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民王』(たみおう)は、池井戸潤小説である。2010年5月にポプラ社より、吉川英治文学新人賞受賞後第1作として刊行された。2013年6月7日には文藝春秋より文春文庫版が刊行された。

民王
著者 池井戸潤
発行日 2010年5月
発行元 ポプラ社
ジャンル ポリティカルフィクションコメディ
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 四六判
ページ数 363
公式サイト www.poplar.co.jp
コード ISBN 978-4-591-11662-3
ISBN 978-4-16-772806-9文庫判
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2015年7月期に、テレビ朝日系でテレビドラマ化された[1]

目次

あらすじ編集

ひょんなことから、総理大臣の武藤泰山と、息子で大学生の翔の人格がある日突然入れ替わってしまう。混乱を避けるため、周囲には秘密のまま互いの仕事や生活を入れ替わった状態で過ごすことになるが、翔は政治に全く興味がなく、ろくに漢字も読めないため国会答弁も苦労する状況。一方の泰山も、就職活動で面接官を偉そうに論破しては不採用になるなど、苦闘することになる。

登場人物編集

武藤泰山
内閣総理大臣。民政党代表で、前任の2人が途中で投げ出したため首相になったが、周囲からは解散までのつなぎとしか思われていない。当初は彼なりの理想があって政治家になったが、今は派閥抗争などに明け暮れ、すっかり忘れてしまっている状態。党内や家族からの信頼も低い。自分では顔立ちに自信を持っているが、周囲からは「ひょっとこ顔」と言われている。
とある事情で、息子の翔と人格が入れ替わってしまう。息子に代わって就職活動をすることになるが、傲慢で偉そうな物言いが嫌われ、ことごとく落とされてしまう。
武藤翔
泰山の息子。日夜遊びに明け暮れる、今どきの大学生。京成大学に在学中。就職活動中だが、内定はまだない。やや粗暴なヤンキーっぽい性格で、政治には全く興味がなく、勉強も苦手。但し、若さゆえの純粋さや正義感もそれなりに持ち合わせている。
父親の泰山と入れ替わったことで首相として振舞うことになるが、「未曾有」を「ミゾユー」と読んでしまうなど漢字もろくに読めないことから、バッシングの対象となってしまう。
狩屋孝司
内閣官房長官。泰山の側近中の側近で、女性関係にだらしないところがあり、愛人に「女性器にバナナを入れられた」と暴露され、「変態バナナ官房長官」のあだ名をつけられてしまう。
鶴田洋輔
経済産業大臣。泰山と同様、とある事情で、息子の航と人格が入れ替わってしまう。
鶴田航
洋輔の息子。翔と同じ京成大学に在学しているが、彼と同じくバカ学生扱いされている。フォーシーズンズというサークルに所属し、春秋テニスにゴルフ、夏はスキューバ、冬はスキーとスポーツに遊び明け暮れている。
翔と同様、父親の洋輔と入れ替わったことで経済産業大臣として振る舞うことになるが、しどろもどろの記者会見を泥酔した状態と誤認されてしまい、マスコミなどから顰蹙(ひんしゅく)を買う。
江見芳信
国土交通大臣。講演会で「日教連が強い国は学力レベルが低い」という問題発言をするが開き直ったため、就任5日で更迭されることになってしまう。
真田武彦
防衛大臣。泰山と翔、洋輔と航の精神入れ替わりの原因を調査する。
蔵本志郎
野党第1党、憲民党の党首。泰山のライバルで、バツイチ
泰山、洋輔と同様、とある事情で、娘のエリカと人格が入れ替わってしまう。人格が入れ替わった泰山(外見が翔)に娘のマンションに誘い、エリカと入れ替わった事実を語る。
城山和彦
民政党城山派の会長で、大物の道路族。泰山も城山派の所属で、つなぎである泰山に対し早期の衆議院解散を迫る。
冬島一光
野党第2党、共和党の党首。
南真衣
女子大生。翔の同級生で、学生起業家でもあり、アメリカの医薬品や健康食品の輸入販売を行なう学生ベンチャー企業を立ち上げている。
村野エリカ
翔の同級生。志郎の娘で、政治家志望の優等生。首相の息子でありながら政治に疎い翔を馬鹿にしており、翔を論破してやり込める。
翔、航と同様、父親の志郎と入れ替わったことで党首として振る舞うことになる。前述の通り、両親が離婚し、母親の旧姓を使用しているため、父親とは苗字が異なる。

