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RELEASE THE SPYCE』(リリース ザ スパイス)は、Lay-duce制作による日本テレビアニメ作品。2018年10月から12月にかけて毎日放送ほかにて放送された[1]。略称は『リリスパ[2]

RELEASE THE SPYCE
ジャンル スパイアクション
アニメ
原作 SORASAKI.F
監督 さとう陽
シリーズ構成 タカヒロ
脚本 タカヒロ、朱白あおい
キャラクターデザイン なもり(原案)、石野聡
音楽 佐高陵平
アニメーション制作 Lay-duce
製作 「RELEASE THE SPYCE」
製作委員会
放送局 毎日放送ほか
放送期間 2018年10月 - 12月
話数 全12話
漫画:RELEASE THE SPYCE
ないしょのミッション
原作・原案など SORASAKI.F
作画 美月めいあ
出版社 KADOKAWA
掲載誌 電撃G'sコミック
レーベル 電撃コミックスNEXT
発表号 2018年3月号 - 2019年2月号
巻数 全2巻
話数 全10話
小説:RELEASE THE SPYCE GOLDEN GENESIS
著者 朱白あおい
イラスト なもり
出版社 KADOKAWA
掲載誌 電撃G's magazine
レーベル アスキー・メディアワークス
発売日 2018年12月29日
連載期間 2018年4月号 - 2019年1月号
巻数 全1巻
ゲーム:RELEASE THE SPYCE secret fragrance
ゲームジャンル スパイリッシュRPG
対応機種 iOSAndroid
開発・発売元 KADOKAWA
オルトプラス
トライフォート
キャラクターデザイン 石野聡、竹花ノート
シナリオ タカヒロ、朱白あおい ほか
音楽 佐高陵平
メディア ダウンロード
発売日 2019年2月12日
キャラクターボイス あり
テンプレート - ノート
プロジェクト アニメ漫画ライトノベル
ポータル アニメ漫画文学

ゆるゆり』の原作者である漫画家のなもりがキャラクター原案、『結城友奈は勇者である』をはじめとした『勇者であるシリーズ』を手掛けるタカヒロが企画原案・シリーズ構成を務めるオリジナルテレビアニメであり、ジャンルは『女子高生×スパイアクション[3]

目次

スタッフィング・経緯編集

『勇者であるシリーズ』のシナリオチームが本作のシナリオ制作を務め、シナリオ原案・シリーズ構成・各話脚本をタカヒロが担当。同じく各話脚本やノベライズ版の執筆を、『勇者であるシリーズ』にてアニメ版の各話脚本や外伝作品の執筆を務めた朱白あおいが担当している。過去編を描くノベライズ版を『電撃G's magazine』にて先行して公開し、テレビアニメ本編と連動させる試みも『勇者であるシリーズ』と共通している[4]

企画発足は2015年ごろ、タカヒロが企画・原案・各話脚本を務めた『結城友奈は勇者である』のプロデューサー陣から、「『勇者であるシリーズ』と並行して別の企画をやりたい」という話を持ち掛けられ、漫画家のなもりがキャラクター原案として候補に挙がった。タカヒロは、「なもり先生がキャラクター原案なら、彼女の作品に多い日常系をやっても仕方がない」と考えており、プロデューサー陣より企画当時に流行していた『キングスマン』や『コードネーム U.N.C.L.E.』のようなスパイ作品はどうだろうかという提案から、スパイを主人公とした物語を描くことが決定した[5]

作風・設定編集

作品のテーマは「師匠と弟子の絆」、「人から人に受け継がれていくもの」。「師匠と弟子」のシステムに関してはキャラクター原案のなもりの作品で多く見られる、女の子同士の関係性を強調するために取り入れられた。作風としては『裏切りのサーカス』のように重厚なものではなく、アクションとコメディが合わさったノリの良い作品を目指し企画が進められた。また、オープニング映像や作中の演出には『007』シリーズや『キングスマン』、『コードネーム U.N.C.L.E.』などのスパイ映画のオマージュが随所にみられる[5]。後から企画に参加した監督のさとう陽はショーン・コネリー時代の『007』のようなノリの作品にしたいとプロデューサー陣に提案している[4]

各キャラクターの名前やコードネームは実在した忍者の名前をモチーフにしている。また、「ツキカゲ」という組織名は、忍者というイメージがしやすいという理由で決められた。これらは、スパイ活動中のコスチュームに関して学生服のまま戦うなど幾つかの候補が提案されていた時期に監督のさとうが提案した忍者風のコスチュームが採用されたことや、海外への展開も視野に入れたうえで「日本のスパイ」ということをわかりやすく表現するために採用された経緯がある[4][5]

源モモの特技である「舐めるとその人の健康状態や感情を把握できる能力」は、女の子とコミュニケーションをしつつ、スパイ物として生かせる特技を作りたいという意見により生まれた。物語のキーアイテムとなるスパイスは、プロデューサー陣の「"スパイ"が主役だから料理を使った"スパイス部"を作るのはどうだろうか」という意見がきっかけとなり、エンターテインメントとしてもわかりやすい要素となるため、最終的に「囓ると身体能力を一時的に向上させるアイテム」として採用された[5]。アートワークスには岡村天斎が参加しており、各キャラクターの武器デザインや物語終盤のカギとなるある兵器のデザイン、各話絵コンテを担当している[4]

メディア展開編集

2018年1月29日に企画発表され[3]、翌2018年1月30日に刊行された『電撃G'sコミック』3月号より、同年2月27日に刊行された2019年2月号までコミカライズ作品『RELEASE THE SPYCE ないしょのミッション』が連載された。また、同年2月28日刊行の『電撃G's magazine』4月号より、同年11月30日刊行の2019年1月号までテレビアニメとの連動企画として本編より約3年前の過去を描くノベライズ作品『RELEASE THE SPYCE GOLDEN GENESIS』(リリース ザ スパイス ゴールデン ジェネシス)が連載された。ノベライズ版は回を追うごとにアニメ本編の時系列に近づいてゆき、9月29日発売号掲載の第8話が10月28日最速放送のアニメ第4話「Never Say Never Together」の冒頭シーン、11月30日発売号掲載の第10話が12月2日最速放送のアニメ第9話「ディスティニー・サークル」の回想シーンにつながる構成になっているなど、アニメと連動した試みが行われている[6][7]

アニメ、漫画、ノベライズ企画終了後の展開は、スマートフォンゲーム『RELEASE THE SPYCE secret fragrance』(リリース ザ スパイス シークレット フレグランス)が2019年2月12日にリリース。アニメ版とノベライズ版のシナリオチーム執筆による新たなシナリオにより、モウリョウ撲滅後から雪がツキカゲを脱退するまでの時系列の物語が描かれる。

あらすじ編集

テレビアニメ編集

ある日、空崎市に住む女子高生の源モモは、どこの国にも所属せずに平和のために戦う正義のスパイ組織、私設情報機関「ツキカゲ」にスカウトされる。モモは高校の先輩でもある半蔵門雪の弟子となり、彼女の技術を継承していく。さらに現在、空崎市には犯罪組織「モウリョウ」の手が伸びていた。家族や友人、商店街の人々を守る為にモモは仲間と共に立ち向かっていく。

GOLDEN GENESIS編集

テレビアニメ本編より約3年前の2015年。ツキカゲに所属する空崎高等学校附属中学校3年生の半蔵門雪は師匠の藤林長穂や同じ弟子同士である八千代命、青葉初芽、彼女たちの師匠である高坂信、カトリーナ・トビーとともに空崎市で起こる数々の事件に挑む。その事件の陰には犯罪組織「モウリョウ」の姿があった。

secret fragrance編集

ツキカゲは「ゲッカコウ作戦」を阻止し、モウリョウを壊滅に追い込むことに成功した。しかし、モウリョウが壊滅したことにより、これを好機と見た様々な組織が連合を組んで裏世界を席巻した。モウリョウが狙っていた空崎を縄張りとしたい悪の連合はツキカゲの撲滅を狙っており、その規模に圧倒されたツキカゲは情報機関同士で連合を組み対抗していく事を決める。そして、国に属する組織であり私設情報機関を危険視している「凪の部隊」(なぎのぶたい)や、命が文鳥の女に送ったツキカゲのデータ「Tファイル」、ツキカゲに戻ってきた命の師匠、高坂信も加わり、様々な要因が絡み合っていくことになる。

一方、雪は記憶を消してツキカゲを脱退することを考えており、弟子であるモモに別れを切り出す決意をしていた。雪はこのミッションをツキカゲとしてのラストミッションとし、戦いに身を投じてゆく。

