日産・フェアレディZ Z34
フェアレディZ Z34(FAIRLADY Z Z34)は、日産自動車が2008年12月から製造しているファストバック型のスポーツタイプ乗用車である。生産は先代Z33型に引き続き、日産自動車栃木工場で行われている。日本向けには、オープンカーであるロードスターもラインアップされていた。
日産・フェアレディZ(6代目) Z34型 | |
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![]() 後期型2022年夏発売モデル Version ST フロント | |
![]() 後期型2022年夏発売モデル Version ST リア | |
概要 | |
販売期間 | 2008年12月 - 2022年7月31日(製造販売一時中止) |
ボディ | |
乗車定員 | 2人 |
ボディタイプ | |
駆動方式 | FR |
プラットフォーム | FR-Lプラットフォーム |
パワートレイン | |
エンジン | |
最高出力 | |
最大トルク | |
変速機 |
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サスペンション | |
前: ダブルウィッシュボーン 後: マルチリンク | |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,550 mm |
全長 |
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全幅 |
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全高 |
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車両重量 |
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系譜 | |
先代 | フェアレディZ Z33 |
2022年夏にはビッグマイナーチェンジモデルとなるRZ34型の販売が開始されたが、世界的な半導体不足の影響から同年7月31日で受注を終了し、製造販売を停止している。
概要編集
フェアレディZとしては通算6代目のモデルである。先代Z33型からエンジンの排気量を200 cc増加した新型エンジンである「VQ37VHR」が搭載され、ホイールベースは100 mm短縮された。排気量が3.7 Lとなったため、海外においては「370Z」の車名で販売されている。なお、Z33型は世界約100か国で販売されていたが、このモデルはさらに市場を拡大し、120か国近くでの販売が予定されている[1]。
2022年にビッグマイナーチェンジモデルが発表された。Z34の型式を継承しているため、6代目後期モデルが正しく、一部報道媒体で表現される7代目モデルではない。後期型では、エンジンが3.0 Lターボの「VR30DDTT」に変更された。このモデルは海外においては「400Z」として販売されている。
Z34型の正式な型式としては、2008年 - 2021年まで販売されたクーペモデルは「CBA-Z34」、2009年 - 2014年まで販売されたロードスターモデルは「CBA-HZ34」、2022年のビッグマイナーチェンジ以降のクーペモデルはMT車が「3BA-RZ34」、AT車が「5BA-RZ34」となる[2]。
以下、NAエンジン搭載型は「Z34」、ターボエンジン搭載型は「RZ34」と記載する。
年表編集
- 2008年12月1日
- 日本国内で発売。
- 2009年1月3日
- 北米市場で「370Z」として発売。
- 2009年6月17日
- 北米市場で「NISMO 370Z」が発売。
- 2009年6月22日
- コンプリートカスタムカー、「フェアレディZ Version NISMO」の販売を開始。
- 2009年9月
- 欧州仕様特別仕様車「370Zイエロー」、「370Zニュルブルクリンクエディション」が発売。
- 2009年10月15日
- 日本国内でロードスターを追加。
- 同日、インテリジェントキーのロゴを日産CIから「Z」に変更するなどクーペを一部改良。
- また特別仕様車「40th Anniversary」も発売。
- 2010年2月4日
- 欧州市場で特別仕様車「Black Edition」が発売。
- 2010年2月末
- 北米仕様「40th Anniversary」が発売。
- 2010年11月9日
- 一部仕様向上。
- 2012年7月18日
- マイナーチェンジ。同年末までの新車登録台数の累計は10万817台[3]
- 2013年6月24日
- 高性能プレミアムスポーツバージョン「フェアレディZ NISMO」が発売。
- 2014年5月22日
- 日本向けロードスターの生産を同年9月受注分をもって終了することを発表[4]。
- 2014年7月23日
- 「フェアレディZ NISMO」をマイナーチェンジし、標準仕様(基準車)も一部仕様向上(7月25日販売開始)[5]。
- 2015年7月21日
- 一部仕様向上[6]。
- 2016年8月9日
- 一部仕様向上[7]。
- 2017年7月6日
- 一部改良[8]。
- 2019年4月17日
- 同年夏発売の発売50周年記念期間限定モデル「50th Anniversary」が概要と共に発表された[9]。
- 2020年9月16日
- デビュー12年目にして2回目となるマイナーチェンジモデルのプロトタイプを発表。
- 2021年8月18日
