プリンセス金魚

日本のお笑いコンビ (2005 - 2022)
みんなのたかみちから転送)

プリンセス金魚(プリンセスきんぎょ)は、かつてワタナベエンターテインメントに所属し活動していたお笑いコンビ。愛称プリキン。以前は松竹芸能に所属していた。

プリンセス金魚
メンバー 大前りょうすけ
みんなのたかみち
結成年 2005年
解散年 2022年
事務所 松竹芸能ワタナベエンターテインメント
活動時期 2005年 - 2022年
出会い 京都市立藤森中学校
旧コンビ名 One and One
現在の活動状況 ライブ、テレビ
芸種 漫才
ネタ作成者 大前りょうすけ
同期 ピーマンズスタンダード
公式サイト 公式プロフィール
テンプレートを表示

メンバー

編集

大前 りょうすけ(おおまえ りょうすけ、 (1984-04-16) 1984年4月16日(40歳)(昭和59年)- )

  • ボケ担当。京都府出身。身長179cm、体重64kg、血液型はA型
  • 高道と組む前、別のコンビでM-1グランプリに出場したことがある。
  • 中学でサッカーの全国大会に京都選抜として出場[1]、高校2年時、京都サンガユースに自身とは比べ物にならないレベルの高さに心折れ、Jリーガーの夢に見切りをつける[2]
  • 2016年10月3日からの『OH! MY MORNING!』(Radio NEO)レギュラー開始により、9月末から名古屋に拠点を移した。
  • 親が名神高速道路名古屋高速16号一宮線一宮インターチェンジの建設に係わっており、大前自身も親と一緒に1か月間名古屋市内に住んでいたことがあったことから、名古屋には勝手に強い思いがあるという[3]
  • 2020年3月より芸名を『大前亮将』から『大前りょうすけ』に改名した。
  • 2021年8月より、同じ名古屋を拠点として活動する同じ事務所所属の町田こーすけ(元・デラスキッパーズ)とのユニット「大前町田」でも活動している[4]
  • 2022年8月8日、中京テレビアナウンサーの松原朋美と結婚したことを発表した[5]
  • 2022年10月5日、ジーンズソムリエの資格を取得。
  • 2024年3月13日、大前のX(Twitter)で、12日に第一子が誕生したことを発表。[6]

みんなのたかみち (1984-05-30) 1984年5月30日(40歳)(昭和59年)- )

  • ツッコミ担当。京都府出身、京都成章高校(野球部。京都大会でベスト4まで進出した経験あり[7])、京都産業大学卒業[8]。身長185cm、体重78kg、血液型はO型
  • 「プリンセス金魚のそうでもない方」と言われる。大前に誘われるまではスポーツ中心で、プロ野球選手を目指していた[2]
  • 本人曰く、遅刻の常習犯で、松竹芸能(大阪)所属時代に昼席でよく遅刻していた。3日連続で遅刻した時には大前に舞台裏で殴られ、先輩たちが止めに入るなど大騒ぎになったが、翌日はその大前が遅刻し、その日から2か月間昼席のスケジュールを入れてもらえなくなり、先輩や松竹社員達に「次、遅刻したら解散します」等と土下座し、謝罪して回ったことがあった[2]
  • 少女漫画好きで[1]、500冊以上を持っている。少年漫画は全く読まないわけではないが、本人曰く「少年漫画5%、少女漫画95%」と言う割合とのこと[9]
  • 2013年、松竹芸能(大阪)を退社した大狸ぽんぽこが東京に上京。さらば青春の光マネージャーヤマネヒロマサは大狸を向かい入れ、みんなのたかみちと放送作家の廣川祐樹の4人で同居生活を始めた。
  • 2016年、睡眠時無呼吸症候群の改善のために口蓋垂を切除した[10][11]
  • 2017年10月8日、芸名を「たかみち」から「みんなのたかみち」に変更した[12]。この芸名を名付けたのは、同じ事務所の後輩のはなしょーの杵渕はなである[13]

来歴

編集

2人は中学生時代は同じ学校で、2年生の時に親しくなったが、高校は別々に進学した。大学生になって、お笑いをやりたかった大前がサークルを転々としていた高道を誘い、2005年(平成17年)コンビ結成[2]。当時はミスタードーナツで一緒にアルバイトをしていた[14]。結成当初のコンビ名は「One and One(ワンエンドワン)」だった[14]

2007年(平成19年)4月にマネージャーの勧めで現在のコンビ名に改称する。コンビ名の由来については、ネットで検索しやすいコンビ名で、当時カタカナと漢字混じりの名前がいなかったことから「ビジネス花火」と「プリンセス金魚」を最終候補にし、「ビジネス花火は濁点が多すぎる」という理由でプリンセス金魚を選んだ[14]

2009年(平成21年)よりライブイベントの罰ゲームで毎日京都市三条鴨川で365日ちゃぶ台をひっくり返すという企画に挑戦。元々はつるせんねんがやっていた罰ゲームである[15]

2009年(平成21年)7月20日に、初の単独ライブ『This is プリンセス金魚〜二人だけですけどよかったら?〜』を大阪市浪速区の桜川三丁目劇場で行った[16]。2009年、NHK新人演芸大賞で決勝進出。

2013年5月、松竹芸能を退所し活動拠点を大阪から東京に移すことを発表[17][18]。フリーとしての活動を経て、同年9月にワタナベエンターテインメント所属となる[19]

2016年10月より、大前のみワタナベエンターテインメント名古屋事業本部に移籍し、活動拠点を名古屋に移す[3]

2022年3月31日をもってコンビを解散することを発表[20]

