ファルコン&ウィンター・ソルジャー

ファルコン&ウィンター・ソルジャー』(The Falcon and the Winter Soldier)は、マルコム・スペルマンが制作したアメリカのミニ・テレビ・シリーズ。マーベル・コミックのキャラクター、サム・ウィルソン/ファルコンバッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャーを原作としている。マーベル・スタジオが制作するマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の2作目のテレビ・シリーズで、同フランチャイズの映画と連続性を共有し、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年)の後を舞台にしている。スペルマンが脚本、カリ・スコグランドが監督を務めた。

ファルコン&ウィンター・ソルジャー
The Falcon and the Winter Soldier
ジャンル スーパーヒーロー・フィクション
原作

スタン・リー
ジーン・コーラン
ファルコン

ジョー・サイモン
ジャック・カービー
バッキー・バーンズ

エド・ブルベイカー
スティーブ・エプティング
『ウィンター・ソルジャー』
原案 マルコム・スペルマン
脚本 マルコム・スペルマン
デレク・コルスタッド
監督 カリ・スコグランド
出演者
作曲 ヘンリー・ジャックマン
国・地域 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
話数 6 (各話リスト)
各話の長さ 49 - 60分
製作
製作総指揮
ケヴィン・ファイギ
マルコム・スペルマン
プロデューサー アリエラ・ブレイジャー
ドーン・カモチェ
撮影地 ジョージア州アトランタ
 チェコ
撮影監督 P・J・ディロン
編集 ジェフリー・フォード
ケリー・ディクソン
トッド・デロシアーズ
ロザン・ヌタン
製作 マーベル・スタジオ
配給 ディズニー・プラットフォーム・ディストリビューション
製作費 1億5000万ドル
公式ウェブサイト
配信
配信サイトDisney+
配信期間2021年3月19日 - 2021年4月13日
配信時間金曜 16:00
配信ページ 
番組年表
前作ワンダヴィジョン
続編ロキ
関連番組マーベル・シネマティック・ユニバース・テレビ・シリーズ
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セバスチャン・スタンアンソニー・マッキーは、映画シリーズのバッキー・バーンズとサム・ウィルソンをそれぞれ再演し、ワイアット・ラッセル、エリン・ケリーマン、ダニー・ラミレス、ジョルジュ・サンピエール、アデペロ・オデュエ、ドン・チードルダニエル・ブリュールらが出演している。2018年9月までに、マーベル・スタジオは、ウィルソンやバーンズといったMCU映画のサポートキャラクターを中心に、Disney+向けに多数のリミテッドシリーズを開発していた。スペルマンは10月に採用された。2019年4月に制作が決定し、翌月にはスコグランドが監督に採用された。撮影は2019年10月にジョージア州アトランタで始まり、2020年3月にチェコ共和国に移動した。新型コロナウイルスのパンデミックのために制作は中断されたが、9月にアトランタで再開され、10月にチェコ共和国で終了した。

2021年3月19日に全世界で初放送され、4月23日まで6話が放送された。MCUのフェーズ4に含まれている。このシリーズは好意的な評価を受けており、批評家は俳優たちの相性の良さやシリーズの社会的コメントを強調する一方で、テンポが批判されている。「キャプテン・アメリカ」の第4作は、このシリーズの続編として開発されている。

あらすじ編集

アベンジャーズ/エンドゲーム』から半年後、スティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカから盾を受け継いだサム・ウィルソンとバッキー・バーンズはタッグを組んで世界中を飛び回り、彼らの能力や忍耐力が試される事となる。

登場人物・キャスト編集

主要登場人物編集

サム・ウィルソン / ファルコン / キャプテン・アメリカ
演 - アンソニー・マッキー、日本語吹替 - 濱野大輝
高性能ウィング・パックを駆使する元落下傘兵にしてアベンジャーズの一員。また、現代におけるスティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカの親友兼元相棒。『アベンジャーズ/エンドゲーム』の最終決戦後に、年老いたスティーブからトレードマークの盾を受け継ぐ。
ジェームズ・"バッキー"・バーンズ / ウィンター・ソルジャー / ホワイトウルフ
演 - セバスチャン・スタン、日本語吹替 - 白石充
第二次世界大戦中に行方不明になり、ヒドラによって同組織の暗殺者“ウィンター・ソルジャー”に改造・洗脳された、スティーブの元相棒にして、子供時代からの親友。

