日本出版販売
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日本出版販売株式会社(にほんしゅっぱんはんばい)は、日本の出版物(書籍・雑誌)の取次会社である。略称は「日販」(にっぱん)。2017年(平成29年)現在、日本における二大出版取次会社の一つであり、もう一社はトーハンである。日本出版販売の2017年(平成29年)3月期の売上高は6244億2200万円(連結)、経常利益は24億0900万円(連結)である[1]。
![]() 本社(新お茶の水ビルディング)
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場
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略称 | 日販(英略称:NIPPAN) |
本社所在地 | ![]() 〒101-8710 東京都千代田区神田駿河台4丁目3番地(新お茶の水ビルディング) |
設立 | 1949年(昭和24年)9月10日 |
業種 | 卸売業 |
法人番号 | 2010001033269 |
事業内容 | 書籍、雑誌、教科書及び教材品の取次販売 映像及び音声ソフトの製作、販売、ならびにこれに関する著作権の取得、賃貸 コンピュータ機器及びソフトウェアの販売、ならびに情報提供サービス業 |
代表者 | 平林彰(代表取締役社長) 吉川英作(代表取締役副社長) |
資本金 | 30億円 |
発行済株式総数 | 6000万株 |
売上高 | 連結:6244億2200万円 単独:5023億0300万円 (2017年3月期) |
営業利益 | 連結:22億0800万円 単独:16億5500万円 (2017年3月期) |
経常利益 | 連結:24億0900万円 単独:22億3300万円 (2017年3月期) |
純利益 | 連結:6億7900万円 単独:6億9600万円 (2017年3月期) |
純資産 | 連結:563億3100万円 単独:454億4600万円 (2017年3月期) |
総資産 | 連結:2959億0600万円 単独:2565億5100万円 (2017年3月期) |
従業員数 | 連結:2,989人(5,641名) 単独:1,344人 (2017年3月31日現在) |
支店舗数 | 10店(2017年3月31日現在) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | 大株主の状況を参照 |
主要子会社 | 日販物流サービス、出版共同流通、株式会社MPD |
外部リンク | http://www.nippan.co.jp/ |
特記事項:従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員 |
オンライン書店の「Honya Club.com」を運営している。一時使い捨てDVDの48DVD(開封から48時間のみ視聴できる)を展開していたことがある。
目次
沿革編集
- 1949年(昭和24年)9月10日 - 日本出版配給を母体として創業(資本金500万円、従業員数388名)
- 1950年(昭和25年)5月 - 『日販通信』創刊
- 1954年(昭和29年)4月 - 本店社屋落成
- 1957年(昭和32年)5月 - 『週刊日販速報』創刊
- 1964年(昭和39年)12月 - 電算システム導入
- 1965年(昭和40年)11月 - 練馬営業所を開設
- 1969年(昭和44年)8月 - 日販運輸株式会社(現 日販物流サービス)を設立
- 1970年(昭和45年)9月 - 王子営業所を開設
- 1974年(昭和49年)10月 - 王子流通センター開設
- 1977年(昭和52年)7月 - 日本アイ・ピー・エス株式会社(現 日販アイ・ピー・エス)を設立
- 1978年(昭和53年)12月 - ジャパンコンピュータテクノロジイ株式会社(現 日販コンピュータテクノロジイ)を設立
- 1980年(昭和55年)
- 2月 - 資本金を30億円に増資
- 4月 - 東京支店を開設
- 1981年(昭和56年)9月 - 本社新社屋(新お茶の水ビルディング)落成
- 1983年(昭和58年)7月 - 本社新社屋第2期工事完成
