通信科 (陸上自衛隊)

陸上自衛隊の職種
通信科職種徽章と部隊章(防衛大臣直轄部隊)

通信科(つうしんか、: Signal)は、陸上自衛隊職種の一つ。他国軍隊における通信兵に相当する。通信組織を構成・維持・管理し戦闘能力発揮の基盤となるほか、電子戦や隊内の映像写真撮影、通信電子器材の整備等を行う。戦闘支援職種であるが行動の特性から車両の充足率は極めて高い。職種標識の色は

運用編集

広範囲に分散し少人数で行動することが多いのが特徴で、実戦における部隊編成は各通信特技(後述)が集合し通信所を開設・運用する。運用には平時から綿密に計画されており各特技が有機的に統合されることで最大の能力を発揮する。

通信科部隊編集

陸上自衛隊における最大の部隊単位はシステム通信団[1]市ヶ谷駐屯地)で、各方面隊に方面(システム)通信群、各師団には通信大隊旅団第1空挺団水陸機動団には通信隊または通信中隊、各高射特科群・第15高射特科連隊には高射搬送通信中隊が配置される。他に電子戦専門部隊の第1電子隊及び西部方面通信情報隊職種学校の陸上自衛隊通信学校、教育研究支援部隊の通信教導隊、通信保全を担当する通信保全監査隊サイバーテロ対処部隊であるシステム防護隊、後方支援部隊には通信電子器材の補給・整備を担任する通信電子整備隊、直接支援隊等がある。それ以外に通信科ではないが戦闘職種(普・特・機・施)等の本部管理中隊に通信小隊等が編成され隷下部隊と上級部隊との通信を確保している。

陸上総隊直轄部隊

  • システム通信団(市ヶ谷駐屯地)
  • 水陸機動団
    • 通信中隊(相浦駐屯地)
  • 第1空挺団
    • 通信中隊(習志野駐屯地) 