今作からの登場人物編集

ジョン・ウォーカー / キャプテン・アメリカ / U.S.エージェント英語版
演 - ワイアット・ラッセル、日本語吹替 - 鈴木達央
アメリカ政府が新しいキャプテン・アメリカに指名した、アメリカ陸軍の兵士。
レマー・ホスキンス / バトルスター英語版
演 - クレ・ベネット英語版、日本語吹替 - 武田太一
ジョン・ウォーカーの相棒で、アメリカ陸軍の曹長。
オリヴィア・ウォーカー
演 - ガヴリエル・ビンドロス、日本語吹替 - 平野夏那子
ジョン・ウォーカーの妻。
ホアキン・トレス中尉
演 - ダニー・ラミレス英語版、日本語吹替 - 布施川一寬
サム・ウィルソンの友人で協力者。
サラ・ウィルソン
演 - アデペロ・オデュイエ英語版、日本語吹替 - 志田有彩
ルイジアナ州でウィルソン家の漁業を営むサムの姉。
クリスティーナ・レイナー博士
演 - エイミー・アキノ、日本語吹替 - 幸田直子
バッキーのカウンセラー
リー
演 - 石川美紀英語版、日本語吹替 - 生天目仁美
バッキーとヨリの訪れた日本料理店で働く女性。
ヨリ
演 - ケン・タケモト、日本語吹替 - 佐々木省三
バッキーの隣人
イザイア・ブラッドレー英語版
演 - カール・ランブリー、日本語吹替 - 宝亀克寿
朝鮮戦争でウィンター・ソルジャーと戦ったアメリカの黒人スーパーソルジャー。その存在は、人種差別的な背景により歴史から抹消されている。
イーライ・ブラッドレー
演 - エリヤ・リチャードソン
イザイアの孫。
ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ英語版
演 - ジュリア・ルイス=ドレイファス、日本語吹替 - 藤貴子

フラッグ・スマッシャーズとその関係者編集

カーリ・モーゲンソウ
演 - エリン・ケリーマン英語版、日本語吹替 - 神戸光歩
武装集団フラッグ・スマッシャーズのリーダー。
ドヴィッチ
演 - デズモンド・チアム英語版、日本語吹替 - 福田賢二
武装集団フラッグ・スマッシャーズのメンバーの一人。
ニコ
演 - ノア・ミルズ英語版
武装集団フラッグ・スマッシャーズのメンバーの一人。
ジジ
演 - ダニ・ディーテ
武装集団フラッグ・スマッシャーズのメンバーの一人。
ディーディー
演 - インディア・ビュジー
武装集団フラッグ・スマッシャーズのメンバーの一人。
レノックス
演 - レネス・リベラ
武装集団フラッグ・スマッシャーズのメンバーの一人。
ディエゴ
演 - タイラー・ディーン・フローレス
武装集団フラッグ・スマッシャーズのメンバーの一人。
ドンニャ・マダーニ
演 - ベロニカ・ファルコン英語版
カーリの養母。
ルディ
演 - ニール・コディンスキー、日本語吹替 - 山岸治雄[1]
フラッグス・マッシャーズの支持者
ウィルフレッド・ネイゲル博士
演 - オリー・ハスキヴィ、日本語吹替 - 佐藤美一[2]
ウィンター・ソルジャー計画を引き継いだ元ヒドラの科学者で、ヒドラ壊滅後はCIAに雇われ、超人血清の研究を続けていた。デシメーションで消滅させられている間に、計画が中止されたため、パワー・ブローカーの部下として隠れて超人血清を開発した。

過去MCUからの登場人物編集

ヘルムート・ジモ / バロン・ジーモ
演 - ダニエル・ブリュール、日本語吹替 - 内田夕夜
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』にてアベンジャーズ解散のきっかけを作った黒幕のテロリスト。元王族で男爵の称号を持ち、ドイツで収監中の身であったにもかかわらず、未だに裕福な資産を有する。ヒドラ関係者ではないが、ヒドラや裏の世界に精通している。また、独自の思想で"超人血清"を憎んでいる。
シャロン・カーター / パワー・ブローカー
演 - エミリー・ヴァンキャンプ、日本語吹替 - 御沓優子
S.H.I.E.L.D.のエージェントでCIAエージェントであり、スティーブの元恋人だったペギー・カーターの姪。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でスティーブたちを助けた事により、アメリカ政府から追われる身となる。自らを見捨てた祖国への復讐を胸にマドリプールに潜伏し、犯罪行為に加担している。
ジェームズ・“ローディ”・ローズ / ウォーマシン
演 - ドン・チードル、日本語吹替 - 目黒光祐
アメリカ空軍大佐で、“ウォーマシン・アーマー”を身にまとうアベンジャーズの一員。『エンドゲーム』にて親友のトニー・スターク / アイアンマンの死を看取った。
ジョルジュ・バトロック / バトロック・ザ・リーパー
演 - ジョルジュ・サンピエール、日本語吹替 - 山岸治雄
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』にてキャプテン・アメリカと戦闘を繰り広げたフランス系アルジェリア人の傭兵。本作では犯罪グループLAFのリーダーとして登場。
アヨ
演 - フローレンス・カサンバ英語版、日本語吹替 - 織部ゆかり
ワカンダのドーラ・ミラージュの隊員の一人。かつてバッキーの洗脳を解く手助けをし、ワカンダ製の義手についてバッキー本人よりも詳しい。復讐のために、ジモを追って、彼の身柄引き渡しを求める。

