駅スタンプ(えきスタンプ)は、に置かれている記念用のスタンプ。駅スタンプの文化は判子の文化がある日本発祥[1]のもので台湾の駅などにもみられる[2]

概要編集

 
1958年、大船駅70周年記念に作成された駅スタンプ。大船観音(当時未完成)、鎌倉市章、松竹大船撮影所のマーク、瑜伽洞(田谷の洞窟)と鳥居があしらわれている。大船観音はJR化後の駅スタンプにも継承されている。

主に旅客がその駅ならではのスタンプの絵柄を楽しむために設置されたハンコである。現在日本の多くの鉄道事業者で設置されているが、特に旧国鉄時代に統一シリーズで設置されたものが有名である。

本格的な駅スタンプは1931年福井駅に設置されたものといわれており、それ以後、日本全国の主要駅に駅スタンプが設置されるようになった[3][4]

駅の開業や列車の完成、路線の廃止などの際には特別にスタンプが設置されることもある[5]。また、鉄道駅を巡るスタンプラリー用のスタンプが設置されることもある[5]

駅スタンプの収集家のことを「押し鉄」という[5]

スタンプの設置編集

後述のように、基本的に駅スタンプはその駅を管轄する事業者によって作成・配置される。しかし委託駅無人駅には設置されないことが多く、この場合駅の管理者や観光協会、地元の有志が作成した非公式のスタンプが設置されることもある[5]青い森鉄道のようにあえて無人駅を含む全駅分のスタンプを作成し、保管は最寄りの直営駅で行う[6]というスタイルをとっている事業者もある。

スタンプは誰もが押せるように本体とスタンプ台が改札付近に置かれていることが多いが、大規模な駅ではみどりの窓口のスペースに設置されていたり、駅係員が有人改札で保管している場合もある。

国鉄の駅スタンプ編集

DISCOVER JAPAN(通称:DJスタンプ)編集

 
DISCOVER JAPANスタンプ台(鉄道博物館 (旧岩泉駅設置))

1970年に全国の約1,400駅(船舶内・自動車駅を含む)に設置された。この時は統一的なデザインが示されず、形も丸、四角や変形のものなど様々であった。以前からその駅にあったデザインに「DISCOVER JAPAN」の文字を入れたという駅が多かった。

文字の表示は、当初は「DISCOVER➽JAPAN」と風向計のような矢印が付いたものが大多数であった。その後の第2弾では「DISCOVER-JAPAN」と矢印の代わりにハイフンを入れ「JAPAN」の文字を大きくしたデザインになったが、一部の駅では「DISCOVER-JAPAN」表記で初期と同じ書体のものがあった(山梨市駅勝沼駅および改称後の勝沼ぶどう郷駅など)。

関連品として、専用の丸いプラスチック製のスタンプ台が設置された。この台には目の高さには六角形の広告などを挟む板が2枚付けられていた。現在でも地方の駅でこのスタンプ台を見掛けることがある。

また、スタンプを集めると記念品が貰えるキャンペーンに合わせ、専用のスタンプ帳も登場した。周遊券の購入客向けに渡された「スタンプノート」と、一般向けに販売された国鉄監修の「スタンプノート」があり、一般向けは弘済出版社が出版し、駅の売店(キヨスク)などでなどで発売された。一般向けの「スタンプノート」では巻頭には全国のスタンプ設置駅が路線図で掲載され、表紙はその後のスタンプのシリーズが変わる毎に更新されて登場した。

一枚のキップから編集

1977年から始まった全国キャンペーンで、国鉄のテレビCMでも流された。「一枚のキップから」と書かれた硬券切符にM形の改札鋏を入れたデザインであった。この時点で設置した駅では「DISCOVER JAPAN」のスタンプからの置き換えがあったが、併用していた駅もあった。また、設置された駅はバスを含めて名所・旧跡の最寄り駅297駅[7]で、しかも各管理局内で最大でも10数駅(最大は盛岡の17駅)であったため、「DISCOVER JAPAN」のスタンプもかなり残っていた。

この中で、千葉管理局管内の駅には「ようこそ房総へ」も統一して入れられていたのが特筆できる。

いい日旅立ち編集

1978年から始まった「いい日旅立ち」は「DISCOVER JAPAN」の続編ともいえるキャンペーンである。ただ、全国的な大規模のスタンプ設置は行われず、主要駅のみであった。一説によると、これまでのスタンプが消耗したため作り替えられた駅にのみ設置されたとも言われている。設置された時期もバラバラであり、シリーズ物というよりは実質的にはこの頃に製作されたスタンプにロゴを後付けしたものであった。山口百恵の同名の曲もヒットし、キャンペーンに使われた。

わたしの旅編集

 
わたしの旅スタンプ台(名古屋駅)

1980年に今までの国鉄キャンペーンのためのスタンプ設置とは異なり、スタンプを押すことが主体の企画として登場した[8]。国鉄認定駅(=正規印)だけでも約740駅に設置した。国鉄認定駅とは、「わたしの旅スタンプノート」にあった設置リストに掲載された駅のことであり、定義が曖昧であったため、国鉄がわたしの旅スタンプに認定しなかった駅や独自に駅や管理局が製作した類似品設置駅など対象外の駅を含めると800駅近くにのぼる。

