わし座

トレミーの48星座の1つ

わし座(わしざ、鷲座、Aquila)は、トレミーの48星座の1つ。日本では夏の星座とされる。

わし座
Aquila
Aquila
属格 Aquilae
略符 Aql
発音 英語発音: [ˈækwɨlə] Áquila, 口語的に英語発音: [əˈkwɪlə]; 属格:/ˈækwɨliː/
象徴 the Eagle
概略位置:赤経 20
概略位置:赤緯 +5
広さ 652平方度[1]22位
バイエル符号/
フラムスティード番号
を持つ恒星数
65
3.0等より明るい恒星数 3
最輝星 アルタイル(α Aql)(0.76
メシエ天体 0
確定流星群 June Aquilids
Epsilon Aquilids
隣接する星座 や座
ヘルクレス座
へびつかい座
へび座(尾部)
たて座
いて座
やぎ座
みずがめ座
いるか座
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α星は、全天21の1等星の1つであり、アルタイル(七夕の彦星)と呼ばれる。アルタイルと、はくちょう座のα星デネブこと座のα星ベガの3つの1等星で、夏の大三角と呼ばれる大きな二等辺三角形を形成する[2]

主な天体 編集

恒星 編集

わし座は天の川にあり、多くの明るい星がある。

以下の恒星には、国際天文学連合によって正式な固有名が定められている[3]

その他、以下の恒星が知られている。

上記以外に歴史上、2つの明るい新星の観測記録がある。1つめは紀元前389年、金星と同じくらいに明るく輝いた。[要出典]もう1つは1918年わし座新星英語版で、アルタイルよりも明るく輝いた。

星団・星雲・銀河 編集

  • NGC 6709:散開星団。視等級6.7等。
  • NGC 6755:散開星団。視等級7.5等。
  • NGC 6760:球状星団。視等級9.1等。

2つの特徴的な惑星状星雲がある。

その他 編集

由来と歴史 編集

 
19世紀にイギリスで販売された星図カード『ウラニアの鏡』に描かれたわし座とアンティノウス

ドイツの研究者パウル・クーニッチは、バビロニアシュメールにおいてアルタイルが鷲の星とされており、わし座の起源はこの時代まで遡る、としている[7]

神話 編集

ギリシア神話では以下の物語が伝わっている。

  • トロイアの王子ガニュメーデースがあまりに美しい少年だったため、ゼウスが神の宴の給仕をさせるために、天に連れ去るときに遣わした鷲。またはゼウスが変身した鷲。天上では、ガニュメーデースをモチーフとするみずがめ座の隣にわし座が位置しており、星図でもみずがめ座に飛び掛るように描かれている[7]
  • ゼウスが用いるの矢を運ぶ鷲。わし座に隣接しているや座がゼウスの雷の矢を表している[7]

東アジアの七夕伝説 編集

東アジアでは七夕伝説がある。わし座のアルタイルが牽牛星(彦星)という牛飼いの男で、こと座のベガが織女という機を織る娘である。

脚注 編集

出典 編集

  1. ^ 星座名・星座略符一覧(面積順)”. 国立天文台(NAOJ). 2023年1月1日閲覧。
  2. ^ 夏の星空を楽しもう”. AstroArts (2006年). 2022年7月16日閲覧。
  3. ^ IAU Catalog of Star Names (IAU-CSN)”. 国際天文学連合 (2022年4月4日). 2022年7月16日閲覧。
  4. ^ a b c 原恵『星座の神話 - 星座の歴史と星名の意味』(新装改訂版4刷)恒星社厚生閣、2007年2月28日、169-170頁。ISBN 978-4-7699-0825-8 
  5. ^ Results for V* alf Aql”. SIMBAD Astronomical Database. ストラスブール天文データセンター. 2013年1月17日閲覧。
  6. ^ 岡崎彰『奇妙な42の星たち』誠文堂新光社、1994年4月1日、185-189頁。ISBN 4-416-29420-4 
  7. ^ a b c Ridpath, Ian. “Star Tales”. 2022年7月16日閲覧。

座標:   20h 00m 00s, +05° 00′ 00″