ヘクター・サンティアゴ

ヘクター・フェリペ・サンティアゴHector Felipe Santiago, 1987年12月16日 - )は、アメリカ合衆国ニュージャージー州ニューアーク出身のプロ野球選手投手)。左投右打。デトロイト・タイガース傘下所属。プエルトリコ系アメリカ人である[1]

ヘクター・サンティアゴ
Hector Santiago
デトロイト・タイガース (マイナー)
Hector Santiago (47138261582).jpg
ニューヨーク・メッツ時代
(2019年2月23日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ニュージャージー州ニューアーク
生年月日 (1987-12-16) 1987年12月16日(32歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
210 lb =約95.3 kg
選手情報
投球・打席 左投右打
ポジション 投手
プロ入り 2006年 MLBドラフト30巡目
初出場 2011年7月6日 カンザスシティ・ロイヤルズ
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム プエルトリコの旗 プエルトリコ
WBC 2017年
獲得メダル
男子 野球
プエルトリコの旗 プエルトリコ
ワールド・ベースボール・クラシック
2017 野球

経歴編集

プロ入りとホワイトソックス時代編集

 
シカゴ・ホワイトソックス時代
(2012年6月26日)

2006年MLBドラフト30巡目(全体915位)でシカゴ・ホワイトソックスから指名され、プロ入り[2]

2011年7月6日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦で3番手として登板し、メジャーデビューを果たした[2]

2012年の4月にはクローザーを務めた。夏場に先発転向が決まり、マイナーでの調整を経て、9月3日にメジャー初先発で勝ち星を挙げた[3]。 最終的には4試合の先発登板を含む42試合に投げ、4勝1敗4セーブ、防御率3.33を記録し、投球イニング数を上回る三振を奪った[2]。レギュラーシーズン終了後、プエルトリコウィンターリーグであるリーガ・デ・ベイスボル・プロフェシオナル・ロベルト・クレメンテに参加し、そこでも好投を披露した[4]

2013年は、リリーフとして開幕を迎えたが、5月にジェイク・ピービーの代役で先発として投げた[5]。その後、再度リリーフに戻ったが、すぐに先発ローテーションに復帰した[5]。以後は先発として投げ、23試合の先発登板を含む34試合に登板。得点援護が少なかった為、4勝9敗と負け越したが、先発投手として投げた試合の防御率は3.51だった[5]

エンゼルス時代編集

 
ロサンゼルス・エンゼルス時代
(2014年4月8日)

2013年12月10日にホワイトソックス、アリゾナ・ダイヤモンドバックスロサンゼルス・エンゼルス間の三角トレードでエンゼルスへ移籍した[6]

2014年は、30試合に登板し、うち24試合で先発投手として投げた。同年は防御率が多少悪化したものの、3.75と4.00未満にまとめ上げた。しかし、6勝9敗に終わり2年連続で負け越した[2]

オフの11月7日に日米野球2014のMLB選抜に選出された[7]

2015年には自身初めてオールスターに選出された。同年は年間通じて先発ローテーションで投げ、アメリカンリーグワーストタイの29本塁打を被弾したが、防御率3.59・WHIP1.26・162奪三振という安定した成績をマークした[2]。だが、勝ち運には恵まれずに9勝止まりだった。

2016年は過去のシーズンと比べると防御率が良くないながら勝ち星が先行し、22試合に投げた時点で防御率4.25・FIP5.04・10勝4敗という成績を記録して早々に自身初の二桁勝利を達成した[2]

ツインズ時代編集

2016年8月1日にリッキー・ノラスコアレックス・メイヤー、金銭とのトレードで、アラン・ブセニッツと共にミネソタ・ツインズへ移籍した[8]

ツインズ加入後は更に投球内容が悪化し、11試合に先発登板したが防御率5.58・FIP5.88・3勝6敗という成績に終わった[2]。通年成績は、33試合の先発登板で自己ワーストの防御率4.70・FIP5.31・リーグワーストの79四球を記録するなど、初の二桁勝利に華を添えられなかった。

2017年はシーズン開幕前の2月8日に第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)プエルトリコ代表に選出された[9]3月22日の決勝アメリカ合衆国戦に敗戦し、2大会連続で準優勝となった[10]。オフの11月2日にフリーエージェント(FA)となった[11]

ホワイトソックス復帰編集

2018年2月14日にホワイトソックスとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[12]。3月28日にメジャー契約を結び[13]、開幕ロースター入りした。この年は49試合(先発7試合)に登板して6勝3敗2セーブ、防御率4.41、103奪三振を記録した。オフの10月29日にFAとなった[2]

メッツ時代編集

2019年1月11日にニューヨーク・メッツとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった。開幕は傘下のAAA級シラキュース・メッツで迎え、5月20日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[14]。6月15日にDFAとなり[15]、18日にFAとなった[2]

2度目のホワイトソックス復帰編集

2019年6月20日にホワイトソックスとマイナー契約を結んだ[2]。8月6日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[16]。オフの10月31日にFAとなった[17]

投球スタイル編集

最高球速97.4mph(約157km/h)・平均91mph(約146km/h)の速球を中心に、平均83mph(約134km/h)のチェンジアップ、平均85mph(約137km/h)のカッター、平均79mph(約127km/h)の縦のスライダー、平均73mph(約117km/h)のカーブなどを使用する。FB%がメジャー通算49%と高く、フライボールピッチャーである[18]