必ずしもターミナル駅に配備されたわけではなく、規模が小さな駅でも特色があれば設置されたことが大きな特徴である。この有名な事例が山手線で隣同士の目白駅池袋駅であり、前者には配備されたが、後者は対象外であった。

スタンプ自体に意味を持たせたこととその駅のある地域の自然や文化・駅の特徴などにちなんだキャッチフレーズが入れられ、「○○の駅(街・里)」などと表示され、イラストが入ったということが特筆できる。

スタンプの意味は、3種類の色(黒・赤・紫)と4種類の形(丸・四角・五角・六角)を組み合わせた12種類に分類された。規定の骨格は国鉄本社が決定したが、細部は各鉄道管理局に任されていたため、各地で違いが出ており、字の書体は各管理局で異なっていたほか、東京西局では中距離電車の区間である塩山や甲府なども「中央線」表記であった。

スタンプの意味(設置された駅の例)
自然の景色が特色の駅(大月駅など)
動物や植物が特色の駅(行川アイランド駅北小金駅など)
温泉が特色の駅(熱海駅伊東駅など)
四角 史跡や建物、文化財が特色の駅(成田駅中野駅など)
四角 新しい建築や文化施設が特色の駅(新宿駅吉祥寺駅など)
四角 伝統工芸や特産物が特色の駅(結城駅笠間駅など)
五角 歌、文学、伝説、人物が特色の駅(松戸駅成東駅など)
五角 風俗、行事、お祭りが特色の駅(茂原駅博多駅など)
五角 味覚が特色の駅(勝沼ぶどう郷駅富浦駅など)
六角 何かが国鉄で一番の駅(馬喰町駅野辺山駅など)
六角 レジャー、スポーツが特色の駅(大磯駅甲子園口駅など)
六角 産業が特色の駅(泉駅八幡駅など)

この中で一番少なかったのが「国鉄で1番」(黒六角形)で、稚内駅千歳空港駅土合駅横川駅野辺山駅東京駅馬喰町駅桜木町駅津駅二条駅小松島駅平戸口駅の各駅が採用していたが、最後まで残っていた桜木町も撤去され消滅した。

関連品としては「DISCOVER JAPAN」以来の専用のスタンプ台が設置された。これは間伐材を利用した木製のもので、正面にスタンプの印影が大きく掲げてあり、遠くからでもスタンプのありかを見つけることができた。このスタンプ台は後に他のスタンプで使用されたり、スタンプ廃止後も掲示板や物置き台として使用されている場合もある一方、駅の改装工事などで撤去された駅も多い。

「スタンプノート」も「わたしの旅スタンプノート」に生まれ変わり、1ページに上下2個分押せるようになった。この「わたしの旅スタンプノート」は後に1ページに1個分のサイズになったものの、現在も発売されている。

JR化後には各社で追加設置や独自仕様への改造が行われ、JR東日本ではLOOK EASTキャンペーンに伴い図柄に「LOOK EAST」ロゴを追加したものが登場した。またJR四国では複数駅に追加設置された後、路線名を○○本線から○○線に名称変更したことを機会に、小型化と下部に「JR四国 年 月 日」と日付の書き込みができるように変更された。小型化された分、絵が若干簡略化されている。JR西日本ではアーバンネットワーク内の駅には各線の愛称が追加され、例としては姫路駅の場合、山陽本線の表記と共にJR神戸線の表記も入っていた。また、広島支社管内では路線名の隣に「駅から散歩」ロゴが追加されたものが登場した。JR九州では鹿児島・宮崎地区の複数駅に追加設置された。

国鉄時代は7cmが標準と大きさが規格化されていたが、後年では大きさや仕様にも違いがあり、千葉駅成田駅では小型になったケースや、1990年頃から旧福知山管理局エリアの駅では形はそのままにシヤチハタ印に変更し小型化されたケースがあった。一時期水戸駅に設置されていたスタンプは10cm四方の正方形と非常に大型化されたのに対し、隣の勝田駅のスタンプ(水戸支社仕様の「わたしの旅」スタンプに類似したスタンプ)が6cmであり、両者の差は3倍もあった。

その後、登場から20年以上経過していることや各社及び支社毎のスタンプシリーズが整備されたこと、合理化に伴う無人化/簡易委託化が進んでいることなどにより、消滅が進みつつある状況である。特にJR東海では本社・静岡エリア共に統一印の整備でほぼ消滅し、JR西日本も(「わたしの旅」スタンプと区別するならば)統一印の整備でほぼ全滅した。

なお、エポック社より「わたしの旅 スタンプコレクション」という名称のボードゲームが発売されていた。

いい旅チャレンジ20,000kmスタンプ編集

1980年に始まった乗りつぶし企画である「いい旅チャレンジ20,000km」の開始後、九州内の起・終点駅に置かれていた駅名の書かれたスタンプである。

新幹線乗車記念スタンプ編集

国鉄時代に開業した東海道東北上越の各新幹線の停車駅(1985年当時のみ。その後に開業の駅は除く)にステンレス製のスタンプ台と共に新幹線改札付近に設置された。東北と上越では開業時に開業記念スタンプが設置され、好評だったことからその後東海道を含めて全駅に乗車記念として再度設置された。