テレビドラマ編集

民王
ジャンル テレビドラマ
放送国   日本
制作局 テレビ朝日
製作総指揮 大川武宏(CP
演出 木村ひさし
本橋圭太
山本大輔
原作 池井戸潤
脚本 西荻弓絵
プロデューサー 飯田爽
菊池誠(アズバーズ
神山明子(メディアプルポ
出演者 遠藤憲一
菅田将暉
本仮屋ユイカ
高橋一生
峯村リエ
金田明夫
草刈正雄
西田敏行
音声 ステレオ放送
字幕 あり
エンディング miwaストレスフリー
連続ドラマ
放送時間 金曜 23:15 - 翌0:15(60分)
放送期間 2015年7月24日 - 9月18日(8回)
外部リンク 公式サイト
民王スペシャル〜新たなる陰謀〜
放送期間 2016年4月15日(1回)
民王スピンオフ〜恋する総裁選〜
放送期間 2016年4月22日(1回)
出演者 高橋一生
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2015年7月24日から9月18日まで毎週金曜日23時15分 - 翌0時15分に、テレビ朝日系の「金曜ナイトドラマ」枠で放送された。主演は遠藤憲一と、民放の一般連続ドラマでは初主演となる菅田将暉[1]

オリコンが開始したコンフィデンス・ドラマアワードで第1回作品賞はじめ4部門、ギャラクシー賞月間賞、ザテレビジョンドラマアカデミー賞4部門などを受賞した。

エンディングでは主題歌「ストレスフリー」に合わせ、主な出演者が赤いスカーフを振るダンスを披露する。ダンスシーンの映像には、主題歌を歌うmiwaも出演している。

2016年4月15日に、連続ドラマのその後を描いたスペシャルドラマ『民王スペシャル〜新たなる陰謀〜』と、4月22日には貝原茂平が主役の『民王スピンオフ〜恋する総裁選〜』が放送され[2]、4月23日(4月22日深夜)から、映像配信サービス「ビデオパス」と「テレ朝動画」で『民王番外編 秘書貝原と6人の怪しい客』が全6回で配信された[3]

