ヤングチャンピオン

日本の雑誌

ヤングチャンピオン』(略称:ヤンチャンYC)は、秋田書店が発行している青年向け漫画雑誌。発売日は毎月第2、第4火曜日。

ヤングチャンピオン
Young Champion
愛称・略称 ヤンチャン・YC
ジャンル 青年向け漫画誌
刊行頻度 月2回刊(毎月第2、第4火曜日)
発売国 日本の旗 日本
言語 日本語
出版社 秋田書店
発行人 秋田貞美
編集長 梅澤丈文[1]
ウェブサイト 秋田書店公式サイト内「ヤングチャンピオン」
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1988年3月創刊。創刊時の編集長は壁村耐三。現編集長は梅澤丈文[2]。不良漫画やアウトロー漫画が多いのが特徴で、長く少年画報社の『ヤングキング』が競合誌となっていた。増刊誌は2006年創刊の『ヤングチャンピオン烈』と2014年創刊の『別冊ヤングチャンピオン』がある。

1980年代前半に存在した『週刊少年チャンピオン増刊 ヤングチャンピオン』は、類似の誌名で一部の作家や編集者も引き継いでいるが、直接的な繋がりはない。

単行本は「ヤングチャンピオンコミックス(YC COMICS)」レーベルより刊行されており、増刊の『別冊ヤングチャンピオン』も同レーベルより刊行されているが、同じく増刊の『ヤングチャンピオン烈』は専用レーベルとなる「ヤングチャンピオン烈コミックス」より刊行されている。

2018年3月27日、創刊30周年企画として電子グラビア「ヤングチャンピオン デジグラ」が電子書籍取り扱い店で販売開始された[3]

連載作品 編集

コラム 編集

  • カレー沢薫のゆうゆうヘルスケア(カレー沢薫)2017年No.13 - 、

連載終了作品 編集

あ行 編集

か行 編集

さ行 編集

た行 編集

な行 編集

は行 編集

ま行 編集

や行 編集

ら行 編集

  • 竜胆 道玄坂探偵事務所(原作:花村萬月、漫画:市東亮子)全1巻
  • 恋愛活動(村生ミオ)2006年No.10 - 2006年No.24、全1巻
  • 恋愛ジャンキー葉月京)全26巻
  • ロイヤルドッグ -忠実な犬-(高口里純)全2巻
  • 路地裏のバッター(古泉智浩)2002年No.17 - 2002年No.21、全1巻(単行本『青春☆金属バット』に収録)
  • RODIN(原作:谷津弘幸、漫画:佐藤マコト)2005年No.19 - 2006年No.15、全2巻

わ行 編集

  • わがままみっちゃん!(とがしやすたか
  • わが指のオーケストラ(山本おさむ)全4巻
  • 笑う吸血鬼(丸尾末広)全1巻
    • ハライソ 〜笑う吸血鬼2〜(丸尾末広)2003年No.7 - 2003年No.21、全1巻
  • 笑ゥてれびまん(原作:わたなべ桃太郎、漫画:浜田ブリトニー)2013年No.23 - 2014年No.13

ミスヤングチャンピオン 編集

ミスヤングチャンピオン
受賞対象グラビアアイドル
  日本
主催ミスヤングチャンピオン運営委員会
初回2010年
最新回2024年

ミスヤングチャンピオン(Miss Young Champion)は、2010年よりスタートした同誌発のグラビアアイドルオーディション。

歴代受賞者 編集

第1回(2010年) 編集

  • グランプリ:牧野結莉亜
  • ミスヤングチャンピオン烈グランプリ:大杉亜依里
  • 準グランプリ:篠原冴美
  • ファイナリスト8名からグランプリ他各賞を選出。

第2回(2011年) 編集

  • グランプリ:菅原梨央堀川美加子、松嶋ののか[5]
  • ノミネート40名→セミファイナリスト30名の中からファイナリスト10名に絞られたが、グランプリが3名という前年とは異なる結果となった。しかしのちに同誌企画「センター争奪戦」で堀川美加子がセンターに決定した。

第3回(2012年) 編集

第4回(2013年) 編集

  • グランプリ:小田島渚橋本楓アイドリング!!!)、百瀬美鈴(Fine Color)
  • ノミネート32名→セミファイナリスト24名からファイナリスト16名が決定し、グランプリ3名となった。ファイナリスト16名でアイドルユニット『ヤンチャン学園』が結成された(後述)。

第5回(2014年) 編集

  • グランプリ:和泉美沙希葉月SIR)、三輪晴香
  • ノミネート32名→セミファイナリスト24名からファイナリスト13名が決定し、グランプリ3名となった。ファイナリスト13名は『ヤンチャン学園』の新入生となった。