- ニューヨークで開催されたイベントで米国市場向け「Z」が初公開された。
- 2022年1月14日
- 東京オートサロン2022で日本市場向け「フェアレディZ」を公開し、特別仕様車「Proto Spec」が発表された[10]。
- 2022年4月25日
- 日本市場向けの全グレードの価格が発表された。グレード体系は標準仕様の「フェアレディZ」、MT専用の「Version S」、AT専用の「Version T」、最上位の「Version ST」が設定され、「フェアレディZ」・「Version ST」・「Proto Spec」はMT車・AT車同一の価格となる。なお、部品供給の影響を鑑み、「Proto Spec」の発売時期を当初の6月下旬予定から夏予定に変更となり、カタロググレードも同時期の発売とした[11]。
- 2022年8月1日
- 多くの注文が入った影響で納期の長期化が見込まれることから、既に注文されたユーザーへの確実な納車を優先させるため、クロスオーバーSUV型電気自動車のアリアの「B6」と共にこの日から一時オーダーストップ(受注停止)となった[12]。
- 2022年12月8日
- メキシコで「Z」が発売された[13]。
メカニズム編集
パワートレイン(Z34型)編集
エンジンには、現在の日産で生産されている自然吸気フラッグシップモデルのV型6気筒3,700 ccである「VQ37VHR」エンジンが搭載され、マニュアルモード付き7速ATと6速MTが組み合わされる。他車種に搭載されるVQ37VHRとはECUや細部が異なり、出力特性がZ34専用となっている。エンジンコンパートメントに純正で高剛性のタワーバーが標準装備されている。
標準仕様で336 PS / 7,000 rpm、nismo/ver.nismo仕様で355 PS / 7,400 rpmの出力を発生させ、2020年現在「自然吸気V型6気筒エンジン」としては市販車で世界最高の出力を誇る[14]。
6速MTについてはZ33型と共通の愛知機械工業製FS6R31型トランスミッションを採用したが、フリクションの低減および軽量化が施されており[15]、MTとしては世界初となる「ヒールトゥを電子的に行う」という最新技術のシンクロレブコントロールが採用された。7速ATはジヤトコ製のJR710E/JR711E型で[16]、インフィニティブランドで販売されるFX50に次いで2番目の採用であり、日産ブランド車、あるいは日本投入車としては最初の7速AT車となった[17]。搭載されているATユニットは「7M-ATx」と呼ばれるZ34専用のチューニングが施されており、専用のギア比とシンクロレブコントロールが採用され、2速以降の全段にロックアップ機構が搭載されており、MTモードでの変速時のタイムラグが0.2秒以下とトルコン式ATとしては最も反応速度が速い[18]。この7M-ATxは後にスカイライン各モデルやフーガ370GT、スカイライン400R[19]にも採用された。6速MT用のシフトノブは操作のしやすい涙滴型、7速AT用のパドルシフトは固定式のマグネシウム製となっている。
スピードメーターの下部には空転や横滑りを防止する「VDC(ビークルダイナミクスコントロール)」の制御スイッチがあり、ボタンを押すことでON/OFFを簡単に切り替えることが出来る。初期Z34型の場合はこれをOFFにすることでABS以外の電子制御介入がほぼ無くなるが、公道では危険が伴う為、取扱説明書には緊急時以外での使用は控える旨が記載されている。特にZ34の7M-ATxは1-3速のギア比が加速重視のクロスレシオのため、OFFにした場合のフル加速時には2速でもリアタイヤが空転してしまう事もある。
2017年(平成29年)7月の一部改良では、アクセルペダルとスロットルバルブ開度の特性見直しを行い、アクセルペダル中間開度でのトルクアップ開度と高回転時のトルク低下量を削減したことで、高速道路での合流加速やワインディングロードでの加速感を生み、6速MTはクラッチを新開発の高効率タイプに変えたことでクラッチペダル踏力を軽くし、半クラッチコントロールの操作性を向上した。
パワートレイン(RZ34型)編集
V37型スカイライン400Rに搭載されたダウンサイジングターボのハイエンドモデルである、V型6気筒3,000 ccツインターボの「VR30DDTT」エンジンが搭載され、最高出力は405 ps / 6,400 rpmとなる。トランスミッションはマニュアルモード付き9速ATと6速MTが組み合わされる。6速MTは、Z33型やZ34型と同様に愛知機械工業製FS6R31型が搭載され、9速ATはジヤトコ製JR913E型が搭載される。Z34型に搭載された7速AT「JR710E」のようなジヤトコの完全オリジナルではなく、ダイムラー社の「9G-TRONIC」をベースとしており[20]、ローンチコントロール機能も搭載されている。
Z34型 動力性能(輸出モデルノーマル車両による実測値)編集
最高速度編集
- 全グレード国内モデル / 7速AT・6速MT : 180 km/h(速度リミッター)
- 全グレード輸出モデル / 7速AT・6速MT : 250 km/h(速度リミッター)
- 2018年NISMO仕様 / 7速AT・6速MT : 286 – 288 km/h(リミッター解除時の理論値)[21]
- 2009年クーペモデル / 6速MT : 284 km/h(リミッター解除時の理論値)[22]
- 2009年クーペモデル / 7速AT : 283 km/h(リミッター解除時の理論値)[23]
0 – 60 mph到達時間編集
