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サバトン(Sabaton)は、スウェーデン出身のパワーメタルバンド

サバトン
Sabaton
2019 RiP Sabaton - by 2eight - ZSC2613.jpg
ドイツ・ニュルンベルク公演(2019年7月)
Sabaton.svg
バンド ロゴ
基本情報
別名 AEON (前身)
出身地  スウェーデン
ダーラナ県ファールン
ジャンル 北欧メタル
パワーメタル
シンフォニックメタル
エピックメタル
ウォーメタル (俗称)
活動期間 1999年 - 現在
レーベル Underground Symphony
Black Lodge Records
ニュークリア・ブラスト
公式サイト sabaton.net
メンバー ヨアキム・ブローデン (Vo)
クリス・ローランド (G)
トミー・ヨハンソン (G)
パル・スンドストローム (B)
ハネス・ヴァン・ダール (Ds)
旧メンバー オスカー・モンテリウス (G)
リカード・サンデン (G)
ダニエル・ムルバック (Ds)
ほか別記参照

数あるヘヴィメタルのジャンルにおいて「ウォーメタル」「ミリタリーメタル」とも形容される北欧のメタルグループ。2010年代には実績を高く評価され、母国や欧州で各賞を受賞。同国音楽界の代表クラスに躍進した。

(※本項では、バンドが主催するロックフェス「サバトン・オープン・エア」も後述する)

概要・略歴編集

北欧時代(1999年 - 2009年)編集

 
バンドのコンポーザー ヨアキム・ブローデン (2007年)

[1]1999年、「AEON」というバンドを前身とし、ヨアキム・ブローデン(Vo) パル・スンドストローム(B)らを中心に母国ファールンで結成。

いくつかの録音を重ね、2001年に自主制作のデモ作品『Fist for Fight』を発表。翌2002年には、イタリアのマイナーレーベル「Underground Symphony」に売り込みが成功し、同作を正規のレーベルから初リリースしている。

手応えを掴んだバンドは同年『Fist for Fight』の素材を再レコーディングし、デビューを目指したアルバム『Metalizer』を制作。しかし諸事情が重なり、リリースはお蔵入りとなった。

2004年、バンドは新しく創作を練り直し、このデモが欧州各社の興味を引く。しかしバンドはオファーを全て断り、自費でアルバム制作を進めた。

2005年、本国のインディレーベル「Black Lodge Records」と契約し、完成した1stアルバム『Primo Victoria』を発表。結成から6年目で晴れてデビューを果たす。

2006年、2ndアルバム『Attero Dominatus』を発表。翌2007年には、お蔵入りだった『Metalizer』を3rdアルバムとしてリリース。これが本国のロック部門チャートで1位を獲得した。

2008年、4thアルバム『The Art of War』を発表。初めての米国公演や、母国で主催するロックフェス「サバトン・オープン・エア」を開始するなど、2000年代末まで精力的に実績を積み、後に欧州の大手レーベル「ニュークリア・ブラスト」と契約する。

ワールドワイド進出後(2010年 - 現在)編集

2010年、5thアルバム『Coat of Arms』からワールドワイドな配給が開始され[2]、同アルバムが本国のチャートで2位、北欧各国でも上位に食い込む。船上でのライブ企画を新たに開始し、主催する「サバトン・オープン・エア」も大きく発展していくなど、ライブ・パフォーマンスも高い評価を受ける[3]

2012年、設立メンバー オスカー・モンテリウスとリカード・サンデンの両ギタリスト、ダニエル・ムルバックやダニエル・ ミュールら大量の離脱者が相次いだ。脱退したメンバーは新たなバンド「Civil War」結成に向かう。

 
サラ・ラーションらと母国の授賞式にて (2013年8月)

脱退メンバーの置き土産になったコンセプト作の6thアルバム『Carolus Rex』が[4]、前作から大きくセールスを伸ばし本国でプラチナムに輝く。翌2013年までにかけて欧州で各賞を受賞。特に母国では、グループ・ライブパフォーマンス・アルバムの3部門で最優秀賞を獲得した。

2014年、7thアルバム『Heroes』が本国の総合チャートで1位を獲得。

2015年、欧州の大型HR/HMフェス『ヴァッケン・オープン・エア』にて初のコ・ヘッドライナーを務め[5]、日本のHR/HMフェス『LOUD PARK 15』出演にて初来日を果たした[6]

2016年、8thアルバム『The Last Stand』を発表[7]。2作連続で本国チャート1位を獲得。

2017年、秋の『LOUD PARK 17』参加のため来日[8]

2018年4月にも来日し、初の単独ツアーを開催[9]。さらに同年10月にも来日し、日本のメタルダンス・ユニットBABYMETALの「BABYMETAL WORLD TOUR 2018 in JAPAN」にスペシャルゲストとして計3公演に参加した[10]

2019年、9thアルバム『The Great War』を発表[11]

スタイル編集

 
ガトリング砲のギミック (2016年8月ハンブルク公演)

古今東西の戦史、兵士らのヒロイックな面を取り上げ、特に近代戦争をテーマに掲げている。それは戦車重火器を組んだセットや、ミリタリーなキャラクター作りの設定にも拘りを魅せ、ライブ・パフォーマンスを評価される原動力ともなっている。