方面直轄部隊

北部方面隊

東北方面隊

東部方面隊

中部方面隊

西部方面隊

師団直轄部隊

旅団直轄部隊

  • 第5通信隊
  • 第11通信隊
  • 第12通信隊
  • 第13通信隊
  • 第14通信隊
  • 第15通信隊

防衛大臣直轄機関・部隊

通信科部隊の沿革編集

  • 1951年(昭和26年)
    • 5月1日:
      1. 警察予備隊第1管区隊編成に伴い、第1通信中隊が習志野駐屯地で新編。
      2. 警察予備隊第2管区隊編成に伴い、第2通信中隊が北恵庭駐屯地で新編。
      3. 警察予備隊第3管区隊編成に伴い、第3通信中隊舞鶴駐屯地で編成。
      4. 警察予備隊第4管区隊編成に伴い、第4通信中隊が福岡駐屯地で編成。
    • 5月22日:警察予備隊総隊学校第3部(通信)が久里浜駐屯地において教育開始。
    • 11月15日:第1通信中隊が習志野駐屯地から練馬駐屯地に移駐。
    • 12月3日:第3通信中隊が舞鶴から伊丹駐屯地へ移駐。
    • 12月5日:第2通信中隊が北恵庭駐屯地から札幌駐屯地に移駐。
  • 1952年(昭和27年)
  • 1954年(昭和29年)
    • 7月1日:陸上自衛隊通信学校に改称。
    • 7月5日:第650通信群(現中央野外通信群)本部が練馬駐屯地から移駐。
    • 9月10日:
      1. 第1通信中隊第1通信隊に称号変更。
      2. 第2通信中隊第2通信隊に称号変更。
    • 9月25日:
      1. 固定通信群越中島駐屯地)、第301写真中隊(豊島分屯地)が編成完結。
      2. 第5通信隊が帯広駐屯地で編成完結。
    • 10月15日:第6管区隊編成に伴い、第6通信隊を編成。
  • 1955年(昭和30年)9月1日:第330固定無線隊が新設の上富良野駐屯地に駐屯。
  • 1956年(昭和31年)
    • 1月25日:
      1. 第7混成団編成により、第7通信中隊が札幌駐屯地で新編。
      2. 第8混成団編成に伴い、第8通信隊が北熊本駐屯地で新編。
    • 1月:第330固定無線隊(上富良野駐屯地)が第330重無線隊と改称。
    • 2月10日:第7通信中隊が札幌駐屯地から真駒内駐屯地に移駐。
  • 1957年(昭和32年)2月21日:第9混成団編成に伴い、第9通信中隊が新編。
  • 1958年(昭和33年)
    • 6月25日:第10混成団編成により、第10通信中隊が伊丹駐屯地で新編。
    • 6月26日:第10通信中隊が伊丹駐屯地から久居駐屯地に移駐。
  • 1959年(昭和34年)
    • 6月3日:第10通信中隊が伊丹駐屯地から守山駐屯地に移駐。
    • 12月20日:第3通信中隊が伊丹駐屯地から千僧駐屯地へ移駐。
  • 1960年(昭和35年)
    • 1月14日:
      1. 通信団が編成完結。固定通信群が中央基地通信隊に、第1通信群が中央野外通信隊に改編され第301写真中隊等とともに通信団隷下に編合。
      2. 北部方面通信隊が編成完結。第330重無線隊(上富良野駐屯地)が第330基地通信中隊と改称。
      3. 東北方面通信隊が編成完結。
      4. 西部方面通信隊を新編。第102方面通信大隊を廃止。
    • 時期不明:陸上自衛隊通信学校(久里浜駐屯地)隷下の臨時特別通信隊が編成完結。
  • 1961年(昭和36年)
    • 2月28日:第7混成団の機械化部隊への改編により、第7通信大隊に改編。
    • 時期不明:通信教導隊が通信学校臨時教育隊から改編、編成完結する。
  • 1962年(昭和37年)
    • 1月18日:
      1. 第1管区隊の第1師団への改編により、第1通信隊第1通信大隊に改編。
      2. 第2管区隊の第2師団への改編により、第2通信隊第2通信大隊に改編。
      3. 第3管区隊の第3師団への改編により、第3通信大隊に改編。
      4. 第7通信大隊が真駒内駐屯地から東千歳駐屯地へ移駐。
      5. 第10混成団の第10師団への改編により、第10通信大隊に改編。
      6. 第5通信隊第5通信大隊に称号変更。
      7. 第11師団編成により、第11通信大隊が真駒内駐屯地で編成完結。
      8. 第12師団編成により、第12通信大隊が編成完結。
      9. 第13通信大隊が海田市駐屯地に移駐。
    • 8月15日:
      1. 第4管区隊の第4師団への改編により、第4通信大隊に改編。
      2. 第6管区隊の第6師団への改編により、第6通信大隊に改編。
      3. 第8混成団の第8師団への改編により、第8通信大隊に改編。