- 2018年NISMO仕様 / 7速AT : 4.5秒(マニュアルモード)[24]
- 2009年ベースグレード / 7速AT : 4.6秒(マニュアルモード)[25]
- 2009年バージョンS / 6速MT : 4.7秒 [26]
- 2010年ロードスター / 6速MT : 5秒半 [27]
1/4マイル到達時間 (0 – 400 m)編集
- 2018年NISMO仕様 / 7速AT・6速MT : 13.2秒、速度171 – 173 km/h[28]
- 2009年バージョンST / 7速AT : 13.3秒、速度170.11 km/h(マニュアルモード)[29]
- 2009年バージョンST / 6速MT : 13.3秒、速度172 km/h[30]
- 2010年ロードスター / 6速MT : 14秒半、速度165.60 km/h[27]
100 – 0 km/hフルブレーキ編集
- 31.3 m[27](2010年ロードスター/18インチモデル)
Z34型 ギア比編集
7速AT(マニュアルモード)は0 – 200 km/h間でのエンジン性能をフルに使える加速重視、6速MTは100 – 250 km/h間でのエンジン性能をフルに使える安定重視のセッティングとなっている。
選択ギア | 7M-ATx | 6速MT | 7,500 rpmの速度理論値[31] |
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1速 | 4.923 | 3.794 | 57.7 km/h / 68.1 km/h |
2速 | 3.193 | 2.324 | 89.0 km/h / 111.2 km/h |
3速 | 2.042 | 1.624 | 139.2 km/h / 159.1 km/h |
4速 | 1.411 | 1.271 | 201.5 km/h / 203.4 km/h |
5速 | 1.000 | 1.000 | 284.3 km/h / 258.5 km/h |
6速 | 0.862 | 0.794 | 329.8 km/h / 325.5 km/h |
7速 | 0.771 | — | 368.7 km/h |
ファイナル | 3.357 | 3.692 |
ボディ・シャシ編集
プラットフォームは、水野和敏が総指揮を務めているEプラットフォーム(FR-Lプラットフォーム)の中でも、特にCV36型スカイラインクーペのものが基本的なベースとなっている。しかし、スカイラインクーペと共有しているのは前後サイドメンバーやダッシュロアなどのみで、ほとんどが専用に設計されており[15]、ホイールベースが短縮されたために、ボディ後半部分は完全に新設計となった[32]。先代のZ33と同様にフロントミッドシップを採用している。
Z33型はリアサスペンション周辺の剛性を確保するためにトリプルメンバー構造を採用していたが、重量効率が低いためZ34型では構造の見直しを図り、廃止された。この構造変更やアルミニウム合金の採用拡大などにより、エンジン排気量の増加や安全性・車体剛性の向上のために100 kgの車重増が見込まれていたにもかかわらず[33]、Z33型と同水準の車両重量を維持することに成功した。加えてねじり剛性を40%、前後曲げ剛性を10%、横曲げ剛性を60%向上させた[15]。また、アルミニウム合金の採用については、Z33型ではボンネットのみへの採用であったが、Z34型ではさらにドアやバックドアにも採用されている[34]。リア周りの剛性確保の結果、先代で問題視されたトランクルームを横切るフレームは廃され、収納面での使い勝手も向上している。
開発は先代Z33型とは異なり、当初からオープンモデルの追加を念頭にして行われたため、ロードスターについては、オープン化による剛性減少を抑えて先代よりねじり剛性を40%向上しつつ、同時に50 kg程度の軽量化を果たしている[35]。
また、タイヤについては、当初「Version NISMO」も含め、全車にブリヂストン製のPOTENZA RE050が採用されていたが、2012年7月のマイナーチェンジ以降は「Version NISMO」にはPOTENZA RE-11が採用される。タイヤサイズは18インチホイール装着車がフロント225/50R18、リア245/45R18。Version NISMO/NISMOを含む19インチホイール装着車がフロント245/40R19、リア275/35R19となる。
2012年(平成24年)7月のマイナーチェンジではショックアブソーバーの減衰力特性を変更したユーロチューンドサスペンションを採用したことでドライバーの意思に素早く反応するスポーティーさと高速走行や荒れた路面での安定性や乗り心地を同時に向上。さらに、「Version ST」とクーペ「Version S」ではブレーキパッドに新開発の摩擦材を採用したことで安定した制動力を維持し、耐フェード性を向上した。
2014年(平成26年)7月のマイナーチェンジでは静粛性が向上した。
2015年(平成27年)7月のマイナーチェンジでは、BOSEサウンドシステム装着車にエンジンサウンドを強調したり、車内の騒音を低減する機能を追加した[36]。
2022年(令和4年)、ビッグマイナーチェンジを行う。これに伴い、型式が先述の通り変更される。タイヤはブリヂストンが新たにポテンザS007を納入する[37]。
デザイン編集