- 1984年(昭和59年)4月 - 書店向けオンラインシステム「NOCS」(Nippan Online Communication System)を開発
- 1986年(昭和61年)6月 - 台北に日盛図書有限公司を設立
- 1990年(平成2年)3月 - 大阪支店新社屋(日販堂島ビル)オープン
- 1991年(平成3年)2月 - CVS流通センターを開設
- 1993年(平成5年)2月 - 名古屋支店新社屋落成
- 1996年(平成8年)12月 - 雑誌送品拠点「ねりま流通センター」開設、雑誌自動整品システム「SUPER-MALS」稼働
- 1998年(平成10年)1月 - 書店別高速自動仕分機MS2(マルチスーパー2)稼働
- 1999年(平成11年)
- 2000年(平成12年)
- 2001年(平成13年)1月 - 「www.project」(トリプルウィンプロジェクト)を発表
- 2002年(平成14年)
- 2003年(平成15年)
- 2004年(平成16年)
- 4月 - 映像製作事業子会社トライネットエンタテインメントを設立
- 11月 - 北京書錦縁諮詢有限公司を設立
- 2005年(平成17年)
- 2月 - 東京ブックセンターを開設、書店向けオンラインシステム「NOCS9000」サービス開始。子会社積文館書店が井筒屋から株式を取得し、株式会社ブックセンタークエストを子会社化
- 4月 - 出版共同流通所沢センター竣工、文庫・書籍一般・開発商品の返品業務を協業化
- 2006年(平成18年)
- 4月 - カルチュア・コンビニエンス・クラブとTSUTAYA向け商物流事業を統合し、株式会社MPDを設立
- 6月 - CRM事業「Honya Club」をスタート
- 7月 - 株式会社MPDを存続会社として、日本メディアリンク株式会社ならびに日本ソフトサービス株式会社を吸収合併
- 2007年(平成19年)7月 - 王子流通センター新棟完成 増築
- 2008年(平成20年)
- 8月 - 株式会社DIP(現 日販アイ・ピー・エス株式会社)設立
- 9月 -「Honya Club」の購買履歴分析システム「WIN+」販売開始
- 2009年(平成21年)
- 3月 - 株式会社積文館書店を承継会社として株式会社ブックセンタークエストを吸収分割
- 4月 - 日販運輸株式会社を存続会社として日販製函株式会社ならびにトライネットエンタテインメント株式会社を吸収合併し、商号を日販物流サービス株式会社に変更
- 12月 - 客注品取寄せサービス「本の超特Q!QuickBook」稼働
- 2011年(平成23年)
- 4月 - PARTNERS契約をスタート
- 5月 - 株式会社インプレスホールディングスから株式を取得し、株式会社クリエイターズギルドを子会社化
- 9月 - オンライン書店「Honya Club.com」開設
- 10月 - 株式会社インプレスホールディングスから株式を取得し、株式会社IMAを子会社化
- 2012年(平成24年)11月 - POSレジシステム「NP」発売
- 2013年(平成25年)
- 3月 - 宅配送品サービス「スーパーQuickBook」稼動。定期誌取置きサービス「Maga-STOCK」開始
- 6月 - 書店向けオンラインシステム「NOCS7」稼働
- 7月 - カルチュア・コンビニエンス・クラブと共同出資で株式会社リゲルを設立
- 9月 - 子会社リゲルが、多摩中央産業株式会社(現 東京中央都市開発株式会社)から新設分割した万田商事株式会社の全株式を取得し子会社化
- 10月 - 「attaplus!」サービス開始
- 2014年(平成26年)
- 1月 - 株式会社ダルトンを子会社化し、雑貨事業を開始
- 10月 - ブックオフコーポレーション株式会社から株式を取得し、株式会社ブラスメディアコーポレーションを子会社化
- 2015年(平成27年)
- 1月 - 出版社向けマーケット情報開示システム「オープンネットワークWIN」をリニューアル
- 5月 - WEBメディア「ほんのひきだし」開設
- 11月 - 株式会社クリエイターズギルドと株式会社Sunny noteとの共同出資でアイエムエー株式会社を設立。株式会社シャノアールから全株式を取得し、株式会社あゆみBOOKSを子会社化
- 2016年(平成28年)
