高橋元太郎
高橋 元太郎(たかはし げんたろう、1941年1月15日 - )は、俳優、歌手。東京都出身。アネモイエンタテインメント所属。本名は風間 元太郎、旧芸名は高橋 わたる(ワゴンスターズ時代)。
たかはし げんたろう 高橋 元太郎 | |
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本名 | 風間 元太郎 |
別名義 | 高橋 わたる |
生年月日 | 1941年1月15日(78歳) |
出生地 |
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国籍 | 日本 |
血液型 | A型 |
職業 | 俳優、歌手、講師 |
ジャンル | 映画・テレビドラマ |
活動内容 | 俳優、歌手、講師、陶芸 |
配偶者 | あり |
事務所 | 株式会社アネモイエンタテインメント |
公式サイト | 高橋元太郎公式サイト |
主な作品 | |
テレビドラマ 『水戸黄門』<第2部 ‐ 28部> 『大岡越前』<全シリーズ> 『マッサン』 |
人物・来歴編集
小学校在学中に上高田少年合唱団に参加する。私立育英学院育英中学校を経て、東京都立松原高等学校を卒業し、証券会社に就職するが、約1年で退社。ジャズ喫茶「銀座テネシー」のオーディションで合格しウエスタンバンド「ワゴンスターズ」の専属となった。その後、「スリーファンキーズ」のメンバーとして、1962年1月に東芝レコードよりアルバム『スリー・ファンキーズ・ヒット・パレード』でレコードデビュー。同年5月に1stシングル『でさのよツイスト』が発売される。1962年6月、スリーファンキーズを脱退し、ソロ歌手として独立した。
1965年4月から1967年3月まで、NHK『おかあさんといっしょ』に出演[1]。
1970年より『水戸黄門』で(第2部から)うっかり八兵衛役でレギュラー出演したことで名が知られることになる(食いしん坊でひょうきんなキャラクターが人気を集め、以後、2000年の第28部まで30年間、ほとんど休まずに出演し続けた)。ちなみに出演回数は歴代レギュラー出演者では第1位の871話である。
また、その直前に放送された『大岡越前』(第1部)での岡っ引き・すっとびの辰三役でも出演しており、全シリーズを通してレギュラー出演を果たしている。
八兵衛・辰三とも、初登場から放送終了まで、高橋が一貫して演じ通した。
同時間枠で放送された時代劇には多くレギュラー出演しており、同時間枠時代劇では最多常連出演者となっている。
ソロ活動では、テレビアニメ『マッハGoGoGo』の主題歌のカバー(コロムビア・カヴァーヴァージョン)や特撮ドラマ『兄弟拳バイクロッサー』の主題歌、大阪近鉄バファローズの球団公式ソング「近鉄バファローズの歌」「炎えろ! 近鉄バファローズ」なども歌っている。俳優・歌手以外では、講演会講師としても活動中。趣味は陶芸で1995年から備前焼作陶を本格的に始め、2001年より定期的にデパートや百貨店などで陶芸個展も開催している[2]。
出演歴編集
テレビドラマ編集
- セブンティーン -17才-(1969年、NTV)
- 誘惑
- 大岡越前(TBS / C.A.L)
- 特別機動捜査隊 (1970年、NET/東映)第440話「真実に生きる」 - 高島英太郎役
- 水戸黄門(TBS / C.A.L)
- 第2部 - 第28部(1970年 - 2000年)、1000回記念スペシャル(2003年12月15日)、第40部 第1話・第20話(2009年)、最終回スペシャル(2011年12月19日) - うっかり八兵衛役
- 第7部 第14話「八兵衛殿様五万石 -横手-」(1976年8月23日) - 松平忠正役(一人二役)
- 第11部 第7話「うっかり八兵衛お殿様 -本荘-」(1980年9月29日) - 六郷政晴役(一人二役)