登場人物編集

ツキカゲ編集

主要人物編集

源 モモ(みなもと もも)
声 - 安齋由香里[1][8]
本作の主人公。高校2年生。先輩であり師匠でもある半蔵門雪[9]を敬慕している。コードネームは「百地(ももち)」[9]で、番付は「序二段」。戦闘では日本刀を使用する[9]。視力が良く、夜目が利き、嗅覚に優れる。他人の肌を舐めると、その人の健康状態や感情を把握することができる特殊能力を持つ。クラスメートの命と五恵に見出だされたことをきっかけとしてツキカゲにスカウトされる。その後、雪による2か月間の厳しい修行に耐え抜き最終試験にも合格。ツキカゲの一員となった。最初の頃は経験の浅さから失敗が多く自身はスパイに向いていないとも考えていたが、白虎との戦いでは周りのサポートもあり勝利しスパイとしての自信をつけた。
どんな時でもあきらめない明るい性格をしており、空崎市を守りたいという正義感は誰よりも強いが、スパイとしてはまだまだ未熟であり、任務でケアレスミスをしたり、やる気が空回りしてしまうこともしばしば。特にそのことで雪にメンバーへ頭を下げさせてしまったことが現在でも悔恨として残っており、そのため休みを取らずに無茶なオーバーワークをして疲労する一面も見られている。
父・源昌は警察官であったがとある事件で殉職しており、現在は母・すずと二人暮らし。父の影響もあり将来の夢は警察官。
モウリョウ壊滅後、雪がツキカゲを引退し記憶を消去して一般人に戻ることを決意。最初は躊躇したが、雪にお互いに弟子離れ・師匠離れするべきであることや師匠の想いと魂は受け継がれていると諭され、最後のお別れを済ませた後、彼女に感謝の言葉を述べて記憶を消去した。その9か月後、事件に巻き込まれた才賀をスカウトし、自身の弟子とした。
名前の由来は百地(百地三太夫)の”もも”から[5]
相模 楓(さがみ ふう)
声 - 藤田茜[1][8]
高校1年生の少女。命の弟子[10]で、ツキカゲのメンバーでは最年少。コードネームは「風魔(ふうま)」[10]で、番付は「前頭」。使用する武器は爆弾が内蔵された手裏剣[10]。姿を変えたり声を変えたりするといった、いわゆる変装術を得意としている。
上昇志向のあるプライドの高い性格をしており、モモのことも当初は頼りない先輩として馬鹿にしており、ツキカゲでは自分の方が先輩であることからタメ口で接しているが、モモがツキカゲの正式な一員となった後は、五恵共々弟子同士で交友を深めることもしばしば。命とは師弟の考え方の違いで衝突することもあり、私生活では毎回懲りずに無駄遣いをする彼女に憤慨することもあるが、お互いのことを大切に思っており、アルバイトで稼いだ給料で「Mei」という名前が書かれたピックを彼女にプレゼントしている[注 1]
家計的に苦しい生活をしており、中学生時代に高校進学を打診されるも、経済的に無理だと諦めていたところをストリートライブをしていた命に話しかけられ、後にツキカゲの一員となっている。現在の高校はツキカゲからの援助を受けながら通っている。家族は父と母、妹がいるが、現在は命のアパートにルームシェアしており家族には寮に暮らしていると伝えている。また、家計を支えるなどの理由からメイド喫茶でバイトをしている。
モウリョウ壊滅の9か月後も命の弟子として活動している。
名前の由来は風魔小太郎
石川 五恵(いしかわ ごえ)
声 - のぐちゆり[1][8]
高校2年生の少女。初芽の弟子[11]で長い黒髪が特徴。コードネームは「五右衛門(ごえもん)」[11]で、番付は「横綱」。モモや命とは同じクラス。使用する武器はスナイパーライフルで、戦闘では後方からサポートするほか、手甲(かぎ爪のような武器)[11]で接近戦もこなす。弟子ではあるが、実際はモモの師匠である雪よりも戦闘力が高く、武器はなくとも格闘術だけで相手をいなすことができ、本気を出せば組織を一つ壊滅させることができるほどの実力を持っている。しかし、本人は強さだけが取り柄だと自身を謙遜している部分がある。
スタイルが良くその外見から怖い印象を持たれることもあるが、動物やぬいぐるみなどの可愛いものが大好きで、仲間を気遣う心優しい性格の持ち主。かつて大人たちに害獣として処分されそうになったラッパを必死に守ろうとするその性格を惚れ込んだ初芽によってツキカゲにスカウトされた経緯を持つ。初芽には師匠以上の特別な感情を抱いており、テレジアと一緒にいることに対して嫉妬のような感情を抱いている描写がある。
モウリョウの散布実験ではそのことで洗脳させられ、モモや雪を傷つけてしまい、初芽にも手を挙げる寸前であったが、彼女の必死の説得を受けて正気に戻った。仲間に手を挙げてしまったことで「ツキカゲ失格」とショックを受けていたが、初芽からは許されており、そのことが師弟の絆を一層強くした。また、沖縄の任務の件で王香と仲良くなったことで、テレジアとも仲良くしたいと思うようになる。
モウリョウ壊滅の9か月後はテレジアを弟子とし、現役として活動している。
名前の由来は百地三太夫の弟子であった石川五右衛門より[5]
八千代 命(やちよ めい)
声 - 洲崎綾[1][8]
高校2年生の少女。楓の師匠[12]。サイドテールが特徴。コードネームは「千代女(ちよめ)」[12]で、番付は「関脇」。加入時期は不明だが少なくとも中学2年生のころにはツキカゲで活動している。中学時代は空崎中学に通う雪、初芽とは違い富士丸中学に通っていた。使用する武器はクナイと手裏剣[12]。スパイスを使用しなくても建物と建物の間を飛び越えられるほどの高い身体能力を持つ。
能天気で明るい性格をしており、チームのムードメーカー的な存在。大雑把な性格をしているが、傲慢な態度を取った白虎に対して無表情でプロレス技を極めるなど怒らせると怖く、白虎にとって彼女は頭の上がらない存在となっている。任務で無茶ばかりする弟子の楓とは喧嘩をすることも多いが、弟子に対する想いは強くとても大事にしている。
本編の数年前のある日から駅前でストリートライブをしている。ストリートライブを始めた理由に関して仲間たちには情報収集のためと伝えており、プロになるつもりはないと語っている。しかし、ストリートライブを始めた本当の理由は、「命が歌うなら絶対に聞きに行く」と約束した元師匠の信のため。命の歌を好きだと言ってくれた信との約束を守るために歌を歌い続けており、信がいなくなった日からストリートライブを始めた。今でもギターを弾くたびに信のことを思い出している。
弟子時代から師匠である信よりもスパイとしての実力は上であったが、それでも信のことを師匠と呼んで慕い傍にいることが多かった。戦闘では戦闘向きではない信が敵に不意打ちをして確実に仕留めるための囮役をすることが多かったが、経験面で未熟だったこともあり負傷することが多く、弟子時代は傷や痣、流血が絶えなかった。仲が悪く放任主義の両親と姉のもとで育った影響で一人でいる時間が多く家族の温かさを知らなかったが、信との生活を通して家族と過ごすことの温かさを知る。命を守るために重傷を負った信がツキカゲを抜けた後も、彼女の存在が大きすぎたため弟子を取ることはなかったが、ストリートライブを始めて数年が経ったある日、物憂げな表情で歩いていた楓の姿が気になり声をかけた。
実は自分の欲望を最優先する人物で、街の混沌を何よりも好み、堅苦しいツキカゲを裏切りモウリョウと内通していた[注 2]。無邪気で卑劣な本性を現してからは悪びれもせず次々と仲間を罠にかけ、弟子である楓すらも冷酷に切り捨てる。この突然の裏切り行為はツキカゲメンバーに唖然と怒りの感情を抱かせたが、実際は二重スパイであり、本編開始の2年前にモウリョウの規模の大きさを知ったカトリーナと二人で話し合い、仲間や自身を危険に晒すリスクがあることを理解しつつ、自ら引き受けていた[注 3]。カトリーナの店を爆破する際には、直前に彼女に知らせた上で白虎共々退避させ、テレジアとの戦闘で疲弊した初芽に攻撃を仕掛けた際も、アイコンタクトでその真意を伝えた後に彼女に敢えて倒されたふりをさせ、事前に海中で待機していたカトリーナに用意していたダミーをすり替えさせた上で爆弾で爆破し、初芽の死を偽装。弟子3人が拷問室に捕らえられた際には裏切り者を装いつつも、3人の中で一番力のある五恵の右手の拘束具を緩めて彼女たちが脱出するきっかけを作った[注 4]。モウリョウの「ゲッカコウ作戦」でゲッカコウの装置が一度止まった後に、初芽と協力して幹部や協力者たちを全員倒し、一連の行為に関してのネタバラシをした。その後は財団に取り調べを受けていたが、程なくしてツキカゲへと戻った。
モウリョウ壊滅の9か月後も楓の師匠として、現役で活動している。
名前の由来は望月千代女
半蔵門 雪(はんぞうもん ゆき)
声 - 沼倉愛美[1][8]
高校3年生の少女。モモの師匠[13]。アニメ本編の3年前は両目だったが、2年前のモウリョウが起こした衛星ジャックの事件の際に天堂に刀で斬りつけられて右目を負傷、普段は右目を閉じているが、スパイスを二度使用した際には右目を開いている。コードネームは「半蔵(はんぞう)」[13]で、番付は「大関」。加入時期は不明だが少なくとも中学3年生のころにはツキカゲで活動している。使用する武器は日本刀[13]
真面目な性格で、自他共に厳しい。基本的にはクールで、あまり物事に動じない精神の強さを持つ。モモに対しても厳格に接し、厳しく言い過ぎてしまうこともあるが、彼女の行動を影ながら見守っており、彼女を傷つける者に対しては怒りを露にする。しかし、実際は後述の長穂の件から身内をこれ以上失いたくないと言うほど、仲間に対する思いは誰よりも強く、モモに対して弟子思いの優しい一面を見せることもある。その一方で情報を吐かなかった白虎に対して彼女が号泣し、周囲がドン引きするほどの過激な尋問や長穂の適当な発言に怒りを覚えて彼女が痛がるほどの強めのマッサージを行うなど、時折サディスティックな一面を見せることもある。
武術道場の娘で、ツキカゲにも格闘技術の高さが見込まれてスカウトされた。もともと空崎の街に対して特別な思いは持っていなかったが、師匠であった長穂から港から見せられた景色と「この街を一緒に守っていこう」という言葉をきっかけにツキカゲに入り、空崎の街も大好きになった。
2年前のモウリョウが起こした衛星ジャックの事件を阻止する任務で長穂を目の前で失ってしまい、事件後に遺体も確認できなかったことから彼女が死んだことを認められず、学業も任務も疎かにして一週間探し続けていたが、これ以上の捜索は危険と判断したカトリーナに諭されて打ち切られることに。その後は、悲しみを埋めるかのように任務を自ら抱え込み、学業や日々の鍛錬を続けるなどの休みのない無茶なスケジュールを行っていたが、命や初芽に諭されてその悲しみを分かち合い、二人と共にツキカゲとしてこれからも活動を続けていくことを誓った。このことは現在でもトラウマとなっており、そのため沖縄の任務では自身の命を大切にするようモモに指示をしたにも関わらず、逃げずにニライカナイの首領と戦った彼女を厳しく叱責してしまったこともある。
モウリョウ壊滅後、自身のスパイスが効きにくくなったことから、ツキカゲの引退を決意。協力者ではなく、記憶を消して一般人としての生活を送ることを選択し、モモのことを「自慢の弟子」と讃えて感謝の言葉を述べ、彼女に全てを託して最後のお別れを済ませた後、記憶消去弾を撃たれたことによってツキカゲを卒業となった。その9か月後、ツキカゲの記憶をなくしているはずだが、弟子を作ったモモとすれ違った際に笑みを浮かべていた。
名前の由来は服部半蔵[5]
青葉 初芽(あおば はつめ)
声 - 内田彩[1][8]
高校3年生の少女。五恵の師匠[14]。コードネームは「局(つぼね)」[14]で、番付は「小結」。発明が得意で、透明になるハンドクリームや液体が飛び出る痴漢対策ブザーといった、多くの秘密道具を開発している。使用する武器は仕込み槍[14]。情報開示や作戦説明役、任務では遠隔操作などのサポート役を主に務めるが、状況によっては自身も前戦に立つこともある。
穏やかで明るく心優しい性格の持ち主で、相手がどんな経緯・性格であろうとも友達になりたいと思った人には手を差し伸べる友愛主義者。武術にしか興味がなかった雪も彼女と接しているうちに友達になったと語っており、弟子の五恵がモウリョウの策略とはいえ仲間に手を挙げてしまった際には決して責めるようなことはせずにその全てを許している。自身が幼い頃に出会い、モウリョウの策略によって引き離されてしまったテレジアとは敵対関係でありつつも、彼女のことを「テレちゃん」と呼び、本当の意味での友達になりたいと望んでいる。
モウリョウ壊滅後、テレジアと和解。その9か月後はツキカゲの現役でありながらも、サポート役として活動を続けている模様。
名前の由来は石田三成に仕えていた忍の初芽局から[5]

