サラブレッドクラブ・ラフィアン
株式会社サラブレッドクラブ ラフィアン(Thoroughbred Club Ruffian Ltd.)は、日本中央競馬会に馬主登録をしているクラブ法人である。愛馬会法人「株式会社ラフィアンターフマンクラブ」より匿名組合契約に基づく競走馬の現物出資を受けて、中央競馬などの競走に出走させている。
サラブレッドクラブ・ラフィアンの勝負服 | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒104-0031 東京都中央区京橋2-11-6 |
設立 | 1986年4月1日 |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 6010001018118 |
代表者 | 岡田紘和(代表取締役) |
資本金 | 1,000万円 |
主要株主 |
岡田紘和 岡田美佐子 |
外部リンク | http://www.ruffian.co.jp/ |
特記事項:登録番号:関東財務局長(金商)第1593号(クラブ法人) |
勝負服の柄は赤、緑袖赤一本輪、冠名は牡馬・せん馬にはドイツ語で「私の」を意味する「マイネル」を、2011年以前に生産された牝馬にはマイネルと同意の「マイネ」を用いたが、以降の牝馬にはユーバーレーベンのように冠名はつけられていない。
社名の由来
編集社名及び愛馬会法人の名称に含まれている「ラフィアン」は、1970年代に活躍したアメリカの競走馬で旧ニューヨーク牝馬三冠を達成したラフィアンに由来する。同社を創設した岡田繁幸は若い頃アメリカのクレイボーンファームで修行していた際にラフィアンと出会っており、周りが見向きもしないようなラフィアンを一目で名馬になると予感した、というエピソードがあるとされている。
歴史
編集- 1986年 - 設立
- 1988年 - マイネルフリッセ、きさらぎ賞を制覇し重賞初勝利
- 1996年 - マイネルマックス、朝日杯3歳ステークスを制覇しGI初勝利
- 1998年 - マイネルラヴ、タイキシャトルとシーキングザパールの2頭の海外GI馬を破りスプリンターズステークスを制覇
- 2000年 - マイネルコンバット、ジャパンダートダービーを制覇し地方交流GI初勝利
- 2004年 - マイネルセレクトがJBCスプリントを、マイネルレコルトが朝日杯フューチュリティステークスを制覇するなど重賞12勝
- 2006年 - 代表が岡田繁幸から実子の岡田紘和に交代
- 2009年 - マイネルキッツが天皇賞(春)を制覇、旧八大競走制覇も初
- 2011年 - マイネルネオスが中山グランドジャンプを制覇
- 2013年 - マイネルホウオウがNHKマイルカップを制覇
- 2021年 - ユーバーレーベンが優駿牝馬を制覇、3歳クラシック初勝利[1]
主な所有馬
編集現役馬
編集- マイネルグロン - 2023年中山大障害、東京ハイジャンプ、2024年阪神スプリングジャンプ
- コラソンビート - 2023年京王杯2歳ステークス[2]
馬主変更による移籍
編集引退馬
編集- ゴールデンハインド - 2023年フローラステークス[3]
- マイネイサベル - 2010年新潟2歳ステークス、2012年府中牝馬ステークス、2013年中山牝馬ステークス
- マイネカンナ - 2008年福島牝馬ステークス
- マイネサマンサ - 2006年京都牝馬ステークス、2007年中山牝馬ステークス
- マイネソーサリス - 2005年愛知杯
- マイネヌーヴェル - 2003年フラワーカップ
- マイネルアムンゼン - 2003年・2004年エプソムカップ、2004年新潟大賞典
- マイネルアワグラス - 2008年シリウスステークス
- マイネルイースター - 2004年阪神スプリングジャンプ
- マイネルエテルネル - 2012年小倉2歳ステークス[4]
- マイネルキッツ - 2009年天皇賞(春)、2010年日経賞、2011年ステイヤーズステークス
- マイネルキャッスル - 1992年京王杯2歳ステークス
- マイネルグラウベン - 1988年NHK杯
- マイネルクラシック - 1997年北海道2歳優駿
- マイネルクロップ - 2015年佐賀記念、マーチステークス[5]
- マイネルコンドル - 1999年札幌2歳ステークス
- マイネルコンバット - 2000年ジャパンダートダービー
- マイネルシーガル - 2007年富士ステークス
- マイネルジャパン - 2000年函館2歳ステークス
- マイネルスケルツィ - 2006年ニュージーランドトロフィー、2007年京都金杯
- マイネルスターリー - 2010年函館記念
- マイネルセレクト - 2003年シリウスステークス、2004年ガーネットステークス、東京盃、JBCスプリント、2005年黒船賞