      4. 第9混成団の第9師団への改編に伴い、第9通信大隊に改編。
  • 1963年(昭和38年)3月31日:中部方面通信隊(伊丹駐屯地・大久保駐屯地)を新編。
    1. 中部方面通信隊本部及び本部付隊が伊丹駐屯地において編成完結。
    2. 第104通信運用大隊及び第302搬送通信中隊が大久保駐屯地において編成完結。
    3. 第103基地通信大隊(豊中分屯地)を編合。
  • 1965年(昭和40年)1月20日:第302高射搬送通信隊が東千歳駐屯地で編成完結。
  • 1967年(昭和42年)8月10日:第303高射搬送通信隊本部が朝霞駐屯地から松戸駐屯地に移駐。
  • 1968年(昭和43年)3月1日:
    1. 中央野外通信隊中央野外通信群に称号変更。
    2. 北部方面通信隊北部方面通信群に称号変更。第330基地通信中隊が第301基地通信中隊上富良野派遣隊と改称。
    3. 東北方面通信隊東北方面通信群に称号変更。第105通信運用大隊第303搬送通信中隊を仙台駐屯地で新編。
    4. 中部方面通信隊中部方面通信群に称号変更。
    5. 西部方面通信隊西部方面通信群に称号変更。
    6. 臨時特別通信隊通信標定隊(久里浜駐屯地)に改編。
  • 1970年(昭和45年)3月15日:部隊移駐。
    1. 第104通信運用大隊が大久保駐屯地から伊丹駐屯地へ移駐。
    2. 第302搬送通信中隊が大久保駐屯地から豊中分屯地へ移駐。
    3. 第103基地通信大隊が豊中分屯地から伊丹駐屯地へ移駐。
  • 1971年(昭和46年)3月25日:第302高射搬送通信隊は第301高射搬送通信中隊に改称。
  • 1972年(昭和47年)10月:第303高射搬送通信隊が第302高射搬送通信中隊に改称。
  • 1975年(昭和50年)3月26日:
  1. 北部方面通信群の基地通信業務を駐屯地単位方式から地域担任方式に改編(基地通信隊を廃止し、基地通信中隊派遣隊として分派)。
  2. 東北方面通信群の基地通信業務を駐屯地単位方式から地域担任方式に改編(基地通信隊を廃止し、基地通信中隊派遣隊として分派)。
  3. 中部方面通信群の基地通信業務を駐屯地単位方式から地域担任方式に改編(基地通信隊を廃止し、基地通信中隊派遣隊として分派)。
  4. 西部方面通信群の基地通信業務を駐屯地単位方式から地域担任方式に改編。※(各駐屯地に存在していたナンバリングされた基地通信隊を廃止し、師団単位で基地通信中隊を編成。師団司令部となる駐屯地に中隊本部や電話隊・信務電信隊・搬送隊を置きその他の駐屯地には中隊の派遣隊として分派するもの)
  • 1976年(昭和51年)3月25日:第104通信運用大隊本部中隊が本部管理中隊へ改編。
  • 1981年(昭和56年)9月21日:通信標定隊が久里浜駐屯地から東千歳駐屯地に移駐し北部方面隊直轄の第1電子隊に改編。
  • 1983年(昭和58年)3月24日:東部方面通信群(市ヶ谷駐屯地・久里浜駐屯地)が編成完結。中央野外通信群の一部を母体に東部方面通信群第106通信運用大隊第304搬送通信中隊が新編。
  • 1987年(昭和62年)3月26日:通信監査隊が通信保全監査隊に改編。
  • 1993年(平成 5年)
    • 3月30日:対電子小隊新編による第2通信大隊改編。
    • 時期不明:通信教導隊対電子小隊を新編。
  • 1994年(平成6年)3月28日:
    1. 中央システム管理隊を新編。
    2. 第101システム管理隊(札幌駐屯地)を新編。北部方面通信群本部付隊(札幌駐屯地)で映像伝送班準備室を立ち上げ[2]
  • 1997年(平成9年)3月28日:
    1. 第104通信運用大隊本部管理中隊内に映像伝送班を新編。
    2. 第105通信運用大隊本部管理中隊内に映像伝送班を新編。
    3. 第102システム管理隊を朝霞駐屯地で新編。
  • 1998年(平成10年):通信教導隊に本部管理中隊を新編し大隊編成となる。
  • 1999年(平成11年)
    • 3月29日:
      1. 第103システム管理隊を健軍駐屯地で新編。
      2. DICS配備による第2通信大隊改編。
      3. 第13師団の旅団化に伴い、第13通信中隊へ縮小改編。後方支援体制変換に伴い、整備部門を第13後方支援隊第1整備中隊通信電子整備小隊へ移管。
  • 2000年(平成12年)3月28日:
    1. 第301写真中隊が第301映像写真中隊に改編。
    2. 中央野外通信群の第101通信運用大隊を第301通信運用中隊に、第101搬送通信大隊本部管理中隊を本部付隊に縮小改編。