基本的には新幹線(東海道系は100系、東北系は200系。上野駅のみ開通時から1985年までは「新幹線リレー号」)と停車駅周辺の観光地や風景などを入れたものである。現在でも小田原駅小山駅熊谷駅など一部の駅には残っているが、設置場所が事務室や窓口に変わった駅もあるほか、上野駅大宮駅では元々の上越新幹線乗車記念スタンプから「上越新幹線乗車記念」を削除して作り直したスタンプが現在でも使用されている。

山陽新幹線は新大阪以外には統一スタンプは用意されなかったが、山陽新幹線全通10周年記念スタンプが代わりに設置された。また、JR西日本では「500系のぞみ乗車記念」をのぞみ停車駅に設置していた時期もあり、JR東日本でも1998年の夏と2007年度に「新幹線スタンプラリー」を企画していたこともあった。

なお、東北・上越新幹線の開業記念スタンプは現在、鉄道博物館に収蔵されている[9]

JR化後の各社独自のスタンプ編集

JR北海道編集

2005年より統一印が順次設置されている。7.7cmの円形スタンプで、「わたしの旅」の円形版を模しているが、基本的に星や路線名が無く枠の線や文字が太いのが大きな特徴である。

なお、2017年から発売されていた「わがまちご当地入場券」では無人駅を含め多数のスタンプのイラストが描かれているが、うち数駅で新たにスタンプが設置された。

JR東日本編集

初期には国鉄に準じたキャンペーンごとのスタンプが設置されていたが、2000年代以降は各支社ごとに独自のスタンプを設置するようになっている。

「奥の細道1989」編集

この頃に展開されていたキャンペーン「LOOK EAST」の中で行われた松尾芭蕉の「おくのほそ道」の旅から300年経ったことを記念して、同社管内にある芭蕉ゆかりの地への観光キャンペーン関連として製作され、東京駅新宿駅上野駅北千住駅東北地方及び新潟栃木両県内で芭蕉が句を詠んだ地に最寄りのかつ従来からスタンプを設置していた41駅に設置された。なお、1つの駅には1〜4個配備され、同じ俳句のスタンプが数駅に用意されていた。駅名とその最寄りの地で詠まれた芭蕉の句があしらわれ、駅名と「LOOK EAST」のロゴが入る。

東京支社新宿地区「しんちゃんのスタンプノート」編集

これまでのスタンプの老朽化や紛失が多かったため、支社統一印が作成される前の1999年7月に新宿指導センターが独自に製作し、管内の山手線恵比寿駅高田馬場駅間と中央線の四ツ谷駅西荻窪駅間に整備された。形状は8.5cmの円形だが、これまでの「わたしの旅スタンプ」と同じ二重輪郭+星マークがあるタイプ(信濃町駅・千駄ケ谷駅・西荻窪駅・中野駅)とそれ以外(その他の駅)に分けられる。図案は各駅でバラバラで、JRのロゴマークのみがすべてに共通である。なお、「しんちゃん」とは新宿地区のマスコットであるお辞儀姿の駅員の名前であり、新宿駅のスタンプにも描かれている。 比較的新しいスタンプではあるが、支社全体の統一印が製作されたため、現存しているのは新宿駅のみとなっている。

このスタンプの特徴としては、これまで「わたしの旅」スタンプがあった駅でも千駄ケ谷駅と中野駅は形が円形になり「中央線」が「JR」に書き替えられただけで、ほぼオリジナルと同じ図案であるのに対し、恵比寿駅は引き続き恵比寿様を図案にしたものの全く形が異なり、原宿駅と新宿駅に至ってはわたしの旅とは全く異なった図案に変わっている。

「駅からハイキング」編集

駅からハイキング」キャンペーンの参加記録としてスタート駅に小型のシヤチハタ印が用意されている。最初の頃は絵柄が入れられていたが、途中から「駅からハイキング・○○県」に変更になり、駅名と県名のみ(その他に小さくハイキンググッズが描かれている)のスタンプとなった。最後に整備されたものは通常のゴム印となったが、その後参加システムが変更になりスタンプが不要になったため、現在では新しいスタンプは作成されていない。

本来はハイキング参加者のためのスタンプであるが、参加者以外でも捺印できる。同様のスタンプはJR西日本にも「駅からはじまるハイキング」として存在するが、同社は専用のラリー帳以外への押印を禁止しているのが東日本との違いである。

このキャンペーンでは元々ハイキングの参加記録を付けるのが目的のうえ既に他のスタンプが配備されていることが多いため、ほとんどの駅ではハイキング終了後に撤去された。新潟支社ではこのほかにオリジナルの「えちご庄内駅からハイキング」のスタンプも製作されていたが、現在ではほとんど残っていない。

なお、スタンプの設置主体はJR東日本であるが、「駅からハイキング」のスタート駅には私鉄の駅も含まれていたため、鹿島臨海鉄道大洗駅長者ヶ浜潮騒はまなす公園前駅(このスタンプ自体は鹿島神宮駅に設置)、小湊鐵道養老渓谷駅伊豆箱根鉄道相模沼田駅伊豆急行伊豆熱川駅にも設置された。

支社統一スタンプ編集

平成中期から各支社ごとに独自のスタンプが整備されつつあるが、盛岡支社では現在支社統一印がない。

なお、関東の駅百選認定駅では、1998年から2001年まで4回に分けて開催されたスタンプラリー用に用意されたスタンプが存在した。現在でもJR東日本では両国駅御嶽駅大月駅足利駅大磯駅横須賀駅などで残っている。

