国道113号
新潟県から福島県に至る一般国道
国道113号(こくどう113ごう)は、新潟県新潟市中央区から新潟県村上市、山形県南陽市、宮城県白石市を経由して、福島県相馬市に至る一般国道である。
一般国道 | |
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国道113号 | |
地図 | |
総延長 | 232.5 km |
実延長 | 230.0 km |
現道 | 217.6 km |
制定年 | 1953年(昭和28年)指定(1970年(昭和45年)変更) |
起点 | 新潟県新潟市中央区 本町交差点(北緯37度55分17.70秒 東経139度2分48.62秒 / 北緯37.9215833度 東経139.0468389度) |
主な 経由都市 |
新潟県村上市 山形県長井市、南陽市 宮城県白石市、角田市 |
終点 | 福島県相馬市 光陽北交差点(北緯37度50分14.42秒 東経140度56分15.96秒 / 北緯37.8373389度 東経140.9377667度) |
接続する 主な道路 (記法) |
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■テンプレート(■ノート ■使い方) ■PJ道路 |
概要
編集高規格バイパス道路も各所で開通し、国道49号・国道115号・国道121号と並ぶ仙台・山形 - 新潟間の重要幹線道路である。
路線データ
編集一般国道の路線を指定する政令[1][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
- 起点:新潟市(中央区、本町交差点 = 国道7号・国道8号・国道289号・国道350号起点、国道17号・国道116号・国道402号終点)
- 終点:相馬市(光陽北交差点 = 国道6号交点)
- 重要な経過地:豊栄市(横土居)[注釈 2]、新潟県北蒲原郡中条町[注釈 3]、同県岩船郡荒川町[注釈 4]、同郡関川村、長井市、南陽市、山形県東置賜郡高畠町、宮城県刈田郡七ヶ宿町、白石市、角田市、宮城県伊具郡丸森町
- 総延長 : 232.5 km(宮城県 76.2 km、山形県 70.0 km、福島県 7.8 km、新潟県 56.5 km、新潟市 22.0 km)重用延長を含む。[2][注釈 5]
- 重用延長 : 2.5 km(宮城県 - km、山形県 1.5 km、福島県 - km、新潟県 - km、新潟市 0.9 km)[2][注釈 5]
- 実延長 : 230.0 km(宮城県 76.2 km、山形県 68.5 km、福島県 7.8 km、新潟県 56.5 km、新潟市 21.1 km)[2][注釈 5]
- 指定区間:新潟市中央区本町通七番町1054番2 - 同区万代三丁目2452番9(国道7号などと重複する区間)、村上市坂町字笹谷3528番3 - 南陽市赤湯字川尻2977番1(十文字交差点=国道7号交点 - 南陽市赤湯交差点=国道13号交点)[3]
歴史
編集年表
編集- 1953年(昭和28年)5月18日 - 二級国道113号新潟山形線(新潟市 - 山形市)として指定施行[4]。
- 1965年(昭和40年)4月1日 - 道路法改正により一級・二級区分が廃止されて一般国道113号として指定施行。
- 1967年(昭和42年)8月 - 羽越水害のため甚大な被害を被る。災害復旧・改築事業を国直轄で施行[5]。
- 1970年(昭和45年)4月1日 - 終点側の南陽市から先の経路を相馬市に変更し、一般国道113号(新潟市 - 相馬市)として指定施行[6]。
- 1993年(平成5年)4月1日 - 新潟市 - 新潟県岩船郡荒川町(現村上市)の経路を、国道7号と重複する経路から国道345号と重複する海沿いの経路に変更する[7]。
- 1997年(平成9年)9月 - 山形県東置賜郡高畠町 - 宮城県刈田郡七ヶ宿町間の二井宿道路が開通。
- 1999年(平成11年)ごろ - 福島潟放水路河口部の開削事業に伴い、国道7号新新バイパス豊栄IC- 東港IC間を横土居バイパスが開通するまで、暫定的に指定。
→詳細は「新潟バイパス § 国道113号、国道345号」を参照