第6回(2015年) 編集

  • グランプリ:潮田ひかる
  • 優秀賞:辻村ゆりな
  • ファン賞:国友愛佳
  • ホープ賞:奈良岡美夢
  • グランプリ1名は初年度以来。ファイナリストはヤンチャン学園音楽部にも合流した。

第7回(2016年) 編集

第8回(2017年) 編集

第9回(2018年) 編集

第10回(2019年) 編集

第11回(2020年) 編集

  • グランプリ:ヲヲタリンリン、瀬戸ローズ、戸奈あゆみ、香月わかな柳川みあ[13]
  • イーネット・フロンティア賞:瀬戸ローズ
  • 優秀賞:白藤有華、竹花有紗、細元優希乃、山腰美月
  • ファイナリスト9名→グランプリ5名

第12回(2021年) 編集

2021年度はミスヤングチャンピオンのほか、UUUMR・I・Pと組んだオーディション「ヤンチャンベスト」を開催。グランプリに愛萌なの、インフルエンサー賞・米倉ななか、ジェニック賞に伊集院あさひが選出された[16]。グランプリ、ジェニック賞にはミスヤングチャンピオンファイナルシード権も付与されており、伊集院はグランプリ獲得に至っている。

第13回(2022年) 編集

第14回(2023年) 編集

  • グランプリ:板野優花、中野愛音、藤本南[19]
  • 準グランプリ:紬朱音、白城胡桃
  • ファイナリスト20名→グランプリ3名[20]

ヤンチャン学園 編集

ミスヤングチャンピオン2013ファイナリスト16名で結成されたアイドルユニット。正式名称は『ヤングチャンピオン学園』だが、通常は通称である『ヤンチャン学園』が用いられる。また、部活動として「音楽部」、「広報部」、「フットサル部」があり、音楽部は2014年5月27日、「コイハナビ」(JuliaHouse)でCDデビューした[21]。また、同時にミスヤングチャンピオン2014ファイナリスト13名を新入生として発表した。2014年以降、他の部活動に動きが見られないため、事実上、音楽部の呼称となっている。

発行部数 編集

  • 2011年(2010年10月1日 - 2011年9月30日) - 250,000部(公称部数)[22]
  • 2012年(2011年10月1日 - 2012年9月30日) - 250,000部(公称部数)[23]
  • 2013年(2012年10月1日 - 2013年9月30日) - 250,000部(公称部数)[24]

ヤンチャンWeb 編集

ヤンチャンWeb』は、本誌の系列4誌の作品が掲載されるエンタメサイト[25][26]。本誌のほか、『ヤングチャンピオン烈』、『別冊ヤングチャンピオン』、『どこでもヤングチャンピオン』の作品を配信[25]。『マンガクロス』の一部の作品、本サイトのオリジナル作品、2月に新設されたタテ読みフルカラーマンガレーベル「J-TOON」の作品も掲載される[25]。グラビアも毎日更新され、本誌に掲載されなかった「アザーPHOTO」や撮りおろしも掲載[26]。待つと無料のシステムで、「コミチ+」が導入されている[26]