東京支社編集

過去に2度統一印が設置された。

  • 2003年版
2003年江戸開府400年記念として企画から3年がかりで整備され、東京支社管内全77駅(営団地下鉄管理の綾瀬駅を除く)に設置された。多くの駅のテーマは「江戸」であり、駅周辺の江戸時代にゆかりのある場所などが描かれた。ただし西大井駅新松戸駅南柏駅など何も江戸関連がない場合は「駅舎と電車」のイラストになった。
2006年頃に西大井駅・秋葉原駅田端駅大塚駅五反田駅新橋駅のイラストが変更され、その後も周囲の状況に合わせた変更がされており、元の77駅に対し83種以上のスタンプが製作された。
2013年に登場から10年以上が経過したことから、全駅で小型版に更新された。
  • 2020年版
上記のスタンプ登場より長年経過したことと、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催を機にデザインを一新し2020年7月8日に東京支社管内の78駅に設置された(同年3月に開業した高輪ゲートウェイ駅も含む)。デザインは日本古来の家紋から着想し、「駅名の漢字一文字」と「駅やその地域の歴史・特徴等を表現したシンボル」を組み合わている。デザインのベースとなるフレームは4種類(六角形・丸・八角形・四つ丸輪)あり、色は5色(赤・朱・緑・青・紫)から構成。訪日客を意識して駅名の英語表記も行っている。(例:北千住駅は「住」と千住葱・お化け煙突をデザイン化)。[10][11]
横浜支社編集

横浜開港150周年記念として行われる横浜・神奈川デスティネーションキャンペーンの一環として、2009年4月に横浜支社管内の直営駅全60駅に設置された。

ディスティネーションキャンペーン終了後も引き続き駅スタンプとして活用されており、係員に申し出れば押印することができる。なお、同支社の横浜線を走行するE233系電車に一時期、横浜支社の駅スタンプの絵柄の装飾がされていた[12]

八王子支社編集

2002年のスタンプラリーに際し、京王電鉄管理の分倍河原駅を除く管内の有人駅すべてに設置された。形状は直径5cm各の小型で路線名、駅名、ゼブララインと会社名で囲ったものである。

大宮支社編集

2002年より設置された。5cmの円形内にイラストと解説が書かれ、路線名のない「JR東日本 ○○駅」が下の方に書かれている。
2005年夏に「宇都宮線開業120周年スタンプラリー」を実施した際、新たにそれまで大宮支社としてのスタンプがなかった蓮田駅や、それまで国鉄時代に製作された「駅開業100周年」など4種類が使用されていた久喜駅などに追加されたが、この時のスタンプは輪郭の部分が太いのが特徴である。設置に際しては専用のスタンプ台も制作された。また、烏山線の3駅(宝積寺・大金・烏山)のスタンプは他の駅より若干大きかった。

高崎支社編集

初期はキャンペーンごとの支社独自スタンプが設置されていたが、2000年以降は大掛かりなデザインの変更はほとんど行われていない。

  • 「LOOK EAST」
1988年から始まったJR東日本最初のキャンペーン時に、主要駅に設置された。「LOOK EAST」ロゴマークが付き、主に楕円形のものと円形のものの2タイプに分かれるが、水上駅上尾駅などその他の形状の駅も存在した。
  • 「その先の日本へ」
1992年のJR東日本「その先の日本へ。」のキャンペーン時に、主要駅に設置された。多くは「LOOK EAST」スタンプのデザインそのままで「その先の日本へ。」のロゴの差し替えであった。
  • 「小さな旅」
1995年のJR東日本「小さな旅」のキャンペーン時に、主要駅に設置された。形状は円形に統一され、フレーズよりも大きな「小さな旅」ロゴが入れられた。基本的にゴム印であるが、一部の駅ではシヤチハタ式のスタンプが存在した。
  • 「路線印」
2000年頃から路線ごとに設置されたスタンプで、現在の主流である。丸型で上部に絵柄が、下部に路線名と駅名が書かれたスタイルをとっている。初期は上越線両毛線八高線吾妻線の各線には路線のキャッチコピーが記載してあったが、後に更新されたものはキャッチコピーは無くなっている。基本的にシヤチハタ式のスタンプであるが、後年の更新の際にゴム印に作り替えられた駅もある。
水戸支社編集

2001年頃より常磐線の多くの駅と水郡線常陸大子駅に整備された。「わたしの旅」スタンプの四角形版であるが、一部がオリジナルと比較して角がやや角張っていることと、従来から「わたしの旅」スタンプを設置していた駅および勝田駅高浜駅富岡駅久ノ浜駅の各駅では線名の代わりに「JR」と表記されている。形がやや縮小されていることを除けば「常磐線」表記の駅では国鉄規格と変わらないため、区別することは難しい。水戸支社管内ではこれまで「わたしの旅」スタンプがなかった駅もこのスタイルで整備されたため、当時はJR東日本では一番「わたしの旅」スタンプが存在する状態であった。牛久駅日立駅などがこれまでの「常磐線」表記を「JR」に変えただけであるのに対し、土浦駅では「筑波研究学園都市の駅」から「水と緑と歴史のまち」に変わっている。

なお、2019年には、水戸駅・勝田駅・日立駅・高萩駅の4つの直営駅にシヤチハタ式「わたしの旅」スタンプが設置されたが、上記の特徴と異なり「常磐線」が記されており、水戸駅以外は丸型である。

