中央 (仙台市)
中央(ちゅうおう)は、宮城県仙台市青葉区の町丁。郵便番号は980-0021(SS30とアエルを除く)[4]。人口は712人、世帯数は432世帯(2024年1月1日現在)[1]。現行行政地名は中央一丁目から中央四丁目。全域で住居表示が実施されている[5]。旧仙台市中央。かつては宮城野区にも中央一丁目が設置されていたが、2015年(平成27年)9月19日に廃止された[6]。
中央 | |
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町丁 | |
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国 |
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都道府県 |
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市町村 |
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行政区 | 青葉区 |
人口情報(2024年1月1日現在[1]) | |
人口 | 712 人 |
世帯数 | 432 世帯 |
設置日 |
1970年(昭和45年) 2月1日 |
郵便番号 | 980-0021 |
市外局番 | 022 |
ナンバープレート | 仙台 |
町字ID[2] |
0035001(一丁目) 0035002(二丁目) 0035003(三丁目) 0035004(四丁目) |
運輸局住所コード[3] | 04001-0706 |
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中央 | |
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町丁 | |
鹽竈神社 (2009年7月26日) | |
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国 |
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都道府県 |
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市町村 |
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行政区 | 宮城野区 |
設置日 |
1970年(昭和45年) 2月1日 |
廃止日 |
2015年(平成27年) 9月19日 |
郵便番号 | 必須項目 |
市外局番 | 022 |
ナンバープレート | 仙台 |
町字ID[2] | 0087001(一丁目) |
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地理
編集中央は北側を広瀬通りと元寺小路、西側を東二番丁通り、南側を北目町通、東側を交通の要衝であるJR仙台駅の駅舎および軌道敷等で囲まれるエリアである。JR仙台駅西口一帯であり「仙台駅前」と呼ばれる地域でもある。JR仙台駅の西口の空中ではペデストリアンデッキが網の目のように張り巡らせられている。地下ではJR仙石線のあおば通駅、仙台市地下鉄南北線および仙台市地下鉄東西線の仙台駅が交差し、その間を仙台駅東西地下自由通路を初めとする地下道が網の目のように繋ぐ、動線が立体的な街区である。また、青葉通りや広瀬通り、南町通、駅前通、愛宕上杉通などの大通りが縦横に走っている。
仙台市都心部の中心業務地区 (CBD) の一角を成し、高層ビルが建ち並ぶ。また、大型店が集積する仙台駅前商店街、専門店が並ぶアーケード街である中央通り(ハピナ名掛丁商店街、クリスロード商店街)、平日昼間に営業している市場型の商店街である仙台朝市などがあり、ここの西側に位置する一番町と並ぶ中心的な商業地区でもある。ビルの上層階や地下に飲食店も多い。
一丁目
編集北を広瀬通りおよび元寺小路、西を愛宕上杉通(日吉丁・東五番丁・清水小路)、南を新寺通(新北目町ガード)、東を概ねJR仙台駅の軌道敷で囲まれる街区にあたる。北東端には宮城野橋(X橋)が架かる。JR仙台駅東側の一部に中央一丁目がある。
この街区では高さ145メートルの高層ビルであるAER、雑貨店のロフトが入居する仙台駅前開発ビル、仙台パルコが入居する仙台マークワンなどが建つ。
二丁目
編集北を広瀬通り、西を東二番丁通り、南を青葉通り、東を愛宕上杉通(東五番丁)で囲まれる街区にあたる。
この街区には総合スーパーであるダイエー仙台店が1975年(昭和50年)に出店したが、これが2016年(平成28年)にイオン仙台店に変わった後、2025年(令和7年)に閉店した[7]。
三丁目
編集北を青葉通り、西を東二番丁通り、南を仙台朝市の通り[8]、東を愛宕上杉通り(東五番丁)で囲まれる街区にあたる。