関係者編集

カトリーナ・トビー
声 - 小松未可子
元ツキカゲで初芽の師匠だった女性。本編開始時点で21歳前後。スパイ時代のコードネームは「カトー(加藤)」。アメリカの裏社会で暗躍するスパイの一族であるトビー家の出身で、物心つく前よりスパイとしての英才教育を受けていた。そのためスパイスを使用しなくても数人の成人男性を制圧できるほどの高い格闘技術、敵の手を正確に打ち抜く射撃技術を身に着けている。スパイス使用時の台詞は「ペナルティタイム」。スパイ時代よりカレー店「Wasabi」を営んでおり、引退した現在も協力者として店を続けている。ツキカゲを引退した現在でも、襲撃してきたドルテを背負い投げしたりロボットの軍勢を相手にスパイスなしで優位に戦うなど高い戦闘能力を備えている。元弟子の初芽とは交わす言葉こそ少ないが強い信頼関係で結ばれている。
命の師匠であった信とはツキカゲに加入する前の2013年、16歳のころに連続爆弾魔を追い日本に派遣された際に協力者として出会った。他人を信じていなかったカトリーナは「イヴァンカ・ライター」という偽名を使い信と接触。最初は信に心を開いていなかったが、他人のために自身の命をかけることもできる信の姿をみて心を動かされる。任務終了後、信に別れを告げて日本を去るも、彼女のことを忘れることができず、トビー家を出てツキカゲに加入することを決める。神を信じていなかったカトリーナの心を動かした信の笑顔にカトリーナは「この少女こそ神ではないか」と思うようになり、信のことを「シン様」と呼び敬愛するようになる。信が腕を毒に侵され引退を余儀なくされた際には、自身の持つ切り札を使い信に対しアメリカの病院に渡り治療するように勧める。
引退後も協力者としてツキカゲに残る理由はいつか戻ってくる信を待ち続けるため。信の弟子であった命のことも気にかけており、信が引退した直後は、命を「Wasabi」に留めて勉強を教えるなど面倒を見ていた。命がモウリョウとの二重スパイを行っていたことは最初から知っており、2年前にモウリョウの規模を知ってからは彼女と二人で話し合ってその任務を任せていた。ツキカゲがモウリョウの撲滅作戦を決行した際には、自身と初芽の死を偽装した後、最終決戦において前戦に復帰し白虎と共闘した。
ツキカゲに加入した時点で、スパイとしては完成していたため師匠は初めからいなかった。そのため、初芽、五恵へと続く技術の継承はカトリーナを起点に始まっている[15]
名前の由来は上杉謙信に仕えていた加藤段蔵が、飛ぶように早いことから“飛び加藤(鳶加藤)”と言われていたことから[5]
藤林 長穂(ふじばやし ながほ)
声 - 桑島法子
雪の師匠。アニメ本編ではすでに故人で、3年前の時点では高校1年生、殉職時は高校2年生だった。コードネームは「長門(ながと)」。加入時期は不明だが、中学1年生のころからスパイとして活動していた。間延びした口調でしゃべり、とても甘えたがりな性格だが決めるところはきちんと決める。普段は雪が生活面の世話をしており、雪も長穂の望みには全力で応えている。これは雪が面倒を見ないと長穂がダメになってしまうと思われているため。信からは「ながもん」、命からは「長穂の姉御」と呼ばれていた。
普段はだらしない性格をしているが、内にある正義感は本物であり、どれだけ危険な状況でも自身の正義感に従い、迷いなく仲間や人々のために戦うことができる。また、空崎の街が大好きであり、街と大切な人を守るためにツキカゲに在籍していた。そのような長穂の在り方を雪は尊敬していた。
戦闘では日本刀を使い、その実力は桃源の中でも恐れられていた戦士「青竜」と一対一で対峙して、その実力を認めた青竜から本気を出して戦いを挑まれたうえで彼女を倒すほどの高い実力を持つ。状況判断や心理戦にも長けており、任務ではチームのリーダー格的存在となっている。スパイス使用時の台詞は「熱く、鋭く」だが、ノベル版第1話では「リリース・ザ・スパイス」と口にしていた。
長穂の師匠は彼女以上に高い実力を誇るが、とてもスパルタな人であり、その影響もあり長穂は弟子に対し甘えたがる性格になった[15]
2年前のモウリョウが起こした衛星ジャックによる事件で雪と共にモウリョウがかつて拠点としていた風の塔に潜入。手下を倒して作戦を阻止することには成功したが、組織に関しての証拠隠滅を図ろうとモウリョウが差し向けた天堂や軍事人形に襲撃され、天堂との戦闘で雪を庇った隙を突かれて背後から斬りつけられる。なおも雪を守ろうと刀を振るうも返り討ちにあって致命傷を負わされてしまい、マスクを外して雪に笑顔を見せた後、彼女や自身の正体がモウリョウに知られないようにリップクリーム型の爆弾によって彼女の目の前で自爆し死亡した。死の間際、長穂は雪に微笑みかけながら小さな声で「今まで、ありがとう」告げており、その言葉は雪に伝わっていた。
名前の由来は藤林長門守
高坂 信(こうさか しん)
声 - 佳村はるか(secret fragrance)
命の師匠。アニメ本編の3年前の時点では高校1年生。『secret fragrance』時点で19歳。コードネームは「甚内(じんない)」。小学生に間違われることもあるほど幼い容姿であり、スパイとは思えないほど性格・身体能力ともにごく一般的な少女。スパイスを使用することはほとんどなく、任務では自身の目立たない体質を利用して潜入・潜伏任務や囮役を務めたりする。スパイス使用時の台詞は「大胆不敵に」。武器は戦闘服の各所に仕込まれた隠し針と糸。潜入技術に特化したスパイであるため、戦闘能力などは弟子の命の方が優れており、戦闘では命のサポートに回ることがほとんど。命とは友達や家族のような関係を築いており、信から許可をされているため命は信に敬語を使わない。対照的な性格の命を大切にしており、大雑把な食事で済ませる命のためにお弁当やご飯を用意するなど普段の生活でも弟子を支えていた。
中学1年生のころに気配の薄さを買われツキカゲにスカウトされる。ツキカゲには自身の価値を見出してくれたことに感謝しており、少しでもツキカゲの役に立つためにスパイを続けていた。
信の師匠はどんな時でも突っ走る熱血系の人であり、自身の能力を生かせる対極的な存在を本能的に望んだ結果、信をスカウトするに至った。このとき信が学んだ連携の系譜が命、楓に受け継がれている[15]
本編より約3年前に起きた暗殺者との戦闘で命とともにその暗殺者を倒したものの、その際に両腕を毒のついた爪で切り裂かれ重傷となる。毒が全身に広がることは防いだものの両腕は腐食し、その機能が戻ることはなかった。その後、カトリーナの勧めで治療のためにアメリカに渡る。その際にツキカゲは引退となるが、記憶は消さず協力者になる道を選び、命との再会を誓ってアメリカに渡った。
テレビアニメでは雪やカトリーナからその存在が語られる程度で作中には登場しなかったが、スマートフォンゲーム『RELEASE THE SPYCE secret fragrance』にて登場。モウリョウ撲滅後にアメリカより帰還してツキカゲに復帰する。
名前の由来は高坂甚内
カマリ、モノミ、ラッパ
ツキカゲを補佐する忍動物。カマリはカエル、モノミはフクロウ、ラッパはアライグマ
名前の由来は地方で忍者の呼称より[5]
才賀 伊智香(さいが いちか)
声 - 楠木ともり
第12話の終盤で登場した、モモの弟子。モウリョウ壊滅後の9か月後、事件に巻き込まれた際にモモにスカウトされた。学年は楓と同じで、コードネームは「孫市(まごいち)」。
自分に自信が持てない内向的な性格。ツキカゲに所属後はモモと修行の日々を送ることになる。

モウリョウ編集

主要人物(モウリョウ)編集

文鳥の女(ぶんちょうのおんな)
声 - 伊藤静[16]
モウリョウの大幹部。本名は天堂久良羅(てんどう くらら)だが、九天サイエンスでは烏丸文子(からすま ふみこ)という偽名で所属している。金髪で十字の入った紫色の瞳をしており、右腕にはかつて長穂に斬りつけられた傷跡がある。チッチという名前の文鳥を常に側で飼っている。普段は着物を着ているが、組織との交渉に行く際にはビジネススーツを着込み、自身が作戦を実行する際には変装することもある。ツキカゲの内通者から情報を得ている。武器として日本刀を使用している。