Z34型にモデルチェンジするにあたり、フェアレディZのアイデンティティである「ロングノーズ」を表現するためにホイールベースが100 mm短縮されることが決定された。ちなみに、フェアレディZのショートホイールベース化は2005年頃にはすでに構想されており、Z33型をショートホイールベース化した実験車がテストされていた[1]。原点回帰として初代フェアレディZのスタイルを踏襲しており、CMでは「パールホワイトの初代フェアレディZ」と「ブリリアントシルバーのZ34」が共演をしている。プレス向けのボディカラーは「ブレードシルバー」となっている。
またロードスターに関しては先代同様ソフトトップが採用されたが、このショートホイールベース化に加えてソフトトップのサイズが長く、そして厚くなり、加えて先代のビニールからより畳みにくい帆布素材に変更されたにもかかわらず、トランク容量が拡大されている[38]。
開発時には北米向けモデルのA35型マキシマも並行して開発されていたが、北米市場においてはZが3ドアスポーツカー、マキシマが5ドアスポーツカーという位置づけで販売されていたため、ブーメラン型の前後ランプなど、共通のデザインも取られている[39]。
デザインに際しては空力性能も考慮され、クーペについてはCd値: 0.30[40]、フロントゼロリフトを達成。リアスポイラー装着でリアゼロリフトも両立し、オプションのエアロキット装着車ではCd値0.29を実現している[15]。また、ロードスターについても風の巻き込みが抑えられてセグメントトップの空力性能を誇る[38]。
また、「FAIRLADY Z」の車名ロゴに関しては、「Z」の書体に新デザインのものが採用され、「FAIRLADY」については先代同様、NE-01を斜体化したものが採用された[39]。なお、この「Z」のロゴはサイドウインカーにも装着されている。
2012年7月のマイナーチェンジではフロントバンパーをロー&ワイドを強調した新デザインに変更し、LEDハイパーデイライトを装着した。
2015年7月の一部仕様向上では、ボディカラーの入れ替えを行い、「ダークブルーパール」に替わり、1999年のスカイラインGT-R Vスペック R34に設定されていたヘリテージカラー「ベイサイドブルー」を受け継ぎ、GT-Rにも設定されている「オーロラフレアブルーパール2コートパール(スクラッチシールド・オプションカラー)」を新たに設定した。
2016年8月の一部仕様向上では、「プレミアムサンフレアオレンジ」に替わり、発売時に設定されていたプレミアムアルティメイトイエロー(スクラッチシールド・特別塗装色)を復刻設定した。
2017年7月の一部改良では、エクステリアデザインの一部変更が行われ、ヘッドランプやリアコンビランプの輪部をブラックハウジングで強調させ、アウトサイドドアハンドルやリアバンパー下部をブラックに変更。ボディカラーはプレミアムディープマルーンパール(特別塗装色)に替わり、カーマインレッドカラークリアーメタリック(特別塗装色)を設定した。
2022年販売のビッグマイナーチェンジモデルである「RZ34」型では、これまでのフェアレディZをイメージしたデザインとなっている。リアは「Z32型」のようなテールランプに「S30型」に着けられていた書体のエンブレムも装着される。特徴的だったZ34型のヘッドライトも丸みを帯びたLEDタイプのものに変更。フロントマスクもグリル部分が大きく開けた特徴的なスタイルとなった。ボディカラーが変更となり、モノトーンは黒系をダイヤモンドブラックパールからミッドナイトブラックパール(特別塗装色)へ入れ替え、新色のバーガンディパールメタリック、旧モデルからの継承色であるダークメタルグレーメタリックの3色に整理。スーパーブラックと組み合わせた2トーン(特別塗装色)はモノトーンからの移行色であるカーマインレッドカラークリアーメタリックとブリリアントシルバーメタリックに、イカズチイエロー3コートパール、セイランブルー3コートパールメタリック、ステルスグレーパール、プリズムホワイト3コートパールを加えた6色が設定される。
ラインナップ(Z34型)編集
ベーシックモデルの「フェアレディZ」のほか、BOSEサウンドシステム、本革シートなどの豪華装備を標準装備する「フェアレディZ Version T」、スポーツグレードの「フェアレディZ Version S」、Version TとVersion Sの装備を並装した「フェアレディZ Version ST」の4グレードが用意される。トランスミッションはVersion Tには7速ATのみが、Version Sには6速MTのみが用意され、標準仕様とVersion STは7速ATと6速MTが選択できる。ベーシックモデルとVersion Tには18インチアルミホイール、Version SおよびSTにはレイズ製の19インチ鍛造アルミホイールが装着される。
Z33型にも用意されたオープンモデルのロードスターは北米市場には2009年9月に[41]、日本でも2009年10月に投入された。なお、アメリカなど、日本国外の一部市場においては当初Z33型ロードスターを併売している国もあった。日本仕様のグレード体系は「Version S」以外の3グレードが設定されている。クーペとは異なり7速ATと6速MTの両方が選択できるのはVersion STのみで、Version Tは7速AT、標準仕様は6速MTのみとなっている。全車専用デザインのエンケイ製[35]18インチホイールが装着され、19インチホイールが「Version ST」のみにオプション設定されている。また、すべてのグレードにリアフォグランプが標準装備された。
2012年7月のマイナーチェンジではクーペの「Version S」・「Version ST」においてダーククローム色・新デザインの19インチアルミホイールを装備(ロードスターの「Version ST」にはメーカーオプション)し、標準仕様と「Version T」にはロードスター用18インチアルミホイールを採用した。