    3. 北部方面隊の後方支援体制変換に伴い、整備部門を北部方面後方支援隊第101通信直接支援隊へ移管。第301通信支援中隊を廃止。
    4. 第104システム管理隊(仙台駐屯地)を新編。
    5. 第7師団の後方支援体制変換に伴い、第7通信大隊の整備部門を第7後方支援連隊第1整備大隊通信電子整備隊へ移管。
  • 2001年(平成13年)3月26日:
    1. 第102通信運用大隊、第102搬送通信大隊を廃止し第101指揮所通信大隊第101中枢交換通信隊を新編。
    2. 北部方面通信群本部中隊映像写真小隊に映像伝送班を編成、丘珠駐屯地に配置。
    3. 第105システム管理隊(伊丹駐屯地)を新編。
    4. 第12師団の旅団化に伴い第12通信大隊が廃止され第12通信中隊へ縮小改編。
  • 2002年(平成14年)3月27日:
    1. 東北方面通信群本部付隊を群本部中隊に改編(映像伝送班を群本部中隊隷下とする)。
    2. 映像伝送班が第104通信運用大隊本部管理中隊から群本部中隊へ移動。
    3. 第1師団の後方支援体制の変換により本部管理中隊が本部付隊に縮小。整備部門を第1後方支援連隊第1整備大隊通信電子整備隊へ移管。
    4. 東部方面後方支援隊通信教育直接支援中隊の新編に伴い、通信学校整備課を廃止。
    5. 東部方面隊の後方支援体制移行に伴い、通信教導隊の整備部門を東部方面後方支援隊通信教育直接支援中隊に移管。
  • 2003年(平成15年)3月27日:
    1. システム防護技術隊を新編。
    2. 第4師団の後方支援体制変換に伴い、第4通信大隊の整備部門を第4後方支援連隊第1整備大隊通信電子整備隊へ移管。
  • 2004年(平成16年)
    • 3月27日:
      • 北部方面通信群部隊の新・改編
        1. 第102基地通信大隊と第101システム管理隊を統合し第101基地システム通信大隊を新編。
        2. 第307基地通信中隊を第301基地システム通信中隊に改編。
      • 中部方面通信群改編(通信運用大隊の改編、後方支援体制変換)。
        1. 第104通信運用大隊本部管理中隊が本部付隊へ改編。
        2. 中部方面隊の後方支援体制変換に伴い、整備部門を中部方面後方支援隊第302通信直接支援隊へ移管。
      • 西部方面通信群の基地通信部隊の改編。
        1. 第104基地通信大隊と第103システム管理隊を統合し、第102基地システム通信大隊を新編。
        2. 第311基地通信中隊を第302基地システム通信中隊に改編。
      • 第10師団の後方支援体制変換に伴い、第10通信大隊の整備部門を第10後方支援連隊第1整備大隊通信電子整備隊へ移管。
    • 3月29日:
      1. 中央システム管理隊の一部と信務電信中隊を統合し、中央基地通信隊を中央基地システム通信隊に改編。
      2. 第5師団の旅団化に伴い、第5通信中隊へ縮小改編。第5旅団の後方支援体制変換に伴い、整備部門を第5後方支援隊第1整備中隊通信電子整備小隊へ移管。
      3. 第1空挺団本部中隊隷下の通信小隊を独立させ通信中隊に改編。
  • 2005年(平成17年)3月28日:
    1. システム防護技術隊をシステム防護隊に改編。
    2. 東北方面通信群部隊新・改編
      1. 第105基地通信大隊と第104システム管理隊を統合し、第103基地システム通信大隊を新編するとともに第308基地通信中隊を第303基地システム通信中隊へ改編。
      2. 第105通信運用大隊を第102指揮所通信大隊へ改編。
      3. 第303搬送通信中隊を第301中枢交換通信中隊へ改編。
    3. 豊中分屯地の送信所設備を兵庫県川西市久代に移転。
    4. 第8師団の後方支援体制変換に伴い、第8通信大隊の整備部門を第8後方支援連隊第1整備大隊通信電子整備隊へ移管。
    5. 第9通信大隊に師団通信システム(DICS)が導入される。
  • 2006年(平成18年)3月27日:
    1. 東北方面隊の後方支援体制変換に伴い、東北方面通信群の整備部門を東北方面後方支援隊第303通信直接支援隊へ移管。
    2. 中部方面通信群群改編。(基地通信部隊の改編)第103基地通信大隊第105システム管理隊を統合し、第104基地システム通信大隊を新編するとともに第310基地通信中隊第304基地システム通信中隊へ改編。
    3. 第3師団の後方支援体制の変換に伴い、本部管理中隊を本部付隊に縮小。第3通信大隊の整備部門を第3後方支援連隊第1整備大隊通信電子整備隊へ移管。
    4. 第6師団の後方支援体制変換に伴い、第6通信大隊の整備部門を第6後方支援連隊第1整備大隊通信電子整備隊へ移管。
