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仮面ライダーシリーズ > 仮面ライダーJ

仮面ライダーJ』(かめんライダージェイ)は、東映スーパーヒーローフェアの一作として1994年4月16日に公開された劇場映画のタイトル。および、それに登場するヒーローの名称。

仮面ライダーJ
監督 雨宮慶太
脚本 上原正三
原作 石ノ森章太郎
製作 山科誠渡邊亮徳
ナレーター 飯塚昭三
出演者 望月祐多
野村佑香
音楽 川村栄二
主題歌 BYUE「心つなぐ愛」
撮影 松村文雄
編集 菅野順吉
製作会社 東映
配給 東映
公開 1994年4月16日
上映時間 46分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
前作 仮面ライダーZO
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同時上映は『劇場版 忍者戦隊カクレンジャー』『ブルースワット キック・オフ! ニュー・ヒーロー』。

目次

概要編集

原作者・石ノ森章太郎が制作に関わった仮面ライダーとしてはシリーズ最後の作品[1]。前年、東映スーパーヒーローフェアのメインプログラムとして公開された『仮面ライダーZO』に続き、劇場用オリジナル作品として制作された。全編フィルム撮影及びオールアフレコで制作された最後の作品でもある。

この作品の一番の特徴としては、「主人公・仮面ライダーJが巨大化する」ということが挙げられる[1][2]。「仮面ライダーの巨大化」には前例として1993年に制作された『ウルトラマンVS仮面ライダー』があり、この作品が好評だったことが、仮面ライダーの巨大化の後押しとなった[3]

プロデューサーの久保聡によると、当初は石ノ森も仮面ライダーの巨大化案には難色を示しており、そのためにJの巨大化シーンは決定稿ギリギリまで入っていなかった。最終的に「Jの巨大化は地球に未曽有の危機が訪れた時にのみ、大地の精霊たちがJに全ての力を注ぐことで初めて可能となる奇跡の形態であり、Jの基本的な能力ではない」という設定を出したことで石ノ森も合意し、現在の形になったという[3]

主人公・瀬川耕司役には『恐竜戦隊ジュウレンジャー』で主演を務めた望月祐多が起用された。この他に『鳥人戦隊ジェットマン』で結城凱 / ブラックコンドルを演じた若松俊秀が候補として挙がっていたが、変身前の姿でのアクションも多い関係から当時JAC所属だった望月が選ばれる形になったという[4]。仮面ライダーJのスーツアクターは、前作『仮面ライダーZO』に引き続き岡元次郎が務めた[5]

脚本は上原正三が執筆した。上原は『仮面ライダーBLACK』を中途降板して以降、東映とは疎遠になっていたが、プロデューサーの吉川進より自宅に数年ぶりに電話が掛かってきて、「今度やるライダーの映画を書かないか」と誘われたという。

上原は企画発足時に『仮面ライダー超』と題したシノプシスを執筆[6]。このシノプシスでは「すでに仮面ライダーとなっている主人公が敵に敗れ、宇宙人の手により再改造を施される」という内容が記されている[6][7]。ここで提示された設定を中心に、シナリオが形作られていった。検討用シナリオで提示された設定の中には「別の星から来た戦士」という案もあったが、石ノ森が「仮面ライダーは人間でなければならない」という意見を出したため、却下となった[8]

作風としては、当時ブームであったエコロジーを反映していることが特徴で、雄大な自然と並行してヒロインの少女・木村加那が公害で死んだ動物の墓を作るシーンや開発作業で切り崩された山林の情景などが挿入され、作品のテーマを端的に表現している。

加那を演じた野村佑香によれば、撮影は「刺激と興奮が満載」だったとのことで、合成シーンの演技やワイヤーアクションの思い出、特撮セットやスモークなどを後年のBD-BOX発売時のインタビューで挙げている[9]

なお、前作『仮面ライダーZO』や前々作『真・仮面ライダー 序章』と同様、平成に制作された作品であるが、『仮面ライダークウガ』以降のいわゆる「平成仮面ライダーシリーズ」には含まれていない。