2014年7月の一部仕様向上では、MT車(クーペ・ロードスター共)にシンクロレブコントロールが標準装備化され、クーペの標準仕様と「Version T」、ロードスター全車に装備されている18インチアルミホイールがガンメタリック塗装に変更するとともに、クーペの標準仕様と「Version T」はパンク修理キットも標準装備化された。「Version T」と「Version ST」はBoseサウンドシステムがオプション設定に変更した。なお、ロードスターは同年9月受注分をもって終了が予定されているため、今回の一部仕様向上モデルが最終モデルとなった。
2015年7月の一部仕様向上では、「Version T」・「Version ST」及び後述の「NISMO」にメーカーオプション設定されているBoseサウンドシステムに、ドライバーがエンジンサウンドをよりダイナミックに感じるように音質をコントロールすることで、アクセル操作やエンジン回転数に応じた力強いエンジンサウンドを実現するアクティブ・サウンド・コントロールとエンジンからの不快なこもり音を室内のルーフ部分に新たに設置した集音マイクで検知し、逆位相の制御音をスピーカーから出力することにより低減し、室内の静粛性を高めるアクティブ・ノイズ・コントロールを新たに設定した。
2016年8月の一部仕様向上では、「Version ST」と「NISMO」において、これまでメーカーオプション設定だったカーウィングスナビゲーションシステム、Boseサウンドシステム(8スピーカー)、アクティブ・サウンド・コントロール、アクティブ・ノイズ・コントロールを標準装備化するとともに、「Version S」はカーウィングスナビゲーションシステムを標準装備化した。
2017年7月の一部改良では、車内からバックドアを開けることが可能なバックドアアウトサイドオープナースイッチを追加し、SRSカーテンエアバッグの展開容量を拡大し、フロントガラスは合わせガラスの中間層に遮音層を挟み、遮音性を向上させることで静粛性を向上。「Version T」と「Version ST」において、鍛造製法・ブラック塗装・切削光輝加工を施した19インチアルミ鍛造ホイールを採用した。
2022年のビッグマイナーチェンジモデルでは運転支援技術も盛り込まれ、インテリジェント クルーズコントロール、インテリジェント FCW(前方衝突予測警報)、インテリジェント エマージェンシーブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)、LDW(車線逸脱警報)、BSW(後側方車両検知警報)、RCTA(後退時車両検知警報)、ハイビームアシスト、ヒルスタートアシストが全車に標準装備され、AT車には低速衝突軽減ブレーキ機能と低速加速抑制機能で構成され、前進時・後退時どちらでも作動する「踏み間違い衝突防止アシスト」も装備された。
Version NISMO編集
2009年6月に追加された「Version NISMO」は、エンジンに専用チューンが施され、標準車の336 PSから355 PSまで最高出力が向上されており、専用の補強パーツなどを装備し、剛性の向上と振動の減衰を両立した。また、サスペンションにチューニングが施され、専用のヤマハ製パフォーマンスダンパーが装備され、パワーステアリングの特性が変更されたことにより、よりスポーティなハンドリングとなった。そして、専用前後バンパー、サイドシルプロテクター、リアスポイラーなどを装備してCd値は0.30のまま[40]、効果的なダウンフォースの獲得と空気抵抗の低減を両立し、世界トップレベルの空力性能を実現した[42]。トランスミッションは標準仕様やVersion STと同様、7速ATと6速MTどちらも選択可。タイヤは「Version S」および「Version ST」と共通だが、ホイールのデザインはNISMOロゴ入りの専用のものとなっている。
北米では「Version NISMO」にあたるモデルの「NISMO 370Z」が2009年モデルとして2009年6月に米国で先行発売された[43]。なお、6速MTのみの設定となっている。ちなみに、少数生産のコンプリートカーが米国に輸出されるのは、先代の「NISMO 350Z」、「cube Krōm」に次いで3車種目となった[44]。
2012年7月のマイナーチェンジではエンジンのコンピューターチューニングの見直しにより中速域のトルクアップを図り、タイヤにブリヂストン製のPOTENZA RE-11を採用。併せてボディの補剛パーツの追加、ブッシュの硬度見直し、サスペンションチューニングが行われた。ブレーキもブレーキホースとブレーキフルードの変更を行い、ブレーキフィーリングの向上が図られた。
NISMO編集
2013年6月には、Version NISMOに代わって、同年2月にジュークから展開を開始している高性能プレミアムスポーツバージョン「NISMO」の第2弾として「フェアレディZ NISMO」が発売された。ステアリングのデザインなどが他の「NISMO」シリーズのものと共通のものに変更されたほか、ホイールがダークメタリック塗装となった。