千葉支社編集

支社統一印としては比較的初期の1998年より設置された。円形の上部に絵柄を配置し、下部にJR線の地図記号で仕切り駅マーク内にフリガナで表記し、その下に漢字で駅名を表記している。ただし、鹿島サッカースタジアム駅のようにフリガナが長い場合は入れ替わっている。設置基準に統一性がなく、これまで「わたしの旅」スタンプがあった駅でもこのスタンプに置き換えがあった所とないところがあり、また中心駅である千葉駅に設置されていないなど必ずしも大規模駅に設置されたわけでもなく、他支社に比べて駅数と設置数の割合が低い。

仙台支社編集

1991年より、当時の東北地域本社エリアのうち宮城県内を中心とした本店エリアの東北本線仙山線仙石線・常磐線などの駅に設置された。下部に路線名と駅名が書かれ、上部に絵柄が書かれているが、特に目立った特徴はない。設置後かなりの時間が経過しているため、多くの駅では状態が悪い。

長野支社編集

2003年よりエリア内の主な駅のスタンプが更新され、これまでの「わたしの旅スタンプ」の円形版をベースにした新スタンプが製作された。これまでのフレーズに代えて外枠と内枠の間に駅名・路線名(長野駅は路線名はない。また小海線では愛称も併記)・開業日・標高が書かれている(例:●JR東日本 大糸線 白馬駅● ●昭和7年11月20日開業 標高697m●)。

新潟支社編集

1994年頃から新潟支社管内の主要な駅に設置され、同年のスタンプラリーで使用された。当初はJR記念スタンプという名前だったがスタンプラリー終了後は記念スタンプに名前が変わった。正方形のシヤチハタ印で路線別にインクの色が異なる(羽越本線・白新線・米坂線=青、越後線・弥彦線=紫、信越本線・磐越西線・只見線=赤、上越線=緑など)。後年の更新の際に通常のゴム印(本体が木製またはアクリル製)に作り替えられた駅もある(越後湯沢駅、新潟駅など)。

追加されたものには、2010年度に飯山線の新潟県内区間が長野支社から移管されたことに伴うもの(津南駅十日町駅、インク=黒)がある。 消滅したものには、無人化に伴うもの(東柏崎駅岩室駅羽前水沢駅越後須原駅大白川駅潟町駅など)と北陸新幹線開業に伴う信越本線の三セク移管に伴うもの(妙高高原駅直江津駅[13])がある。

JR東海編集

静岡支社編集

過去に2度統一印が設置された。

  • 1992年版
1992年に設置された。5cmの円形スタンプ(シヤチハタ式)で「わたしの旅」の円形版を引き継いでいるが、内枠がある駅とない駅があった。
  • 2000年版
2000年に当時の有人駅63駅すべてに設置された。8.5cmの円形スタンプであるが、後に大型化し、絵が丁寧になり、美しい絵が描かれた駅が多い。また、地域の特性から図柄に富士山を入れてある駅も多い。

東海事業本部編集

2002年に名古屋周辺の管内の52駅に設置された。(東海道線=丸型、関西線・紀勢線・参宮線=六角形)のように路線ごとに形が異なり、イラストは大幅に簡略化された。駅名のほかに路線名が入っているが、すべて「東海道線」など本線を省略した表記に統一されている。フレーズやイラストのモチーフなどは「わたしの旅」を引き継いだものも多い。ただし、インクはすべて赤を使用している。

JR西日本編集

2008年の全社統一印の登場前後で状況が分かれる。

全社統一印登場前編集

全社統一印登場前は主に当時のアーバンネットワークエリア周辺の支社で独自印が多く見られたほか、金沢支社福井地域鉄道部や北陸地域鉄道部でも統一印が設置された。

全社統一印設置の際、設置駅の従来のスタンプは新スタンプと交換の形で回収されたため、現在押すことができない。回収されたスタンプは、京都鉄道博物館に収蔵されている。

  • アーバンネットワークエリア
1989年より当時のアーバンネットワークエリアに設置された。8cmの四角形と円形の2タイプが存在し、路線名と「JR西日本」・駅名でイラストを囲んでいるが、路線名は「大和路線」や「琵琶湖線」など愛称に統一されていた(阪和線など愛称のない路線は路線名のまま)。
この様式の派生として、1991年4月25日に設置された大阪環状線30周年記念スタンプと、2003年に京都支社が設置したスタンプ(四角形に統一され7cmに縮小)が存在した。
  • 和歌山支社
過去に2度統一印が設置された。最初は1990年に登場した7cm程の四角または八角形のスタンプである。2度目は2004年に登場した4.5cmの円形スタンプである。当時の有人駅63駅すべてに設置され、版画調のイラストが描かれていた。

全社統一印編集

JR西日本は2008年3月15日のダイヤ改正に併せて管内(九州島内の山陽新幹線2駅と博多南線1駅を含む)すべての有人駅にスタンプを設置・更新することを発表した。既に新印に置き換えられている神戸・岡山・広島の各支社では新駅開業に伴う追加設置及び旧印のみ設置されている駅・未設置駅が対象である。新デザインは旧国鉄の「わたしの旅」スタンプの円形版(アーバン路線の路線名は愛称のみ表記)となる。「わたしの旅」スタンプとの相違点としては、インクは支社ごとの統一、星の数が必ず3対[14]、Xスタンパーまたはホチキス型によるによるシャチハタ式であることが挙げられる。またJR西日本公式サイトの駅情報でスタンプの有無を載せている(ただし、仙崎駅甲立駅などごく一部スタンプがありしながら「なし」となっているものもある)。