あらすじ編集

世紀末の地球各地で異常気象が発生。これはかつて恐竜を絶滅に追いやった宇宙怪物集団「フォッグ」が、再び地球に来襲したことを示す前兆であった。人間を餌に幼獣たちの大孵化を企むフォッグの女帝「フォッグ・マザー」は、自然を愛する心優しき少女・木村加那を儀式の生贄として選び、連れ去るよう王子・ガライを含む幹部たちに命令する。

一方、環境破壊を憂い、その現状を多くの人々に訴えようとするカメラマン・瀬川耕司は取材活動の最中に加那を狙うフォッグの襲撃を受ける。加那を守ろうとする耕司だったが、返り討ちに遭い谷底へ落とされてしまう。

一度は絶命した耕司は、地空人と呼ばれる人々によって改造蘇生手術を受け、Jパワーの戦士・仮面ライダーJとして復活。生贄にされる加那を救うべく、フォッグに立ち向かうのだった。

登場人物編集

瀬川 耕司(せがわ こうじ) / 仮面ライダーJ
野鳥や自然風景を主に取り扱う、新進のプロカメラマン。26歳。環境問題に関心が強く、オートバイで野営しつつ取材の旅を続けている。湖の汚染を調査するために山に入り、フォッグと遭遇。アギトに崖から落とされ、絶命するが、その強い勇気と正義感、そして自然を守ろうとする心を地空人に認められ、改造蘇生手術を受けて仮面ライダーJとして蘇り、フォッグから地球を守る使命を受けた。
木村 加那(きむら かな)
耕司が湖の汚染を調査するために山に入った際、知り合った少女。9歳。心優しい性格で、公害や自然破壊で死んだ動物たちの墓を作り弔っている。何の抵抗もなく墓に花をあげた耕司を慕い、野営中の彼にコーヒーを差し入れに来たが、フォッグに大孵化の儀式の生け贄として狙われ、誘拐されてしまう。山の麓に住み、千恵(ちえ)という祖母がいる[10]が、登場シーンはカットされた。
地空人(ちくうじん)
地中の奥深くで、Jパワーを糧として生きる者たち。劇中では男女が一人ずつ登場。優れた科学力を持つが、地上の光に弱い上、下半身が木の根のように大地に根付いているため、フォッグと戦う者として、大自然と心を通わせることのできる人間を捜し求めていた。耕司の自然を愛する心を認め、彼に改造蘇生手術を施し、フォッグ打倒の使命と仮面ライダーJの名を与える。
ベリー
身長:15センチメートル / 体重:215グラム[11]
地空人の下僕であるミュータントバッタ。地中から出られない彼らに代わって地上を飛び回り、耕司に助言を与える。あらゆる国の言葉を話すことができ、高速で空中を飛行できる。

仮面ライダーJ編集

  • 身長:194センチメートル / 体重:84キログラム / ジャンプ力:一跳び150メートル[12]

瀬川耕司が、大地に宿る精霊のエネルギー・Jパワーにより変身する仮面ライダー。

Jパワーを全ての力の源とし、Jパワーを導き出す腹部の結晶体・Jスピリットは平時においても耕司のベルトのバックルとして露出している。必殺技はJキックライダーキック)、JパンチJチョップJエルボー。指をJの字型に構えるJサインには、Jパワーを高める効果があり、変身時や必殺技の発動時などにたびたび使用する。

戦闘力のみならず治癒能力も高く、劇中ではアギトやズーとの戦闘で傷を負いながらもすぐに回復し、その後の戦闘に全く支障をきたしていない。

予告編ではJを「14人目の改造戦士(かいぞうソルジャー)」と紹介しているが、これはBLACKとRXを同一の存在として数え、仮面ライダーシンを「12号」、ZOを「13号」としたものである。後に『ネット版 仮面ライダーディケイド オールライダー超スピンオフ』で設定の整理が行われ、現在ではBLACKが11号、RXが12号、シンが13号、ZOが14号、Jが15号となっている。

撮影用スーツはZOと同様にアクション用は胸部で分割されているが、アップ用は一体成型となっており、スーツアクターを務めた岡元次郎はアップ用ではスムーズな動きが難しかったと述べている[5]

