ネプチューン (お笑いトリオ)
ネプチューンは、1993年に結成されたお笑いトリオ・コントグループ。略称「ネプ」。太田プロダクションへの所属を経て、現在はワタナベエンターテインメント所属。
ネプチューン NEPTUNE | |
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メンバー |
名倉潤 堀内健 原田泰造 |
別名 | ネプ |
結成年 | 1993年 |
事務所 | ワタナベエンターテインメント |
活動時期 | 1993年 - |
出身 | 太田プロダクション |
影響 | とんねるず |
出会い | 太田プロダクション |
旧コンビ名 |
ジュンカッツ(名倉) フローレンス(堀内・原田) |
現在の活動状況 | テレビ・ライブなど |
芸種 | コント |
ネタ作成者 | 堀内健 |
現在の代表番組 |
レギュラー番組 ハモネプリーグ ものまねグランプリ |
過去の代表番組 |
笑う犬 力の限りゴーゴゴー!! 銭形金太郎 |
同期 |
雨上がり決死隊 極楽とんぼなど (名倉) 千原兄弟 FUJIWARA バッファロー吾郎 なだぎ武など (堀内・原田) |
公式サイト | ネプチューン公式プロフィール |
メンバー編集
名前(ふりがな) | 生年月日(年齢) | 出身 | 愛称 | 担当 |
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名倉 潤(なぐら じゅん) | 1968年11月4日(52歳) | 日本 ・兵庫県姫路市 | 潤ちゃん、リーダー | ツッコミ |
堀内 健(ほりうち けん) | 1969年11月28日(51歳) | 日本 ・神奈川県横須賀市 | ホリケン、健ちゃん、ケン | 大ボケ・ネタ作り |
原田 泰造(はらだ たいぞう) | 1970年3月24日(50歳) | 日本 ・東京都東村山市 | タイゾー、泰ちゃん | ボケ |
来歴・人物編集
当初、原田は出身地が同じ友人とコンビ「パープルン」を組み活動していた(コンビ名の由来は、その当時2人が居酒屋「村さ来」でアルバイトをしていたから[1])。しかし、相方が多額の借金を作り地元に帰ってしまったために解散。原田が新しい相方を探していたところ、オーディション時に一緒で当時ピンで活動していた堀内に目が止まり、原田から声をかけ1991年に「フローレンス」を結成。コンビ名は、たまたま見かけたラブホテルの名に由来する[1][2]。
しかし、堀内と原田は共にボケでツッコミがいなかったため、コントがグダグダになってしまうという問題が多発した。この問題を解決するため、当時「ジュンカッツ」を解散したばかりで普段から世話になっていた先輩の名倉を堀内・原田の2人が頼む形で引き入れ、1993年にネプチューンを結成[3]。ちなみに結成当初のトリオ名は「フローレンスZ」で、数ある候補の中に「ゲリマンダー」もあった。トリオ名の由来は漫画『キン肉マン』の登場人物・ネプチューンマン[1]。
コンビ別れを繰り返して結成したグループのため3人とも芸歴に差があり、その上ネプチューンとしての活動期間はさらに短い。そのため先輩後輩が個人によって異なり、3人はややこしいと発言している(芸歴は名倉・堀内・原田の順)。
名倉は雨上がり決死隊とほぼ同期、堀内と原田は1期下で、千原兄弟やFUJIWARAなどと同期となる。しかし、後輩に当たるくりぃむしちゅーの2人から、名倉は『潤ちゃん』と呼ばれ、堀内は『健ちゃん』原田は『泰造』と呼ばれている(たまに堀内のことを『健』と呼び捨てにすることもある)など、後輩であっても付き合いが長かったり、仲が良い芸人などはメンバーのことを呼び捨てで呼ぶこともある。
プライベートでの付き合いがほとんどない芸人グループが多い中で3人はプライベートでもとても仲が良く、楽屋は常に一緒。楽屋では堀内と原田がよくふざけあい、それを名倉が一歩引いて見守るのが常であるという。
3人はそれぞれ「潤ちゃん」「健」「泰造」と呼び合っている。ネプチューン結成初期の頃は名倉が一番先輩ということもあり、堀内と原田は「名倉さん」と「さん」付けで呼んでいたがある時、名倉が「同じグループなのに「さん」付けで呼ぶのはおかしいし周りも気を遣うから「さん」付けしなくていい」と堀内と原田に言ってから、「潤ちゃん」と呼ぶようになった[注 1]。
2000年代、特に名倉が渡辺満里奈と結婚した頃から名倉は司会・コメンテーターや雑誌の執筆活動に、堀内は個性派俳優業に加えトーク番組・バラエティー番組に、原田はCM出演を含めた俳優業に単独で出演するなど、それぞれの特性を活かしピンでも活躍している。
近年、2008年7月から後輩のくりぃむしちゅー、チュートリアルと一緒に出演したしゃべくり007をきっかけに、日本テレビ系番組の出演が増えており、2009年8月放送の『24時間テレビ「愛は地球を救う」』のパーソナリティを務めるなど、活動の幅を広めている。