    5. 第2混成団の第14旅団への改編に伴い第2混成団本部中隊通信小隊を第14通信中隊に改編。
  • 2007年(平成19年)
    • 3月28日:システム管理小隊新編による第2通信大隊改編。
    • 11月:真駒内送信所開局に伴い、月寒送信所を閉鎖。
  • 2008年(平成20年)
    • 3月23日:第2通信大隊本部管理中隊補給整備小隊、車両整備班が第2後方支援連隊へ異動。
    • 3月24日:城野分屯地閉鎖に伴い、同分屯地の基地通信中隊派遣隊を廃止。
    • 3月26日:
      1. 中央システム管理隊を廃止(後身は研究本部隷下のシステム開発隊)。
      2. 第2通信大隊電子戦中隊を新編。第2師団の後方支援体制変換に伴い、第2通信大隊の整備部門を第2後方支援連隊第1整備大隊通信電子整備隊へ移管。
      3. 第11通信大隊が第11師団の旅団化に伴い廃止。
    • 3月27日:防衛大臣直轄から陸上総隊隷下のシステム通信団に改編。
      1. 研究本部隷下のシステム開発隊を団隷下に編合。
      2. 中央野外通信群の第301通信運用中隊を第301指揮所通信中隊に改組のうえ、朝霞駐屯地に移駐。
      3. 中央基地システム通信隊と第301映像写真中隊の一部を朝霞駐屯地に分派[3]
      4. 第11通信中隊の新編。
  1. 第103通信運用大隊を第103指揮所通信大隊に改編。
  2. 第301搬送通信中隊・第302通信支援中隊を廃止し、第302中枢交換通信中隊を新編。
  • 2010年(平成22年)3月26日:
    1. 第15旅団の新編に伴い、第1混成団隷下の第416基地通信隊第322基地通信中隊として通信群隷下に編合。
    2. 第9師団の後方支援体制変換に伴い、第9通信大隊の整備部門を第9後方支援連隊第1整備大隊通信電子整備隊へ移管。
    3. 第1混成団の改編に伴い団本部付隊通信小隊から第15通信隊に改編。
  • 2011年(平成23年) 4月22日:第5旅団の体制移行に伴い、第5通信隊へ改編。
  • 2013年(平成25年)3月26日:西部方面隊の後方支援体制変換に伴い、西部方面通信群の整備部門を西部方面後方支援隊第301通信直接支援中隊へ移管。
  • 2012年(平成24年)3月26日:中部方面通信群の部隊新・改編。
  1. 第14旅団管内のの第312基地通信中隊の派遣隊で構成される第323基地通信中隊を新編。中隊本部は善通寺駐屯地
  2. 第104通信運用大隊が第104指揮所通信大隊に、第303搬送通信中隊第303中枢交換通信中隊に改編。
  • 2014年(平成26年)
    • 3月24日:第10通信大隊改編。
    • 3月26日:
      1. 第13旅団の体制移行に伴い、第13通信隊へ改編。
      2. 第14旅団の体制移行に伴い、第14通信隊へ改編。
  • 2015年(平成27年)
    • 3月26日:自衛隊札幌病院の真駒内駐屯地移転(豊平駐屯地廃止)に伴い、豊平通信所を廃止。
    • 3月 :第8通信大隊に野外通信システム(FCNet)を導入。
  • 2016年(平成28年)3月28日:第322基地通信中隊与那国派遣隊を与那国駐屯地で新編。
  • 2017年(平成29年)
    • 3月27日:第10通信大隊改編。
    • 4月 3日:西部方面通信群に水陸機動団通信中隊準備班を設置。
  • 2018年(平成30年)
    • 3月27日:
      1. 第312基地通信中隊美保派遣隊を美保分屯地で新編。
      2. 第4通信大隊と第8通信大隊、西部方面通信群の一部を統合し水陸機動団通信中隊を編成。
    • 3月:中央基地システム通信隊システム信務電信隊の一部を朝霞駐屯地及び十条駐屯地に分派。
    • (時期不明):第6通信大隊に野外通信システムを配備。
  • 2019年(平成31年)3月26日:
  1. 西部方面通信群を西部方面システム通信群に改編。第301システム防護隊を健軍駐屯地で新編。
  2. 第319基地通信中隊奄美派遣隊(奄美駐屯地)、瀬戸内派遣隊(瀬戸内分屯地)を新編。
  3. 第321基地通信中隊派遣隊を崎辺分屯地で新編。
  4. 第322基地通信中隊宮古派遣隊を宮古島駐屯地で新編。
  5. 第11師団の機動旅団への改編に伴い、第11通信隊へ改編。
  6. 第3高射特科群第303高射搬送通信中隊の2コ端局班・1コ中継班が奄美駐屯地に移駐。
  • 2020年(令和2年)3月26日:東部方面通信群を東部方面システム通信群に改編。第302システム防護隊を朝霞駐屯地で新編。
  • 2020年(令和2年)3月:第307高射搬送通信中隊の一部が宮古島駐屯地へ移駐。