妖艶な雰囲気を出しているが、無能や用済みとなった者は躊躇なく切り捨てる冷徹な性格をしており、直属の部下のテレジアに対しても「迷いのあるものは不要だ」と言い放っている。部下やモウリョウの傘下に入れた組織もツキカゲの陽動のための囮や捨て駒程度にしか考えておらず、白虎やドルテがツキカゲに倒されても全く臆しておらず、テレジアに命じた諜報任務も実際は彼女に飲ませた「九天ゼリー」の効果によって自爆させ、ツキカゲごと滅ぼそうというものであった。精神攻撃や人質を取るなど、目的のためなら卑劣な手段も厭わないが、長穂や雪のように覚悟を持っている者に対しては敬意を払う一面もある。
元々は訓練官をしていた時期があり、そこで幼い頃のテレジアに目をかけて育成をしていたこともある。また、2年前にモウリョウが起こした衛星ジャックの作戦が失敗した際にツキカゲもろとも証拠隠滅を図ろうと差し向けた刺客でもあり、そこで自身と戦闘した雪の右目を斬りつけ、長穂に致命傷を負わせて死へと追い込んだ張本人でもある。証拠隠滅を図った後、アレクセイが死亡したことによって空崎市においての作戦の実行者として任命され、現在に至るまで暗躍を続けている。
本編開始時点より、思考力を奪う薬を散布し全人類を支配する「ゲッカコウ作戦」を実施し、同時に目障りなツキカゲを滅ぼそうと目論む。自身の正体がツキカゲに知られた際も逆にメンバーを罠にかけて追い詰め、命の裏切りによって壊滅寸前まで追い込んだ。8月18日の空崎市の夏祭りに装置を起動して作戦を実行に移すも、実は二重スパイだった命や初芽によって幹部や協力者たちを倒され、死んだと思われていたツキカゲのメンバーによってゲッカコウを停止させられる。しかし予備電源を起動させて、再び薬を散布しようとするも、それを阻止しようと自身の元に現れたモモと一騎打ちの末敗北。ゲッカコウはモノミが落とした花火玉をモモが爆破したことによって完全に破壊され、自身もモモ一人に敗北したことを理解しつつ塔の上から落下していった。彼女の死により、モウリョウは事実上壊滅。また、飼い主を失ったチッチは命の元で飼われることとなった。
テレジア・レイ
声 - 種田梨沙[16]
文鳥の女の副官を務める少女。感情をあまり表に出さず、常に「です」「ます」の丁寧語で話す。文鳥の女の命令には忠実だが、基本的には誰も信用しておらず、自身と同じ一員である白虎やドルテのことも疑っていた。初芽に対しては後述の出来事から「裏切り者」とみなして憎しみを抱いている。
元々は外国の貧しい家の娘であり、暴力的な父に虐待されていた。そのときの口調は現在と違い、ガサツで男勝りな口調だった。生きるためにスリやひったくりといった犯罪に手を染める中、幼い頃の初芽と出会い、何かと構ってくる彼女に最初は鬱陶しがっていたが、触れ合っているうちに心を開き友人となった。しかし、身代金目的の誘拐犯(正体は素養ある子供を攫ってテロリストに教育する「モウリョウ」の先生)に共に捕らえられて引き離されてしまい、更に初芽の両親がお金を払ったことで初芽だけ解放されたことから彼女に裏切られたことを悟る[注 5]。その後、「モウリョウ」の訓練生となり、当時訓練官をしていた文鳥の女に目をつけられ、彼女の直属の部下となった。
白虎とドルテが失敗したことによって、文鳥の女にツキカゲのメンバーやアジトなどの情報を探るように命じられ、モモたちの高校のクラスメイトとして潜入し、そこで初芽と再会する。ツキカゲに監視をされていると知ると、初芽を捕らえて尋問をしようと動き出したが、モモや五恵が入ってきたことによって初芽の自宅に行くことになり、そこで前述の一件に対しての怒りの感情を露わにし、「一人でいたほうがいい」と彼女のことを拒絶した。
モウリョウによる散布実験による騒動の後、組織の中でも顔が割れている初芽に情報を吐かせるために彼女を呼び出して交戦したが、敗北し襲撃前に飲まされていた「九天ゼリー」を解毒される。その後は、病院にて療養をしていたが、過去に人を殺害したという罪の意識からその夜病院を脱走してモウリョウへと戻る。再び初芽と対峙した際には、自身に迷いがあることを指摘され、モウリョウに信頼されていないことに疑念を抱くも、初芽はツキカゲを裏切った命によって倒されてしまい、死んだと思った際には激しく動揺していた。その後、ゲッカコウ作戦を阻止しに来た五恵と対峙し、特製スパイスを使用して戦いに挑むも、師匠との絆の強さを見せた彼女に敗北。五恵の自身を許し受け入れるという言葉に心を動かされるも、そのことで天堂に見限られ、手首を刀で斬られ出血により意識を失ってしまう。その後、経緯は不明だが一命を取り留めており、モウリョウ壊滅後に初芽と和解した。その9か月後は、ツキカゲの一員となり五恵の弟子として活動している。
白虎(びゃっこ)
声 - 鈴木愛奈[16]
幼い容姿の少女。村人が丸ごと戦士という「桃源村」の出身で、自称「負け知らずの戦士」。「白虎」とは戦士としての称号で、本名は范圆圆(ファン・イェンイェン)。自信家で好戦的な性格だが、モモに「子供」と言われて激怒したり、モノミにど突かれたりなどのコミカルな一面や初芽の出すおやつに喜ぶなど、相応の子供っぽい一面も見せている。使用武器はトンファーで、小柄ながらも身体能力は高く、スパイスを使わなくともドルテを瞬殺したり、まだ半人前とはいえモモや楓を苦戦させるほどでもある。
港の密輸の際に現れ、モモたちを襲撃。モモと交戦になり、楓も参戦すると特製スパイスを使用して圧倒するも、五恵の援護もあり、楓の攻撃に気を取られたところをモモの峰打ちで敗北し、ツキカゲの捕虜となる。特製スパイスに関する情報を吐かなかったために、雪による尋問を受けたが、襲撃前に飲んでいた緑色の「九天ゼリー」の効力で恐怖心に反応して失神し、自身が「モウリョウ」の一員だったことを含めたここ最近の記憶を失ってしまう。その後、雑用係として秘密基地の掃除をさせられている。本人は村に帰りたがっていたが、当の村からは任務失敗による称号の剥奪と永久追放のお触れが出されており、帰る場所もないままツキカゲにとどまることとなる。そんな中で初芽とはおやつをもらっているうちにいつの間にか仲良くなったが、命とは傲慢な態度を取って制裁を食らったこともあり、彼女に対しては頭が上がらない存在となっているが、プールで一緒に遊ぶなど、なんだかんだで仲良くしている。
その後、ツキカゲのサポートメンバーの一員となり、カマリ・モノミ・ラッパとはフォーメーションの訓練を行うなどして仲良くなっており、モモに対しても負けていないと言いつつもカレーで盃をかわそうとするなど友好的になっている。モウリョウの撲滅作戦の際はカトリーナ共々死を偽装した後、ゲッカコウ作戦を阻止するために一時的に前戦に復帰したカトリーナと共闘した。その9か月後もツキカゲとして活動しており、初芽と行動を共にしている。
ドルテ
声 - 早見沙織[16]
ごつい体をした裏の世界で名の知れた女傭兵。ナルシストで、自身を美しいと豪語して疑わない。白虎とは折り合いが悪く、彼女のことを「チビ」と呼んでいる。
カトリーナが警戒するほどの実力を持つが、白虎との力比べでは瞬殺されてしまった。その後、文鳥の女の手で何らかの処置を施されてハイドルテとなり、体色が緑色の邪悪な姿へと変貌を遂げ、知能と感情を失った怪物と化した。それに加えて防御力や嗅覚も向上しており、剣や睡眠弾を噛み砕き、他人の匂いを覚えられるようになる。ツキカゲへの囮として文鳥の女が傘下に加えた組織を待ち伏せし、電車内でモモを襲撃するも、雪の機転で電車から川へと蹴り落とされた。その後、モモの匂いを追って「Wasabi」で再度奇襲し、モモを負傷させるが、カトリーナの参戦やモモへの襲撃に怒りを覚えた雪によって倒された。
その後の消息は不明だったが、モウリョウ壊滅後の9か月後には元の姿に戻っており、「Wasabi」の従業員として働いている姿が描かれている。