- 第12部 第12部「八兵衛身代り危機一髪 -徳島-」(1981年11月16日)- 芳太郎役(一人二役)
- 第20部 第39話「八兵衛そっくりお殿様 -久保田-」(1991年8月5日) - 佐竹義格役(一人二役)
- 江戸を斬る(TBS / C.A.L)
- おさな妻 第10話「ボーイフレンド」(1970年、12ch / C.A.L)
- 桃太郎侍(1977年、NTV)第15話「花の乙女の夢が散る」 - 吉次役
- 銭形平次 第584話「男の錦」(1977年、CX / 東映) - 次郎吉役
- 疾風同心(1978年 - 1979年、TBS) - すっとびの辰三役
- 大江戸捜査網(12ch / 三船プロ)
- 第209話「足でかせいだ男」(1975年) - 三次役
- 第412話「島帰りの父 涙の絶唱」(1979年) - 駒吉役
- 第458話「十手に賭けた同心魂」(1980年) - 宮原源八郎役
- 第568話「鈴の音はおんなの忍び泣き」(1982年) - 半次役
- 八丁堀暴れ軍団(TBS、1979年) - すっとびの辰三役
- 吉宗評判記 暴れん坊将軍 第125話「男の門出の燈篭流し」(1980年、ANB/東映) - 渋川平助役
- 暴れん坊将軍II 第74話「猫に小判の父娘船!」(1984年、ANB/東映) - 清太役
- 忠臣蔵(1985年、NTV)-間十次郎役
- 長七郎江戸日記 第1シリーズ「父ちゃんが帰った日」(1986年、NTV系 / ユニオン映画) - 佐吉役
- 水戸黄門外伝 かげろう忍法帖(1995年、TBS)第1話 - うっかり八兵衛役
- 火曜サスペンス劇場「どうぞ安らかに」(2001年、NTV)
- 月曜ミステリー劇場「内偵監査官・桜沢葵の監査ファイル」(2001年、TBS)
- こちら本池上署第1シリーズ(2002年、TBS)第5話 - 城戸武役
- 女と愛とミステリー
- 「金沢能登殺人周遊」(2002年、テレビ東京)
- 「森の巡査・向坊一美の事件日誌」(2002年、テレビ東京)
- 金曜エンターテイメント 「家裁判事・伊奈守草介の事件日誌」(2003年、フジテレビ)
- 愛の劇場「銀座まんまんなか」(2003年、TBS)
- テレビ朝日45周年企画「忠臣蔵」(2004年、ANB)
- 水曜プレミア「医療少年院物語」(2004年、TBS)
- 月曜ミステリー劇場「浅見光彦シリーズ20」(2004年、TBS)
- 水曜ミステリー9「家政婦・ミステリー9「山岳救助隊・紫門一鬼」(2005年、テレビ東京)
- スペシャルドラマ「坂本九物語」(2005年、テレビ東京)
- 浅見光彦シリーズ 崇徳伝説殺人事件(2005年、TBS) - 森瀬警部役
- 土曜ワイド劇場「フリー女子アナの殺人リポート2 天才女流作家謎の沈黙」(2006年2月、テレビ朝日)
- 弁護士のくず(2006年、TBS)第7話 - 羽根田仁役
- 事件12(2006年、EX) - 八木孝雄役
- 事件16(2015年、EX) - 蒲田徳三役
- 連続テレビ小説(NHK)
- 木曜時代劇「陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜」(2007年、NHK)第11話 - 梧陽役
- サギ師 リリ子(2009年テレビ東京Lドラ)
- 侍戦隊シンケンジャー(2009年、EX)「第二十三幕・暴走外道衆」 - 浄寛和尚役
- 月曜ゴールデン(TBS)
- 「税務調査官・窓際太郎の事件簿18」(2009年4月20日) - 柿山壮介役
- 「新・示談交渉人 裏ファイル3」(2014年4月21日) - 秋山克治役
- 悪い奴ほどよく眠る(2010年、フジテレビ) - 白井総務部長役
- リーガル・ハイ スペシャル(2013年4月13日フジテレビ) - 林用務員役
