北道統括支店(当時・2005年撮影)
白河車庫当時の同支店(2004年撮影)
棚倉営業所(2004年撮影)
小野新町車庫

ジェイアールバス関東白河支店(ジェイアールバスかんとうしらかわしてん)は、福島県白河市にあるJRバス関東の営業所である。

所在地編集

白河支店編集

  • 福島県白河市白坂石阿弥陀7-3
    • 2014年3月1日に福島県白河市会津町51-11から現在の場所に移転。同時に棚倉営業所も統合。旧白河支店跡地は白河文化交流館コミネス建設のため、白河市が取得した。
    • 最寄りバス停
      石阿弥陀(福島交通

棚倉営業所(廃止)編集

小野新町車庫(廃止)編集

  • 福島県田村郡小野町小野新町中通30
    • 閉所後売却。現在のミニストップ小野新町店周辺に所在していた。
    • 最寄りバス停
      中通り(福島交通,磐城北線運行当時の停留所名称は「新町中通」)

所属車両のナンバー編集

白河支店編集

  • 白河ナンバー(白河ナンバーが誕生する以前の登録車両は福島ナンバー)

※棚倉営業所、小野新町営業所はいわきナンバーであった。

概要編集

1944年の金属供出により、白棚線(鉄道)が運行休止となったため、代行バスを運転したのが始まりである。戦後には「鉄道線の短絡」を使命として、磐城北線が運行されている。また、代行バスは鉄道の線路敷をバス専用道に転換したことで有名。当時は「白棚高速線」と呼ばれていたが、東名高速線開業と同時に、現在の線名に改称している。

地方バス路線はどこも厳しい状況で、事実磐城北線は2007年3月限りで廃止されたが、白棚線については通学等の需要が多く、新幹線連絡の使命もあるため、大型長尺車での運行が現在も行われている。運行本数も多く、地方バス路線としては良好な状態で、「鉄道線の代行」という使命は引き継がれている。

高速バス「ラ・フォーレ号」および「らくちん号」では地理的な条件を生かして、運行開始当初より1人乗務と2人乗務を組み合わせた運行を行っていた。当支店を高速バス乗務員基地とするため、2005年に組織変更が行われた。それに伴い、所有車両についても、いわきナンバーから福島ナンバーへ登録替えが行われている(棚倉町は福島運輸支局いわき自動車検査登録事務所、白河市は福島運輸支局本庁舎管轄のため)。

2014年2月末で棚倉営業所が白河支店に統合されたため、同所の所属であった車両はいわきナンバーから福島ナンバーへ登録替えが行われている。

東日本旅客鉄道総合研修センター送迎バスでは一度に大量の人員を輸送する必要があることから連節バスも投入している。また、研修センターの繁忙期となる4月や9月などには近隣の支店から乗務員、車両の応援を受けている。

2019年の台風19号の大雨による災害により、2020年4月1日時点でも白棚線の専用道路区間の関辺~白河東工業団地間において災害箇所が発生しているため、古関バス停を休止し、国道289号線に迂回運行している。仮バス停を国道289号線に設置している。

連節バスについては、研修センターの需要は10時以降なので通学・通勤時間帯とは重ならないので、白棚線の通学需要に活用したいが、一般乗合への転用にはハードルが高いが実現させたいとバスラマのインタビュー記事で述べられている[1]

本支店の職員数は60人(うち女性3人)である(2019.5.30現在)[2]