- マイネルソロモン
- マイネルチャールズ - 2008年京成杯、弥生賞
- マイネルディバイン - 2002年グランシャリオカップ
- マイネルデスポット
- マイネルデュプレ - 2004年共同通信杯
- マイネルトレドール - 1997年東京障害特別(春)
- マイネルネオス - 2011年中山グランドジャンプ
- マイネルバイカ - 2015年白山大賞典[6][7]
- マイネルバサラ - 2017年浦和記念[8]
- マイネルハニー - 2016年チャレンジカップ
- マイネルハーティー - 2005年ニュージーランドトロフィー
- マイネルビンテージ - 2000年京成杯
- マイネルファンロン - 2021年新潟記念
- マイネルフィエスタ - 2017年京都ジャンプステークス
- マイネルブライアン - 2000年グランシャリオカップ、シリウスステークス、2003年群馬記念
- マイネルブラウ - 2003年小倉大賞典
- マイネルプラチナム - 1998年札幌2歳ステークス
- マイネルブリッジ - 1995年NHK杯、福島記念、1997年七夕賞
- マイネルフリッセ - 1988年きさらぎ賞
- マイネルブルック - 2004年きさらぎ賞
- マイネルブレーブ - 1989年共同通信杯
- マイネルフロスト - 2014年毎日杯
- マイネルホウオウ - 2013年NHKマイルカップ[9]
- マイネルボウノット - 2006年佐賀記念
- マイネルマックス - 1996年函館3歳ステークス、京成杯3歳ステークス、朝日杯3歳ステークス、2000年マイラーズカップ
- マイネルマリク - 2005年たんぽぽ賞
- マイネルミラノ - 2016年函館記念[10]
- マイネルムート - 1988年新潟3歳ステークス
- マイネルモルゲン - 2004年ダービー卿チャレンジトロフィー、2004年・2005年京成杯オータムハンデキャップ
- マイネルメダリスト - 2014年目黒記念[11]
- マイネルラクリマ - 2012年京都金杯、2013年七夕賞、2014年オールカマー[12]
- マイネルラヴ - 1998年セントウルステークス、スプリンターズステークス、1999年シルクロードステークス
- マイネルリマーク - 1993年共同通信杯
- マイネルレコルト - 2004年新潟2歳ステークス、朝日杯フューチュリティステークス
- マイネルレーニア - 2006年京王杯2歳ステークス、2008年スワンステークス
- マイネレーツェル - 2008年フィリーズレビュー、ローズステークス
- ユーバーレーベン - 2021年優駿牝馬
ラフィアンターフマンクラブ(愛馬会法人)
編集代表者は岡田ゆりか[13]。前代表は岡田美佐子(ビッグレッドファーム代表)。
募集馬はビッグレッドファーム・コスモヴューファームや日高の中小牧場の生産馬が中心。
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ “【オークス豆知識】ゴールドシップ産駒GI初制覇、マイネル軍団は悲願のクラシック初制覇”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ (2021年5月23日). 2023年2月26日閲覧。
- ^ “コラソンビート”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年11月4日閲覧。
- ^ “ゴールデンハインド”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年4月23日閲覧。
- ^ アースソニック号、マイネルエテルネル号が競走馬登録抹消日本中央競馬会 2017年3月15日閲覧
- ^ 2015年佐賀記念レース結果 - JBISサーチ 2015年2月16日閲覧
- ^ 2015年白山大賞典JBISサーチ 2015年10月6日閲覧
- ^ マイネルバイカ号が競走馬登録抹消日本中央競馬会、2017年7月19日閲覧
- ^ “金沢競馬レースで馬が心臓麻痺 吉原寛人騎手が落馬、救急搬送”. 北國新聞 (2022年10月19日). 2022年10月19日閲覧。
- ^ マイネルホウオウ号が競走馬登録抹消日本中央競馬会 2017年11月29日閲覧
- ^ 2016年函館記念日本中央競馬会 2016年7月18日閲覧
- ^ マイネルメダリスト号が競走馬登録抹消日本中央競馬会 2017年3月30日閲覧
- ^ マイネルラクリマ号が競走馬登録抹消日本中央競馬会、2016年12月10日閲覧
- ^ “会社概要”. ラフィアンターフマンクラブ. 2012年2月11日閲覧。