脚注 編集

  1. ^ “恋愛マンガからダークファンタジーまで、26人の編集者が回答”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年1月31日). https://natalie.mu/comic/column/462518 2022年1月31日閲覧。 
  2. ^ Inc, Natasha. “ヤンチャンLive!特集 梅澤丈文(ヤングチャンピオン編集長)×浅井善行(BookLiveストア事業本部長)対談 - コミックナタリー 特集・インタビュー”. コミックナタリー. 2021年2月2日閲覧。
  3. ^ “「ヤングチャンピオン」から電子グラビア「デジグラ」が発売! アイドルたちの様々な姿に迫る至極の内容!!”. BIGLOBEニュース. (2018年3月28日) 
  4. ^ “YCで岡田和人の新連載「ぱンすと。」始動、高校生が通う保健室の秘密とは”. コミックナタリー. (2016年10月11日). https://natalie.mu/comic/news/204939 2016年10月11日閲覧。 
  5. ^ “ミスヤングチャンピオン2011 芸人と結婚は「ないです」”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2011年9月12日). オリジナルの2012年1月7日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120107203344/https://www.sponichi.co.jp/gravure/yomimono/2011/champion/index.html 2023年3月23日閲覧。 
  6. ^ “『ミスヤングチャンピオン2012』グランプリ発表記者会見”. アイドル誕生!TV (ぶんか社). (2011年9月12日). オリジナルの2012年10月24日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20121024004540/http://tv.bunka.co.jp/top/topix/2012/0924/champion-2012/index.html 2023年3月23日閲覧。 
  7. ^ ミスヤングチャンピオン出身のグラドルたちが集結 -『ミスヤンチャン学園』”. マイナビニュース (2012年11月25日). 2023年4月24日閲覧。
  8. ^ “現役正看護師も! 7代目「ミスヤングチャンピオン」6名お披露目”. Deview (oricon ME). (2016年7月22日). https://deview.co.jp/News?am_article_id=2075556 2016年7月22日閲覧。 
  9. ^ “第8回ミスヤングチャンピオングランプリ3名お披露目「グラビアっていいものだよって発信したい」”. Deview (oricon ME). (2017年7月24日). https://deview.co.jp/News?am_article_id=2094635 2023年3月23日閲覧。 
  10. ^ “グラビアアイドルの登竜門『ミスヤングチャンピオン2017』ファイナルステージ進出20名発表”. Deview (oricon ME). (2017年5月23日). https://deview.co.jp/News?am_article_id=2091180 2023年3月23日閲覧。 
  11. ^ 2018第9回ミスヤングチャンピオン・オーディション グランプリ結果発表”. ミスヤングチャンピオン公式web. 2018年7月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年7月23日閲覧。
  12. ^ “元NMB48肥川彩愛、青科まき「ミスヤングチャンピオン」グランプリ受賞でお披露目”. モデルプレス (ネットネイティブ). (2019年7月23日). https://mdpr.jp/news/detail/1853673 2019年7月24日閲覧。 
  13. ^ “現役アイドルからレースクイーンまで!次世代グラビアコンテスト「ミスヤングチャンピオン2020」グランプリ5名発表”. Deview (oricon ME). (2020年9月12日). https://deview.co.jp/News?am_article_id=2171863 2020年9月12日閲覧。 
  14. ^ “「2021ミスヤングチャンピオン」池田ゆうな・島袋香菜・伊集院あさひら、カラフルな水着姿で美ボディ披露”. モデルプレス (ネットネイティブ). (2021年10月7日). https://mdpr.jp/news/detail/2806441 2021年10月7日閲覧。 
  15. ^ “「ミスヤングチャンピオン」決勝候補22名お披露目、さらなる激戦幕開け”. ドワンゴジェイピーnews (ドワンゴ). (2021年6月18日). https://web.archive.org/web/20210618094222/https://news.dwango.jp/gravure/62168-2106 2021年10月12日閲覧。 
  16. ^ ヤンチャンベスト2021オーディション”. ヤンチャンベスト2021公式web. 2022年8月3日閲覧。
  17. ^ “『ミスヤングチャンピオン2022』GP、瀬戸万莉愛 市原薫 波妃美咲の3名に決定”. ドワンゴジェイピーnews (ドワンゴ). (2022年8月15日). https://web.archive.org/web/20220815154631/https://news.dwango.jp/gravure/74702-2208 2022年11月8日閲覧。 
  18. ^ “「ミスヤングチャンピオン2022」決勝進出者お披露目、最終戦に向け天下獲り宣言”. ドワンゴジェイピーnews (ドワンゴ). (2022年6月26日). https://web.archive.org/web/20220626141847/https://news.dwango.jp/gravure/72229-2206 2022年11月8日閲覧。 
  19. ^ “ミスヤングチャンピオン2023、藤本南、中野愛音、板野優花 3人がグランプリに”. GirlsNews (レゾリューション). (2023年8月14日). https://girlsnews.tv/unit/421286 2023年8月16日閲覧。 
  20. ^ “「ミスヤンチャン2023」ファイナリストがお披露目 20人がグランプリを目指す”. GirlsNews (レゾリューション). (2023年7月7日). https://girlsnews.tv/news/418913 2023年8月16日閲覧。 
  21. ^ ヤンチャン学園音楽部、ファースト・シングル“コイハナビ””. TOWER RECORDS ONLINE (2014年4月8日). 2023年3月23日閲覧。
  22. ^ 社団法人 日本雑誌協会 - JMPAマガジンデータ - 男性 コミック - 一般社団法人日本雑誌協会(2012年10月14日時点のアーカイブ)
  23. ^ 社団法人 日本雑誌協会 - JMPAマガジンデータ - 男性 コミック - 一般社団法人日本雑誌協会(2013年6月15日時点のアーカイブ)
  24. ^ 社団法人 日本雑誌協会 - JMPAマガジンデータ - 男性 コミック - 一般社団法人日本雑誌協会(2014年2月7日時点のアーカイブ)
  25. ^ a b c “秋田書店のエンタメサイト・ヤンチャンWeb始動、「僕ヤバ」などが一部無料に”. コミックナタリー (ナターシャ). (2023年3月28日). https://natalie.mu/comic/news/518528 2023年3月28日閲覧。 
  26. ^ a b c 『僕ヤバ』『OUT』『片田舎』から新連載までWebで発信! 「ヤンチャンWeb」本日3月10日オープン!”. PR TIMES (2023年3月28日). 2023年3月28日閲覧。

外部リンク 編集