キャスト編集

詳細な人物説明は原作項目を参照。

レギュラー編集

武藤泰山
演 - 遠藤憲一 / 菅田将暉(入れ替わり時)
100代及び101代内閣総理大臣で、民政党総裁。カレーと日本酒が大好物。無類の女好きで浮気癖あり。義理と人情を最も大切なものと考える、昔ながらの保守政治家。財務大臣を2回経験しており、経済の知識はそれなりにある。所属派閥は角中派を経て、現在は城山派。翔と入れ替わってからは、翔が失敗をしないように「父の秘書見習い」の振りをして張り付いている。
眉間にしわを寄せるのが癖。「ワニ顔」と言われるコワモテで、女性からの人気はいま一つ伸び悩んでいる。初出馬の1993年衆院選でも応援がつかず、中選挙区制で最下位当選だった。
喫煙者だが、「健康増進」をアピールしているためか、公には隠している。非喫煙者の翔と入れ替わってからは煙草を吸うたびにむせている。好物だった日本酒も体が受け付けず、口直しとして牛乳をチェイサーにして飲んでいる。
代々政治家の家系に生まれ、学生時代から議員である父の秘書をさせられていたため、大学にはほとんど行っていなかった。翔と入れ替わってからは、女子学生に囲まれるキャンパスライフを楽しんでいる。
カラオケの十八番は、英語で歌う「マイ・ウェイ」。
武藤翔
演 - 菅田将暉 / 遠藤憲一(入れ替わり時) / 石塚獅桜(幼少期)
泰山の息子。料理や美容、ネイルアートなどに詳しい、大人しい性格の「女子力男子」で、両親にもよそよそしく敬語で話す。家庭を顧みない泰山に嫌気がさし、バイト先の「キッチンやみくも」の一室に住み込んでいる。早背山大学の4年生だが、付属校からのエスカレーター式進学だったため、相応の学力は伴っていない。本人も勉強には余り身が入らず、留年もしている。
就職活動中だが、内定はまだ無い。農業・食品関係を志望しているが、「まずは自活して父の手を離れる」と割り切って、銀行などにも出願している。
キャンディーとカレーが好物。人参が嫌いだったが、「キッチンやみくも」のカレーを食べて克服した。非喫煙者で、酒も甘いカクテルしか飲めない。
ゆるキャラが好きで、特に「モフモフン」はハンカチやぬいぐるみなどのグッズを集めて愛用している。携帯電話の着信音は、「STEINS;GATE」の椎名まゆりの「トゥットゥルー♪」という挨拶の台詞(声:花澤香菜、ただしノンクレジット)。
泰山との入れ替わり後は、漢字の誤読や英語の言い間違いなどを露呈して支持率を落とすきっかけを作ってしまうが、江見をかばっての号泣会見や、ガードナー大統領のために踊った「モフモフン」ダンスの動画などで、新たな層からの人気も得ている。
後頭部に手を当て、笑いながら小首を傾げるのが癖。また、泰山との入れ替わり後は、マスコミのぶら下がり取材をかわすために覚えた、「総理!」と呼ばれるたび条件反射的に右手をヒョイっと上げる動作が癖になってしまった。
スペシャルでは、第一志望だったアグリ・トラディショナルに就職し、新人研修に励んでいる。第7話では、自身が出演した仮面ライダーWの決め台詞「お前の、罪を数えろ!」と冬島に向かって言った。
南真衣
演 - 本仮屋ユイカ
翔の先輩。翔が大学に入学した時には4年生だった。職業紹介会社社長。「キッチンやみくも」を経営する闇雲夫妻の姪で、翔の憧れの人。
首相の仕事に全くやる気を見せない翔に業を煮やした泰山たちの誘いで、秘書見習い兼通訳として働くこととなる。
幼い頃に父を亡くし、母に女手一つで育てられた。その母も過労で7年前に亡くなっている。母の死が職業紹介会社起業のきっかけとなった。
最終回で翔にキスをし、恋人になっている。
村野エリカ
演 - 知英 / 草刈正雄(入れ替わり時)
翔の同級生。先輩の真衣を尊敬し、付き従っている一方、翔にはあからさまに敵対心を示し、挑発的な言動を投げかける。一方、翔は当初エリカのことを全く知らなかった。
実は蔵本と前妻の間に生まれた娘で、泰山・翔と同じく父である蔵本と入れ替わってしまった。入れ替わり後は素直で純粋な性格の翔を見直し、好意を示すようになる。
大学卒業後は外資系証券会社に就職が決まっていたが、スペシャルでは民政党の議員秘書を務めている。
闇雲渡
演 - 原金太郎
無国籍料理の店「キッチンやみくも」マスター。有機無農薬の野菜など、採算度外視で質の良い材料を仕入れているため中々儲けを出せず、東京第一銀行から貸し渋りにもあっているため経営に苦労している。名物のカツカレーは翔の大好物で、泰山にも「日本の財産」と絶賛されるほどの味を誇る。
カツレツにこだわりがあるのか、朝食メニューの朝粥にもカツを乗せたものがある。
