笹塚駅
東京都渋谷区笹塚にある京王電鉄の駅
笹塚駅(ささづかえき)は、東京都渋谷区笹塚一丁目にある、京王電鉄京王線の駅である。駅番号はKO04。渋谷区最西端に位置する。
笹塚駅 | |
---|---|
北口(2011年2月) | |
ささづか Sasazuka | |
所在地 | 東京都渋谷区笹塚一丁目56-7 |
駅番号 | KO04 |
所属事業者 | 京王電鉄 |
駅構造 | 高架駅 |
乗降人員 -統計年度- |
[京王 1]70,603人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1913年(大正2年)4月15日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■京王線 |
キロ程 | 3.6 km(京王線新宿起点) |
◄KO01 京王線新宿 (3.6 km) (0.8 km) 代田橋 KO05► | |
所属路線 | ■京王新線 |
キロ程 | 3.6 km(新線新宿起点) |
◄KO03 幡ヶ谷 (0.9 km) | |
備考 | 線路名称上は京王線 |
笹塚駅 配線図 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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乗入路線
編集当駅へ乗り入れている路線は、線路名称上は京王線のみであるが、新宿駅 - 当駅間複々線運行系統は次の2つに分かれており、旅客案内ではそれぞれ別路線として扱われている。
歴史
編集年表
編集- 1913年(大正2年)
- 1944年(昭和19年)5月31日:陸上交通事業調整法に基づき、東京急行電鉄(現・東急電鉄)が京王電気軌道を吸収合併、同社京王線の駅となる。
- 1948年(昭和23年)6月1日:大東急解体に伴う再編に伴い、京王帝都電鉄として分離独立。
- 1978年(昭和53年)
- 1998年(平成10年)7月1日:京王帝都電鉄が京王電鉄へ社名変更。
- 2010年(平成22年)12月5日:両渡り線移設・車止め延伸に伴い、京王新線引上線が8両から10両対応となる。
- 2013年(平成25年)2月22日:KO04の駅ナンバリング導入。
- 2015年(平成27年)9月25日:ダイヤ改正に伴い、準特急の停車駅となる[1]。
- 2020年度(令和2年度):当駅 - 仙川駅間高架化工事に伴い、引上線の一部撤去[2]。
- 2022年(令和4年)3月12日:ダイヤ改正に伴い、準特急廃止。同時に特急停車開始[3][4]。
駅名の由来
編集当地は内藤新宿からの距離により、一里塚が甲州街道の両脇にあって、その塚が笹やぶで覆われていたことから、「幡ヶ谷村笹塚」と命名される。
なお、駅名表記は地名表記に基づき旧字体の「笹塚駅」(点あり)であり、京王電鉄側は例外を除いてこれに統一しているが、同社公式サイトや地域社会の間では「笹塚駅」(点なし)とも表記される[5]。
駅構造
編集島式ホーム2面4線と副本線(京王新線)側へ繋がる引上線2線を有する高架駅。ホームと改札階間にはエレベーターが設置されている。トイレは1F改札口内にあり、ユニバーサルデザインの一環として「だれでもトイレ」も併設されている。
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 京王線 | 下り | 明大前・調布・橋本・京王八王子・高尾山口方面 | 京王線新宿からの列車 |
2 | 京王新線方面からの列車 | |||
3 | 京王新線 | 上り | 幡ヶ谷・初台・新線新宿・ 都営新宿線方面 | 新宿駅から 都営新宿線へ直通 一部は京王線新宿行き |
4 | 京王線 | 京王線新宿方面 | 一部は新線新宿行 |
- 当駅 - 新宿駅間は複々線である。それに当たり幡ヶ谷駅・初台駅は線増部となる京王新線側にホームを移設した(新宿駅 駅構内マップを参照)。両駅利用客への便宜を図るため、日中は京王線新宿行と区間急行・快速本八幡行(当駅始発急行本八幡行含む)が相互接続している。
- 上り線は原則として、3番線を京王新線、4番線を京王線の列車が使用する。但し、3・4番線間には新宿方に両渡り線があり、3番線からの京王線新宿行、4番線からの新線新宿(都営新宿線方面)行も初電や終電などに存在する。なお、1・2番線間には渡り線はない。
- 都営新宿線本八幡・大島方面から京王へ乗り入れる急行の殆どは当駅止まりである。そのため、代田橋寄りに10両編成対応引上線が設置されている。先端部では本線より軌道の高さが高くなっている。