方面通信群編集

方面通信群(ほうめんつうしんぐん)は、各方面隊隷下の通信科部隊である。中央(陸上幕僚監部)及び他方面隊との間の通信確保、方面隊内各部隊との通信確保が主任務である。また、方面隊内におけるシステム通信に関する事項も任務としており、関係各部隊のシステム通信部門と密接に連携している。方面隊の通信確保のため、群全部が同一駐屯地に所在することはなく、群本部・基地通信部隊本部・野外通信部隊(指揮所通信大隊、中枢交換通信隊)は方面総監部の駐屯する駐屯地に所在し、師団旅団司令部所在駐屯地に各基地通信中隊とその管内に所在する各駐(分)屯地に基地通信中隊派遣隊が点在する。方面通信群は群本部と基地通信部隊の基地通信大隊及びシステム管理隊、野外通信部隊の通信運用大隊、搬送通信大(中)隊、通信支援中隊から編成されていたが昨今の任務増加・定員削減・通信システムの発展・日本の軍事ドクトリンの変化から野外通信部隊が通信群指揮所通信大隊・中枢交換通信(中)隊に改編された。

新編成時の方面通信群の編成

  • 方面通信群本部
  • 本部中隊
  • 基地通信大隊
  • 通信運用大隊
  • 搬送通信大(中)隊
  • 通信支援中隊:第301通信支援中隊(札幌駐屯地)北部方面通信群、第302通信支援中隊(健軍駐屯地)西部方面通信群