闇雲郁代
演 - 池谷のぶえ
「キッチンやみくも」女将。夫よりも腕っ節の強い肝っ玉母さん。翔や真衣のことを実子のように可愛がっている。
夫婦そろって熱狂的なプロレスマニア。特に新日本プロレスオカダ・カズチカの大ファン。
ラム
演 - 信江勇
翔とつるんでいる「やみくも」常連。太めの体型で、ストリッパーをしている。
マトン
演 - 谷田川真理子
翔とつるんでいる「やみくも」常連。細めの体型で、ショーパブで働いている。
武藤綾
演 - 峯村リエ
総理夫人。翔の母で泰山の妻。翔を溺愛する一方、仮面夫婦を演じている泰山との夫婦仲は冷え切っていて、家庭内別居中とも言える状態。
新婚時は理想に燃える泰山に惚れ込んでいたが、今は泰山と結婚したこと自体若気の至りと後悔しており、冷たく当たる。更に「1億円払わないと、これまでの浮気の数々をマスコミにばらす」と脅している。
新田理
演 - 山内圭哉
警視庁公安第一課警視ヤクザのように強面だが、絶大な諜報能力と格闘能力を有する優秀な警察官。泰山と翔の人格入れ替わりの原因を調査している。自己紹介で「った」と頭にアクセントをつけるなど、口調やイントネーションが独特。変装もしばしば行う。
貝原茂平
演 - 高橋一生
泰山の公設第一秘書。無表情でクールな性格。泰山に対しても辛辣なツッコミをサラリと入れる、慇懃無礼な毒舌家。
有能さは他党にも知られており、蔵本も引き抜きに動いていたが、忠誠心は強いため断った(ただし、給料の差については非常に気にしていた)。
秘書たるもの、仕えるのは政治家個人ではなく国民である。」が信念。
伝説の秘書・貝原修平の実の息子。
女性の扱いに慣れていないのか、泰山からは「童貞」呼ばわりされている。
メトロノームの音を聞くのが好き。
当初は「アニメオタクで酒癖が悪い」という設定があった。
ドラマ独自の貝原のキャラクターは視聴者に好評を得て、後述する高橋の助演男優賞受賞のほか、スピンオフでの主役抜擢、スピンオフBOOKの発売などがされた[4]
スピンオフでは元国土交通相の政治家・郷田剛に仕えていたが、徐々に郷田の本心を知っていくうちに不信感を募らせ、父の遺書に基づいて郷田の元を去った。その際、前から目をつけていた泰山にスカウトされ、今に至る。
狩屋孝司
演 - 金田明夫
内閣官房長官。代々武藤家に仕えてきた、泰山の盟友。通称「カリヤン」。貧しい家庭に生まれた苦学生から泰山の父の書生となり、政界進出を果たした。
泰山の政策や政局を読む目、行動力などに絶大な信頼を寄せており、「泰さん」と呼んで慕っている。翔のことも子供の頃から可愛がっており、泰山と翔が早く仲直りしてくれることを強く願っている。
浮気相手だった銀座のクラブのホステスに「赤ちゃんプレイ」をせがんでいたことをマスコミに暴露され、「おしゃぶり官房長官」のあだ名をつけられバッシングを受けてしまう。
小中寿太郎
演 - 六角精児
政治評論家。翔たちの通う早背山大学の教授も務め、「現代政治学」の講義を担当している。武藤内閣を「無能内閣」と徹底的にこき下ろす。関西弁とパイプがトレードマーク。
当初は「泰山と過去に因縁がある」という設定だった。
冬島一光
演 - 猪野学
共和党党首。武藤内閣の連立与党の一員。元文部科学大臣で、教育政策に詳しい。
実はCMC(チョモランマ会議)のメンバー。CMCは全ての利権を一手に動かす強大な秘密クラブとして知られている。
蔵本志郎
演 - 草刈正雄(特別出演) / 知英(入れ替わり時)
憲民党党首。泰山の政敵で、資産家の家に生まれた元警察官僚。初出馬の1993年衆院選では泰山と同じ選挙区(中選挙区制)でトップ当選を果たした、甘いマスクが人気のイケメン議員。喋る前に、甲高い裏声で「ん~」と唸るのが癖。国会中継や討論番組などのテレビ出演の時は、常にカメラ目線をキープする。鉄板焼きナポリタンが好物。玉ノ井親方(元大関・栃東)のタニマチでもある。
かつては民政党に所属し、泰山と同じ派閥・角中派にいた。新派閥立ち上げのこじれから離党を余儀なくされ、「世代交代」を訴え憲民党を立ち上げ、野党第1党にまで育て上げる。
最終回で首班指名選挙に出たが、自分以外の憲民党の票を全て泰山に回し、前進党政権誕生を阻止した。
城山和彦
演 - 西田敏行
民政党副総裁。泰山が現在所属する城山派の領袖で、実力者だが典型的な金権腐敗政治家。陰では泰山から「タヌキおやじ」と軽蔑されている。
最終回で武藤内閣を裏切り、共和党を糾合して前進党を結成する。
スペシャルでは前進党は解党しており、再び民政党副総裁に納まっている。CMCとのつながりがあることも明かされている。