2020年4月1日現在、24台(一般路線車15台(コミュニティバス含む)、貸切登録車6台、特定輸送車3台)が配置されている。

沿革編集

  • 1944年12月11日 - 白棚線鉄道撤去代行バス運行開始に伴い、棚倉自動車区開設。
  • 1945年10月10日 - 棚倉自動車区白河派出所が支区に昇格。
  • 1948年3月13日 - 小野新町自動車区開設。
  • 1950年4月1日 - 自動車区を自動車営業所に改称。
  • 1952年7月1日 - 磐城北線開業。
  • 1954年1月1日 - 小野新町自動車営業所が棚倉自動車営業所支所となる。
  • 1957年4月26日 - 白棚線線路敷を転用した専用道路の完成に伴い、白棚高速線として運行開始。
  • 1958年2月1日 - 棚倉自動車営業所白河支所が派出所となる。
  • 1969年6月10日 - 白棚高速線を白棚線に改称。
  • 1987年4月1日 - 国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道関東自動車事業部棚倉自動車営業所に改称。
  • 1988年4月1日 - バス部門分割子会社化により、ジェイアールバス関東棚倉営業所に改称。
  • 1994年11月23日 - 「だるまバス」運行開始。
  • 1998年7月18日 - 高速バス「あぶくま号」運行開始。
  • 2003年12月1日 - 西郷シャトル(新白河駅 - 西郷BS)運行開始。
  • 2005年7月1日 - 白河車庫を格上げして東北道統括支店開設。棚倉支店を棚倉営業所、小野新町営業所を小野新町車庫に格下げ。
  • 2007年4月1日 - 磐城北線廃止、小野新町車庫閉所。
  • 2007年10月1日 - 白河市循環バス運行開始(白河市より受託)。
  • 2010年6月1日 - 東北道統括支店を白河支店に改名。
  • 2014年3月1日 - 白河支店を福島県白河市白坂石阿弥陀7-3に移転。同時に棚倉営業所を白河支店に統合。
  • 2014年5月17日 - 白棚線にて国鉄バス復刻デザイン路線バスを運行開始。8月31日まで運行。
  • 2017年3月31日 - この日をもってJR磐城棚倉駅・JR新白河駅・JR白河駅のみどりの窓口でのJRバス定期券の販売を終了。
  • 2017年4月3日 - 白棚線にて開業60周年を記念して、鉄道時代に運行していた国鉄C1225型の蒸気機関車をイメージした「SLラッピングバス」を運行開始。
  • 2017年4月26日 - 白棚線が開業60周年を迎え、白河駅前で記念式典を開催[3]
  • 2018年12月18日 - 白棚線にて、内閣府が推進する戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「自動走行システム」において、バスの正着制御技術に関する実証実験を20日までの3日間実施。


現在の所管路線編集

 
白棚線 M527-94302

高速バス編集

路線バス編集

乗降方式

  • 後乗り・前降り

※交通系ICカードは非対応

コミュニティバス編集

白河市よりコミュニティバスの運行を委託されている。

契約輸送編集

過去の路線編集

 
磐城北線 M321-89303

車両編集

一般路線車編集

白棚線には主に大型車が運用されているが、利用者が多いことや、バス専用道で道路環境の制約があまりないことから、国鉄時代から長尺車(全長11m級)が多い。JR化後に導入された車両は前後扉車が主体であったが、近年の導入車は前中扉車仕様のノンステップバスワンステップバスが主体である(ワンステップバスの転属車もあり)。日野車がメインであるが、日産ディーゼル(当時、現「UDトラックス」)車も少数在籍する。中古購入車も配置されているが、これにも長尺車が選択されている。2016年に元東急バスの日野・ブルーリボンシティ長尺ワンステップバスが1台(L517-03506:福島200か1884)導入された。2017年に元東急バスの三菱ふそう・エアロスター長尺ワンステップバスが1台(L514-03509:福島200か1976)導入された。

1994年には運行開始50周年を記念して、正面にだるまの顔を描いた「だるまバス」が2台運行された(2004年以降は通常の塗装に戻っている)。 2014年には福島県観光キャンペーンにあわせ、国鉄バス時代(1960年 - 1971年)の車両デザインを復刻した「復刻デザイン路線バス」(L538-02503:福島200か1707)を同年5月17日から6月30日まで(のち同年8月31日まで延長)の期間限定で運行した[4]。現在当該車両は他支店に転属している。
2018年には白棚線60周年を記念したSLラッピングバス(L527-03502:福島200か561)が登場している[5]。 2019年度には日野・ブルーリボンQ尺車の新車が1台(L527-19503:福島200か2159)導入された。

コミュニティバス編集

2007年に西那須野支店から塩原温泉巡回バスとして活躍していた三菱・ローザボンネットバスが転入、同年10月1日より「白河市循環バス」として運行されている。紺色と茶色で各1台ずつ配置される。
なお、2008年3月5日から2週間程度、JR東日本ジェイアール東日本コンサルタンツとの共同で、JR東日本グループのホテルから排出された廃食料油を原料としたバイオディーゼル燃料の実証実験を同車にて行っていた。
2019年度に新たにJRバス関東標準カラーで中古購入のいすゞ・エルガミオが配置された。

高速車編集

高速車は三菱ふそうと日野が多かったが、大半が東京支店に移籍し、現在は配置がない。
多客日の高速バス続行便には貸切登録の元高速車やトイレ付き貸切車を使用する。
1999年に夢街道会津号開業用で導入された日野・セレガのH657-99414(いわき200か18)は、通常のハイデッカー車 (KC-RU3FSCB) でありながら、フロントガラスは2分割・銀サッシ・リアスポイラーなし・荷物棚はパイプ・室内の蛍光灯は円形と、自家用バスに近い車体をもつ珍しい形態の車両であった(2007年、長野原支店に転属後に廃車)。
日野・セレガFSのH657-98416(いわき22か589)は東京支店所属だったH657-98406(足立22か5477)とともにあぶくま号開業用で導入され、車体側面に「あぶくま号 新宿←→福島」のロゴが入っていた。
あぶくま号の東京駅~大槻車庫・郡山駅線が運行を開始した際にはエアロエースのH654-07410(福島200か898)、H654-07411(同897)が使用されていた。以前には貸切車から改造された三菱ふそう・エアロバスのH654-95401(いわき22か545)・96401(いわき22か566)、新車で購入した日野・セレガのH657-00417(いわき200か16)、日野・セレガRのH657-04406(福島200か620)、他支店から転属してきた三菱ふそう・エアロバスのH654-02418(福島200か854)、日産ディーゼル・スペースアローのH658-03415(福島200か1523)とH658-01414(福島200か1550)、日野・セレガRのH657-02403(福島200か1721)も配置されていた。