野外通信部隊改編後の方面通信群の編成

  • 方面通信群本部
  • 本部中隊
  • 基地システム通信大隊
  • 指揮所通信大隊
  • 中枢交換通信(中)隊

基地通信大隊・基地システム通信大隊編集

第101基地通信大隊(朝霞駐屯地)東部方面通信群:2007年(平成19年)3月28日 第102システム管理隊を統合し、第105基地システム通信大隊に改編。

第102基地通信大隊(札幌駐屯地)北部方面通信群:2004年(平成16年)3月27日 第101システム管理隊を統合し、第101基地システム通信大隊に改編。

第103基地通信大隊(伊丹駐屯地)中部方面通信群:2006年(平成18年)3月27日 第105システム管理隊を統合し、第104基地システム通信大隊に改編。

第104基地通信大隊(健軍駐屯地)西部方面通信群:2004年(平成16年)3月27日 第103システム管理隊を統合し、第102基地システム通信大隊に改編。

第105基地通信大隊(仙台駐屯地)東北方面通信群:2005年(平成17年)3月28日 第104システム管理隊を統合し、第103基地システム通信大隊に改編。

通信運用大隊(中隊)編集

第101通信運用大隊(久里浜駐屯地)中央野外通信群:2000年(平成12年)3月28日 第301通信運用中隊に改編。

第102通信運用大隊(札幌駐屯地)北部方面通信群:2001年(平成13年)3月26日 第101指揮所通信大隊に改編。

第103通信運用大隊(健軍駐屯地)西部方面通信群:2009年(平成21年)3月26日 第103指揮所通信大隊に改編。

第104通信運用大隊(伊丹駐屯地)中部方面通信群:2012年(平成24年)3月26日 第104指揮所通信大隊に改編。

第105通信運用大隊(仙台駐屯地)東北方面通信群:2005年(平成17年)3月28日 第102指揮所通信大隊へ改編。

第106通信運用大隊(朝霞駐屯地)東部方面通信群:2016年(平成28年)3月28日 第105指揮所通信大隊に改編。

第301通信運用中隊(久里浜駐屯地)中央野外通信群:2018年(平成30年)3月27 第301指揮所通信中隊に改編

搬送通信大隊(中隊)編集

第101搬送通信大隊(久里浜駐屯地)中央野外通信群

第102搬送通信大隊(札幌駐屯地)北部方面通信群:2001年(平成13年)3月26日 第101中枢交換通信隊に改編。

第301搬送通信中隊(健軍駐屯地)西部方面通信群:2009年(平成21年)3月26日 第302中枢交換通信中隊に改編。

第302搬送通信中隊(伊丹駐屯地)中部方面通信群:2012年(平成24年)3月26日 第303中枢交換通信中隊に改編。

第303搬送通信中隊(仙台駐屯地)東北方面通信群:2005年(平成17年)3月28日 第301中枢交換通信中隊へ改編。

第304搬送通信中隊(朝霞駐屯地)東部方面通信群:2016年(平成28年)3月28日 第304中枢交換通信中隊に改編。

通信支援中隊編集

第301通信支援中隊(札幌駐屯地)北部方面通信群:2000年(平成12年)3月28日廃止。

第302通信支援中隊(健軍駐屯地)西部方面通信群:2009年(平成21年)3月26日廃止。

指揮所通信大隊(中隊)編集

第101指揮所通信大隊(札幌駐屯地)北部方面通信群

第102指揮所通信大隊(仙台駐屯地)東北方面通信群

第103指揮所通信大隊(健軍駐屯地)西部方面通信群

第104指揮所通信大隊(伊丹駐屯地)中部方面通信群

第105指揮所通信大隊(朝霞駐屯地)東部方面通信群

第301指揮所通信中隊(朝霞駐屯地)中央野外通信群

中枢交換通信隊(中隊)編集

第101中枢交換通信隊(札幌駐屯地)北部方面通信群

第301中枢交換通信中隊(仙台駐屯地)東北方面通信群

第302中枢交換通信中隊(健軍駐屯地)西部方面通信群

第303中枢交換通信中隊(伊丹駐屯地)中部方面通信群

第304中枢交換通信中隊(朝霞駐屯地)東部方面通信群

後方支援部隊編集

  • 第1後方支援連隊第1整備大隊通信電子整備隊:2002年(平成14年)3月27日新編。