詳細情報編集

年度別投手成績編集





















































W
H
I
P
2011 CWS 2 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 18 5.1 1 0 1 1 0 2 1 0 0 0 0.00 0.38
2012 42 4 0 0 0 4 1 4 4 .800 306 70.1 54 10 40 1 7 79 5 2 26 26 3.33 1.34
2013 34 23 0 0 0 4 9 0 0 .308 656 149.0 137 17 72 2 15 137 2 0 69 59 3.56 1.40
2014 LAA 30 24 0 0 0 6 9 0 1 .400 544 127.1 120 15 53 3 3 108 5 1 63 53 3.75 1.36
2015 33 32 0 0 0 9 9 0 0 .500 776 180.2 156 29 71 5 10 162 1 3 80 72 3.59 1.26
2016 22 22 0 0 0 10 4 0 0 .714 656 120.2 104 20 57 0 4 107 2 1 61 57 4.25 1.33
MIN 11 11 0 0 0 3 6 0 0 .333 270 61.1 65 13 22 0 1 37 1 0 39 38 5.58 1.07
'16計 33 33 0 0 0 13 10 0 0 .565 785 182.0 169 33 79 0 5 144 3 1 100 95 4.70 1.25
2017 15 14 0 0 0 4 8 0 0 .333 311 70.1 70 15 31 0 5 51 0 1 44 44 5.63 1.44
2018 CWS 49 7 0 0 0 6 3 2 0 .667 460 102.0 101 16 60 3 5 103 1 2 54 50 4.41 1.58
2019 NYM 8 0 0 0 0 1 0 0 0 1.000 38 8.0 10 1 5 0 0 6 0 0 6 6 6.75 1.88
CWS 11 2 0 0 0 0 1 0 0 .000 125 25.2 32 7 17 0 0 34 0 0 20 19 6.66 1.91
'19計 19 2 0 0 0 1 1 0 0 .500 163 33.2 42 8 22 0 0 40 0 0 26 25 6.68 1.90
MLB:9年 257 139 0 0 0 47 50 6 5 .485 4019 920.2 850 143 429 15 50 826 18 10 462 424 4.14 1.39
  • 2019年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績編集



投手(P)












2011 CWS 2 0 1 0 0 1.000
2012 42 4 8 0 2 1.000
2013 34 8 17 1 0 .962
2014 LAA 30 3 17 2 0 .909
2015 33 4 20 0 3 1.000
2016 22 6 15 1 1 .955
MIN 11 3 0 0 0 1.000
'16計 33 9 15 1 1 .960
2017 15 5 6 0 0 1.000
2018 CWS 49 3 7 0 1 1.000
2019 NYM 8 0 0 0 0 ----
CWS 11 0 5 0 1 1.000
'19計 19 0 5 0 1 1.000
MLB 257 36 96 4 8 .971
  • 2019年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

記録編集

背番号編集

  • 60(2011年)
  • 53(2012年 - 2016年途中、2017年 - 2018年、2019年8月6日 - 同年終了)
  • 66(2016年途中 - 同年終了)
  • 33(2019年 - 同年6月14日)

代表歴編集

脚注編集

  1. ^ Newark Southpaw Hector Santiago Called Up to the Majors
  2. ^ a b c d e f g h i j MLB公式プロフィール参照。2019年6月25日閲覧。
  3. ^ Santiago better using full complement of pitches
  4. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2013』廣済堂出版、2013年、130頁。ISBN 978-4-331-51711-6
  5. ^ a b c 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2014』廣済堂出版、2014年、220頁。ISBN 978-4-331-51809-0
  6. ^ Angels acquire LHP Hector Santiago and LHP Tyler Skaggs from Diamondbacks MLB.com
  7. ^ MLBオールスターチーム、追加選手発表!来日全29選手が決定 侍ジャパン公式サイト (2014年11月7日) 2015年3月26日閲覧
  8. ^ Miller, Phil (2016年8月1日). “Twins trade Ricky Nolasco and Alex Meyer to Angels for Hector Santiago”. Star Tribune. 2016年8月8日閲覧。
  9. ^ Young stars join Beltran, Yadi for Puerto Rico MLB.com (英語) (2017年2月8日) 2017年3月16日閲覧
  10. ^ American Beauty: USA dominates PR in final World Baseball Classic (英語) (2017年3月22日) 2017年3月23日閲覧
  11. ^ Key free agents for all 30 MLB teams MLB.com (英語) (2017年11月5日) 2017年12月30日閲覧
  12. ^ White Sox, Santiago agree on Minors deal MLB.com (英語) (2018年2月14日) 2018年2月18日閲覧
  13. ^ White Sox's Hector Santiago: Contract purchased by White Sox CBSSports.com (英語) (2018年3月28日) 2018年4月4日閲覧
  14. ^ Anthony DiComo (2019年5月20日). “Mets place Lugo on IL with shoulder tendinitis” (英語). MLB.com. 2019年5月21日閲覧。
  15. ^ Anthony DiComo (2019年6月15日). “Mets acquire Pounders, add righty to bullpen” (英語). MLB.com. 2019年6月16日閲覧。
  16. ^ White Sox call up Santiago, reinstate Castillo” (英語). MLB.com (2019年8月6日). 2019年8月7日閲覧。
  17. ^ Thomas Harrigan, Manny Randhawa and Paul Casella (2019年11月8日). “Here are every team's free agents this winter” (English). MLB.com. 2019年12月2日閲覧。
  18. ^ FanGraphs

関連項目編集

外部リンク編集