手下と関連人物編集

工場長
声 - 早川毅
第1話で登場。本名は小塚清士。モウリョウが秘密裏で経営する軍事人形工場のボス。ホモであり、用心棒とは「私のナイト」と呼ぶなど、何かしらの思いを抱いている。
冒頭でツキカゲに工場に侵入されてデータを奪われてしまい、自身も気絶させられた。その後、文鳥の女に「無能」とみなされ、用心棒共々新薬の実験体にされるという末路を迎えた。
用心棒
声 - 福山潤
第1話で登場。工場長のボディガードで、黒いチャイナ服を着ている男性。ホモであり、工場長のことを「ハニー」と呼び愛し合っている。
ボディガードとしてそれなりに腕の立つ人物だが、雪に背後から奇襲され呆気なく倒された。その後、文鳥の女に「無能」とみなされ、工場長共々新薬の実験体にされるという末路を迎えた。
さそり
声 - 宮寺智子
第1話で登場。モウリョウの手下である柄の悪い女性。赤いトサカのような髪型をしていて、口元にピアスをしている。
軍事人形の密輸を行っており、探りに来た警察たちとモモを始末しようとしたが、モモに忍ばせていたカマリによって居場所が露見した上に、部下を壊滅させられ、自身も捉えられた。その後、部下が運転するトラックで逃亡を図るも、忍ばせていた軍事人形を雪に破壊され、トラックも横転させられた。
ブランカ
声 - 山口眞弓
第1話で登場。モウリョウの手下である筋肉体質の女性で、さそりの部下。紫色のポニーテールで、ナイフを笑顔で振り回す危険な性格をしている。
ツキカゲとの戦闘の際に命に倒された。
鈴木ジョージ
声 - 杉田智和
第4話で登場。ハマのシンジゲートと繋がっている売人。30歳。眼鏡をかけた一見クールな男性だが、その実態は自身に千枚通しを刺して痛めつけるなどのマゾヒストであり、自分を痛めつけてくれる相手が現れることを望んでいる。自身への被虐に対して何かと点数を付ける癖がある。
ツキカゲはモウリョウと繋がっている相手として彼に目をつけており、夜に空崎市を歩いていたところを楓と命に追われると逃亡し、追い詰められると応戦するも、二人のコンビネーションに敗れ、痛めつけられたことに歓喜しながら倒れた。
エモ・パチーノ
声 - 牛山茂
第5話と第6話で登場。ハマにあるイタリア系シンジゲートのボスで、何かとエモさを追求する小太りの男。
モウリョウとは同盟関係であったが、文鳥の女と取引によって傘下として加わることになる。しかし、実際はツキカゲの囮として利用されただけに過ぎず、ネエロに付けられた発信機によってアジトの場所が露見し、自身の誕生会をしているところをツキカゲに部下たちを倒されて組織を壊滅させられ、側近と共に地下水路から逃亡。その後、文鳥の女に報復をしようとしたが、側近共々殺害された。
マルコ・ネエロ
声 - 茂木たかまさ
第5話で登場。エモの部下。刑務所を出入りしている危険人物だが、車酔いしやすく、エモからはエモくないと言われている。
薬物の取引をした後、電車でアジトへと帰還しようとしたところを雪に眠らされ、モモに発信機と盗聴機を付けられる。それに気づかずにアジトに帰還したことでツキカゲにその場所を露見し襲撃されるという結果を作ってしまい、ツキカゲに襲撃の際にモモに倒された。
ニライカナイ首領
声 - 金尾哲夫
第8話で登場。蛇神を信仰している悪の組織「ニライカナイ」のボス。藍色のシャツを着た老人の姿をしているが、何世代も交配させた大量のハブを手下として従わせ、本人も沖縄武術のハブ拳を会得しており、モモの後ろに瞬時に瞬間移動をするなど身体能力は高い。モウリョウの散布実験で放った薬はニライカナイのアジトのプラントで育てている紫色の植物が原料となっており、モウリョウに売って組織の資金源にしていた。ツキカゲの沖縄の諜報機関「ザ・シーサー」を壊滅させた張本人であり、また王香の祖父である博士を人質にとって彼女を従わせている。本人は部下に対して情はなく、使えないものは「役立たず」と称するなど冷酷な性格。
アジトへと侵入したモモをプラントで自身のハブと共に襲撃するが、五恵の説得を受けた王香の裏切りによってハブを撤退させられ、自身はモモから刀を奪って彼女を切りつけるも、紙一重の差で睡眠弾を撃たれて敗北。ニライカナイのアジトごと火炎放射で滅ぼそうとしたが、王香によって阻止され、プラントに栽培していた植物だけが燃える結果となった。その後の所在は不明。
アレクセイ・シヴァー
声 - 中田譲治
第9話で登場。かつてのモウリョウの幹部の一人で、本編の2年前の時点で、天堂以前に空崎市による作戦の指揮官を任されていた軍服姿の男。左目に眼帯を付けている。
世界の各重要拠点に衛星を落とそうと目論むモウリョウの作戦の実行者として指揮し、かつてモウリョウが空崎市の拠点としていた風の塔のパラボラアンテナで世界中の衛星を全て掌握したところにツキカゲが襲撃。司令室に雪と長穂に侵入されると、五感と肉体を強化する薬物を自身に投与し闘いに挑むも、長穂の香水を浴びせるという薬物の裏をかいた攻撃によりダメージを受け、呆気なく倒された。その後は死亡したとされ、空崎市の指揮官は刺客として差し向けられた天堂が後任として努めることとなった。
拷問官
声 - ゆかな
第11話で登場。本名は不明。モウリョウに所属する拷問のスペシャリストである、眼鏡をかけ、髪がボサボサの少女。かつては本編開始以前に人形工学の博士を拷問にかけて、情報を得たという経歴を持っており、それによって強化された拷問用の人形を操っている。間延びしたような口調で話すサディストで、人形に書かれたハートの数だけ人間を拷問してきたと話しているが、逆に自身が追い詰められるとあっさりと情報を渡すなど小心者な一面も見せている。
モウリョウに捕らえられた弟子2人(モモと五恵)を自らの人形で拷問にかけようとしたが、(二重スパイをしていた命によって緩められていた)拘束を解いた五恵に殴られて卒倒し、モモと五恵に問い詰められ、「ゲッカコウ作戦」の情報を話してしまう。命乞いをするふりをして、人形で襲わせるも自滅させられ、自身が自らの人形による拷問にかけられることとなった。