ネタ

編集

漫才コントのネタを主に担当しているのは大前で、休みの日は一日中ネタ作りに充てているほど。ボケ、ツッコミ、イケメンなどコンビの要素の99%は大前で、残りの1%はたかみちの明るさであるとも話している[21]

大前は笑いにストイックと言われ、スマートにボケやいじりを繰り出してくるとされている。一方のたかみちはいつも笑っているように見えて、オーバーリアクションをよく繰り出すとされている[21]

たかみちのピンネタには、「帰ったん?」など、切ないフレーズを基調とした一人コントなどがある[22]

出演番組

編集

テレビ

編集

ラジオ

編集

インターネット

編集
  • 別冊・少女マンガ倶楽部(SHOWROOM) - たかみちのみ
  • ガー!ガー!!ガー!!!×RADIO(ポッドキャスト番組) - たかみちのみ、不定期出演[25]
  • ワタナベ名古屋チャンネル(YouTube) - 大前のみ

ライブ

編集
  • WEL名古屋~ワタナベ名古屋芸人LIVE~(2017年1月25日 - 、伏見JAMMIN')

賞レース成績

編集
  • 2008年(平成20年) - NHK新人演芸大賞 決勝進出
  • 2009年(平成21年) - 第10回 新野新プロデュース オール新人漫才ライブ「笑わん会」最優秀賞(大阪府知事賞)受賞
  • 2009年(平成21年) - 第1回・3回・4回 笑卵WAVE優勝
  • 2009年(平成21年) - NHK新人演芸大賞 決勝進出[26]
  • 2010年(平成22年) - 上方漫才大賞 新人賞ノミネート
  • 2016年(平成28年) - M-1グランプリ2016 準々決勝進出

脚注

編集
  1. ^ a b 公式プロフィールより。
  2. ^ a b c d お笑いポポロ』(麻布台出版社)2010年2月号 p.104-105
  3. ^ a b c “イケメン芸人・大前亮将、名古屋ラジオの“朝の顔”に抜てき「これは大チャンス」”. ORICON STYLE. (2016年9月29日). https://www.oricon.co.jp/news/2079168/full/ 2016年9月29日閲覧。 
  4. ^ コンビ情報「大前町田」”. M-1グランプリ公式サイト. 2021年9月18日閲覧。
  5. ^ 大前りょうすけ、中京テレビ松原朋美アナとの結婚をラジオ生報告 「婚姻届って、おめでとう!っていう感じかと思ったら」 - 中日スポーツ 2022年8月8日
  6. ^ 【ご報告】” (2024年3月13日). 2024年3月13日閲覧。
  7. ^ スポーツ経験一覧”. ワタナベエンターテインメント. 2016年2月11日閲覧。
  8. ^ プリンセス金魚 たかみち twitter(2012年10月4日)より
  9. ^ 「男が萌える少女漫画」オトメン(?)お笑い芸人、プリンセス金魚・高道淳史のオススメ5選”. 夕刊アメーバニュース (2014年9月7日). 2015年9月29日閲覧。
  10. ^ プリンセス金魚のたかみち、喉の手術”. デイリースポーツ (2016年2月15日). 2016年7月26日閲覧。
  11. ^ 術後”. プリンセス金魚高道オフィシャルブログ (2016年2月16日). 2016年7月26日閲覧。
  12. ^ プリンセス金魚 みんなのたかみち” (2017年10月8日). 2017年10月10日閲覧。
  13. ^ 『みんなのたかみち』”. プリンセス金魚 高道オフィシャルブログ (2017年10月9日). 2018年1月21日閲覧。
  14. ^ a b c お笑いTV LIFE』Vol.8(Gakken 2010年4月)p.106 より
  15. ^ プリンセス金魚鴨川365日ちゃぶ台返しスタート!”. 松竹芸能 (2009年2月24日). 2015年9月29日閲覧。
  16. ^ This is プリンセス金魚~二人だけですけどよかったら?~”. 松竹芸能 (2009年7月20日). 2015年9月29日閲覧。
  17. ^ 関西ありがとーー!!”. 大前ですけどよかったら?. Ameba (2013年5月3日). 2024年1月22日閲覧。
  18. ^ 2013/12/31”. 大前ですけどよかったら?. Ameba (2013年12月31日). 2024年1月22日閲覧。
  19. ^ 大前りょうすけ🐲 [@Omae_PuriKin]「大阪から東京に出てきて、フリーで活動していましたが、この度ワタナベエンターテインメントでお世話なることに決まりました!!…」2013年9月29日。X(旧Twitter)より2024年1月22日閲覧
  20. ^ お笑いコンビ「プリンセス金魚」が解散発表「互いに頑張るために前向きに」「4月から新たなスタート」”. スポーツニッポン (2022年4月1日). 2022年3月31日閲覧。
  21. ^ a b 2016年2月10日 東京新聞朝刊16面「笑う神拾う神」
  22. ^ a b “シューイチ 2018年4月15日放送回”. gooテレビ. (2018年4月15日). https://tvtopic.goo.ne.jp/kansai/program/ytv/25767/700085/ 2018年4月23日閲覧。 
  23. ^ 東海ラジオ 1332kHz / 92.9MHz | OH! MY CHANNEL!”. www.tokairadio.co.jp. 2020年4月26日閲覧。
  24. ^ 大前りょうすけのちょいバズ! | CBCラジオ | 土曜日 17:00~19:30”. 大前りょうすけのちょいバズ! | CBCラジオ | 土曜日 17:00~19:30. 2020年4月26日閲覧。
  25. ^ ガー!ガー!!ガー!!!×RADIO.
  26. ^ 松竹芸能所属芸人で初の2年連続進出

外部リンク

編集
大前
たかみち
プリンセス金魚