2014年7月に「NISMO」をマイナーチェンジ。他の「NISMO」シリーズで採用されているニスモデザインアイデンティティを採用し、エクステリアデザインを刷新。具体的には、バンパーとサイドシルプロテクターにニスモレッドアクセントを配し、専用LEDハイパーデイライトとNISMOエンブレム(フロント)を追加。レイズ製のアルミ鍛造ホイールは新デザインとなり、ヘッドライトインナーにブラック加飾を施し、リアスポイラーを追加。これらにより、前後のダウンフォースバランスが最適化され、高速域でのハンドリング性能を向上。インテリアはNISMO専用チューニングRECARO製スポーツシートやブラックアウト加飾を採用したほか、センターコンソール部にもNISMOエンブレムが配され、スターターボタンフィニッシャーにレッド加飾を施した。なお、今回のマイナーチェンジモデルから型式登録された。
2016年4月からは、パトロールカー架装された3台が警視庁に寄贈され高速道路交通警察隊や交通機動隊に配備された。緊急走行時の初動加速がMTよりも優れているという点で、寄贈された3台全てが7速AT仕様となっている[45]。2004年に導入されたマツダ・RX-8の後継車種という[46]。
2017年7月の一部改良では、タイヤを転がり抵抗を20%低減した新型に変えたことで、低燃費とロードノイズの低減を実現した。
グレード (クーペモデル) |
VQ37VHRエンジン | ミッション | 内容 |
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ベースグレード | 最高出力: 336 PS / 7,000 rpm 最大トルク: 37.2 kgf-m / 5,200 rpm |
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ENKEI製18インチ鋳造アルミホイール |
バージョンS | 最高出力: 336 PS / 7,000 rpm 最大トルク: 37.2 kgf-m / 5,200 rpm |
6速MTのみ | RAYS製19インチ鍛造アルミホイール、アケボノ製ブレーキシステム等 |
バージョンT | 最高出力: 336 PS / 7,000 rpm 最大トルク: 37.2 kgf-m / 5,200 rpm |
7速ATのみ | BOSEサウンドシステム、電動本革シート、アクティブノイズコントロール等 |
バージョンST | 最高出力: 336 PS / 7,000 rpm 最大トルク: 37.2 kgf-m / 5,200 rpm |
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バージョンSとバージョンTの装備を並装した最上級モデル |
バージョンニスモ | 最大出力: 355 PS / 7,400 rpm 最大トルク: 38.1 kgf-m / 5,200 rpm |
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エンジン、足回り、エアロ等をニスモがチューンした特別モデル。〜2013年まで。 正式なカタログ登録ではなく、持ち込み登録の架装車両扱いであった。 |
NISMO | 最大出力: 355 PS / 7,400 rpm 最大トルク: 38.1 kgf-m / 5,200 rpm |
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エンジン、足回り、エアロ等をニスモがチューンした特別モデル。2013年〜。 正式に型式登録されたため、カタログモデルへ昇格となった。 |
特別仕様車編集
40th Anniversary / Black Edition編集
「40th Anniversary」は2009年10月にロードスターと同時発売。フェアレディZ誕生40周年記念特別仕様車として設定された。翌2010年10月までの期間限定車。クーペ「Version ST」をベースに、記念刻印付き専用シート・インテリア、リアエンブレムのほか、専用レイズ製アルミ鍛造ホイール、ブレーキキャリパーが装備された。なお、北米仕様車の「370Z」には2010年2月に「40th Anniversary」が1,000台限定で発売されるが、MT車のみに設定される[47]。また、欧州仕様車にも同月に「ブラックエディション」の名称で370台限定で発売されたが、欧州仕様車にはAT車も用意された[48]。
370Zイエロー / 370Zニュルブルクリンクエディション編集
「370Zイエロー」は英国で、「370Zニュルブルクリンクエディション」ドイツで発売された特別仕様車。専用ボディカラーのアルティメットイエローが採用され、ボディサイドにはブラックの車名デカールが装着される。なお、このモデルはGT4欧州選手権をモチーフとしている。また、「370Zニュルブルクリンクエディション」には専用の19インチホイールなども装着される[49]。
Heritage edition編集
2018年3月19日に、同年5月11日に発売すると発表された[50]。1977年にアメリカで愛された「280Z スペシャルデコレーションパッケージ(ZZZap)」のデザインをリメイクして、現代に蘇らせたもの。当時人気を博したレーシングストライプをボディに貼り付け、インテリアはブラック色のステアリング、センターコンソール、シフトノブ等にイエローを随所にあしらった。専用シートにもイエローで「370Z」と刺繍されている。カラーは4色で、ストライプ色が黒のプレミアムアルティメイトイエロー(特別塗装色)とブリリアントホワイトパール、ストライプ色がシルバーのダイヤモンドブラックとオーロラフレアブルーパールの全4色。
Proto Spec編集