名前の「J」は「ジャンボ(Jumbo、巨大)」を意識しているが[2]、一般には「『Jumbo』『Japan』『Judge』など、多数の要素を内包している」と説明されており[13]、石ノ森は『仮面ライダーJ超全集』(ISBN 4091014437)所収のエッセイ「仮面ライダーJの“J”」で「年々、凶悪・強大になってゆく“悪”=文明の持つ負の面にジャッジ(審判)を下す者」としている。また、後に上原正三が著した小説版(ISBN 4094401024)においては「ユピテルJupiter、ジュピターとも)」の頭文字だとされる。

ジャンボフォーメーション
身長:40メートル / 体重:736トン[14]
仮面ライダーJが巨大化した姿。Jがフォッグ・マザーの胃袋に飲み込まれ、絶体絶命の危機を迎えた時、加那を助けたいと一心に願うJにベリー、地空人、そして大地に宿る全ての精霊たちが同調し、膨大なJパワーを注いだことで実現した「奇跡の形態」である。
この形態における外見は等身大時と変化がないが、頭部中央が金属的な色になり、緑の2本線がそれぞれ濃くなっている。
重量12000トンのフォッグ・マザーを吹き飛ばす打撃力、雲の上まで達する跳躍力など、全ての面で驚異的なパワーアップを遂げている。必殺技はジャンボライダーキック
ジェイクロッサー
  • 全長:2100ミリメートル[15]
  • 全幅:900ミリメートル[15]
  • 全高:1310ミリメートル[15]
  • 重量:135キログラム[15]
  • ジャンプ力:90メートル[15]
  • 最高時速:1330キロメートル[15]
Jパワーを動力源とするJ専用のスーパーバイク。地空人が耕司のオートバイ(スズキ・TS200R[16])に大地の精霊の力を注いで改造したもの[15]で、Jへの変身の際に耕司の体から発せられるJパワーを浴びることで瞬時に変形する。
天候や路面状況を問わず、いかなる状況下でも常に最高性能を確保し、追跡・戦闘のいずれにも優れた能力を発揮。1000度の高温にも耐えるボディを持ち、体当たり技・ジェイストライクなどでJと共に戦う。
ベースマシンはスズキ・DR250S[17]

その他の登場作品編集

平成仮面ライダーシリーズの映画に登場する際には、ジャンボフォーメーション化することが多い[1]

映画『仮面ライダーワールド
本作と『仮面ライダーZO』のクロスオーバー作品。ZOと共にシャドームーンに率いられる怪人軍団と戦い、ラストでは巨大化したシャドームーンに対抗して巨大化する。
映画『仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー
『仮面ライダーディケイド』の映画作品。声は根本幸多。キングダークの出現時、仮面ライダーディエンドにジャンボフォーメーションの状態で召喚される。キングダークと戦うも敵わず、その直後にディケイドがファイナルフォームライドすることで変形したジャンボディケイドライバーと合体し、仮面ライダーディケイド コンプリートフォーム ジャンボフォーメーションとなった。最後に出てくる役どころのため、オールライダーのスチール写真には写っていない。
映画『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010
『仮面ライダーディケイド』と『仮面ライダーW』のクロスオーバー作品。声は根本幸多。ディケイド激情態を倒すためにジャンボフォーメーションの状態で戦うが、ギガントとサイドバッシャーでの猛攻に遭い、カードに封印されてしまう。
映画『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー
他の悪の組織を吸収し一大勢力となったショッカーを倒すべく、人々の思いを受けて他のライダーたちと共に登場。本作でも戦ったコブラ男ガライと交戦する。また、平成シリーズでは初めて等身大で登場したほか、今回はオールライダーが集合したスチール写真にも一緒に掲載されている。
映画『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦
ゴーカイレッドによって他のライダー共々時空の狭間に消されていたが、終盤で他のライダーやスーパー戦隊と共に復活し、大ショッカーや大ザンギャックと戦った。
映画『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊
ジャンボフォーメーションの状態で仮面ライダーフォーゼ ロケットステイツを倒すが、仮面ライダー鎧武 スイカアームズの攻撃に敗れ、ロックシードに変えられた。終盤で復活し、平成ライダーとの最終決戦ではZOと共に仮面ライダークウガ仮面ライダーアギトと戦った。
映画『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号
歴史改変の影響でショッカーライダーとして登場。ジャンボフォーメーションの状態で登場し、仮面ライダードライブを襲撃した。終盤では洗脳が解け、正義のライダーとしてライダーロボを相手に善戦するが、歴史改変ビームで消されてしまった。
小説『S.I.C. HERO SAGA MASKED RIDER ZO EDITION -ZO vs J-』
本作と『仮面ライダーZO』のクロスオーバー作品。ドラスに吸収されてレッドドラスVer.2となるものの、ZOに救われ、共にドラスとフォッグ・マザーが合体したフォッグ・ドラスと戦う。