ゲスト編集

第1話編集
江見芳信
演 - 朝倉伸二(第8話・スペシャル)
経済産業大臣。地元の企業経営者を対象とした講演会で「中小企業の社長は企業努力が足りない。バカ野郎!」と発言し、発足したばかりの武藤内閣を窮地に追いやる。
学生時代の親友が、経営していた企業の不振を理由に自殺しており、今もそれを気に病んでいる。
武藤内閣不信任案が提出されたときは、「私は議員の職を失いたくない。まだやらねばならないことがある」と衆議院解散に反対した。更に、城山側に寝返り前進党に入った。
第二次武藤内閣では再び経済産業大臣に就任しているが、幼稚園児と入れ替わってしまった。
矢野通
演 - 本人
「キッチンやみくも」の客。
第2話編集
ガードナー
演 - レックス・ジョーンズ(スペシャル)
電子機器製造に必要なレアメタル「ボンジョビウム」の産出国、ウズラスキスタンの大統領。ボンジョビウムの貿易交渉を主目的とする首脳会談のために来日するも、泰山と入れ替わった翔に「Who are you?」(How are you?の言い間違い)と言われて面食らう。
泰山に対しては厳しい態度を取るが、日本文化や日本食を好むなど、基本的には親日家。幼少の頃は内戦のため、難民キャンプで暮らしていた。
スペシャルで再びボンジョビウム外交の相手として再会。泰山にラップを歌うよう迫る。
Luce Twinkle Wink☆
演 - 本人
秋葉原を中心に活動するライブアイドルグループ。おもてなし外交の一環で泰山たちが訪れたライブで、持ち歌の「You are a star!」を歌った。
玉ノ井親方
演 - 本人
おもてなし外交の一環で訪れた玉ノ井部屋の師匠。
富士東和佳
演 - 本人
玉ノ井部屋の力士。ガードナーの希望により泰山および翔と相撲をとる。
第3話編集
美薗真理
演 - 相沢まき
討論番組「夜まで生ニュース」キャスター。政治家志望であり、番組終了後の飲み会で泰山(中身は翔)を誘惑しようとするが、「やめてください、おばさん!」と拒まれ、「総理におばさん呼ばわりされる筋合いはありません!」と憤慨する。
第4話編集
桐月一郎
演 - 越村友一
「KIRIZUKI」社長。子供の世話のためにしばしば会社を休む木綿子に派遣切りを言い渡す。一方、自身の愛人を会社に採用していた。
山里木綿子
演 - 津乃村真子
「KIRIZUKI」派遣社員。真衣の会社の紹介で働いている。シングルマザーで、子供の世話のために頻繁に会社を休むが、有能で同僚からの信頼は高い。一郎から派遣切りを通告され、途方に暮れる。
桐月有三
演 - 大出俊
一郎の父。「KIRIZUKI」前社長。「社員は家族」が信条で、木綿子に辛く当たり会社を私物化していた一郎を一喝する。
鶴田洋輔
演 - 山田明郷(第6話)
民政党総務会長。泰山を料亭に呼びつけて狩屋の更迭を促すなど、裏で武藤内閣に指図をしている。宇宙一のおバカ扱いされている、衆議院議員の息子の航がいる。
第5話編集
黒川正吉
演 - 池田鉄洋(第8話)
NPO法人フリースクール・ジャカランダ」理事長。会話中にやたらと「うん、うん、うん」とうなずくのが癖。資金難によりスクール閉校の危機を迎えている。
タケルの母親
演 - ちすん(第8話)
ジャカランダに通う絵の上手な生徒・タケルの母。
浅田瞳
演 - 水上京香(第7話)
翔の同級生。翔に想いを寄せている。
アグリトラディショナル社員
演 - 渡洋史(第8話)、三浦力[注釈 1]
翔が志望する農業・地域開発会社「アグリトラディショナル」の社員で、採用試験の面接官。
原作では「アグリシステム」という社名になっていた。
村井美雪
演 - 安藤聖(第6・7・8話)
「イノベーションネットニュース」に所属する記者。真衣から武藤内閣に関する情報提供を受けている。シングルマザーであり、交通事故で脊髄を損傷した息子がいる。
第7話編集
村井大地
演 - 生駒星汰
美雪の息子。脊髄損傷で入院中。
ベンジャミン・オハラ
演 - サミ・ポップ
アメリカ合衆国大統領。「マイ・ウェイ」が好きで、泰山と意気投合した。
第8話編集
師岡大助
演 - 四方堂亘
蔵本の側近。
アグリトラディショナル社長(スペシャル)
演 - 大葉健二
翔の志望する会社「アグリトラディショナル」社長。最終面接で、翔の青臭い理想論を厳しく批判するが…。
口癖は「よろしく勇気!」。
オカダ・カズチカ
演 - 本人
「キッチンやみくも」に、チャンピオンベルトを肩に引っさげて客として訪れる。「矢野さんに言われてきました」と語ったが、注文を聞かれても「特にありません」とだけ答えた。
スペシャル編集
北沢晴海
演 - 和泉ちぬ
第二次武藤内閣の厚生労働大臣。幼稚園児と入れ替わってしまう。
豪徳寺義経
演 - 大倉孝二
公安一課警察官。中田の上司。泰山の身辺を警護する。
中田薫
演 - 門脇麦
公安一課警察官。豪徳寺の部下。無表情で冷静。豪徳寺より先んじて意見するので、しばしば豪徳寺に突っ込まれる。
南部航平
演 - 松下優也X4
慶山大学4年生。ネットに議員格付け表を公開する「学生ネット野党」リーダーとして若者の人気を得る。ラップに乗せて政権批判を行なうなど、リズム感が優れている。
武田里美
演 - 蔵下穂波
「アグリトラディショナル」に勤める、翔の同僚。
農夫
演 - 不破万作
「アグリトラディショナル」に勤める農夫。翔たちに農業の基礎を教える。
スピンオフ編集
雪野詩音
演 - 相武紗季
郷田剛
演 - 升毅
日向亀之助
演 - 林家正蔵
大曲義久
演 - 山路和弘
徳丸大悟
演 - 川岡大次郎
犬山首相
演 - 小宮孝泰
近沢元成
演 - 佐野泰臣
鈴本
演 - 藤田宗久
高宮千鶴
演 - ふせえり
貝原修平
演 - 山崎画大