空崎市の住人編集

畠山結愛(はたけやま ゆあ)
声 - 小林可奈
空崎高校の2年生で、1年生の頃はモモと同じクラスメイトだった。モモの友人でよき理解者であり、彼女のことを「モモち」と呼んでいる。食欲旺盛で、常に何かを食べている。
北斗凪(ほくと なぎ)
声 - 緑川優美
空崎高校の2年生で、眼鏡をかけた少女。モモのツキカゲの試験で彼女に話しかけられ、なりゆきで友人となったが、その後も結愛と一緒に彼女と登校するなど、良き交友関係を築いている。
一ノ瀬梅子(いちのせ うめこ)
声 - 八百屋杏
空崎市の商店街で整骨院を務めている妙齢の女性。商店街で喫煙をする若者を叱責するなど、気の強い性格の持ち主。モモからは「おばあちゃん」と呼ばれていて、彼女のことを何かと気にかけている。
実は元ツキカゲであり、引退時に記憶を消去して一般人に戻った1人であることが最終話で明かされている。
新垣歩(にいがき あゆむ)
声 - 湯浅かえで
空崎市の商店街に住んでいる婦人警官。同じく警察官だったモモの父親に世話になっていたことがあり、その娘である彼女を何かと気にかけている。
諸星明(もろぼし あきら)
声 - 地蔵堂武大
空崎市の商店街で肉屋「肉のモロボシ」を経営する男性。モモのことを何かと気にかけていて、彼女にコロッケをサービスしてくれることも。
岡本一徹(おかもと いってつ)
声 - 中務貴幸
空崎市の商店街で立ち飲み屋「楽々」の店主をしている中年の男性。モモを小さい頃から知っており、彼女の成長を見守っている。
張さん
声 - 吉岡茉祐
空崎市の商店街にある薬局でアルバイトをしている長髪の女性。

その他編集

宮梅・インゲン・ルーア・王香
声 - 日高里菜
第8話で登場。沖縄の諜報機関「ザ・シーサー」に所属していたヴァイキングの末裔と語る、角兜を被った赤髪で褐色肌の少女。ハブが苦手な音圧を発する装置や「ヴァイキングアックス」という斧を武器として持っており、自身の船の中には角兜のストックも大量に所持している。任務で沖縄を訪れていたツキカゲの一部のメンバーには素気ない態度を取っていたが、実際は海で遊んでいた子供からハブを追い払うなど優しい性格の持ち主で、またヴァイキングのことになると熱く語ろうとする癖がある。
ニライカナイに博士である祖父を人質に取られており、仲間と共に人質を奪還しようとするも、首領と返り討ちにあって仲間を殺害されてしまい、自身も敗北。誰も信用できず、首領にも敵わないことを思い知らされた彼女は誰も傷つけたくないという思いから、ニライカナイの手下となって従わされていた。ニライカナイのアジトへ向かおうとするツキカゲのメンバーを船で迎え撃ち、五恵と交戦になるも自身のアックスをへし折られ敗北し、彼女の説得を受けて共に戦うことを決意。船上から首領と戦うモモをサポートし、首領がアジトごと滅ぼそうとした際には五恵の援護を受けて火炎放射器を破壊して阻止した。全てが解決した後は五恵の友人となり、自身の被っていた角兜を持ってて欲しいとプレゼントした。

ゲームオリジナルキャラクター編集

凪の部隊編集

宗近 飛粋(むねちか ひすい)
声 - 相良茉優
乱獅子 ゆら(らんじし ゆら)
声 - 悠木碧
薩摩 しぶき(さつま しぶき)
声 - 石見舞菜香
轟 葉栖美(とどろき はすみ)
声 - 竹達彩奈
津守 ヨモギ(つもり よもぎ)
声 - 野沢雅子

用語編集

空崎市そらさきし
本作の舞台となる人口100万人を超える政令指定都市。古い時代より交通の要となっていた大都市であり、現在はモモたちが通う空崎高校や工場地帯が存在し、多様な文化・人種が入り乱れている。モモが人々と親しい商店街の裏では、ツキカゲとモウリョウの戦いが日々繰り広げられている。警察では通常業務のほか、ツキカゲによる摘発の引き継ぎや後始末が内部の協力者によって行われている。
ツキカゲ
空崎市に本拠地を置く少数精鋭の私設諜報機関。正式名称は「空崎財団特殊事業部秘密工作課」。豊富な資金を持つ「空崎財団」が母体で、空崎市を中心に諜報・治安維持活動を行っている。特にモウリョウによる犯罪行為を中心に取り締まることが多い。国家には属していないものの、警察内部に関係者がおり、事件後の後始末などを引き受けている。ツキカゲのOBが経営するカレー店「Wasabi」の地下に秘密基地がある。構成員は任務の際は露出度が高いものの防弾防刃機能があり、カメラなどには映らなくなる忍装束を身につけ、スパイスや各種秘密道具を携帯する。
香辛料と金塊が同価値であった室町時代にとある香辛料商人が東南アジアでの香辛料の売買で巨額の財を蓄え、その財をもとにツキカゲの前身となる自警団を組織したといわれている。その商人の死後、遺産を管理する組織が設立され、ツキカゲの母体となる「空崎財団」が作られた。
もとが香辛料商人が組織した機関のため、スパイスの品種改良研究が盛んであり、その研究中に身体強化のスパイスが誕生した。そのほか、特製スパイスを使用したカレーレシピが存在する。
現在のツキカゲには、学校の試験で全教科70点以上を取らなければツキカゲを除名させられる規則や、12月には師匠が弟子にプレゼントを贈るなどの伝統行事がある。
戦闘能力のみを順位付けする「番付」という風習があり、現役のツキカゲメンバーと手合わせを行うことで順位が変動する。ランクは大相撲のものを模した内容となっている。
空崎財団
空崎市における都市環境の調査や研究、施設整備などを行い、魅力ある街づくりの推進、市民生活の向上に寄与することを目的とした財団。裏では諜報活動や治安維持活動を行っており、特殊事業部秘密工作課に属する「ツキカゲ」がその任務に就いている。
師匠と弟子
ツキカゲには昔より師弟制度があり、師匠が弟子に自らの経験を継承していく。これは、後述するスパイスの効果の効く期間の短さから、一定の年齢を迎えるとツキカゲを引退しないといけないため。引退後は記憶を消して一般の生活に戻るか、生涯を通してツキカゲなどの私設諜報機関の協力者になる道を選ぶことになる。
スパイス
ツキカゲが開発した特製スパイスで、囓ると一時的に身体能力を向上させることができる。効果があるのは女性のみで、男性には効かない。また、一定の年齢を迎えると効果が効きにくくなる。一度に複数を齧ることは、身体におよぼす反動も跳ね上がるため、禁じられている。一方、モウリョウ側も文鳥の女の主導で特製スパイスの開発に成功している。形は黒い丸薬状で、こちらも女性にしか効果は無い。
モウリョウ
ツキカゲと対立する巨大犯罪組織。世界中からスカウトした傭兵や、兵器を搭載した「人形」と呼ばれる軍用ロボットを手駒としている。表向きには「九天サイエンス」という製薬会社(本社ビル名は「ソラサキマリエン」)を拠点(隠れ蓑)にし、主に空崎市で密輸などの暗躍を行っている。空崎にこだわるのは、組織の創設者が空崎出身であったため。
私設諜報機関
空崎市を拠点とする「ツキカゲ」以外にも、東北の山々で活動する「山伏やまぶし」、北海道を拠点とする「カムイ」、沖縄を拠点とする「ザ・シーサー」(テレビアニメの時点では、モウリョウによって事実上の壊滅を迎えたことが明かされている)のほか、世界各国に諜報機関が存在する。それぞれの機関が独立しており、国に属していない機関が多いが、国から依頼を請け負ったり、諜報機関同士で情報のやり取りを行ったりするなど、協力関係を築いている組織もある。
凪の部隊なぎのぶたい
国家に属する機関。私設諜報機関を危険視しており、ツキカゲにも協力しようとはしていない。
Tファイル
命が文鳥の女に送ったツキカゲのデータであり、裏世界で「Tファイル」と呼ばれている。実際に送信された大元のデータは8月19日0時に自動消去されているが、文鳥の女はウィルスなどを警戒してコピーを保存していた。そのデータも、モウリョウ制圧時に消去されている。内容は文鳥の女を信じさせるために真実が含まれているが、ダミー情報も多く含まれている。『secret fragrance』では、物語のキーとなっている。