フォッグ編集

女帝にして母艦でもあるフォッグ・マザーと、彼女が生み出した怪人から成る宇宙怪物集団。7000万年前、地球の恐竜を食べ尽くし、絶滅させたのも彼らである。

設定名称では「フォッグ」だが、劇中では一貫して「フォグ」と発音されている。

機械獣母艦フォッグ・マザー
  • 全高:70メートル / 体重:12000トン[18]
フォッグの支配者。その体内に無数の怪物たちの卵を宿しており、千年に一度大孵化を行い、狙った惑星の生物を全て食い尽くした後、その地に王国を築いてまた次の大孵化に備えるというライフサイクルで生きている。数万体もの卵を孵化させるには、3幹部の祈りと生贄を捧げる儀式が必要不可欠で、3幹部は加那を誘拐し、生贄にしようとした。母性の感情があり自ら生み出す子らには慈悲深いが、それ以外の生物には無慈悲。
小説版によると、元はケンタウルス座・NGC3987・第4惑星『ハニビー』という星に生息するミツバチ(に似た生物)だった。この星では有色人種と白色人種が長い間戦争を続けていたが、ある時、核兵器の実験によって、ミツバチの一団が他の生き物を手当たり次第食べ続けるミュータントに変異してしまう。やがてミュータントミツバチの群れは人間を襲い始め、人間から核攻撃を受けるのと捕食を繰り返すごとに変異を遂げてゆき、最終的に生き延びた女王バチが死の星と化したハニビーから脱出するために機械と合体して、フォッグ・マザーとなった。
機械獣母艦の全身から噴き出す霧は、草木を枯らし、水を汚染させる。さらに艦そのものが強力な磁場を帯びており、惑星の引力を狂わせ、異常気象を引き起こす。また、地上に降りた状態でも、艦の底部に備わった無限軌道で移動が可能。
多数の機関砲・ブレットシャワー[19]や高圧電流が流れる強固な羽根・ウイングシザース[19]、右目から放射する緑色の電磁光線・アイビーム[19]、ウイングシザースから放射する反重力ビーム[19]、顔面の左目部分が割れて出現する円盤状の鋭利なカッター・フライングカッター[19]、腹部の回転ドリル[19]など、全身に備わった無数の超兵器を駆使して破壊の限りを尽くす。
ガライを倒したJを飲み込むが脱出され、ジャンボフォーメーションとなったJとの死闘の末にジャンボライダーキックを受けて活動を停止した。
フォッグ・マザー(本体)[20]
機械獣母艦の心臓部に潜む、コブラと昆虫を合わせたような姿をした怪物。長く伸びる尻尾のような触手で、敵をからめ取って体内へ引きずり込み、口から吐き出す毒ガスで仕留める。
Jによって機械獣母艦を破壊されたため、再びJを飲み込んで道連れにしようとしたが、Jパンチを受けて倒された。なお、フォッグ・マザー本体は前作『ZO』のレッドドラスと同様、公開まで登場は公表されていなかった[4]
小説『S.I.C. HERO SAGA MASKED RIDER ZO EDITION -ZO vs J-』
ドラスが、吸収した仮面ライダーJの記憶からフォッグ・マザーの存在を知ってしまう。強力な力を持つものとしてZOやJの代わりにフォッグ・マザーの残骸がドラスに吸収されるが、そのことが原因でフォッグ・マザーの残留意識が活性化し、逆にドラスの意識を奪いフォッグ・ドラスとして復活した。
ガライ(コブラ男)
  • 身長:207センチメートル / 体重:125キログラム / ジャンプ力:120メートル[21]
3幹部のリーダー格でフォッグ・マザーの血を汲む王子。右耳にある飾りを弾くことで霧に包まれ、コブラ男に変身する。「命」を「物」としか考えておらず、死ぬことを「壊れる」と表現するなど冷酷な性格。
