丸森町

宮城県伊具郡の町

丸森町(まるもりまち)は、宮城県の最南端にある伊具郡に属し、県の最南端に位置する。

まるもりまち ウィキデータを編集
丸森町
丸森町旗 丸森町章
丸森町旗 丸森町章
1959年9月8日制定
丸森のマルを図案化して
町の調和と発展を象徴したもの
日本の旗 日本
地方 東北地方
都道府県 宮城県
伊具郡
市町村コード 04341-9
法人番号 7000020043419 ウィキデータを編集
面積 273.30km2
総人口 10,861[編集]
推計人口、2024年11月1日)
人口密度 39.7人/km2
隣接自治体 宮城県白石市角田市亘理郡山元町
福島県相馬市伊達市相馬郡新地町
町の木 スギ
町の花 ヤマユリ
町の鳥 ウグイス
丸森町役場
町長 保科郷雄
所在地 981-2192
宮城県伊具郡丸森町鳥屋120番地
北緯37度54分41秒 東経140度45分55秒 / 北緯37.91144度 東経140.76539度 / 37.91144; 140.76539座標: 北緯37度54分41秒 東経140度45分55秒 / 北緯37.91144度 東経140.76539度 / 37.91144; 140.76539
外部リンク 公式ウェブサイト

丸森町位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト
テンプレートを表示

地理

編集

位置

編集

宮城県の最南端に位置する。 阿武隈高地に囲まれた盆地状であり、阿武隈川が流れる北部に平地がある。 町の面積のほぼ1割を国有林が占める。

地形

編集

山岳

編集
主な山

河川

編集
主な川

気候

編集

1月の平均気温は1.3、8月の平均気温は24.0℃[1]

  • 最高気温極値:37.6℃(2015年7月14日)
  • 最低気温極値:-16.7℃(1990年2月2日)

かつての生息域北限が同町付近と言われていたが、冬場の積雪が少なくなるにつれて生息域も北上している。

丸森(1991年 - 2020年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 17.1
(62.8)
21.3
(70.3)
25.5
(77.9)
31.8
(89.2)
34.2
(93.6)
35.6
(96.1)
37.6
(99.7)
37.2
(99)
35.6
(96.1)
31.8
(89.2)
26.3
(79.3)
20.8
(69.4)
37.6
(99.7)
平均最高気温 °C°F 6.0
(42.8)
6.9
(44.4)
10.6
(51.1)
16.4
(61.5)
21.2
(70.2)
23.8
(74.8)
27.1
(80.8)
28.6
(83.5)
25.1
(77.2)
20.0
(68)
14.5
(58.1)
8.8
(47.8)
17.4
(63.3)
日平均気温 °C°F 1.3
(34.3)
1.8
(35.2)
4.9
(40.8)
10.3
(50.5)
15.7
(60.3)
19.2
(66.6)
22.8
(73)
24.0
(75.2)
20.3
(68.5)
14.4
(57.9)
8.4
(47.1)
3.6
(38.5)
12.2
(54)
平均最低気温 °C°F −3.7
(25.3)
−3.4
(25.9)
−1.0
(30.2)
3.7
(38.7)
10.2
(50.4)
15.2
(59.4)
19.3
(66.7)
20.3
(68.5)
16.2
(61.2)
9.2
(48.6)
2.6
(36.7)
−1.5
(29.3)
7.3
(45.1)
最低気温記録 °C°F −15.7
(3.7)
−16.7
(1.9)
−13.3
(8.1)
−7.5
(18.5)
−0.1
(31.8)
6.0
(42.8)
10.8
(51.4)
11.1
(52)
4.3
(39.7)
−2.5
(27.5)
−5.7
(21.7)
−12.8
(9)
−16.7
(1.9)
降水量 mm (inch) 52.9
(2.083)
35.8
(1.409)
73.7
(2.902)
90.9
(3.579)
99.9
(3.933)
126.8
(4.992)
176.0
(6.929)
169.0
(6.654)
210.0
(8.268)
168.0
(6.614)
57.6
(2.268)
38.9
(1.531)
1,298.7
(51.13)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 6.0 5.1 8.0 8.0 9.4 11.7 14.2 12.3 12.3 9.1 5.8 6.1 108.2
平均月間日照時間 168.1 165.4 187.2 190.7 193.3 142.2 130.4 152.5 125.9 143.0 148.7 154.6 1,901.2
出典1:Japan Meteorological Agency
出典2:気象庁[2]