- 3つの街の物語 Episode-1(2015年6月7日、TBS) - 東郷英雄役
- 昔話法廷(2015年、ETV)第2話「カチカチ山裁判」 - 証人のおじいさん役
- 刑事ゆがみ(2017年11月9日、フジテレビ)- 宇津巻喜平役
映画編集
- 強くなる男(1961年、大映)
- 歌う明星〜青春がいっぱい (1962年7月8日公開、東映東京)
- アイドル雑誌『明星』を舞台にしたミュージカル映画。当初の仮タイトルは『若さでいこうよ』。
- かっこいい若者たち (1962年8月12日公開、大映東京)
- 喜劇 駅前飯店(1962年、東宝)
- 温泉巡査(1963年、大映)
- 夢のハワイで盆踊り (1963年、東映)
- 幸せなら手をたたこう (映画)(1964年12月19日公開、大映)
- 喜劇 ドッキリ大逃走(1970年、東宝)
- 水戸黄門 (1978年の映画)(1978年12月23日公開、東映)
- 草の乱(2004年公開)
- オペレッタ狸御殿(2005年公開)
海外吹き替え編集
- 海外ドラマ「ザ・モンキーズ」(デイビー・ジョーンズ役)
- 海外アニメ「大魔王シャザーン」ナレーター役
- 海外映画「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」(ポール・マッカートニー役)
その他のテレビ番組編集
- おかあさんといっしょ (NHK)[3][4]
- 午後は○○おもいッきりテレビ(日本テレビ)
- クイズ日本人の質問(NHK)
- ぶらり途中下車の旅(NTV)
- ライオンのごきげんよう(フジテレビ)
- 徹子の部屋(テレビ朝日)
- オールスター感謝祭(TBS)
- 京都江戸組参上(KBS京都)
- 関口宏の東京フレンドパークII 1994年(TBS)
- 田舎に泊まろう! 2004年(テレビ東京)
- 元ちゃんの人生の達人(毎日放送、2005年)
- いい旅 夢気分 2007年(テレビ東京)
- バラエティー生活笑百科 2007年(NHK)
- いい旅・夢気分3Hスペシャル 2007年(テレビ東京)
- 遊びの時間がある学校 2007年(BS朝日)
- 絶対!ふるさと主義 2009年(NHK)
- クイズ雑学王 2009年(テレビ朝日)
- たけしの本当は怖い家庭の医学 2009年(テレビ朝日)
- 新・平成歌謡塾 2013年(BS朝日)
- かんさい土曜ほっとタイム 2014年(NHKラジオ第一)
- ひるまえ ほっと 2014年(NHK)
- スタジオパークからこんにちは 2014年/2015年(NHK)
- マッサン ファンミーティング 2015年(NHK)
- 駆け込みドクター!運命を変える健康診断 2015年(TBS)
ラジオ編集
- 大竹まこと ゴールデンラジオ! 2007年(文化放送)
- 大人の自由時間 2008年(BS11)
- ミッドナイト・カウボーイ 2008年(ラジオ日本)
舞台編集
- 明治座「水戸黄門」1988年12月
- 新歌舞伎座「水戸黄門」1989年1月(〜同年9月明治座「水戸黄門」)
- 御園座「水戸黄門」1991年6月御園座「水戸黄門」1992年2月
- 御園座「水戸黄門」1993年7月(〜同年12月明治座「水戸黄門」)
- 明治座「水戸黄門」1995年2月
- 新歌舞伎座 天童よしみ公演「浪花の捕物帳」2001年2月
- 明治座 里見浩太朗公演「初春・あばれ獅子」2003年1月
CM編集
- 熊本のお米(1995年 - 1998年)
- 九州電力(1998年)
- メットライフ生命保険(2004年)
- サントリーウエルネス「アラビタ」(2005年)
- コーワ「ケラチナミン乳状液」(2007年)
- サントリーウエルネス「オメガエイド」(2015年)
音楽作品編集