腹を串刺しにされても死なない生命力と高い戦闘力を持ち、フォッグの牙[18]と呼ばれる儀式用の杖で生贄の意識を失わせ、空中に浮遊させる。他に、鞭にも変化する光の剣・ガライソード、掌から放つ巨大な三つ又の爪・ガライクローを武器とする。
生贄の儀式を取り仕切り、フォッグ・マザー内部でJと激戦を繰り広げるも、Jキックを受けて絶命した。
デザインイメージは『仮面ライダー』の地獄大使[21]
その他の登場作品
人造人間ハカイダー
手配書が登場。
仮面ライダーワールド
シャドームーンの部下として登場。原典では未使用だった剣を使用している。
劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー
 大ショッカーの怪人として登場。
仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010
スーパーショッカーの怪人として登場。
平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊
地下帝国バダンの幹部怪人として登場。
ズー(ハチ女)
  • 身長:189センチメートル / 体重:79キログラム / 最高飛行速度:時速870キロメートル / 最高高度:5000メートル[22]
3幹部の一人でフォッグの女性神官。戦闘力はあまり高くないが、頭部にある羽根を使用した飛行能力を活かした奇襲戦法を得意とする。掌から鋭い針・パームニードルを発射する。3幹部で唯一、怪人態でも人語を話す。
アギトに続いてJに襲い掛かるもJパンチを腹部に負い、最後の力を振り絞ってJを抱いたまま機械獣母艦に突っ込み、ガライの名を呼びながら力尽きた。
当初のデザインでは足がなく、操演での演出となる予定であった[23]
その他の登場作品
『人造人間ハカイダー』
手配書が登場。
『仮面ライダーワールド』
シャドームーンの部下として登場。掌から、パームニードルではなくミサイルを放つ攻撃を使用している。
アギト(トカゲ男)
  • 体長:350センチメートル(尻尾を最大まで伸ばした場合、490センチメートル) / 体重:105キログラム[24]
3幹部の一人で屈強な老紳士。瞳や爪が変質し、表皮が角質化することでトカゲ男に変身。伸縮自在な尻尾や鋭い牙・アギトファングを使った攻撃を得意とする。また、人間態ではダンプカーの運転もこなす。
物語の冒頭で、自分たちの目撃者である耕司を崖下から転落させ殺害し、仮面ライダーJとして復活した耕司にも真っ先に襲い掛かったが、サミングを喰らって怯んだ後、Jパンチで脳天を潰されて死亡した。
デザイン画では2足歩行で描かれている[25]
その他の登場作品
『人造人間ハカイダー』
手配書が登場。
『仮面ライダーワールド』
シャドームーンの部下として登場。
フォッグ幼獣[20]
機械獣母艦内部の孵化室に安置された卵から孵ったばかりの、怪人たちの幼体。爬虫類や昆虫、あるいは人間の顔を持った芋虫と形容すべき醜悪な姿をしている。旺盛な食欲で生贄を喰らった後、マザーの体内から外へと進出し、惑星の生命体の全てを喰らい尽くす。
フォッグ・ライダー
小説版にのみ登場。フォッグ・マザーがJに対抗するために、耕司の先輩・大王子光成を改造した悪の仮面ライダー。フォッグ・マシンというバイクに乗る。劇中に登場する予定であったが、決定稿で削られることとなった[18]
  • 3幹部のモチーフは、前作に引き続き『仮面ライダー』第1クール登場の怪人に準じている[2]