人口

編集
 
丸森町と全国の年齢別人口分布(2005年) 丸森町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 丸森町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
丸森町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 22,027人
1975年(昭和50年) 20,893人
1980年(昭和55年) 20,849人
1985年(昭和60年) 20,598人
1990年(平成2年) 19,755人
1995年(平成7年) 18,941人
2000年(平成12年) 17,868人
2005年(平成17年) 16,792人
2010年(平成22年) 15,501人
2015年(平成27年) 13,972人
2020年(令和2年) 12,262人
総務省統計局 国勢調査より

隣接自治体

編集
 宮城県
 福島県

歴史

編集

近代

編集
明治時代
  • 1889年明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い、旧来の丸森村単独で村制施行。
  • 1897年(明治30年)2月9日 - 町制施行し、丸森町となる。

近現代

編集
昭和時代

現代

編集
平成時代
  • 2002年平成14年)3月17日 - 廻倉地区での不注意な火の取扱により山火事が発生。自衛隊も出動して3日間に及ぶ消火活動を行ったが、最終的に次郎太郎山西側斜面を中心に162haを焼失した[3]。その跡地にはが植樹され、今後は景勝地になることが期待されている。
令和時代
  • 2019年令和元年)10月12日 - 令和元年東日本台風(台風19号)で阿武隈川支流の堤防決壊し、浸水被害を受けた[4]。町内全域に避難勧告が出され、上層階に避難住民を収容した町役場も周辺の浸水で一時孤立した[5]。11人の死者・行方不明者が出たことから翌年、10月12日を「鎮魂の日」と定める[6]

政治

編集

行政

編集

首長

編集
歴代村長
氏名 就任 退任 備考
1 阿部千橘 1889年(明治22年)4月1日 1897年(明治30年)2月8日
歴代町長
  • 昭和の合併以前
氏名 就任 退任 備考
1 阿部千橘 1897年(明治30年)2月9日 1901年(明治34年)3月31日 村長より留任
2 二瓶廉吉 1901年(明治34年)5月9日 1902年(明治35年)4月14日
3 斎藤桂太郎 1902年(明治35年)4月28日 1903年(明治36年)5月11日
4 三明保 1903年(明治36年)5月27日 1916年(大正5年)2月15日
5 阿部千次郎 1916年(大正5年)5月3日 1917年(大正6年)7月10日
6 成田鶴吉 1917年(大正6年)9月7日 1925年(大正14年)6月30日
7 斎藤小右ェ門 1925年(大正14年)9月7日 1929年(昭和4年)9月2日
8 二瓶泰次郎 1929年(昭和4年)9月20日 1930年(昭和5年)7月12日
9 阿部小太郎 1930年(昭和5年)8月14日 1936年(昭和11年)4月7日
10 齋藤理助 1936年(昭和11年)6月2日 1936年(昭和11年)10月5日
11 二瓶泰次郎 1936年(昭和11年)12月26日 1941年(昭和16年)12月1日 再任
12 二瓶好雄 1941年(昭和16年)12月8日 1942年(昭和17年)6月22日
13 斎藤善平 1942年(昭和17年)7月15日 1946年(昭和21年)11月28日
14 宍戸寿 1947年(昭和22年)4月15日 1954年(昭和29年)11月30日
  • 昭和の合併以後
氏名 就任 退任 備考
1 森健次郎 1955年(昭和30年)1月14日 1963年(昭和38年)1月13日
2 佐藤寅之助 1963年(昭和38年)1月14日 1971年(昭和46年)1月13日
3 二瓶泰助 1971年(昭和46年)1月14日 1987年(昭和62年)1月13日
4 高野正道 1987年(昭和62年)1月14日 1999年(平成11年)1月13日
5 渡辺政巳 1999年(平成11年)1月14日 2011年(平成23年)1月13日
6 保科郷雄 2011年(平成23年)1月14日 現職