2020年に公開されたプロトタイプから着想を得た仕様となっており、ボディカラーにイカズチイエロー3コートパールとスーパーブラックの2トーンカラーを採用するとともに、レイズ製19インチアルミ鍛造ホイールを専用カラーのチタニウムゴールドに、4輪アルミキャリパー対向ピストンブレーキをイエローに変更。内装は本革・スエード調ファブリックコンビシートにイエローのセンターストライプ・ステッチ・アクセントラインが施され、インストパネル・ドアトリムクロス・MTシフトノブブーツ(MT車のみ)・ニーパッドなどに専用ステッチカラーが施された。なお、本仕様車はオンライン注文のみとなり、事前に専用メールマガジンの会員登録が必要となる。また、240台の限定販売で、応募数が限定数を上回った場合には抽選となる。
モータースポーツ編集
2010年にはスーパー耐久にシーズン途中の第2戦からZ34が参戦を開始した。なお本来Z34はスーパー耐久のレギュレーション上はST1クラスに該当するが、主催者側の特認によりウエイトハンデを乗せることで、従来のZ33同様ST3クラスへの参戦を認められている[51]。
また、米国においては「NISMO 370Z」をベースとした「BRE 370Z」が2010年下旬にSCCA (スポーツカークラブ・オブ・アメリカ) のT2クラスに参戦した[52]。
日産がモータースポーツ活動を大幅に縮小していたこと、GT-Rがベース車両として用いられるようになったことなどから、ワークスマシンとしてZ34は用いられていなかったが、2022年のSUPER GTにおいてGT500クラスに参戦することが2021年12月5日に発表された[53]。また、2022年のスーパー耐久富士24時間レース(ST-Qクラス)に2台のNissan Zがテスト参戦すると発表した[54]。2022年9月28日、グループGT4規定車両のNissan Z GT4が発表された[55]。2023年のスーパー耐久にナニワ電装 TEAM IMPULとTEAM ZEROONEが、ピレリGT4アメリカ選手権にTechSport Racingが2台のZ GT4で参戦する[56]。
受賞編集
2009年編集
- あなたが選ぶカー・オブ・ザ・イヤー「スポーツカー・オブ・ザ・イヤー」
- 日本カー・オブ・ザ・イヤー「Most Fun」
- グッドデザイン賞
2010年編集
- 「オートカラーアウォード2010」
- グランプリ
- エクステリア部門賞
- ケリーブルーブック「ベストリセールバリュー賞」
- モーターウィーク ドライバーズ・チョイス・アワード「ベストコンバーチブル」(ロードスター)
2012年編集
- 「オートカラーアウォード2013」
- 文化学園大学セレクション(外装色プレミアムサンフレアオレンジ・内装色パーシモンオレンジ)
脚注編集
- ^ a b 新型フェアレディZのすべて 実験ドライバー 加藤博義インタビュー
- ^ yamamotosinya. “【速報】新型フェアレディZの車両型式は「5BA-RZ34」だった! : クルマのミライ Future of mobility”. クルマのミライ Future of mobility. 2022年2月25日閲覧。
- ^ デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第28号5ページより。
- ^ 『フェアレディZ「ロードスター」の日本モデルの生産を中止』(プレスリリース)日産自動車、2014年5月22日 。2014年5月23日閲覧。
- ^ 『「フェアレディZ NISMO」をマイナーチェンジ あわせて基準車を一部仕様向上』(プレスリリース)日産自動車、2014年7月23日 。2014年7月23日閲覧。
- ^ 『「フェアレディZ」を一部仕様向上』(プレスリリース)日産自動車、2015年7月21日 。2015年7月21日閲覧。
- ^ 『「フェアレディZ」を一部仕様向上』(プレスリリース)日産自動車、2016年8月9日 。2016年8月10日閲覧。
- ^ 『「フェアレディZ」を一部改良』(プレスリリース)日産自動車、2017年7月6日 。2017年7月6日閲覧。
- ^ 『日産自動車、「NISSAN GT-R」2020年モデルを発表 あわせて、「NISSAN GT-R NISMO」2020年モデルと、「NISSAN GT-R」&「フェアレディZ」の生誕50周年記念車を公開』(プレスリリース)日産自動車、2019年4月19日 。2019年4月17日閲覧。
- ^ 『新型「フェアレディZ」を日本で公開 併せて240台限定の特別仕様車「Proto Spec」を発表』(プレスリリース)日産自動車、2022年1月14日 。2022年1月14日閲覧。
- ^ 『新型「フェアレディZ」全グレードの価格を発表』(プレスリリース)日産自動車、2022年4月25日 。2022年4月25日閲覧。
- ^ “日産アリア B6(2WD)、新型フェアレディZご注文の一時停止のお知らせ”. 日産自動車 (2022年7月19日). 2022年7月20日閲覧。
- ^ “日産が黄色ボディ映える新型「Z」を発売! 「ツーリンググレード」設定で現地900万円からメキシコに投入へ”. くるまのニュース. 2022年12月18日閲覧。
- ^ “最高出力が大きい V型6気筒の自然吸気車 ランキング [V6-NA | greeco ranking]”. rank.greeco-channel.com. 2021年8月31日閲覧。
- ^ a b c d 新型フェアレディZのすべて メカニズム詳密解説
- ^ 日産『フェアレディZ』に当社製新開発 中・大型FR車用7速AT搭載 Jatco ニュースリリース