キャスト編集

スーツアクター編集

スタッフ編集

※映画クレジット順

  • 製作:山科誠渡邊亮徳
  • 原作:石ノ森章太郎
  • 企画:村上克司バンダイ)、吉川進
  • プロデューサー:久保聡(バンダイ ビジュアル)、堀長文、角田朝雄
  • 脚本:上原正三
  • 音楽:川村栄二
  • 特撮監督:矢島信男佛田洋
  • アクション監督:金田治ジャパンアクションクラブ
  • 撮影:松村文雄
  • 美術:高橋昭彦
  • 照明:才木勝
  • 編集:菅野順吉
  • 録音:太田克己
  • 助監督:神園浩司
  • 製作主任:藤沢克則
  • キャラクターデザイン:雨宮慶太
  • キャラクター造型:レインボー造型企画前沢範
  • クリーチャースーパーバイザー:竹谷隆之
  • 特殊技術:國米修市
  • ビジュアルエフェクト スーパーバイザー:松本肇
  • スクリプター:作間清子
  • 助監督:黒木浩介、谷口昌史、松田康洋
  • 撮影助手:市毛幸雄、岩崎智之、金居明弘
  • 照明助手:大坂章夫、三重野聖一郎、椎原教貴、佐藤剛、蔭山健二
  • 美術助手:岡村隆男、伊藤茂、荒川友美子
  • 装飾:肥沼和男、柳沢武、千田真紀子
  • キャラクターバックアップグルー:中村豊
  • 特殊技術助手:真武紀、三浦さとみ
  • カースタント:武士レーシング
  • ヘアー・メイク:住吉美加子
  • 衣裳:澤海郁子
  • 編集助手:田熊純
  • ネガ編集:長田直樹
  • 選曲:金成謙二
  • リーレコ:上田武志
  • 演技事務:木村芳子
  • 進行助手:原田良晴、河内隆志、松本佳子
  • 特撮スタッフ
  • 造型スタッフ
    • クリーチャー造型:高柳祐介、BADGE
    • 特殊造型:小杉和次
    • クリーチャーバックアップクルー:高橋雅人、岡元建三、岡伸行、斉藤広一、日橋英樹、吉田朋、中原誠、鬼頭栄作、奥野喜信、押杵ゆかり、須田哲生、折笠誠
  • ビジュアル・エフェクトスタッフ
    • アニメーション エフェクト:橋本満明、沖満
    • マットアート: 上遠野恵介
    • コンピューター グラフィックス:篠原保
    • ロトスコープ:進藤智子
    • エフェクト撮影:杉木信章、長部恭平
    • CG出力:富士プレゼンテック株式会社
  • 宣伝:荒井一弥、吉田啓昭、稲本千香、山本健太郎
  • クリーチャーコーディネート:有限会社クラウド
  • 特殊美術:特殊美術GAM
  • 現像:東映化学
  • 企画協力:バンダイ ビジュアル
  • 製作協力:東映東京撮影所
  • 監督:雨宮慶太
  • 製作:東映東映ビデオ、バンダイ

音楽編集

本作の音楽は、前作『ZO』と同じく川村栄二が手掛けた。

なお、主題歌およびイメージソングを歌唱した「BYUE」の男声ボーカルは高尾直樹が担当している[28]

主題歌「心つなぐ愛」
イメージソング「Just One Love」
  • 作詞:大津あきら / 作曲・編曲:川村栄二 / 歌:BYUE

他媒体展開編集

映像ソフト化編集

  • VHS(セル、レンタル共通)、LD(セルのみ)が映画公開後しばらく後(1994年11月頃)にリリースされている。
  • DVD版は2003年12月21日発売。
  • Blu-ray版は2015年12月24日に、本作を含め実写ライダー3作品を収録したオムニバス盤『仮面ライダー:ZO・J Blu-ray BOX』と題し発売[29]。映像特典としてアニメ『仮面ライダーSD』も収録。