金沢支社編集

インクの色は赤。大阪支社印と違いは少なく、キャッチフレーズの文字が細いことと施設名称が白抜きで書かれることが相違点。

京都支社編集

インクの色は赤。大阪支社印とほぼ違いはないが、一部駅では図の説明が入る(稲荷駅では「伏見稲荷大社」、貴生川駅では「水口曳山祭」など)。

大阪支社編集

インクの色は赤。有人駅が多いためその数は120を超える。桜井線では愛称制定にあたり名称が変更されたものに交換された。

和歌山支社編集

インクの色は紫。絵柄は大阪・京都支社印と比べるとやや簡略化されている。

神戸支社編集

2006年1月に管内の駅に設置された。通常のシヤチハタ印タイプとホチキス型のスタンプに分けられている。使用するインクは油性インクであるが、初期は現在主流の顔料系インクではなく染料系インク(Y-30)を使用していたため、捺印して時間が経つとインクのにじみが油性顔料インクよりもひどくなることがあった。2008年のJR西日本の新印一斉設置と同時期に、顔料系インクのスタンプに順次交換されたが、一部の駅では染料系インクのままである。

福知山支社編集

インクの色は青。枠の部分が細くその分駅名の文字がやや小さい。
金沢支社とは対照的に、要望により簡易委託駅に追加設置されたものも撤去されておらず現在でも押印可能(竹田駅梁瀬駅など)。

岡山支社編集

2006年11月上旬の岡山駅の新駅舎使用開始に合わせて津山駅中国勝山駅新見駅備中高梁駅総社駅府中駅西大寺駅伊部駅児島駅和気駅・岡山駅・倉敷駅新倉敷駅笠岡駅福山駅尾道駅新尾道駅の各駅に設置された。その後増備されていき、現在では支社内のほぼすべての有人駅に配置されている。黒の顔料インクを使用したシヤチハタ印であり、印面下部にディスカバー・ウエストのロゴマークが入る。

無人化に伴い福塩線の設置駅全駅、山陽本線では三石駅上道駅間など業務委託駅の多数、宇野線では茶屋町駅などで撤去されている。駅の業務体制変更でスタンプが撤去されることが多い。

米子支社編集

インクの色は朱。枠の部分が太くその分駅名の文字がやや大きい。

広島支社編集

インクの色は水色。 2007年に行われた「TRAIN+」キャンペーンで他の支社印に先駆けて設置された。 一部の駅は「TRAIN+」期間限定の扱いとされ現在では捺印できない(忠海駅安芸津駅水尻駅梶栗郷台地駅)ことに加え、無人化に伴い川棚温泉駅七軒茶屋駅などでも一度は設置されたものの現在は捺せなくなっている。

福岡支社編集

インクの色は水色。広島支社印との違いはかなり少ないが、文字がやや大きい。小倉駅博多駅博多南駅の3駅にのみ設置。前2駅は在来線はJR九州の管轄のため路線名は「山陽新幹線」となっている。

JR九州編集

JR化後に製作されたスタンプは、国鉄時代の雰囲気を色濃く残した形態のもの(福間駅吉野ヶ里公園駅など)や、全く独自の規格のもの(久留米駅浦上駅など)もあり、統一感はあまりない。あまりスタンプに力を入れてはいないが、2007年のスタンプラリー20や2008年のJR九州スタンプラリー トレインピック2008のように不定期にスタンプラリーを実施することがあり、その際は期間限定の駅スタンプが製作される。

列車内のスタンプ編集

国鉄時代から、寝台特急やSLなどイベント性の高い列車には乗車記念スタンプが置かれていた。また、列車ではないが、青函連絡船にも船ごとに異なるデザインの「乗船記念スタンプ」が用意されていた。

現在でも「リゾートしらかみ」「九州横断特急」「はやとの風」「SLばんえつ物語」「SLやまぐち号」といった観光列車などに置かれている。列車内で手軽に押せるように、多くはシヤチハタ印を使用しているのが特徴である。

日本の私鉄・公営交通・第三セクターのスタンプ編集

私鉄・公営交通・第三セクターでも、駅スタンプを設置している事業者がある。

以下に挙げるほかに京成電鉄近畿日本鉄道三岐鉄道養老鉄道京阪電気鉄道叡山電鉄南海電気鉄道阪神電気鉄道神戸新交通一畑電気鉄道高松琴平電気鉄道土佐くろしお鉄道島原鉄道くま川鉄道などでスタンプが設置されている駅がある。

東京地下鉄(東京メトロ)編集

帝都高速度交通営団(営団地下鉄)時代の1980年代に主要駅に設置されていたが、民営化時に主要駅と地下鉄博物館に全駅共通の新印が用意され、さらに2005年3月から2006年3月までは東京メトロの誕生1周年記念スタンプラリー「チャレンジ東京メトロ 全駅スタンプラリー」として全駅に設置された。ただし、他社管理駅は手前の駅に、複数の路線がある場合は同一柄を各線に1個ずつ配備した。形状は駅毎に異なる。デザインは各駅ごとに決められたため、バラエティーも豊富だった。このスタンプラリー終了後も押印可能だったが、後に全駅で撤去された。また、営団時代のスタンプが地下鉄博物館と銀座駅に残っているが、新会社移行直後より営団色を極力排除した中では貴重な存在である。

