2006年のアジアシリーズ
「KONAMI CUP アジアシリーズ 2006」(コナミカップ アジアシリーズ2006)は、2006年11月に開催された第2回アジアシリーズ。ヒルマン監督率いる北海道日本ハムファイターズが優勝。最優秀選手(MVP)にはダルビッシュ有が選ばれた。
大会概要
編集出場チーム
編集- 日本代表(日本シリーズ優勝)・北海道日本ハムファイターズ
- 韓国代表(韓国シリーズ優勝)・サムスン・ライオンズ
- チャイニーズタイペイ(台湾)代表(台湾シリーズ優勝)・La Newベアーズ
- 中国代表・チャイナスターズ
試合結果
編集予選リーグ
編集第1日(11月9日)から第3日(11月11日)の3日間で争われた予選リーグは、北海道日本ハムファイターズがGame 4でLa Newベアーズの先発レイボーンに苦しめられながらも終盤で逆転勝ちし、2連勝で決勝進出を決めた。前年と同様、全勝で勝ち抜けた日本代表への挑戦者決定戦となった最終戦のGame 6(韓国代表対チャイニーズタイペイ代表)では、La Newベアーズが僅差でサムスン・ライオンズに勝利した。
順位 | 名称 | 勝 | 分 | 負 | 得 | 失 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 北海道日本ハムファイターズ | - | ○2-1 | ○7-1 | ○6-1 | 3 | 0 | 0 | 15 | 3 |
2 | La Newベアーズ | ●1-2 | - | ○3-2 | ○12-2 | 2 | 0 | 1 | 16 | 6 |
3 | サムスン・ライオンズ | ●1-7 | ●2-3 | - | ○13-1 | 1 | 0 | 2 | 16 | 11 |
4 | チャイナスターズ | ●1-6 | ●2-12 | ●1-13 | - | 0 | 0 | 3 | 4 | 31 |
※緑枠が決勝進出
Game 1(第1日)
編集1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | R | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
La Newベアーズ | 0 | 0 | 1 | 0 | 9 | 0 | 0 | 2 | 12 | 18 | 1 |
チャイナスターズ | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 8 | 2 |
Game 2(第1日)
編集- 試合日:11月9日
- 試合開始:18時03分
- 試合時間:3時間14分
- 入場者数:15,147人
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
北海道日本ハムファイターズ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 4 | 0 | 0 | 2 | 7 | 10 | 1 |
サムスン・ライオンズ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 |
Game 3(第2日)
編集- 試合日:11月10日
- 試合開始:12時31分
- 試合時間:2時間27分
- 入場者数:2,024人
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | R | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
チャイナスターズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 4 | 3 |
サムスン・ライオンズ | 0 | 0 | 0 | 2 | 10 | 1 | X | 13 | 15 | 1 |
Game 4(第2日)
編集- 試合日:11月10日
- 試合開始:18時36分
- 試合時間:2時間43分
- 入場者数:11,038人
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
北海道日本ハムファイターズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 5 | 0 |
La Newベアーズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 0 |
Game 5(第3日)
編集- 試合日:11月11日
- 試合開始:13時05分
- 試合時間:2時間46分
- 入場者数:12,337人
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
チャイナスターズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 9 | 1 |
北海道日本ハムファイターズ | 2 | 1 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | X | 6 | 13 | 0 |
Game 6(第3日)
編集1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
サムスン・ライオンズ | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 6 | 0 |
La Newベアーズ | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | X | 3 | 5 | 0 |
決勝戦
編集- 試合日:11月12日
- 試合開始:18時07分
- 試合時間:2時間33分
- 入場者数:24,580人
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
La Newベアーズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 |
北海道日本ハムファイターズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | X | 1 | 5 | 0 |
- 戦評
- SHINJOが日本シリーズで現役を引退し、フェルナンド・セギノールが失効していたパスポートの更新に手間取って入国できないなど、打撃陣の中核を欠いた日本ハムはポストシーズンでエース級のピッチングを見せたダルビッシュ有に日本代表V2を託した。
- ダルビッシュ有は序盤に5者連続三振を奪うと、4回1死1・2塁のピンチには連続三振。チャイニーズ・タイペイ初優勝を狙うLa Newも、先発の許文雄が要所を締めるピッチングで得点を許さない。投手戦となった試合を動かしたのはLa Newのミスだった。7回裏にサードのエラーで出塁した木元邦之が犠打とバッテリーミスで3塁へ進むと、鶴岡慎也のライト前へ落ちるタイムリーヒットで日本ハムが1点先制。この1点を武田久、MICHEALとつなぐシーズンどおりの投手リレーで守りきった日本ハムがアジア4ヶ国32チームの頂点に立った。日本代表がアジアシリーズで頂点に立つのは去年・2005年の千葉ロッテマリーンズに引き続き2年連続の快挙。また日本ハムは東京ドームでは本拠地移転前を含めて初優勝となった。
- 最優秀選手(MVP)には、この試合に先発して7回0/3を被安打1、奪三振10、四死球2、無失点に抑えたダルビッシュ有が選ばれた。
地上波
編集- 第1日:11月9日
- 第2日:11月10日
- 第3日:11月11日
- 決勝戦:11月12日
- テレビ朝日系列 18:00-20:54、試合終了まで放送
- 実況:清水俊輔 解説:東尾修、栗山英樹、大塚光二
- ゲスト解説:小宮山悟(ロッテ)、宮本慎也(東京ヤクルトスワローズ)
- リポーター:谷口直樹<HTB>(日本)、中山貴雄(台湾)
- テレビ朝日系列 18:00-20:54、試合終了まで放送
CS放送
編集全試合をJ sports Plusにて生中継した。
- 第1日:11月9日
- 第2日:11月10日
- 第3日:11月11日
- 最終日:11月12日
- 決勝戦 ゲスト:木村公一、解説:斉藤明夫、実況:大前一樹、リポーター:加藤暁