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)4月2日 - 新潟市東区下山交差点 - 新潟市北区神谷内北交差点の経路を、新潟県道17号新潟村松三川線(通称「新潟空港アクセス道路」)を経てござれや阿賀橋を通過する経路に変更する[9]。
- 2019年(平成31年)4月1日 - 赤湯バイパスに並行する南陽市和田字深田 - 南陽市赤湯字川尻の現道区間6.3 kmが国土交通省から山形県に移管され、国道113号から国道399号に変更される[10]。
- 2022年(令和4年)8月4日 - 令和4年8月豪雨のため村上市 - 飯豊町の各所で土砂災害、法面や路肩の崩壊が発生し、最長で約62時間通行止めとなった[11][5]。
旧道
編集- 新潟市東区下山(下山交差点) - 新潟市北区神谷内(神谷内北交差点):新潟県道17号新潟村松三川線
- 新潟市北区白勢町 - 新潟市北区横土居(太郎代交差点):新潟県道204号島見新発田線
- 新潟市北区笹山 - 新潟市北区木崎(豊栄IC):新潟県道46号新潟中央環状線
- 新潟市北区木崎(豊栄IC) - 北蒲原郡聖籠町大字藤寄(東港IC):国道7号〈新新バイパス〉
- 北蒲原郡聖籠町大字藤寄(東港IC) - 新潟市北区横土居:新潟県道556号新潟東港線
- 胎内市荒井浜(荒井浜交差点) - 胎内市大出(乙中学校前交差点):新潟県道508号荒井浜黒川線
- 胎内市大出(乙中学校前交差点) - 胎内市乙(乙交差点):新潟県道3号新潟新発田村上線
- 胎内市乙(乙交差点) - 胎内市長政:新潟県道402号樽ヶ橋長政線
- 関川村大字下関(越後下関駅前交差点) - 関川村大字下関地内:新潟県道273号大栗田越後下関停車場線
- 関川村大字下関(越後下関駅前交差点) - 関川村大字上関(上関交差点):新潟県道272号黒俣越後下関停車場線
- 小国町小国小坂町:小国町道・山形県道261号五味沢小国線 [12]
- 南陽市和田字深田(竹原交差点) - 南陽市赤湯字川尻:国道399号
- 白石市字亘理町 - 白石市郡山字雨ケ作 :(宮城県道108号白石停車場線終点より長町交差点を左折、郡山橋東部まで。)
路線状況
編集バイパス
編集ここでは、旧道が国道指定を外れ、本線となっている路線は「細字」、旧道が本線である路線は「太字」で記述する。
- 新潟県
- 東港線バイパス(新潟市東区長者町(紡績角交差点 - 長者町交差点) - 新潟市中央区沼垂西三丁目):萬代橋方面のみ開通。
- 山の下東港線(新潟市東区東新町 - 新潟市北区神谷内 - 北蒲原郡聖籠町東港):新潟市の都市計画道路。現在東新町 - 同区津島屋間を市道として、津島屋 - 神谷内間、笹山東 - 東港間を国道113号として供用中。
- 横土居バイパス(新潟市北区笹山東 - 同区横土居)
- 乙バイパス(胎内市桃崎浜 - 村上市南新保)
- 荒川道路(村上市南新保 - 村上市坂町)
- 関川バイパス(岩船郡関川村土沢 - 岩船郡関川村上関)
- 鷹ノ巣道路(未開通)(岩船郡関川村大字荒川台 - 岩船郡関川村大字片貝)
- 新潟県 - 山形県
- 小国道路(未開通)(岩船郡関川村大字金丸 - 西置賜郡小国町大字松岡)
- 山形県
- 山形県 - 宮城県
- 二井宿道路(東置賜郡高畠町二井宿 - 刈田郡七ヶ宿町字湯原山国有林)
- 宮城県
- 苗振バイパス(白石市小原)
- 舘矢間バイパス(伊具郡丸森町舘矢間 - 伊具郡丸森町新町)
- 福島県
通称
編集重用区間
編集- 国道7号・国道8号・国道17号(新潟県新潟市中央区本町通七番町・本町交差点(起点) - 新潟市中央区万代三丁目・東港線十字路交差点)
- 国道350号(新潟県新潟市中央区本町通七番町・本町交差点(起点) - 新潟市中央区万代三丁目・三和町交差点)
- 国道345号(新潟県新潟市中央区万代三丁目 - 胎内市桃崎浜)
- 国道290号(新潟県岩船郡関川村大字大島・高田橋入口交差点 - 岩船郡関川村大字土沢)
- 国道399号(山形県南陽市赤湯字川尻 - 東置賜郡高畠町高畠)
- 国道349号(宮城県角田市錦町 - 伊具郡丸森町丸森橋)
道路施設
編集橋梁
編集- 新潟県
- 山形県
- 宮城県
- 福島県
トンネル
編集- 新潟県
- 鷹ノ巣トンネル(岩船郡関川村楢木新田 - 岩船郡関川村大内渕)