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- ぼく/あの娘の星(1962年、東芝レコード。映画『駅前飯店』挿入歌)
- ダニー・ボーイ/ランブリン・ローズ(1963年2月、東芝レコード。A面はハリー・ベラフォンテの、B面はナット・キング・コールのカバー)
- ロンリネス/太陽はもえている(1963年3月、東芝レコード。A面はマイク・ベリーの、B面はロス・マチュカンボス楽団のカバー)
- 筏流し/恋は狐火(1964年、日本コロムビア)
- 青い夜(1964年、日本コロムビア)
- 夢のハワイで盆踊り/わかもの行進曲(1964年、日本コロムビア、A面は「舟木一夫、二代目コロムビア・ローズ、本間千代子、高橋元太郎」名義、B面は「高橋元太郎、本間千代子」名義)
- 密林王国ダクタリ(1967年1月25日、日本コロムビア。テレビドラマ『密林王国ダクタリ』主題歌)
- マッハ・ゴー・ゴー・ゴー(1967年6月15日、日本コロムビア。テレビアニメ『マッハGoGoGo』主題歌のカバー)
- 天国からのお迎え(1968年5月10日、日本コロムビア。歌:スカイ・ホークス、高橋は台詞を担当)
- ウルトラマンタロウ(1979年、CBSソニー。テレビドラマ『ウルトラマンタロウ』主題歌のカバー)
- 炎えろ!近鉄バファローズ/バファローズ音頭(1979年、CBSソニー。『大阪近鉄バファローズ』球団公式応援歌)
- たたかえ!バイクロッサー/その名も兄弟拳バイクロッサー(1985年1月25日、徳間ジャパン。テレビドラマ『兄弟拳バイクロッサー』主題歌)
- 近鉄バファローズの歌(2001年3月10日、日本コロムビア。『大阪近鉄バファローズ』球団公式ソング)
- ローマで乾杯(2013年11月20日、日本コロムビア。「高橋元太郎 & 山口いづみ」名義)
- Gentaro Takahashi Sings Jazz with Akira Matsuo Trio(2016年3月16日、doLuck jazz。自身初のジャズアルバム)
陶芸個展歴編集
- 2001年04月:銀座三越
- 2002年11月:大阪近鉄百貨店 上本町店
- 2003年05月:さいか屋 川崎店
- 2004年01月:さいか屋 横須賀店
- 2005年01月:さいか屋 川崎店
- 2006年01月:さいか屋 横須賀店
- 2007年09月:さいか屋 川崎店
- 「加藤剛 高橋元太郎 備前焼二人展」
- 2007年10月-11月:石川県和倉温泉「ギャラリー和倉」
- 2012年09月:さいか屋 横須賀店
- 2012年10月:京阪百貨店 守口店
- 2013年02月:東急百貨店 渋谷本店
- 2014年12月:うすい百貨店 福島県郡山市
- 芸能生活50周年記念 備前焼陶芸展
- 2010年12月 :東武デパート 千葉船橋店
- 2011年01月-02月:東武デパート 宇都宮店
- 2011年03月 :大阪近鉄デパート 阿倍野本店
- 2011年09月-10月:さいか屋 藤沢店
著書編集
- 『うっかり八兵衛半生記―多力本願』 (1997年9月、アスペクト)ISBN 4893668315
脚注編集
- ^ おかあさんといっしょ メンバーの変遷 より(おかあさんといっしょ#メンバーの変遷)
- ^ “オフィスGEN/高橋元太郎 公式サイト 備前焼作陶芸”. オフィスGEN. 2017年2月6日閲覧。
- ^ NHK「ひるまえほっと」2014年11月14日番組内、「NHKアーカイブス 番組発掘プロジェクト」の取り組みを紹介するコーナーに出演し、自らがフィルムとVHSテープで保管していた自身出演最終回(1967年3月29日)の映像を紹介した。番組中、1960年代の2年間、現在の「うたのおにいさん」にあたる役(毎週水曜日。サブタイトルが「うたいっぱい」)で出演していたことを発言。
- ^ NHKアーカイブス 番組発掘プロジェクト