小田急電鉄編集

1982年に登場し、その後全駅に設置された。2008年現在、片瀬江ノ島駅以外の駅では改札窓口や駅長室に保管されているが、一部では処分された駅もある。

富士急行編集

河口湖駅に6種類程設置されているが、スタンプのイラストにはJR車両(201系・189系・169系)が描かれているものもある。

東武鉄道編集

伊勢崎日光鬼怒川佐野桐生野田東上の各線の主要駅と名所下車駅に設置している。スタンプ用の机はなく、改札内に保管してあるため、状態は良い。

都営地下鉄(東京都交通局)編集

以前からスタンプラリー用を含めて浅草三田新宿の各線では主要駅、大江戸線では全駅に設置されていたが、2005年に図案が大改定され、他社管轄である押上・白金高輪・白金台・目黒を除く全駅と、京王管理駅の新線新宿に設置されるようになった。改正時に大きさがJR東海静岡支社の新印と同じ8.5cmサイズに拡大された。その後、2011年5月23日より駅スタンプを更新したとのお知らせが公式サイトにてアナウンスされた。旧印は都電荒川線都営バスにも設置され、2008年現在荒川電車営業所に設置された3駅と臨海支所臨海支所で使用されている。

相模鉄道編集

これまで関東の駅百選選定駅以外にはスタンプがなかったが、2006年夏より「なつかしの駅舎」スタンプラリーが行われ、全駅に設置された。その後、2008年以降は毎年スタンプラリーが行われ、同期間中のみ全駅にスタンプが設置されている。図柄は毎年異なる。

大阪市営地下鉄(大阪市交通局)編集

1983年に地下鉄開通50周年を記念してニュートラムを含めた全駅に設置された。1996年に現行のものに更新されているが、一部の駅では旧印を健在している(中百舌鳥駅駒川中野駅など)。その後の新線開通時にも必ず設置されている。地下鉄の売店でスタンプ帳を販売していた事がある。各駅で路線ごとに製作されており、多くの場合駅長室で押すことができる。

神戸市地下鉄(神戸市交通局)・福岡市地下鉄(福岡市交通局)編集

全駅に設置している。

西日本鉄道編集

天神大牟田線西鉄福岡(天神)駅宮の陣駅西鉄久留米駅大善寺駅西鉄柳川駅大牟田駅太宰府線太宰府駅甘木線甘木駅貝塚線貝塚駅名島駅香椎宮前駅西鉄香椎駅香椎花園前駅の各駅に設置している。

甘木鉄道編集

甘木駅基山駅松崎駅のものと共に設置。

札幌市交通局編集

昭和46年の地下鉄開業後、比較的早い時期より、南北線東西線東豊線の各駅にスタンプが設置されている(さっぽろ駅・大通駅は路線毎にデザインが異なる)。サタデーテーリングのスタンプとは異なるが、数年に一度、地下鉄駅のスタンプラリーも行われることがある。開業以来のSマークの頃と、STマークに変更となった後は、一部の駅のデザインが変更となっている(例・東豊線さっぽろ駅:時計台→JRタワー)。開業記念のスタンプ(シェルター断面図と1000系車両を模したもの)は近年までさっぽろ駅に設置されていた。

台湾鉄路管理局編集

台湾鉄路管理局が管理している鉄道駅にも駅スタンプが設置されている駅がある[2]

2015年にはJR東日本・京急鉄道・西武鉄道・台湾鉄路管理局が共同で「日台縦断!鉄道スタンプラリー」を開催した[2]

2017年には京急鉄道・西武鉄道・東武鉄道・台湾鉄路管理局が共同で「日台縦断!鉄道スタンプラリー」の第2弾を開催[2]

エラースタンプ編集

通常、スタンプの原版は手作業で製作されるため、時には間違えて違う絵柄になる場合もある。多くはすぐに発覚して正規のものに差し替えられるため、押せる期間が短く貴重なものとされている。