メンバー3人とも酒を嗜む習慣がなく、下戸と呼んでも差し障りがないほど苦手としている。名倉と堀内は付き合い程度に口にすることが出来るが、原田は少量でも飲むとほぼ吐いてしまうほど体に合わないという。
ウッチャンナンチャンやさまぁ〜ず、よゐこ、出川哲朗、キャイ〜ン、TIMらと共に、ウンナンファミリーと呼ばれている。
芸風編集
ネタ作りは主に堀内が担当しているが、堀内独自の擬音や歌のテイストが使用されているものが多い独特なもので、実際に堀内自身が演じて説明しないとメンバーに伝わらないものがほとんど。それをひとつのちゃんとしたコントに直すのは名倉の役割という。
コントでは堀内・原田のボケ(2人で童謡やオリジナルのミュージカル風の歌を唄う事もある)に対し名倉が突っ込むも更にボケ続けるという「ボケ倒し」「ツッコミすかし」のスタイル。名倉のツッコミは関西弁で声を張り上げるものの、頭を叩く・体を蹴るなどの強烈なものではなくむしろ常識人から見た的確な指摘というスタイルである。時に名倉は、2人に巻き込まれる形でダチョウ倶楽部のようにギャグを繰り出したり、イジられ役に回る事もある。素の状態やフリートークの場面でも度々同様のやり取りを展開し、堀内・原田の天然性、名倉の常識人的バランスと面倒見の良い、ある意味お人好しな面などが垣間見られる[独自研究?]。
『タモリのボキャブラ天国』出演時代、ネプチューンは堀内と原田の強烈な個性で一際存在感を放っており、爆笑問題と並んで番組内での人気も視聴率を大きく左右するほど絶大なものであった。その中において名倉の存在がやや薄く、共演者から「名倉はいらない」などと番組内でネタにされる事もあったが、名倉の的確なツッコミは2人のボケを纏めるためになくてはならない人物であり、また「タイ人」「鯔に似ている」「浅丘ルリ子似」等、あえて弄られ役として前に出ることで、次第に3人揃った形でキャラを定着させた[独自研究?]。
現在の出演番組編集
- レギュラー
- 月曜 ネプリーグ(2003年4月 - 、フジテレビ)
- 月曜 しゃべくり007(2008年7月 - 、日本テレビ)
- 水曜 あいつ今何してる?(2016年4月 - 、テレビ朝日)
- 土曜 ジョブチューン アノ職業のヒミツぶっちゃけます!(2013年2月 - 、TBS)
- 日曜 ナニコレ珍百景 (2008年1月 - 2016年3月16日、2018年10月 - 、テレビ朝日) - レギュラー放送、その間にも特番放送
- 特番
- ハモネプ(2001年5月16日 - 、フジテレビ)
- ものまねグランプリ(2009年5月3日 - 、日本テレビ)
- 好きになった人(2010年4月24日 - 、日本テレビ)
- あなたの知るかもしれない世界(2011年12月30日 - 、フジテレビ)
過去の出演番組編集
テレビ番組編集
バラエティ編集
- ZZZ・恋のチューンネップ(広島テレビ、1998年10月 - 1999年9月)
- ZZZ・ネプ中(広島テレビ制作、1999年10月 - 2000年3月)
- プレイヤーズ(2000年4月 - 2001年3月)
- 今夜はプネ・プネ(2001年4月 - 9月)
- なんでもワールドランキング ネプ&イモトの世界番付(2011年10月 - 2016年3月)
- サバイバー(2002年4月 - 2003年3月)
- ネプベガス(2005年10月 - 2006年9月)
- ネプ理科(2006年10月 - 2007年9月)
- 奇跡ゲッター ブットバース!!(2010年11月 - 2011年7月)
- サタネプ☆ベストテン(2011年10月 - 2012年9月)
- ネプの超法則!!(2012年10月 - 2013年1月)
- ボキャブラ天国シリーズ(キャッチフレーズは電光石火の三重殺(トリプルプレイ))(1995年10月 - 1998年9月)
- 風まかせ 新・諸国漫遊記 - 準レギュラー
- 加トちゃんマチャミのお台場CHA・CHA!!(1997年4月 - 9月)
- CHACHAKEN TV(1997年10月 - 1998年3月)
- ごごいち(1998年4月 - 9月)
- 上岡・ヒロミの花も嵐も(1996年10月 - 1997年9月)
- トロトロでいこう!→Ohトロトロでいこう!(1997年10月 - 1998年9月)
- ネプチューンのモビーにくびったけ!(東海テレビ、1997年10月 - 12月)
- 笑う犬シリーズ(1998年10月 - 2003年12月)
- ネプやり(1998年4月 - 9月)
- 空飛ぶ!ネプTビビ(1998年10月 - 1999年3月)
- ネプフジ(1999年4月 - 9月)
- 力の限りゴーゴゴー!!(1999年10月 - 2002年9月)
- 力あわせてゴーゴゴー!!(2002年10月 - 2003年3月)
- 幸せって何だっけ 〜カズカズの宝話〜(2004年11月 - 2008年3月)
- ネプいっ!(1998年10月 - 1999年9月)
- おネプ!(1999年10月 - 2001年3月)