- 2017年(平成29年)
- 2018年(平成30年)
決算編集
- 新文化通信社 ニュース特集「決算」 日販及びIR情報による。いずれも単体での数値。
- 第65期決算から営業外費用に計上していた売上割引を売上割戻として売上高から控除するよう表示方法を変更。
決算期(期間) | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
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第69期(2016年4月1日 - 2017年3月31日) | 5023億0300万円 | 16億5500万円 | 22億3300万円 | 6億9600万円 |
第68期(2015年4月1日 - 2016年3月31日) | 5136億3800万円 | 16億4100万円 | 23億1300万円 | 10億4500万円 |
第67期(2014年4月1日 - 2015年3月31日) | 5383億0900万円 | 19億2400万円 | 25億2500万円 | 8億5300万円 |
第66期(2013年4月1日 - 2014年3月31日) | 5667億3100万円 | 28億8800万円 | 33億8600万円 | 20億2900万円 |
第65期(2012年4月1日 - 2013年3月31日) | 5813億5500万円 | 29億5200万円 | 33億6300万円 | 31億6800万円 |
第64期(2011年4月1日 - 2012年3月31日) | 5895億1800万円 | 147億2400万円 | 41億3300万円 | 19億2500万円 |
第63期(2010年4月1日 - 2011年3月31日) | 6020億2500万円 | 140億1700万円 | 38億1400万円 | 13億4600万円 |
第62期(2009年4月1日 - 2010年3月31日) | 6130億4800万円 | 132億4700万円 | 30億7600万円 | 13億7000万円 |
第61期(2008年4月1日 - 2009年3月31日) | 6326億7300万円 | 134億0200万円 | 35億7600万円 | 11億2900万円 |
第60期(2007年4月1日 - 2008年3月31日) | 6471億0900万円 | 123億9800万円 | 31億9800万円 | 12億3800万円 |
第59期(2006年4月1日 - 2007年3月31日) | 6486億5300万円 | 121億4700万円 | 30億5100万円 | 9億7300万円 |
第58期(2005年4月1日 - 2006年3月31日) | 6782億1700万円 | 134億3600万円 | 48億0700万円 | 26億0700万円 |
第57期(2004年4月1日 - 2005年3月31日) | 7096億2700万円 | 143億3300万円 | 58億1900万円 | 24億1900万円 |
第56期(2003年4月1日 - 2004年3月31日) | 7145億0000万円 | 132億8100万円 | 48億8400万円 | 9億4500万円 |
第55期(2002年4月1日 - 2003年3月31日) | 7325億1700万円 | 133億9300万円 | 47億4100万円 | 19億8000万円 |
第54期(2001年4月1日 - 2002年3月31日) | 7441億6700万円 | 124億4500万円 | 39億4500万円 | 19億5100万円 |
第53期(2000年4月1日 - 2001年3月31日) | 7610億5100万円 | 124億5800万円 | 40億2900万円 | 4億7000万円 |
第52期(1999年4月1日 - 2000年3月31日) | 7629億9800万円 | 121億8400万円 | 38億4300万円 | ▲84億5700万円 |
大株主の状況編集
2017年(平成29年)3月31日現在(上位10名及び持株比率)
- 株式会社講談社 - 6.09%
- 株式会社小学館 - 6.03%
- 日販従業員持株会 - 5.53%
- 株式会社光文社 - 2.84%
- 株式会社文藝春秋 - 2.31%
- 株式会社秋田書店 - 2.26%