スタッフ編集

主題歌編集

オープニングテーマ「スパッと!スパイ&スパイス」[16](第2話 - 第11話)
作詞・作曲・編曲 - ヒゲドライバー / 歌 - ツキカゲ(安齋由香里沼倉愛美藤田茜洲崎綾のぐちゆり内田彩
エンディングテーマ
「Hide & Seek」[16](第1話 - 第3話、第5話 - 第12話)
作詞 - 山本メーコ / 作曲・編曲 - 佐藤陽介 / 歌 - ツキカゲ(安齋由香里、沼倉愛美、藤田茜、洲崎綾、のぐちゆり、内田彩)
「月結び」(第4話)
作詞 - 山本メーコ / 作曲・編曲 - 板倉孝徳 / 歌 - 八千代命(洲崎綾)
劇中曲
「ようこそソラサキシティへ」(第4話)
作曲・編曲 - 佐高陵平
「月結び 弾き語りver.」(第4話)
作詞 - 山本メーコ / 作曲 - 板倉孝徳
「Sugar & Spice」(第7話)
作詞 - ジェーニャ / 作曲・編曲 - 佐高陵平 / 歌 - 石川五恵(のぐちゆり)

各話リスト編集

Youtubeでは、終盤となる9話まで各話ごとに出来事を振り返るショートドラマ「Intermission Movie」が公開されている。

話数サブタイトル脚本絵コンテ演出作画監督総作画監督
EPISODE:01ゴールデンスピリッツ タカヒロさとう陽井上和俊石野聡
EPISODE:02第1の挑戦 出合小都美福島陽子
  • 杉田葉子
  • 阪本望実
岡田由起子
EPISODE:03モウリョウ
  • さとう陽
  • なかの★陽
宮田亮
  • 鈴木輪流郎
  • 谷口則繁
  • 今田茜
  • 佐藤育子
  • 小田多恵子
  • 前原薫
  • 佐藤このみ
  • 金正男
  • 小野陽子
  • 岡田由起子
  • 石原恵治
  • 井上和俊
  • 石井かおり
  • 福島陽子
  • 岩田幸大
石野聡
EPISODE:04Never Say Never Together 朱白あおいさとう陽熊膳貴志
  • 大庭小枝
  • 岡田由起子
  • 永作友克(アクション)
  • 熊膳貴志(アクション)
岡田由起子
EPISODE:05Phantom・Protocol タカヒロ熊膳貴志ながはまのりひこ
  • 竹島照子
  • 飯飼一幸
石野聡
EPISODE:06友情の報酬 朱白あおい京極尚彦水本葉月
  • 浦野達也
  • 加藤久美子
  • 小川玖理周
  • 平山寛菜
  • 今岡律之
  • 関口雅浩
  • 岩垂瑞樹
  • 海老澤舞子
  • 山本脩斗
  • 油布京子
  • 越後光崇
岡田由起子
EPISODE:07初芽より愛をこめて 塚田拓郎
  • 井上和俊
  • 杉田葉子
石野聡
EPISODE:08N機関情報 大橋誉志光白石道太
  • 北条真純
  • 大高雄太
岡田由起子
EPISODE:09ディスティニー・サークル タカヒロ岡村天斎
  • さとう陽
  • 塚田拓郎
  • 水本葉月
  • 工藤糸織
  • 佐古宗一郎
  • 中野ゆうき
石野聡
EPISODE:10ソラサキ応答無し 熊膳貴志
  • 大庭小枝
  • 井上和俊
  • 岡田由起子
  • 佐古宗一郎
-
EPISODE:11ゲッカコウ作戦 岡村天斎
  • 下司泰弘
  • 水本葉月
  • 杉田葉子
  • 工藤糸織
  • 佐古宗一郎
  • 井上和俊
  • 岡田由起子
  • 大庭小枝
  • 丹羽弘美
  • 福島陽子
  • 石井かおり
石原恵治
EPISODE:12ツキカゲは永遠に
  • さとう陽
  • 岡村天斎
  • 沖田宮奈
  • 石野聡
  • 石原恵治
  • 井上和俊
  • 岡田由起子
  • 大庭小枝
  • 石井かおり
  • 丹羽弘美
  • 工藤糸織
  • 福島陽子
  • 佐古宗一郎
  • 熊膳貴志
  • さとう陽
石野聡

放送局編集

日本国内 テレビ / 放送期間および放送時間[17]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域 [18] 備考
2018年10月7日 - 12月23日 日曜 2:38 - 3:08(土曜深夜) 毎日放送 近畿広域圏 製作参加 / 字幕放送 / 『アニメシャワー』第2部
日曜 23:30 - 月曜 0:00 TOKYO MX 東京都
2018年10月8日 - 12月24日 月曜 1:00 - 1:30(日曜深夜) BS11 日本全域 BS放送 / 『ANIME+』枠
月曜 22:00 - 22:30 AT-X 日本全域 CS放送 / リピート放送あり
日本国内 インターネット / 放送期間および放送時間[17]
配信期間 配信時間 配信サイト
2018年10月7日 - 12月23日 日曜 23:30 - 月曜 0:00 AbemaTV
2018年10月9日 - 12月25日 火曜 12:00 更新
火曜 22:00 - 22:30 ニコニコ生放送
2018年10月13日 - 12月29日 土曜 12:00 更新
土曜 更新 PlayStation Store
2018年10月16日 - 火曜 12:00 更新

関連メディア編集

BD / DVD編集

発売日[19] 収録話 規格品番
BD DVD
1 2018年12月19日 第1話 - 第2話 PCXG-50651 PCBG-53011
2 2019年1月16日 第3話 - 第4話 PCXG-50652 PCBG-53012
3 2019年2月20日 第5話 - 第6話 PCXG-50653 PCBG-53013
4 2019年3月20日 第7話 - 第8話 PCXG-50654 PCBG-53014
5 2019年4月17日 第9話 - 第10話 PCXG-50655 PCBG-53015
6 2019年5月15日 第11話 - 第12話 PCXG-50656 PCBG-53016

Web番組編集

源モモ役の安齋由香里、相模楓役の藤田茜、石川五恵役ののぐちゆりがパーソナリティを務めるインターネット動画番組『リリスパ生放送 〜ミッション:ぽっしぶる!?〜』が、2018年4月24日から同年12月25日までニコニコ生放送LINE LIVEにて配信された[20]。2018年7月14日には『インターネットラジオステーション<音泉>27時間ニコ生放送』内にて『リリスパ生放送〜ミッション:ぽっしぶる!?〜 番外編』が配信された[21]