- 片貝トンネル(岩船郡関川村大内渕 - 岩船郡関川村片貝)
- 荒谷トンネル(岩船郡関川村片貝 - 岩船郡関川村金丸)
- 龍ノ髭トンネル(岩船郡関川村八ツ口)
- 山形県
- 横根トンネル(西置賜郡小国町大字小渡 - 西置賜郡小国町大字小国小坂町 - 西置賜郡小国町大字小渡)
- 朝篠トンネル(西置賜郡小国町大字朝篠 - 西置賜郡小国町大字伊佐領)
- 遅越トンネル(西置賜郡小国町大字沼沢)
- 新宇津トンネル(西置賜郡小国町沼沢 - 西置賜郡飯豊町手ノ子):宇津峠をトンネルで通過する。
- 田沢トンネル(東置賜郡高畠町二井宿)
- 二井宿第一トンネル(東置賜郡高畠町二井宿)
- 二井宿第二トンネル(東置賜郡高畠町二井宿)
- 宮城県
- 西材木岩トンネル(刈田郡七ヶ宿町切通)
- 東材木岩トンネル(白石市小原)
- 西小原トンネル(白石市小原)
- 小原温泉トンネル(白石市小原)
- 小原5号トンネル(白石市小原)
- 小原4号トンネル・小原3号トンネル(白石市小原)
- 小原2号トンネル・小原1号トンネル(白石市小原)
道の駅
編集地理
編集通過する自治体
編集交差する道路
編集※県道を除く
- 新潟県
- 山形県
- 宮城県
- 福島県
主な峠
編集- 宇津峠(標高390m) : 山形県西置賜郡小国町 - 山形県西置賜郡飯豊町(落合改良)
- 二井宿峠(標高550 m) : 山形県東置賜郡高畠町 - 宮城県刈田郡七ヶ宿町(二井宿道路)
- 大沢峠(標高150 m) : 宮城県伊具郡丸森町 - 福島県相馬郡新地町
宇津峠、二井宿峠はいずれもトンネルで通過するため、厳密な意味での峠越えは大沢峠のみである。
ギャラリー
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ “一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2013年1月6日閲覧。
- ^ a b c d e f “表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況” (XLS). 道路統計年報2023. 国土交通省道路局. 2024年4月7日閲覧。
- ^ “一般国道の指定区間を指定する政令(昭和33年6月2日政令第164号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2013年1月6日閲覧。
- ^ ウィキソースには、二級国道の路線を指定する政令(昭和28年5月18日政令第96号)の原文があります。
- ^ a b “新潟山形南部連絡道路(片貝〜金丸)第1回 計画段階評価” (PDF). 国土交通省北陸地方整備局 (2023年10月20日). 2023年10月26日閲覧。
- ^ 一般国道の路線を指定する政令の一部を改正する政令(昭和44年12月4日政令第280号)
- ^ “一般国道の路線を指定する政令の一部を改正する政令(平成4年4月3日政令第104号)”. 法庫. 2013年1月6日閲覧。
- ^ 大河原土木事務所 (2012年5月31日). “館矢間バイパスを供用開始しました”. トピックス. 宮城県. 2015年6月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年6月26日閲覧。
- ^ “市報にいがた 平成25年3月17日 2403号 2面”. 新潟市. 2016年10月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年10月8日閲覧。
- ^ 『国道113号赤湯バイパスに並行する現道区間が国土交通省の管理から山形県の管理になります』(PDF)(プレスリリース)国土交通省東北地方整備局 山形河川国道事務所・山形県置賜総合支庁、2019年3月28日 。2019年3月30日閲覧。
- ^ “道途切れ、物消え 県内豪雨「小国一時孤立、疲労の色」”. 山形新聞 (2022年8月4日). 2022年8月5日閲覧。
- ^ 白い森への想い(小国国道出張所小史)
- ^ 令和4年度橋梁点検結果(地方公共団体) - 国土交通省
- ^ 福島県の橋梁 平成25年度版 (PDF) - 福島県土木部