東洋の会戦については、4thアルバム『The Art of War』が中国『孫子の兵法』からインスパイアされた作品であったり[12]、日本の合戦では、西南戦争/城山の戦いをテーマした楽曲「SHIROYAMA」も制作された[13]

音楽性は、ヨアキム・ブローデンの野太く男臭いボーカルを生かした、叙事的でダイナミック且つ勇壮に溢れるエピック/パワーメタル・サウンドを主体とする。

これらを踏まえ業界からは "ウォーメタル (War Metal)" もしくは "ミリタリーメタル (Military Metal)" とも形容された[14]

メンバー編集

※2019年8月時点

現ラインナップ編集

  • ヨアキム・ブローデン (Joakim Brodén) - ボーカル/キーボード (1999– )
  • クリス・ローランド (Chris Rörland) - ギター (2012– )
  • トミー・ヨハンソン (Tommy Johansson) - ギター (2016– )
  • パル・スンドストローム (Pär Sundström) - ベース (1999– )
  • ハネス・ヴァン・ダール (Hannes van Dahl) - ドラムス (2013– )

旧メンバー編集

  • オスカー・モンテリウス (Oskar Montelius) - ギター (1999–2012)
  • リカード・サンデン (Rikard Sundén) - ギター (1999–2012)
  • リチャード・ラーション (Richard Larsson) - ドラムス (1999–2001)
  • ダニエル・ムルバック (Daniel Mullback) - ドラムス (2001–2012)
  • ダニエル・ ミュール (Daniel Mÿhr) - キーボード (2005–2012)
  • ロバン・バック (Robban Bäck) - ドラムス (2011, 2012–2013)
  • トッベ・エングランド (Thobbe Englund) - ギター (2012–2016)

ディスコグラフィ編集

アルバム編集

オリジナル・アルバム

ライブ・アルバム

  • World War Live: Battle of the Baltic Sea (2011)[15]
  • Swedish Empire Live (2013)
  • Heroes on Tour (2016)

コンピレーション

  • Fist for Fight (2001 / 2002)
  • Metalus Hammerus Rex (2012)

映像作品編集

  • World War Live: Battle of the Baltic Sea (2011)
  • Swedish Empire Live (2013)
  • Heroes on Tour (2016)

その他編集

サバトン・オープン・エア編集

サバトン・オープン・エア(Sabaton Open Air)は、バンドが主催する野外のロックフェス。2008年以降の毎年夏時期に、母国スウェーデンファールンで開催。開始2年目までは、近隣のグループが少数参加した対バン形式に過ぎなかったが、2010年に2Days、2012年から3Daysと規模が拡大。ビッグネームの参加も増加し、同国最大級のロック・イベントに発展した[6]。10周年を記念した2017年開催では前夜祭を含んだ4Daysと過去最大となり、以来定着している。

開催日/参加者[17]
2019年
8月14日(水) 8月15日(木) 8月16日(金) 8月17日(土)
  • Billion Dollar Babies
  • GAUPA
  • PreHistoric Animals
  • Rave The Reqviem
  • Kardinal Sin
  • Grailknights

脚注編集

  1. ^ Sabatonプロフィール - Nuclear Blast
  2. ^ バトル・パワーメタル・バンド、SABATONがいよいよ日本デビュー! - CDjournal
  3. ^ サバトン、<ラウドパーク15>記念盤緊急発売 - BARKS
  4. ^ カロロス・レックス | ミニレビュー - CDjournal
  5. ^ サバトン、<ラウドパーク15>記念盤緊急発売 - BARKS
  6. ^ a b サバトン「平和目的でやって来たんだ。戦車は持ってきたけどね(笑)」 - BARKS
  7. ^ サバトン「日本はコントラストが素晴らしい」 - BARKS
  8. ^ LOUD PARK 17、第1弾ラインナップが発表に - NME JAPAN
  9. ^ サバトン、エンターテイメントに徹した楽しすぎるステージ”. BARKS (2018年4月4日). 2018年8月24日閲覧。
  10. ^ 【ライブレポート】BABYMETAL、新体制で臨んだジャパンツアーが終幕(写真11枚) - 音楽ナタリー” (日本語). 音楽ナタリー. 2018年11月18日閲覧。
  11. ^ サバトン「最高級のサバトン流ヘヴィ・メタルだ」”. BARKS (2019年4月30日). 2019年8月26日閲覧。
  12. ^ ジ・アート・オブ・ウォー〜リ・アームド・エディション | ミニレビュー - billboard JAPAN
  13. ^ サバトン、「SHIROYAMA」で西郷隆盛を歌う - BARKS
  14. ^ SABATONプロフィール - CDjournal
  15. ^ ワールド・ウォー・ライヴ-バトル・オブ・ザ・バルティック・シー | ミニレビュー - CDjournal
  16. ^ 『World of Tanks』がスウェーデンのウォー・メタル・バンド“サバトン”とコラボ! - ファミ通.com
  17. ^ Rockstad: Falun, Sabaton Open Air Setlists - setlist.fm

外部リンク編集