- ちゃんネプ(2001年4月 - 2002年9月)
- 銭形金太郎(2002年10月 - 2007年12月)
単発・スペシャル編集
- 爆笑伝説!志村けんの変なおじさんVSネプチューン大決戦!!(1999年12月7日、フジテレビ)
- FNS30周年'99秋の祭典&FNS春秋の祭典2000(1999年 - 2000年、フジテレビ)
- 力の限りゴーゴゴー!!チームとして出場
- 24時間テレビ 「愛は地球を救う」(2009年8月29日・30日、日本テレビ)
- 驚きの嵐!世紀の大実験!!学者も予想不可能SP&奇跡を呼ぶ実験的生ライブ!!(2009年11月1日、日本テレビ)
- 芸能界プライドバトル ガチマッチ(2010年1月3日、関西テレビ)
- デカ007(2010年4月、日本テレビ)
- 好きになった人(2010年4月24日 - 、日本テレビ)
- 芸能界特技王決定戦TEPPEN(2010年8月3日 - 、フジテレビ)
- ネプ&イモトの世界番付!世界の中の日本の順位教えちゃいます(2011年2月25日 - 、日本テレビ)
- 人間分類バラエティーTHEカテゴライザー(2011年3月23日、日本テレビ)
- 世界超ド級!!まるわかりスクープ社(2011年6月10日、日本テレビ)
- ラブネプ(2011年10月2日 - 、TBS)
- ネプチューンの超体験!タイムワープ旅行社〜時間旅行で江戸時代へ〜(2012年6月5日、日本テレビ)
ラジオ番組編集
- ネプチューンのallnightnippon SUPER!(ニッポン放送)
- 堀内健とビビる大木のallnightnippon SUPER FRIDAY!→堀内健とビビる大木のオールナイトニッポン(ニッポン放送) - 堀内のみ
- ネプチューン+1→名倉とネプチューン→名倉もネプチューン(TBSラジオ)
映画・ドラマ編集
- ネプチューン in どつきどつかれ(1998年8月1日公開) - 主演
- ピッキングトリオの事件簿(2001年11月2日、フジテレビ) - ネプチューン初主演
- デカ007(2010年4月26日、日本テレビ) - 『しゃべくり007』のスピンオフ企画であり、ネプチューン含め『しゃべくり007』に出演しているレギュラーメンバー(くりぃむしちゅー、チュートリアル)がメインキャストとなっている(ドラマ自体の主演はチュートリアル・徳井義実)。
- 空想大河ドラマ 小田信夫(2017年2月、NHK総合)[4][5]
書籍編集
- ネプチューングラフィティ・於「どつきどつかれ」 - 写真集
- ネプチューンの4コマライブ メキシカンスマッシュ
歌手としての活動編集
ネプチューン | |
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別名 | 日本 Tokyo |
ジャンル |
J-POP コーラス(ハモネプも参照) |
活動期間 | トイズファクトリー(1998年 - 2002年) |
事務所 | 渡辺プロダクション |
トイズファクトリーに所属。現在アルバム1枚、ミニアルバム1枚、シングル4枚をリリース。
- 1st Single(8 cm)『君を探して』(1998年11月)
- 2nd Single(8 cm)『明日に向かって走れ!』(1999年3月)
- 3rd Single『上を向いて歩いてゆこう/日本人は胃腸が弱い』(2000年6月)
- 1st Album『君とケツカッチン!』(2000年9月)
- 4th Single『イッショウケンメイ。』(2001年11月)
- 1st Mini Album『ネプランド!』(2002年8月)
また、「はっぱ隊」としてSingle CD・Single DVD『YATTA』を、「G20+ネプ&イモト」名義でSingle CD ボクラノセカイをリリース。
ゲーム編集
- ネプリーグDS
- 超!!ネプリーグDS
CM編集
- スターフォックス64
- サンヨー食品
- アビバジャパン
- エスエス製薬「エストロング」
- Roots・トリプルフリー(2010年3月 - )
- ネプリーグDS
脚注編集
注釈編集
- ^ 実際に結成初期時の雑誌のインタビューには(原田と堀内が)「名倉さん」と呼んでいるのが掲載されている。
出典編集
- ^ a b c 原田がBOOM TOWN出演時に発言
- ^ 原田泰造 (2009年2月18日). 原田泰造さん-プロ論。. (インタビュー). リクナビNEXT[転職サイト]. 2021年1月19日閲覧。
- ^ “90年代「ネプチューン」の快進撃を裏で支えた意外な人物(FRIDAY)” (日本語). Yahoo!ニュース. 2021年1月22日閲覧。
- ^ “ネプチューン、前田司郎脚本「空想大河ドラマ」銘打つ新感覚コメディに挑戦”. お笑いナタリー. (2016年11月11日) 2017年2月8日閲覧。
- ^ 番組エピソード 空想・仮想・理想・妄想!『もしもドラマ』-NHKアーカイブス