  • 第2後方支援連隊第1整備大隊通信電子整備隊:2008年(平成20年)3月26日新編。
  • 第3後方支援連隊第1整備大隊通信電子整備隊:2006年(平成18年)3月27日新編。
  • 第4後方支援連隊第1整備大隊通信電子整備隊:2003年(平成15年)3月27日新編。
  • 第5後方支援隊第1整備中隊通信電子整備小隊:2004年(平成16年)3月29日改編。
  • 第6後方支援連隊第1整備大隊通信電子整備隊:2006年(平成18年)3月27日新編。
  • 第7後方支援連隊第1整備大隊通信電子整備隊:2000年(平成12年)3月28日新編。
  • 第8後方支援連隊第1整備大隊通信電子整備隊:2005年(平成17年)3月28日新編。
  • 第9後方支援連隊第1整備大隊通信電子整備隊:2010年(平成22年)3月26日新編。
  • 第10後方支援連隊第1整備大隊通信電子整備隊:2004年(平成16年)3月29日新編。
  • 第11後方支援隊第1整備中隊通信電子整備小隊:2008年(平成20年)3月26日改編。
  • 第12後方支援隊第1整備中隊通信電子整備小隊:2001年平成13年)3月27日改編。
  • 第13後方支援隊第1整備中隊通信電子整備小隊:1999年(平成11年)3月29日改編。
  • 第14後方支援隊第1整備中隊通信電子整備小隊:2006年(平成18年)3月27日新編。
  • 第15後方支援隊第1整備中隊通信電子整備小隊:2010年(平成22年)3月26日新編。

特技編集

現在、通信科特技は以下の5つに大別される。「システム」は通信科特技ではないが自衛隊では通信科職種部隊の中に存在している場合が多いのでここに記述する。

搬送(Carrier)
多重無線通信を担任する。大容量の通信組織を比較的容易に開設することが出来る。現在の主流通信経路で衛星通信も搬送の範疇に含める場合が多い。
有線(Wire)
有線通信を担任する。搬送と連接し電話交換機で自動電話網を構成する他、末端までの有線通信経路を構成する。
無線(Wireless)
無線電信を担任する。モールス信号や無線電話を用いて長距離通信を構成する。廃れる一方で最後の通信手段として確保されており、その長所が映画インディペンデンス・デイでも再現されている。
暗号(Cipher)
信務電信を担任する。独自の技術で各種秘匿通信を行う他、通信保全にも長けていることが多い。
システム(System)
システム端末の運用操作・保守(コンピュータセキュリティ・対クラッキングを含む)及びネットワーク回線及び構成機器の維持管理、プログラムの開発等を行う。方面通信群に編成されていた「システム管理隊」がこれを担当していたが、近年の通信技術の革新に伴い基地通信部隊と統合、現在は「基地システム通信隊」として一元管理されている。通信科のみならず、これらの技術に長けた諸職種の隊員で構成されている。

この他上記特技を保有しながら電子戦映像写真業務に特化した隊員もいる。特技区分については近年の通信技術の革新が著しく、現状では対応出来ない側面が露呈していたために将来的な特技の統合・新設等の研究が重ねられてきたが、31中期防期間中に「システム通信科」へ変更される予定である[1][4]

脚注編集

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  1. ^ a b 実働部隊として2018年3月に通信団(防衛大臣直轄)がシステム通信団(陸上総隊隷下)に、2019年3月に西部方面通信群、2020年3月に東部方面通信群がそれぞれ「方面システム通信群」に改組
  2. ^ 空中伝送班 部隊紹介”. 2020年3月16日閲覧。
  3. ^ 陸上総隊司令部のためのシステム通信組織の維持管理を担任
  4. ^ 幕僚機関として2017年3月に陸上幕僚監部防衛部の情報通信・研究課が指揮通信システム・情報部の指揮通信システム課に改組、2019年3月西部方面総監部防衛部、2020年3月東部方面総監部防衛部に「システム通信課」を設置

関連項目編集

外部リンク編集