エピソード編集

通算
話数
タイトル監督脚本公開日
1"新たなる世界秩序"
"New World Order"
カリ・スコグランドマルコム・スペルマン2021年3月19日 (2021-03-19)
2"星条旗を背負う者"
"The Star-Spangled Man"
カリ・スコグランドマイケル・カステライン2021年3月26日 (2021-03-26)
3"パワー・ブローカー"
"Power Broker"
カリ・スコグランドデレク・コルスタット2021年4月2日 (2021-04-02)
4"世界注視の中で"
"The Whole World Is Watching"
カリ・スコグランドデレク・コルスタット2021年4月9日 (2021-04-09)
5"真実"
"Truth"
カリ・スコグランドダラン・ムッソン2021年4月16日 (2021-04-16)
6"世界はひとつ、人はひとつ[3]"
"One World, One People"
カリ・スコグランドマルコム・スペルマン ジョセフ・ソーヤー2021年4月23日 (2021-04-23)

設定・用語編集

GRC(世界再定住評議会)
Global Repatriation Council の略で、デシメーションから人々が戻ってきた後の世界を安定させる団体。ジョン・ウォーカーとレマー・ホスキンスもそのメンバーである。
ホワイトウルフ
バッキーがワカンダに滞在していた際に呼ばれていたあだ名。原作コミックには同名の別キャラクターが登場している。
ワカンダ
第2話でバッキーがカウンセリングで「ワカンダでは一度落ち着けた」と語っていたが、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の後、バッキーはティ・チャラの保護の元、ワカンダに滞在していた。2018年、シュリやドーラミラージュのアヨの助けによりヒドラからの洗脳が完全に解かれ、その後ヴィヴラニウム・アームを手にする
パワー・ブローカー
マドリプールを拠点とする謎の人物。所有していた超人血清を全て奪い逃亡したフラッグ・スマッシャーズのスーパーソルジャーを追っている。
フラッグ・スマッシャーズ
サノスのデシメーションで消えなかった人々が、世の中を以前の国境なき世界に戻す事を目的に活動している武装集団。難民を救う目的のためにGRC等から物資強奪を行っている。主要メンバーの数名はマドリプールでパワー・ブローカーによって超人血清を打たれスーパーソルジャーになり、パワー・ブローカーから逃亡する際、所有する超人血清を全て奪った。彼らの活動を支持する人々は世界中にいる。
マドリプール
かつて海賊の巣窟だったというパワー・ブローカーの支配する東南アジアの犯罪都市。暴走族のような改造バイクにアジア風のエキゾチックな街並みが特徴的。

公開編集

2020年8月に配信開始予定だったが、前述の撮影中断の影響もあり、延期された[4][5]。その後、2020年12月11日にシリーズ初回の全米配信日が2021年3月19日に決定し、日本でも同日からの配信が決定した[6]

脚注編集

  1. ^ Haruo_Yamagishiの2021年3月26日のツイート2021年8月29日閲覧。
  2. ^ オフィスPAC 佐藤美一プロフィール”. オフィスPAC. 2021年8月29日閲覧。
  3. ^ 本エピソードのみ、ドラマのタイトルが『Captain America and the Winter Soldier』に変更されている。
  4. ^ マーベル「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」「ワンダヴィジョン」「ロキ」速報映像が米公開 ─ ドラマ3本まとめて30秒、一挙初披露”. THE RIVER (2020年2月3日). 2020年12月12日閲覧。
  5. ^ マーベルドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー 』はやはり8月には配信されない模様”. IGN Japan (2020年7月17日). 2020年8月18日閲覧。
  6. ^ <ディズニープラス独占配信>2021年、マーベル・スタジオ再始動!初公開映像満載!豪華最新情報が一挙解禁”. Disney+公式 (2020年12月11日). 2020年12月12日閲覧。

外部リンク編集