上記のパーソナリティ3人が務めるWebラジオ『TVアニメ「RELEASE THE SPYCE」ツキカゲ大作戦』が、2018年9月24日から2019年3月25日まで音泉にて毎週月曜に配信された[22][23]

漫画編集

美月めいあ作画によるスピンオフ漫画[24]RELEASE THE SPYCE ないしょのミッション』が、『電撃G'sコミック』 (KADOKAWA) 2018年3月号より2019年2月号まで連載[25]。本編の。モモを主人公にツキカゲたちの日常をメインに描かれる。

Twitter公式にて爆天童による4コマ漫画『その後のリリスパさん』が放送終了後の木曜日、または金曜日に掲載された。

小説編集

RELEASE THE SPYCE GOLDEN GENESIS』(リリース ザ スパイス ゴールデン ジェネシス)は、『電撃G's magazine』 (KADOKAWA) 2018年4月号より2019年1月号まで連載されたノベライズ作品[25]。執筆:朱白あおい、イラスト:なもり。半蔵門雪を主人公に本編の約3年前から始まる前日譚が描かれる[26]。単行本には描き下ろし番外編「ムーンフォール」が収録されている。

ゲーム編集

RELEASE THE SPYCE secret fragrance』(リリース ザ スパイス シークレット フレグランス)は、スマートフォンゲームとして2019年2月12日にリリース。時系列的にはアニメ第12話のモウリョウ壊滅後から雪がツキカゲを脱退するまでの間の出来事が描かれる。略称は「リリフレ」。

開発は、本作のシナリオチームが手掛けるスマートフォンアプリ『結城友奈は勇者である 花結いのきらめき』と同じくオルトプラスが参加し、トライフォートが共同で開発を行う。シナリオはタカヒロや朱白あおいが中心となり執筆され、アニメ、ノベル版双方に登場した組織、人物、さらに語られるだけであった人物などがボイス付きで再登場する。ノベル版に関係する内容は朱白が中心となり執筆しており、高坂信に関連するシーンの執筆を担当している[15]。キャラクターグラフィックをアニメーション制作を務めたLay-duce、音楽をアニメでも音楽を担当した佐高陵平が担当するなど、これまでのシリーズ制作陣が参加、監修している。

スタッフ(ゲーム)編集

  • 原作 - SORASAKI.F
  • 企画原案 - タカヒロ
  • キャラクター原案 - なもり
  • キャラクターデザイン - 石野聡
  • ゲームオリジナルキャラクターデザイン - 竹花ノート
  • シナリオ - タカヒロ、朱白あおい ほか
  • キャラクターグラフィック - Lay-duce
  • 音楽 - 佐高陵平
  • メーカー - KADOKAWAオルトプラス、トライフォート

関連項目編集

  • 結城友奈は勇者である - 本作が企画されるきっかけとなった作品。数名のプロデューサー陣やシナリオチームが共通しているほか、作品展開にも共通点が多い。

脚注編集

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注釈編集

  1. ^ 命はそのピックを欠けるまで大事に使い込んでおり、これでないと調子が出ないと話している。
  2. ^ 実は第1話の時点で工場長の携帯を奪って、天堂と連絡を取り合っており、ツキカゲの行っている任務や作戦を全て横流しにし、最終的にメンバー全員の情報を送って全員の顔が割れるように細工した。
  3. ^ 本人は、初芽はそのようなタイプではなく、雪は師匠を失った直後であるために適切ではないと判断しており、カトリーナも命の裏表のない性格から適切であると判断していた。二人だけの秘密にしていたために、当然メンバーは命が二重スパイをしていたことを誰も知らず、雪は自身が軍事人形にやられた際の警察の来たタイミングがあまりにも良すぎること、楓は九天サイエンスのエントランスで命と対峙した際にろくに戦いもせずに爆弾をばらまいて退散したことから薄々感づいていた。
  4. ^ 本人は全て計算通りになるように動いていたが、モモが天堂に人質に捕らわれ、それによって雪が軍事人形に為すすべなく斬られたことに関しては計算外だったとのこと。
  5. ^ 初芽によれば、実際は両親を介してテレジアも解放してもらおうとしたが、誘拐犯と音信不通となって所在がわからなくなり、手を尽くして探したが、今日に至るまで見つからなかったことが語られている。

出典編集

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa “2018年10月放送TVアニメ『RELEASE THE SPYCE』のキャラクター設定&スタッフ情報詳細が公開! 公式サイトもリニューアル!”. アニメイトタイムズ (アニメイトラボ). (2018年6月1日). https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1527830439 2018年7月14日閲覧。 
  2. ^ 2018年4月24日より『リリスパ生放送 ~ミッション:ぽっしぶる!?~』が放送開始!”. TVアニメ「RELEASE THE SPYCE」公式サイト (2018年4月21日). 2018年8月10日閲覧。
  3. ^ a b “なもりキャラ原案によるオリジナルアニメ「RELEASE THE SPYCE」が制作決定”. (2018年1月29日). https://natalie.mu/comic/news/267179 2018年10月15日閲覧。 
  4. ^ a b c d New Type 2018年11月号(2018年10月10日発売号、KADOKAWA) P110-111
  5. ^ a b c d e f g h i j “「鬱展開、ありますか?」に企画原案/シリーズ構成・タカヒロが答える! TVアニメ「RELEASE THE SPYCE」インタビュー!”. (2018年10月24日). https://akiba-souken.com/article/36723/ 2018年10月27日閲覧。 
  6. ^ 電撃G's magazine 2018年11月号 P11-15(2018年9月29日発売号)
  7. ^ 電撃G's magazine 2019年1月号(2018年11月30日発売号)
  8. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z STAFF & CAST”. TVアニメ「RELEASE THE SPYCE」公式サイト. 2018年8月10日閲覧。
  9. ^ a b c 【キャラクター紹介①】…”. Twitter. 2019年1月3日閲覧。
  10. ^ a b c 【キャラクター紹介③】…”. Twitter. 2019年1月3日閲覧。
  11. ^ a b c 【キャラクター紹介⑤】…”. Twitter. 2019年1月3日閲覧。
  12. ^ a b c 【キャラクター紹介④】…”. Twitter. 2019年1月3日閲覧。
  13. ^ a b c 【キャラクター紹介②】…”. Twitter. 2019年1月3日閲覧。
  14. ^ a b c 【キャラクター紹介⑥】…”. Twitter. 2019年1月3日閲覧。
  15. ^ a b c d RELEASE THE SPYCE GOLDEN GENESIS P390-P391
  16. ^ a b c d e f 『RELEASE THE SPYCE』伊藤静・種田梨沙ら追加声優4名を発表!”. アニメイトタイムズ (2018年6月22日). 2018年8月22日閲覧。
  17. ^ a b ON AIR”. TVアニメ「RELEASE THE SPYCE」公式サイト (2018年8月10日). 2018年11月18日閲覧。
  18. ^ テレビ放送対象地域の出典:
  19. ^ PRODUCTS”. TVアニメ「RELEASE THE SPYCE」公式サイト. 2018年10月29日閲覧。
  20. ^ 『リリスパ生放送 ~ミッション:ぽっしぶる!?~』は本日4月24日(火)20:00〜放送開始です!…”. Twitter. 2018年10月28日閲覧。
  21. ^ インターネットラジオステーション<音泉>27時間ニコ生放送”. 音泉. 2018年10月28日閲覧。
  22. ^ 9月から音泉にてWEBラジオ『RELEASE THE SPYCE ツキカゲ大作戦』の配信が決定!”. TVアニメ「RELEASE THE SPYCE」公式サイト (2018年7月17日). 2018年8月10日閲覧。
  23. ^ TVアニメ「RELEASE THE SPYCE」ツキカゲ大作戦”. 音泉. タブリエ・コミュニケーションズ. 2018年9月7日閲覧。
  24. ^ コミック「RELEASE THE SPYCE ないしょのミッション」”. TVアニメ「RELEASE THE SPYCE」公式サイト. 2018年8月10日閲覧。
  25. ^ a b “なもりキャラ原案によるオリジナルアニメ「RELEASE THE SPYCE」が制作決定”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年1月29日). https://natalie.mu/comic/news/267179 2018年7月14日閲覧。 
  26. ^ 小説「RELEASE THE SPYCE GOLDEN GENESIS」”. TVアニメ「RELEASE THE SPYCE」公式サイト. 2018年8月10日閲覧。

外部リンク編集

毎日放送 アニメシャワー 第2部
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RELEASE THE SPYCE