- ^ 新型フェアレディZのすべて アウトライン
- ^ “日産:フェアレディZ [ Z スポーツ&スペシャリティ/SUV | 走行性能]”. Nissan. 2020年6月9日閲覧。
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- ^ “Detailed specs review of 2018 Nissan 370Z NISMO Tech automatic offered since July 2017 for North America”. www.automobile-catalog.com. 2020年11月9日閲覧。
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- ^ Gall, Jared (2009年4月). “2009 Nissan 370Z Automatic - Short Take Road Test”. caranddriver.com. 2017年5月3日閲覧。
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- ^ a b c “Comparison: 2010 Audi TTS vs 2009 BMW Z4 vs 2010 Nissan 370Z vs 2009 Porsche Boxster S”. Motor Trend (2010年6月). 2011年7月31日閲覧。
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- ^ “Z34 理論上の最高速”. 2015年3月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月10日閲覧。[出典無効]
- ^ 新型フェアレディZのすべて 開発ストーリー
- ^ FAIRLADY Z PRESS INFORMATION 日産自動車
- ^ 日産 新型 フェアレディZ 新車情報 CORISM
- ^ a b 新型フェアレディZロードスターのすべて メカニズム詳密解説
- ^ 「フェアレディZ」を一部仕様向上 - 日産自動車 ニュースリリース 2015年7月21日
- ^ “新型日産フェアレディZに新車装着 ブリヂストン「ポテンザS007」採用(AUTOCAR JAPAN)”. LINE NEWS. 2022年10月16日閲覧。
- ^ a b 新型フェアレディZロードスターのすべて 開発ストーリー
- ^ a b 新型フェアレディZのすべて デザイン・インタビュー
- ^ a b 新型フェアレディZロードスターのすべて Version NISMO 試乗記×開発インタビュー
- ^ Nissan Announces U.S. Pricing on 2010 370Z™ Roadster NISSAN/INFINITI News Room(英語)
- ^ 「フェアレディZ Version NISMO」を発売 NISSAN PRESS ROOM
- ^ ニスモ 370Z…待望の米国発売スタート Response.
- ^ 日産 フェアレディZの北米向けバージョン・ニスモ「NISMO 370Z」、出荷開始 CORISM
- ^ 交通タイムス社. “刑事ドラマばりの激速パトカー! 「ニスモ Z」や「WRXブルーの覆面S4」など逃走不可能なハイパフォーマンスモデルたち”. AUTO MESSE WEB. 2021年4月14日閲覧。
- ^ 警視庁、新型パトカー「フェアレディZ NISMO」公開=高速隊などに配備 時事通信2016年3月30日
- ^ Nissan Announces U.S. Pricing on the 2010 370Z 40th Anniversary Edition Nissan/Infiniti News Room(英語)
- ^ 日産 フェアレディZ 40周年記念車 Response.
- ^ 日産 フェアレディZ…欧州でイエローの限定車 Response.
- ^ 「フェアレディZ」に「Heritage edition」を追加 - 日産自動車 2018年3月19日
- ^ 特認事項、変更事項の公表 - STO・2010年5月8日
- ^ Nissan Celebrates the 40th Anniversary of the Z’s First National Championship with a BRE 370Z Nissan/Infiniti News Room(英語)
- ^ 日産/NISMO、Nissan Z GT500を初披露- SUPER GTシリーズGT500クラス -,NISMO,2021年12月5日
- ^ 日産/NISMO、「Nissan Z」で富士24時間レースにテスト参戦,NISMO,2022年4月28日
- ^ 『日産/NMC、「Nissan Z GT4」を発表』(プレスリリース)NISMO 。2022年9月28日閲覧。
- ^ 『日産/NMC、2023年のSUPER GT及びGT4プログラムに参戦するチームを発表』(プレスリリース)NISMO 。2023年1月27日閲覧。
参考文献編集
- モーターファン別冊 ニューモデル速報 第421弾『新型フェアレディZのすべて』三栄書房、2009年2月 ISBN 978-4-7796-0526-0
- モーターファン別冊 ニューモデル速報 第432弾『新型フェアレディZロードスターのすべて』三栄書房、2009年12月 ISBN 978-4-7796-0741-7