- 株式会社三井住友銀行 - 2.14%
- 株式会社KADOKAWA - 2.05%
- 株式会社旺文社 - 1.84%
- 竹下晴信 - 1.71%
- 持株比率は、自己株式(2,865,390株)を控除した発行済株式総数に対する割合
おはなしマラソン編集
1999年(平成11年)10月から、書店・出版社・現地のボランティアと共同して、全国の書店店頭で児童向け読み聞かせ会「おはなしマラソン」をスタートさせた。この読書推進活動は創立50周年を記念して開始され、永続的に続けられている。
絵本の時間 おはなしマラソン編集
- 東海ラジオ - かにタク言ったもん勝ち毎週水曜日・木曜日(2009年3月27日までは金曜日も放送されていた)10:40頃-10:45頃
- 放送日時などは徳永玲子の絵本の時間 おはなしマラソンを参照のこと。
日販グループ編集
連結子会社編集
- 株式会社MPD(特定子会社、51%)
- 株式会社MPDパートナーズ
- 株式会社ダルトン(92.2%)
- お茶の水商事株式会社
- 株式会社マクス
- 日販物流サービス株式会社(平成21年4月1日付で日販運輸株式会社から社名変更)
- 株式会社蓮田ロジスティクス
- 出版共同流通株式会社(71.4%)
- 株式会社OKC(90%)
- 日販コンピュータテクノロジイ株式会社
- 株式会社BSM社
- 株式会社リブロ
- 株式会社いまじん白揚(60.2%)
- 株式会社積文館書店
- 株式会社リゲル
- 万田商事株式会社(オリオン書房)
- 株式会社Y・space(BOOKSえみたす)
- 株式会社あゆみBOOKS
- 株式会社B・Story
- 株式会社東武ブックス(83.3%)
- 株式会社ファンギルド
- アイエムエー株式会社
- 株式会社ASHIKARI - ブックホテルを中心とした複合施設「箱根本箱」の経営
- 海外関係
持分法適用会社編集
- 株式会社精文館書店
- 株式会社啓文社エンタープライズ
- ニューコ・ワン株式会社
- 株式会社文教堂グループホールディングス
過去加盟していた企業編集
- 日販製函株式会社(平成21年4月1日付で日販運輸株式会社に吸収合併)
- トライネットエンタテインメント株式会社(平成21年4月1日付で日販運輸株式会社に吸収合併)
- 日販メディア株式会社(平成22年3月31日付で解散)
- 株式会社ほるぷ出版(平成23年7月21日付で全株式を売却)
- 株式会社みずうみ書房(平成24年9月30日に解散)
- 株式会社エヌ・エー・シー(平成26年12月25日に清算結了)
- 株式会社DIP(平成26年7月1日付で日販アイ・ピー・エスに吸収合併)
- すばる販売株式会社(平成28年3月31日付で日本出版販売に吸収合併)
- 株式会社日販図書館サービス(平成29年3月31日付で事業停止)
- 株式会社すばる(平成29年4月1日付で株式会社ブラスメディアコーポレーションに吸収合併)
- 株式会社MeLTS(平成29年4月1日付で株式会社ブラスメディアコーポレーションに吸収合併)
- 株式会社クリエイターズギルド(平成29年4月1日付で株式会社インプレスホールディングスに株式の一部を譲渡)
- リブロ販売株式会社(平成29年7月1日付で日本出版販売に吸収合併)
- 株式会社IMA(平成29年7月31日付で日本出版販売に吸収合併)
脚注編集
- ^ (参考)トーハンの2017年(平成29年)3月期の売上高は4759億0700万円(連結)である。
- ^ 株式会社文教堂グループホールディングスの株式取得、業務提携に関するお知らせ、日本出版販売、2016年9月13日
- ^ “株式会社クリエイターズギルドの子会社化に関するお知らせ (PDF)”. インプレスホールディングス (2017年4月3日). 2017年6月15日閲覧。
- ^ “合併公告 (PDF)”. 日本出版販売 (2017年5月19日). 2017年6月15日閲覧。
- ^ “合併公告 (PDF)”. 日本出版販売 (2017年6月15日). 2017年6月15日閲覧。
- ^ “株式会社東武ブックスの株式取得に関するお知らせ (PDF)”. 日本出版販売 (2018年3月31日). 2018年2月3日閲覧。
出典編集
- 日本出版販売株式会社「第69回定時株主総会招集ご通知」、2017年6月8日