この街区には、七十七銀行本店、青葉通プラザ、ヤマダ電機LABI仙台店、日本ハリストス正教会東日本主教座聖堂である仙台ハリストス正教会が建つ。
四丁目
編集北を仙台朝市の通り[8]、西を東二番丁通り、南を北目町通、東を愛宕上杉通り(東五番丁)で囲まれる街区にあたる。南東端の交差点はかつての六道の辻である。
この街区にはイービーンズ、高層ビルであるSS30、仙台国際ホテル、イムス明理会仙台総合病院、ホテルモントレ仙台、アーバンネット仙台中央ビルなどが建つ。
歴史
編集1970年(昭和45年)2月1日、国鉄仙台駅の東側地域で住居表示が施行された。これにより「中央」が成立した[9][10]。
2023年(令和5年)7月1日、宮城県暴力団排除条例に基づき暴力団排除特別強化地域に中央が指定された[11]。
町界の変更
編集- 1970年(昭和45年)2月1日 - 国鉄仙台駅周辺に住居表示を施行して「中央」とする[9][10]。
- 1982年(昭和57年)- 清水小路(道路名)などに愛宕上杉通りとの愛称を命名するのに伴い、清水小路(旧町名)の一部を中央一丁目に編入[12]。
- 1988年(昭和63年)- 仙台駅東第一土地区画整理事業の進捗に伴って住居表示が導入された榴岡に、中央一丁目の仙台駅東口側(のちに仙台駅東口駅前広場が整備される区域)を編入[13]。
- 1989年(平成元年)4月1日 - 政令指定都市移行に伴い、仙台市青葉区中央および宮城野区中央となる。
- 2015年(平成27年)9月19日 - 仙台市仙台駅東第二土地区画整理事業に伴い町界が変更され、宮城野区中央一丁目が廃止される[6]。
世帯数と人口
編集2017年(平成29年)4月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
丁目 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
中央一丁目 | 18世帯 | 24人 |
中央二丁目 | 37世帯 | 78人 |
中央三丁目 | 43世帯 | 60人 |
中央四丁目 | 302世帯 | 550人 |
計 | 432世帯 | 712人 |
類似地名
編集仙台市内には、当地の他にも「中央」と名の付く地名がいくつかあるので混同注意。なお、泉中央と八乙女中央は、七北田川をはさんで接している。
参考文献
編集- 仙台市総務局広報課 編『仙台市政だより 平成27年9月号 青葉区版』1727号、仙台市、2015年9月1日 。2024年3月3日閲覧。
脚注
編集- ^ a b c “町名別年齢(各歳)別住民基本台帳人口”. 仙台市. 2024年3月3日閲覧。
- ^ a b “日本 町字マスター データセット”. デジタル庁 (2022年3月31日). 2024年3月3日閲覧。
- ^ “自動車登録関係コード検索システム”. 国土交通省. 2024年3月3日閲覧。
- ^ “宮城県 仙台市青葉区 中央(次のビルを除く・SS30住友生命仙台中央ビル、アエル)の郵便番号”. 日本郵便. 2025年1月16日閲覧。
- ^ “仙台市 住居表示実施地区 町名一覧表(区毎・50音順)”. 仙台市. 2024年3月3日閲覧。
- ^ a b 仙台市総務局広報課 2015, p. 8
- ^ "イオン仙台店が閉店 約半世紀の歴史に幕 惜しむ声も"(NHK 宮城 NEWS WEB)2025年2月28日付記事、2025年4月19日閲覧。
- ^ a b 仙台市道青葉1247号・中央三丁目1号線および仙台市道青葉1248号・中央四丁目2号線
- ^ a b 中央(昭45)(仙台市「仙台市の住居表示実施状況」 2.実施地区名一覧《実施年降順》)
- ^ a b 歴史的町名復活検討委員会報告 資料(仙台市「歴史的町名復活検討委員会」)
- ^ “「暴力団排除条例」の一部改正案の概要”. 宮城県警察 (2023年). 2024年2月1日閲覧。
- ^ 新寺小路・連坊小路(昭57)(仙台市「仙台市の住居表示実施状況」 2.実施地区名一覧《実施年降順》)
- ^ 仙台駅東(昭63)(仙台市「仙台市の住居表示実施状況」 2.実施地区名一覧《実施年降順》)
- ^ 宮城県道264号大衡仙台線の新道以外の区間などが該当する。
- ^ 北根・荒巻(昭53)(仙台市「仙台市の住居表示実施状況」 2.実施地区名一覧《実施年降順》)
- ^ 上谷刈・八乙女(平11)(仙台市「仙台市の住居表示実施状況」 2.実施地区名一覧《実施年降順》)
- ^ a b 第6回 資料3 町名変更区域図(仙台市「歴史的町名復活検討委員会」)
- ^ 愛子(平14)(仙台市「仙台市の住居表示実施状況」 2.実施地区名一覧《実施年降順》)
外部リンク
編集- 宮城県商店街振興組合連合会
- 仙台駅前ナビ(仙台駅前商店街振興組合)
- ハピナ名掛丁商店街(名掛丁商店街振興組合) … 中央通り
- クリスロード商店街(クリスロード商店街振興組合) … 中央通り
- 仙台朝市どっとこむ!(仙台朝市商店街振興組合)