加茂宮駅

日本の埼玉県さいたま市北区宮原町にある埼玉新都市交通の駅

加茂宮駅(かものみやえき)は、埼玉県さいたま市北区宮原町一丁目にある、埼玉新都市交通伊奈線ニューシャトル)のである。駅番号NS03

加茂宮駅
駅舎外観(2021年11月)
かものみや
Kamonomiya
NS02 鉄道博物館 (1.7 km)
(0.8 km) 東宮原 NS04
地図
所在地 さいたま市北区宮原町一丁目
北緯35度56分8.7秒 東経139度37分0.6秒 / 北緯35.935750度 東経139.616833度 / 35.935750; 139.616833座標: 北緯35度56分8.7秒 東経139度37分0.6秒 / 北緯35.935750度 東経139.616833度 / 35.935750; 139.616833
駅番号 NS03
所属事業者 埼玉新都市交通
所属路線 伊奈線(ニューシャトル)
キロ程 3.2 km(大宮起点)
駅構造 高架駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
2,910人/日(降車客含まず)
-2018年-
開業年月日 1983年昭和58年)12月22日[1]
テンプレートを表示

歴史 編集

駅構造 編集

相対式ホーム2面2線を有する高架駅東北上越新幹線の高架軌道を挟んで位置する。改札は大宮寄りにあり、簡易式自動改札機が1基設置されている。したがって、磁気定期券や切符の場合は駅員に券面を見せて改札通過する。エレベータートイレは改札内にある。改札口およびホームに液晶型の発車標が設置されている。ステーションカラーは黄緑。

さいたま市が指定する「副都心景観拠点(日進・宮原地区)」のエリア内にあり、特に当駅南側周辺地区の顕著な再開発や高層マンション建設等により、2008年頃から駅利用者数が大幅に増加した。朝夕晩のラッシュ時間帯には、開業時から変わらぬ幅の狭いプラットホームや、簡易式自動改札機1基のみの改札口を中心に混雑するようになった。

のりば
番線 路線 行先[2]
1   伊奈線(ニューシャトル) 内宿方面
2 大宮方面

利用状況 編集

2018年度の1日平均乗車人員は2,910人である。ニューシャトルの各駅では大宮駅・鉄道博物館駅に次いで3番目に多い。

近年の1日平均乗車人員は下表のとおりである。

年度別1日平均乗車人員[3][4][5]
年度 1日平均
乗車人員
1999年(平成11年) 1,697
2000年(平成12年) 1,665
2001年(平成13年) 1,692
2002年(平成14年) 1,666
2003年(平成15年) 1,625
2004年(平成16年) 1,902
2005年(平成17年) 1,804
2006年(平成18年) 1,846
2007年(平成19年) 1,975
2008年(平成20年) 2,332
2009年(平成21年) 2,413
2010年(平成22年) 2,502
2011年(平成23年) 2,552
2012年(平成24年) 2,676
2013年(平成25年) 2,720
2014年(平成26年) 2,758
2015年(平成27年) 2,797
2016年(平成28年) 2,777
2017年(平成29年) 2,793
2018年(平成30年) 2,910

駅周辺 編集

駅は国道17号沿いにあり、すぐ南に旧中山道埼玉県道164号鴻巣桶川さいたま線)との交点である東大成町交差点がある。

富士重工業工場跡地を再開発した複合型ショッピングモールステラタウン」や、さいたま市北区役所(プラザノース)、さいたま北部医療センター等への最寄駅であり、駅周辺一帯はさいたま市が指定する「副都心景観拠点(日進・宮原地区)」となっている。

2008年頃からステラタウン周辺において宅地開発が急速に進み、2023年現在では多くの大型マンションが建ち並ぶ地域へと変貌を遂げた。それに連動する形で、同時期からの駅利用者数も大幅に増加した。

加茂宮駅の南側一帯は2004年、さいたま市によって「ノーザンハートきたまち」と命名され、美しく整備された緑豊かな街並みがさいたま市の景観特区に指定されている。

公共機関 編集

民間等施設 編集

商業施設 編集

医療機関 編集

  • さいたま北部医療センター - 内科・循環器科・消化器内科・呼吸器内科・腎臓内科・小児科・外科・整形外科・形成外科・皮膚科・泌尿器科・産婦人科・眼科・耳鼻咽喉科・放射線科・歯科口腔外科・麻酔科
    • 大宮休日夜間急患センター - 内科・小児科・眼科・耳鼻咽喉科(さいたま北部医療センター内にて、日曜日・祝祭日・年末年始の昼夜間および平日夜間の受付。小児科は翌朝6時まで受付あり)
  • 大宮歯科休日急患診療所 - 歯科(大宮医師会館内にて、日曜日・祝祭日・年末年始の午前中のみ受付)
  • かものみや医療モール - 内科・小児科・アレルギー科・眼科・歯科・薬局

金融機関・郵便局 編集

文教施設 編集

その他施設 編集

道路・交通機関 編集

以上の様に「公・民・商・医・住・交」が近隣に集約されていることに加え、工場跡地の有効的な再開発により公園等も多く、路線が新交通システムであるため駅そのものの規模は小さいながらも、さいたま市北区(旧大宮市北部)のハブステーション的な役割を担っている。

近隣のJR各駅はいずれも大宮駅から一駅目であり、大宮以北のJR各線が運転見合わせ等になった際、その影響を全く受けないニューシャトル加茂宮駅が振替輸送駅として利用されている。

大字加茂宮の由来となった「加茂神社」は、旧中山道を北上し1.5 kmほど先(宮原駅の北)にある。

路線バス 編集

東武バス 編集

乗り場 系統 主要経由地 行先 運行会社 備考
宮原一丁目 大51・大53 北区役所前・赤芝[6]北大宮駅入口 大宮駅東口 東武バスウエスト
大51 宮原駅入口・宮原四丁目・上尾運動公園 上尾駅東口 東武バスウエスト
大53 宮原駅入口・宮原四丁目 吉野町車庫 東武バスウエスト
  • バス停との位置関係
    • 駅から南側へ徒歩約3分の旧中山道に当バス停「宮原一丁目」が設置されている。極めて稀に発生するニューシャトルの運転見合わせ時は主に「大51・大53」が振替輸送に利用される。
      • 大宮駅からニューシャトル各駅を経由していた深夜バス「ミッドナイトアロー伊奈・内宿」については、新型コロナウイルス感染症の影響により、2020年10月26日をもって廃止となった[7]

北区コミュニティバス 編集

隣の駅 編集

埼玉新都市交通
  伊奈線(ニューシャトル)
鉄道博物館駅 (NS02) - 加茂宮駅 (NS03) - 東宮原駅 (NS04)

脚注 編集

  1. ^ a b c 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 30号 モノレール・新交通システム・鋼索鉄道、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年10月16日、22頁。 
  2. ^ 加茂宮駅 構内案内図”. 埼玉新都市交通. 2023年6月6日閲覧。
  3. ^ 埼玉県統計年鑑
  4. ^ さいたま市/さいたま市統計書”. www.city.saitama.jp. 2020年6月5日閲覧。
  5. ^ さいたま市/旧大宮市統計書”. www.city.saitama.jp. 2020年6月5日閲覧。
  6. ^ 正式な名称は「赤芝・大宮中央総合病院入口」
  7. ^ 東武バス 深夜急行バス_大宮駅東口-伊奈中央駅・内宿駅(ミッドナイトアロー伊奈・内宿) 2022年5月7日閲覧

関連項目 編集

外部リンク 編集

  • 加茂宮駅(路線図・駅情報) - 埼玉新都市交通