- 都営新宿線より到着した当駅止まりの列車は2番線へ入線し、乗客を降ろして引上線へ入線した後、折返して3番線より出発する。そのため、当駅は京王単独駅ではあるものの、「京王線の途中駅かつ都営新宿線の末端駅」の様相を呈している[注釈 1]。
運転番線 | 営業番線 | ホーム | 新宿方面着発 | 新線新宿・本八幡方面着発 | 京王八王子・高尾山口・橋本方面着発 | 引き上げ線着発 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 10両分 | 到着可 | 不可 | 出発可 | 不可 | 下り主本線 |
2 | 2 | 10両分 | 不可 | 到着可 | 出発可 | 入区可 | 下り副本線 |
3 | 3 | 10両分 | 出発可 | 出発可 | 到着可 | 出区可 | 上り副本線 |
4 | 4 | 10両分 | 出発可 | 出発可 | 到着可 | 不可 | 上り主本線 |
-
南口(2011年2月)
-
改札口(2011年5月)
-
ホーム(京王新線=複々線区間終点)(2014年12月)
-
上り新宿駅方向。当駅ホームは外側2線が京王線、内側2線が線増部となる京王新線(2014年12月)
-
下り明大前駅方向。副本線となる京王新線側に引上線2線を備える(2014年12月)
利用状況
編集2023年度(令和5年度)の1日平均乗降人員は70,603人である[京王 1]。
駅周辺の再開発事業が完了した2013年度(平成25年度)からは増加傾向にあったが、2020年度(令和2年度)は新型コロナウイルス感染拡大の影響で大幅に減少した。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員[7] |
1日平均 乗車人員[8] |
出典 |
---|---|---|---|
1955年(昭和30年) | 28,730 | ||
1960年(昭和35年) | 39,180 | ||
1965年(昭和40年) | 45,332 | ||
1970年(昭和45年) | 49,424 | ||
1975年(昭和50年) | 48,811 | ||
[注釈 2]1978年(昭和53年) | 50,585 | ||
[注釈 3]1979年(昭和54年) | 52,013 | ||
1980年(昭和55年) | 53,746 | ||
1985年(昭和60年) | 67,088 | ||
1990年(平成 | 2年)71,098 | 34,644 | [* 1] |
1991年(平成 | 3年)35,648 | [* 2] | |
1992年(平成 | 4年)36,148 | [* 3] | |
1993年(平成 | 5年)36,973 | [* 4] | |
1994年(平成 | 6年)37,332 | [* 5] | |
1995年(平成 | 7年)77,490 | 37,617 | [* 6] |
1996年(平成 | 8年)37,973 | [* 7] | |
1997年(平成 | 9年)77,848 | 37,622 | [* 8] |
1998年(平成10年) | 77,173 | 37,611 | [* 9] |
1999年(平成11年) | 77,971 | 37,511 | [* 10] |
2000年(平成12年) | 77,924 | 37,784 | [* 11] |
2001年(平成13年) | 76,937 | 37,729 | [* 12] |
2002年(平成14年) | 76,798 | 37,901 | [* 13] |
2003年(平成15年) | 77,594 | 38,391 | [* 14] |
2004年(平成16年) | 77,597 | 38,526 | [* 15] |
2005年(平成17年) | 77,835 | 37,784 | [* 16] |
2006年(平成18年) | 79,279 | 39,836 | [* 17] |
2007年(平成19年) | 81,538 | 40,858 | [* 18] |
2008年(平成20年) | 80,570 | 40,353 | [* 19] |
2009年(平成21年) | 78,708 | 39,378 | [* 20] |
2010年(平成22年) | 76,236 | 38,090 | [* 21] |
2011年(平成23年) | 72,851 | 36,309 | [* 22] |
2012年(平成24年) | 72,830 | 36,318 | [* 23] |
2013年(平成25年) | 74,580 | 37,071 | [* 24] |