漫画作品編集

『仮面ライダーJ』
小石さとしが執筆。てれびくんにて連載された。

小説作品編集

『仮面ライダーJ』
小学館スーパークエスト文庫から、脚本を担当した上原正三によるノベライズが1994年5月20日に刊行された。大まかなあらすじは映画を踏襲しているが、耕司の周囲の人間関係や地空人と加那とフォッグ・マザーの因縁、人間になりすまし社会に潜伏して暗躍するフォッグの3幹部など、各設定に大幅な脚色が施されている。
なお、地空人が耕司をJに改造する際、「歴代の仮面ライダー」の活躍を記録した映像を見せる場面が存在するが、ここでの仮面ライダーが1号からZOまでのライダーと同一であることを示す描写は特にない。
S.I.C. HERO SAGA MASKED RIDER ZO EDITION -ZO vs J-』
本作と『仮面ライダーZO』のクロスオーバー作品。仮面ライダーZOとドラス、仮面ライダーJとフォッグ・マザーが登場し、共闘する。『ZO』でZOを助けた巨木やミュータントバッタの正体がJを作った地空人の化身であり、彼らがZOをモデルとしてJを作ったという設定となっている。

他映画作品編集

仮面ライダーワールド
本作と『仮面ライダーZO』のクロスオーバー作品。仮面ライダーJが登場。
人造人間ハカイダー
本作に登場した怪人の手配書が登場。
劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー
『仮面ライダーディケイド』の映画作品。仮面ライダーJとコブラ男が登場。
『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』
仮面ライダーW』と『ディケイド』の映画作品。仮面ライダーJとコブラ男が登場。
オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー
仮面ライダーオーズ/OOO』と『仮面ライダー電王』の映画作品。仮面ライダーJが登場。
仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦
仮面ライダーシリーズスーパー戦隊シリーズの映画作品。仮面ライダーJが登場。
平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊
仮面ライダーJとコブラ男が登場。
スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号
仮面ライダーJが登場。

脚注編集

  1. ^ a b c 宇宙船150, p. 78
  2. ^ a b c 『超人画報 国産架空ヒーロー40年の歩み』竹書房/イオン編、竹書房、1995年11月30日、216頁。ISBN 4884758749
  3. ^ a b 『仮面ライダー 悪(ショッカー)の系譜』樹想社、2003年5月、173頁。ISBN 4877770496
  4. ^ a b 大図鑑1 1994, p. 51.
  5. ^ a b c 宇宙船150 2015, pp. 80-81, 「[インタビュー]岡元次郎」
  6. ^ a b 超全集 1994, p. 50,60-63.
  7. ^ 『仮面ライダーJ超全集』では、ZOの強化を描く続編としての制作も視野に入れられていたことが示唆されている。
  8. ^ 超辞典 2011, p. 529.
  9. ^ 雨宮慶太監督による劇場作品『仮面ライダーJ』野村佑香キャストインタビュー - V-STORAGE
  10. ^ 大図鑑1 1994, p. 10.
  11. ^ 超辞典 2011, p. 684.
  12. ^ 超辞典 2011, p. 199.
  13. ^ 超辞典 2011, p. 199
  14. ^ 超辞典 2011, p. 200.
  15. ^ a b c d e f g 超辞典 2011, p. 364.
  16. ^ 画報 2001, p. 217.
  17. ^ 画報 2001, p. 91, 「COLUMN 05 ライダーマシーン徹底比較」.
  18. ^ a b c 超辞典 2011, p. 658.
  19. ^ a b c d e f 超全集 1994, p. 18-19.
  20. ^ a b 超全集 1994, p. 20.
  21. ^ a b 超辞典 2011, p. 234.
  22. ^ 超全集 1994, p. 25.
  23. ^ 超辞典 2011, p. 411.
  24. ^ 超全集 1994, p. 24.
  25. ^ 超辞典 2011, p. 32.
  26. ^ a b c d 大図鑑1 1994, p. 52.
  27. ^ 「LIST OF WORKS 岡元次郎」『JAE NAKED HERO』太田出版、2010年3月8日、34頁。ISBN 978-4-7783-1210-7
  28. ^ 「高寺成紀の怪獣ラジオ」番組公式Twitterアカウント(@kaiju_cfm) 2015年5月8日 08:06のツイート
  29. ^ 宇宙船150 2015, p. 82.

参考文献編集

関連項目編集