スタッフ編集

放送日程編集

各章 放送日 サブタイトル 演出 視聴率[6] たみちゃんねる[7]
第一章 2015年
7月24日
組閣 木村ひさし 8.5%
第二章 7月31日 外交 7.0%
第三章 8月14日 政敵 本橋圭太 4.8%
第四章 8月21日 盟友 6.6%
第五章 8月28日 革命 木村ひさし 6.3%
第六章 9月04日 暗殺 山本大輔 8.1%
第七章 9月11日 謀反 木村ひさし 7.3% 木村ひさし、遠藤憲一、菅田将暉
最終章 9月18日 民王 8.5% 木村ひさし、金田明夫、高橋一生
平均視聴率 7.1%(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯)
スペシャル 2016年
4月15日
新たなる陰謀 本橋圭太 5.1%
スピンオフ 4月22日 恋する総裁選 山本大輔 6.7%

原作との相違点編集

  • ドラマ版では、翔が「料理や美容などに詳しい『女子力男子』」となったり、真衣が「翔の先輩で憧れの人」となるなど、設定の変更がある。江見や鶴田など、原作とドラマで役職が変わっている人物や、鶴田航[注釈 2]などのようにドラマでは登場しない人物もいる。「ウズラスキスタン国との首脳会談」「フリースクール支援のイエローキャップキャンペーン」など、ドラマオリジナルのエピソードも加えられている。
  • 原作では洋輔と航の人格が入れ替わったり、翔と入れ替わった泰山が航と入れ替わった洋輔を探すエピソードがあるが、ドラマではカットされている。また、終盤の展開も原作とドラマでは異なっている。
  • 実在の政治家の失言やプロレスアニメ特撮動画投稿サイトお笑い芸人、他の池井戸作品、出演者の他の出演作品、メタフィクションなどについての様々なパロディや小ネタも多数散りばめられている。