施設

編集

警察

編集
本部
交番
  • 丸森交番

消防

編集
本部
消防職員:15名
配備車両:4台(ポンプ車1/水槽車1/救急車1/指揮車1)
消防署
  • 丸森出張所(宮城県伊具郡丸森町字鳥屋82-1)
消防団
組織体制:3方面隊・8分団20部45班
団員定数:557名
配備車両:小型動力ポンプ積載車 45台(軽37台/普通8台・内、多機能型消防車REDSEAGULL 1台)

町の消防の主な歴史は下記の通りとなっている。

  • 1954年(昭和29年)12月1日 -町村合併により8消防団が合併し、丸森町消防団(初代団長・鈴木三郎、団員965名・8分団80班)が発足する。
  • 1957年(昭和32年) -消防組織法の改正により、団員定数も720名に削減された。
  • 1970年(昭和45年)8月-町の一般職員12名を消防団員に兼任させ消防団常備部を設置する。(普通消防ポンプ自動車・1台配備)
  • 1971年(昭和46年)5月-消防団常備部の消防ポンプ自動車更新。(トヨタBDI型普通消防ポンプ自動車・1台配備)
  • 1972年(昭和47年)4月-仙南地域広域行政事務組合 角田消防署丸森出張所が設置された。
  • 1974年(昭和49年)4月-広域消防の発足により、消防団常備部を廃止。団員定数も700名に削減された。
  • 2003年(平成15年)4月1日-消防団組織の再編成が行われ、団員定数も557名に削減された。
    再編成前の組織体制は、3方面隊・8分団24部70班(丸森分団に団本部付の先行出動の消防ポンプ自動車を1台配備)。
    団員定数は700名であった。
    団員が定員に満たない班を統廃合し全ての班に小型動力ポンプ積載車が配備された。==== 仙南地域広域行政事務組合 角田消防署丸森出張所 ====
  • 消防職員:15名
  • 配備車両:4台(ポンプ車1/水槽車1/救急車1/指揮車1)

郵便局

編集
主な郵便局
  • 丸森郵便局(集配局
  • 大内郵便局
  • 館山郵便局
  • 大張郵便局
  • 金山本郷郵便局
  • 筆甫郵便局
  • 小斎郵便局
  • 耕野簡易郵便局

対外関係

編集

姉妹都市・提携都市

編集

海外

編集
姉妹都市
都市名 国名 地域名 提携年月日
ヘメット  アメリカ合衆国 カリフォルニア州 1990年平成2年)5月12日 - 姉妹都市提携。

国内

編集
姉妹都市
都市名 都道府県 地方名 提携年月日
北見市  オホーツク総合振興局 北海道地方 1996年平成8年)8月19日端野町と姉妹都市提携締結。

経済

編集
産業別就業者数

第三次産業

編集

地域商社「GM7」が町内の物産販売や観光集客、住民生活の支援などに取り組んでいる[7]。 また、宮城県南部への外国人観光客誘致をめざす一般社団法人「宮城インバウンドDMO」は本部を丸森町に置いている[8]

金融機関

編集

教育

編集

高等学校

編集
公立

※ 丸森町の受験生は宮城県の公立高校以外に、福島県立の梁川相馬相馬総合の各高校を志願できる[9]

中学校

編集
町立

小学校

編集
町立
私立

交通

編集

鉄道

編集
 
丸森駅

鉄道路線

編集
阿武隈急行

バス

編集

路線バス

編集

道路

編集

高速道路

編集

国道

編集

県道

編集

観光

編集
 
陸奥金山城
 
県指定天然記念物の大いちょう

名所・旧跡

編集
主な城郭
主な寺院
主な史跡

観光スポット

編集

文化・名物

編集

祭事・催事

編集

祭事

編集

催事

編集

名産・特産

編集

出身関連著名人

編集

その他

編集

脚注

編集

注釈

編集

出典

編集

参考文献

編集
  • 『丸森町史』(宮城県伊具郡丸森町、1984年)

関連項目

編集

外部リンク

編集