2014年(平成26年) | 75,401 | 37,509 | [* 25] |
2015年(平成27年) | 79,406 | 39,440 | [* 26] |
2016年(平成28年) | 80,570 | 40,077 | [* 27] |
2017年(平成29年) | 81,557 | 40,559 | [* 28] |
2018年(平成30年) | 82,784 | 41,126 | [* 29] |
2019年(令和元年) | 82,813 | 41,060 | [* 30] |
2020年(令和 | 2年)60,167 | 29,901 | [* 31] |
2021年(令和 | 3年)[京王 2]61,710 | ||
2022年(令和 | 4年)[京王 3]66,646 | ||
2023年(令和 | 5年)[京王 1]70,603 |
駅周辺
編集詳細は「笹塚 (渋谷区)」を参照
- 道路
- 国道20号(甲州街道)
- 首都高速4号新宿線
- 東京都道420号鮫洲大山線:甲州街道以北は中野通り。
- 施設
- 商店街:付近の商店街は、東隣の幡ヶ谷周辺(地名では渋谷区笹塚・幡ヶ谷・西原)の商店街と共にささはたドッとこむを運営している。
- 京王クラウン街笹塚
- 笹塚大通り商店街
- 笹塚観音通り商店街
- 笹塚十号通り商店街
- 笹塚十号坂商店街
- その他
バス路線
編集駅北側の国道20号沿いに「笹塚駅」(都営バスは「笹塚駅前」)停留所がある。
舞台となった作品
編集- 青山七恵『ひとり日和』[9]
- 東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜
- 駅弁ひとり旅 - 主人公の中原大介が笹塚駅周辺で弁当店を経営している設定。
- はたらく魔王さま!
ギャラリー
編集隣の駅
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ 『9月25日(金)に京王線・井の頭線のダイヤ改正を実施します 〜都心方面へのアクセス強化など利便性向上を図ります〜』(PDF)(プレスリリース)京王電鉄、2015年8月26日。オリジナルの2020年2月22日時点におけるアーカイブ 。2020年4月11日閲覧。
- ^ “keio 高架化 information 京王電鉄京王線(笹塚駅〜仙川駅間)連続立体交差事業 Vol.2” (PDF). 京王電鉄 (2020年6月30日). 2021年5月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月19日閲覧。
- ^ 『2022年3月12日(土)始発から京王線ダイヤ改正を実施します 平日も京王ライナーの停車駅に明大前が加わります。』(PDF)(プレスリリース)京王電鉄、2022年1月27日。オリジナルの2022年1月27日時点におけるアーカイブ 。2022年1月27日閲覧。
- ^ 『2022年春 「さらに便利で快適な移動」が実現 京王線 ダイヤ改正を実施します』(PDF)(プレスリリース)京王電鉄、2021年12月10日。オリジナルの2021年12月13日時点におけるアーカイブ 。2021年12月19日閲覧。
- ^ “笹塚駅の「塚」の字に「余計な点」があるワケ 鉄道会社で「こだわり」に差も?”. 乗りものニュース. 2022年1月14日閲覧。
- ^ 渋谷区勢概要 - 渋谷区
- ^ レポート - 関東交通広告協議会
- ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
- ^ 『週刊文春』2007年2月1日号で青山自身によって言明されている。
- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(平成2年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成3年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成28年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成29年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成30年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成31年・令和元年)
- ^ 東京都統計年鑑(令和2年)
- 京王電鉄の1日平均利用客数