  • 1955年4月国鉄奈良駅に設置されたスタンプのローマ字に誤って「NAHA」(那覇)と表記された。その後1か月ほどで修正された。
  • 1975年11月、国鉄北鎌倉駅のスタンプが新調された際に「鎌倉五山第一位円覚寺」と表記されたが、実際の第1位は建長寺であるため建長寺が国鉄に抗議した結果、「鎌倉五山第一位」が削除された。
  • 1980年11月、国鉄の新シリーズ「わたしの旅」の整備時に大阪環状線森ノ宮駅東海道線彦根駅が共に城のデザインであったため、前者に彦根城が、後者に大阪城がそれぞれ描かれてしまい、翌12月に訂正された新しいスタンプが整備された。
  • 1980年11月、国鉄の新シリーズ「わたしの旅」の整備時に丹後由良駅のフレーズに「山淑太夫」と表記されたが、翌年に「山椒太夫」と訂正された新しいスタンプが整備された。なお、一部書籍では「山淑太夫」のイラストで紹介されているが、書籍発行時点ではスタンプは修正済みのため誤りである。
  • 1980年11月、国鉄の新シリーズ「わたしの旅」の整備時に直方駅のフレーズに「抗夫」と表記されたが直ちに「坑夫」に手修正され、後年に「坑夫」と訂正された新しいスタンプが整備された。なお、一部書籍では「抗夫」のイラストで紹介されているが、書籍発行時点ではスタンプは修正済みのため誤りである。
  • 1992年3月JR西日本で「JR神戸線」を追加した「わたしの旅」スタンプを製作する際に明石駅姫路駅が本来「JR神戸線(山陽本線)」とすべきところを「JR神戸線(東海道本線)」と表記してしまい、その2か月後に山陽本線表記に直された。
  • 2005年3月、東京地下鉄が1周年記念スタンプラリーで整備した際、麹町駅のスタンプに描かれた電車に誤って営団地下鉄を意味する「Sマーク」を表記してしまい、後に東京メトロの「Mマーク」が描かれた正規版に取り替えられている。また、赤坂見附駅のスタンプにも銀座線丸ノ内線の電車を逆にするミスを起こしてしまったが、すぐに差し替えられた。
  • 2008年3月、JR西日本全社統一印の整備時に高岡駅のイラスト内の説明に「大友家持」と表記されたが、およそ半年後に「大伴家持」と訂正された新しいスタンプが整備された。
  • 2008年3月、JR西日本全社統一印の整備時に藤並駅のフレーズに「湯浅渓谷」と表記されたが、1年後に「湯川渓谷」と訂正された新しいスタンプが整備された。

なお、エラースタンプとまでは言えないが、次のような事例もある。

  • 1980年から高山本線飛騨小坂駅に設置されていた「わたしの旅」のスタンプには御嶽山が描かれていたが、飛騨側ではなく木曽側から見た絵柄となっていた。
  • 東京駅に設置されていた東京支社印の絵柄は「二重橋」とあったが、スタンプの絵柄の橋は正門石橋であり、実際の二重橋といわれる橋はその奥にある正門鉄橋のことである。
  • 西日暮里駅に設置されていた東京支社印のフレーズは2020年3月13日まで「山手線で一番新しい駅」[15]だったが、翌3月14日高輪ゲートウェイ駅の開業に伴い「先日まで…でした」[16]と変更された新しいスタンプが設置された。

スタンプの製作編集

スタンプは通常、その鉄道会社が地元の文具店に発注して製作する。イラストは業者に描かせることもできるが、費用や日数が掛かるので、発注者が自分で描くことも多い。従ってスタンプの直径などはある程度規格化されている。ゴム印であれば約1万〜1万5千円程度と比較的安く発注できる。シヤチハタ印は2〜3万円、ホチキス型は4万円以上する。

脚注編集

  1. ^ 松井信幸『駅スタンプの旅トロッコ列車編』エイ文庫、2004年
  2. ^ a b c d 結解喜幸『台湾と日本を結ぶ鉄道史』交通新聞社、2017年
  3. ^ 松井信幸『駅スタンプの旅トロッコ列車編』エイ文庫、2004年、10頁
  4. ^ 福井駅に設置されたものは郵便の日付印を大きくした5cm程のもので、現在JR東日本の大宮支社や八王子支社が採用しているサイズに近い。
  5. ^ a b c d 松井信幸『駅スタンプの旅トロッコ列車編』エイ文庫、2004年、12頁
  6. ^ 駅スタンプのご案内 青い森鉄道。
  7. ^ 鉄道ファン 1977年7月号 106ページ
  8. ^ わたしの旅スタンプの詳しい説明
  9. ^ [鉄道博物館展示資料]
  10. ^ JR東日本,東京支社エリア内78駅の「駅のスタンプ」をリニューアルrailif.jp
  11. ^ 交通新聞社『交通新聞』2020年6月18日記事 3面
  12. ^ 鉄道図書刊行会「鉄道ピクトリアル」2013年12月号「鉄道の話題」40頁
  13. ^ 上越妙高駅(旧・脇野田駅)に関しては、北陸新幹線開業後も路線名(信越本線→北陸新幹線)・駅名(脇野田駅→上越妙高駅)・デザイン変更されたものが実在する。
  14. ^ ただし衣摺加美北駅のみ真ん中は星に代わって風車になっている。
  15. ^ JR西日暮里駅のスタンプ” (日本語). 【旅のスタンプ帳】鉄道スタンプなどの収集サイト:produced by 船木屋見聞録. 2020年3月15日閲覧。
  16. ^ tokutomi (2020年3月13日). “速報!山手線で二番目に新しい駅になった西日暮里駅のスタンプの新デザインがこれ!新たな自虐ポスターも登場 #地域ブログ #荒川区のはなし #荒川区 | 荒川区のはなし” (日本語). 2020年3月15日閲覧。

参考文献編集

  • 『コロタン文庫国鉄わたしの旅スタンプ全(オール)百科』(三宅俊彦/小学館/1982年1月刊)
  • 『駅スタンプの旅(SL編)』(松井信幸/エイ出版社/2004年2月刊)
  • 『駅スタンプの旅(トロッコ列車編)』(松井信幸/エイ出版社/2004年10月刊)
  • 『JR西日本エリア約550駅 スタンプでめぐる鉄道の旅』(粟津彰治/山と渓谷社/2008年8月刊)

関連項目編集

外部リンク編集