貸切車編集

三菱ふそう、日野、いすゞのハイデッカーと一般路線仕様(貸切登録車)が配置されている。ハイデッカーは中型車(H644-96402)、トイレ無し(H644-98413)、中央トイレ付き(H657-02419)、元高速車の後部トイレ(H657-04410、H651-07407)の4種類が在籍する。

貸切車(主に一般路線仕様)はJR東日本研修所送迎バスにも使用されている。
元高速車は東京支店から転属してきたいすゞ・ガーラ(H651-07407)と日野・セレガR(H657-04410)が2台配置され、多客日などに高速バスに投入されている。H657-04410は以前に白河市のラッピングがされていた。
以前はスーパーハイデッカー車(日産ディーゼル・スペースウイング)も配置されていた(S648-91401)。
棚倉では1993年度から1996年度まで三菱ふそう・ニューエアロバスが毎年1台ずつ購入し、トップナンバーで配置されていた(H644-93401、94401、95401、96401)。このうち95401と96401はトイレを取り付けて高速車に転用された。1998年度と2002年度には中央トイレ付きの日野・セレガ(セレガR)を1台ずつ購入(H657-98412、02419)。2004年度にはスタンドデッカーを2台購入(H644-04407、04408)。
会社発足当初には日産ディーゼル・富士重工R3ボディのH648-87429、87435、87436が配置されていた。

特定車編集

JR東日本総合研修センターの契約輸送専用で、元・京成バスボルボ製連接バス (B10M) が配置されている。当初は4両(O520-98001~98004)配置されていたが、1両(O520-98002)は部品確保用に廃車となった。
2020年度には新たに日野・ブルーリボンハイブリッド連節バスが1台(O537-20001:福島200か2170)配置された。

事業用車編集

事業用車として、2トントラックの除雪車を所有する。降雪時にはスノープラウを装着して、専用道での除雪作業を行う。社番は付与されていない。

付帯事業編集

  • 白河駅前や新白河駅構内高架下、新白河駅構内屋外で月極駐車場を営業している。

特記事項編集

  • 福島県は東北地方に分類されることから、通常ならJRバス東北のエリアとも思えるが、実際には福島など東北エリアより西那須野・烏山など北関東エリアとの結びつきのほうが強く、国鉄時代より関東地方自動車局→JR東日本関東自動車事業部の管轄となっており、1988年の分社化にあたってもJRバス関東に引き継がれることになった。
  • 福島県内には、JRバス関東いわき支店JRバス東北福島支店もあり、全国唯一の「2社のJRバスが拠点を設置している県」となっている(福島県バス協会にも2社とも加盟)。[6]
  • 白河支店構内での車両の給油・清掃・洗車はジェイアールバステック白河作業所に委託している。
  • 宇都宮支店管内のツインリンクもてぎでビッグレースが開催される日には宇都宮駅~ツインリンクもてぎ間の輸送の応援に入ることがある。

参考文献編集

  • バスラマ・インターナショナル48号「ユーザー訪問:ジェイアールバス関東」
  • バスジャパン・ハンドブック「18 ジェイアールバス関東」
  • バスジャパン・ニューハンドブック「37 ジェイアールバス関東」
  • 白棚高速線開業50周年記念冊子(JRバス関東東北道統括支店発行)
  • JR気動車客車編成表 2019

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ 『バスラマインターナショナル135号(P.19)』
  2. ^ ハローワーク求人票(07050-02878391)より
  3. ^ 福島)バスの白棚線が開業60周年
  4. ^ 復刻デザイン路線バスの運転について(2014年5月 ジェイアールバス関東) (PDF)
  5. ^ ジェイアールバス関東 白棚線60周年記念SLラッピングバス
  6. ^ ただし、車両配置がない営業所を含めれば、静岡県も該当する。(JR東海バス静岡支店とJRバス関東三ケ日営業所)

関連項目編集

外部リンク編集

座標: 北緯37度07分50.5秒 東経140度12分31.5秒