その他編集

  • 放送最後2回は、テレビ朝日では初めての試みとして副音声で、木村ひさし監督を進行役に“たみちゃんねる”が放送され、裏話などのトークが行われた[7]
  • 放送期間中、ローソンでドラマの舞台の1つである「キッチンやみくも」のカレーをイメージした焼きカレーパンが期間限定で販売された。また、公式サイトではカレー豆などのグッズが販売された。

受賞編集

テレビ朝日 金曜ナイトドラマ
前番組 番組名 次番組
天使と悪魔-未解決事件匿名交渉課-
(2015年4月10日 - 6月5日)
民王
(2015年7月24日 - 9月18日)
サムライせんせい
(2015年10月23日 - 12月11日)

脚注編集

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注釈編集

  1. ^ 渡洋史は特撮ヒーロー・宇宙刑事シャリバンを演じていた、三浦力はその二代目。二人とも劇中でシャリバンの変身ポーズのような動きをしていた。そのあと、イエローキャップキャンペーンで「宇宙を守る刑事になりたい!」と叫ぶ学生が登場し、翔は「赤射!」と返した。
  2. ^ 後にネット配信のショートドラマ『民王番外編 秘書貝原と6人の怪しい客』にて、衆議院議員(原作では大学生)として登場。

出典編集

  1. ^ a b “池井戸潤「民王」遠藤憲一&菅田将暉W主演でドラマ化”. ザテレビジョン (KADOKAWA). (2015年5月12日). https://thetv.jp/news/detail/58658/ 2018年5月7日閲覧。 
  2. ^ 『民王』入れ替わり親子、再び! 4月に2週連続スピンオフ”. ORICON STYLE (2016年3月9日). 2016年3月9日閲覧。
  3. ^ ““秘書・貝原”高橋一生主演『民王番外編』ネット限定配信”. ORICON STYLE. (2016年3月23日). http://www.oricon.co.jp/news/2068930/full/ 2016年3月23日閲覧。 
  4. ^ 人気ドラマ『民王』ふたたび スピンオフで主役に抜擢! 高橋一生 (俳優)」、『週刊文春』2016年4月14日号、文藝春秋2016年4月13日2016年4月15日閲覧。
  5. ^ 遠藤憲一、ドラマ主題歌でmiwaとダンス共演 「Mステ」出演は杞憂に終わるのか?”. ORICON (2015年7月3日). 2015年7月3日閲覧。
  6. ^ 池井戸作品テレ朝初ドラマ化「民王」最終回視聴率は8.5%”. スポニチ (2015年9月24日). 2015年12月5日閲覧。
  7. ^ a b カリヤン&貝原コンビの「たみちゃんねる」独占潜入!”. ニュースウォーカー. KADOKAWA (2015年9月18日). 2016年3月23日閲覧。
  8. ^ 遠藤憲一「民王」4冠喜ぶ「菅田将暉くんと獲れたことがうれしい」”. スポニチ (2015年10月16日). 2015年10月16日閲覧。
  9. ^ 放送批評懇談会 ギャラクシー賞 2015年9月度月間賞
  10. ^ 「民王」貝原役の高橋一生「遠藤(憲一)さんはマスコットにしたいぐらいかわいい」”. ザテレビジョン (2016年4月5日). 2017年7月24日閲覧。
  11. ^ “民放連・テレビドラマ最優秀賞はWOWOW『この街の命に』”. ORICON STYLE. (2016年9月15日). http://www.oricon.co.jp/news/2078503/full/ 2016年9月16日閲覧。 
  12. ^ “世界に見せたい日本のドラマ 『あさが来た』『赤めだか』がグランプリ”. ORICON STYLE. (2016年11月7日). http://www.oricon.co.jp/news/2081070/full/ 2016年11月7日閲覧。 

外部リンク編集