鈴木おさむ

日本の放送作家 (1972-)

鈴木 おさむ(すずき おさむ、1972年4月25日 - )は、日本の放送作家実業家。株式会社BSフジ放送番組審議会委員。脚本家作詞家ラジオパーソナリティタレント映画監督としても活動している。本名は鈴木 収(読み同じ)。ペンネームはすますま・すずき。千葉県安房郡千倉町出身[2](現在の南房総市)。スマイルカンパニー所属。妻は大島美幸[3]

すずき おさむ
鈴木 おさむ
鈴木 おさむ
2019年8月
本名 鈴木 収(読み同じ)
別名義 すますま・すずき
生年月日 (1972-04-25) 1972年4月25日(51歳)
出生地 日本の旗 千葉県安房郡千倉町
(現在の南房総市
血液型 O型
職業 放送作家
脚本家
作詞家
パーソナリティ
タレント
会社役員
映画監督
ジャンル テレビドラマ
バラエティー番組
など
活動期間 1991年 - 2024年(予定)(放送作家として)[1]
配偶者 大島美幸2002年 - )
事務所 スマイルカンパニー
公式サイト 公式プロフィール
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経歴 編集

千葉県安房郡千倉町(現在の南房総市)生まれ。千葉県立安房高等学校卒業、明治学院大学経済学部中退(2年次)[4]

夢で逢えたら』(フジテレビ)を見て、放送作家を志す。太田プロダクションの芸人採用オーディションを受け、審査員の1人として参加していた放送作家の前田昌平の目に留まり師事する。前田からは「芸人さんの気持ちが分からないとダメだから、お前、オーディションを受けて、ライブに出てみろ」と言われ、太田プロのライブに参加していた。事務所のネタ見せ時には、土田晃之と同じオーディションを受けていた。

当時結成直後で無名のよゐこのライブが初仕事。『つんくタウン』(フジテレビ)の映画『まぐろのしっぽ おさむ大作戦』プロデューサ・総指揮・製作。テレビラジオ番組から、舞台、映画の脚本・脚色、作詞まで手がける放送作家である。

以前は表舞台に出る機会は少なかったが、近年は夫婦でテレビ、CM等での露出の機会が増えタレント活動も行っている。

SMAPキャイ〜ンココリコなど複数の芸能人のブレーンとしてだけではなく、脚本家としても数々のヒット作を手掛ける。フジテレビでは荒井昭博と組み、様々な企画・コントを生み出している。

めちゃ²イケてるッ』(フジテレビ)では『SMAP×SMAP』(フジテレビ)に力を入れすぎていると弄られて以降、すますま・すずきというペンネームを使用している。

2002年平成14年)元日放送『第65回欽ちゃん&香取慎吾の新!仮装大賞』(日本テレビ)に草彅剛扮する「池の鯉」にエサをやる人の役で出演。香取慎吾の妨害にもめげず見事、20点満点を獲得。

2002年(平成14年)10月に森三中大島美幸と「交際0日」で結婚[5]。飲み会で酔っていたせいもあってか、鈴木が初対面の大島に向かって「結婚しよう」と言い、大島も「いいっすよ」と芸人のノリで返していた。しかし、会うたびに鈴木から「結婚しよう」と言われ続け、当時鈴木には恋人がいたことから(その後に別れている)大島も精神的に参ってしまい、見かねた森三中の村上知子が鈴木に電話で注意したほどである。ちなみに大島は、鈴木の電話番号を婚姻届を提出する日まで知らなかった。妻・大島美幸との馴れ初めを描いた著書『ブスの瞳に恋してる』を出版。2006年4月から、稲垣吾郎村上知子の主演でドラマ化された。

2009年(平成21年)11月22日、大島とともに「パートナー・オブ・ザ・イヤー 2009」に選出された。

2012年(平成14年)9月3日、ちゃんこ屋鈴木ちゃんを開店(その後、2018年4月30日に閉店)。

2015年(平成27年)7月6日、自身のブログ育休(本人曰く父勉)のため一部を除き1年間休業することを発表した[6](そのため一時はすますま・すずき名義で担当していた『めちゃ×2イケてるッ』以外の全ての担当番組を一時的に降板していた)。同年、待望の第一子、笑福(えふ)を授かる。

2018年(平成30年)5月公開の映画『ラブ×ドック』で、映画監督デビューを果たした[7]

2018年(平成30年)8月、メシ酒場鈴木ちゃんを開店。

2023年10月12日 2024年3月限りでの放送作家業、文筆業からの引退を宣言[1]

人物 編集

ラジオ番組の『THE 放送サッカーズ』(ニッポン放送)で半年かけて弟子を募集し、弟子を『中島知子と鈴木おさむ エンタな日曜日』(ニッポン放送)でノーギャラ作家として雇っていた。

結婚直後、大島は鈴木を「おさむさん」、鈴木は大島を「大島」と呼び合っていたが、結婚半年後に他人行儀を打破しようと大島は鈴木を「むーたん」、鈴木は大島を「みーたん」と呼び合うことにする。

白鵬と親交がある。白鵬が30回目の幕内優勝を果たした翌日には優勝祝賀会に呼ばれており、この時に力士たちが面白いことに気付き、それ以来鈴木は力士をバラエティー番組に起用するようになった。こうしたことから鈴木が遠藤逸ノ城などを中心とした力士ブームの火付け役となったとする分析も存在している[8]

大映ドラマファンを公言しており、2017年平成29年)のテレビドラマ奪い愛、冬』(テレビ朝日)で大映ドラマの要素を取り入れた脚本を行って以降、2020年令和2年)放送の『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日)は前クールで大映テレビ制作『テセウスの船』(TBSテレビ)が放送された影響もあり、「令和版・大映ドラマ」として放送評論者の注目を集めることになった[9][注釈 1]

現在の担当番組 編集

テレビ 編集

NHK Eテレ 編集

TBSテレビ 編集

フジテレビ 編集

テレビ朝日 編集

AbemaTV

テレビ東京 編集

YouTube 編集

ラジオ 編集

過去の担当番組 編集

タモリ 編集

SMAP 編集

中居正広 編集

木村拓哉 編集

稲垣吾郎 編集

草彅剛 編集

香取慎吾 編集

キャイ〜ン 編集

ココリコ 編集

田中直樹 編集

爆笑問題 編集

太田光 編集

タカアンドトシ 編集

Kis-My-Ft2 編集

藤ヶ谷太輔 編集

その他のテレビ番組 編集

日本テレビ 編集

TBSテレビ 編集

フジテレビ 編集

テレビ朝日 編集

AbemaTV

テレビ東京 編集

LaLa TV 編集

ラジオ番組 編集

他多数

出演 編集

CM 編集

PV 編集

テレビ番組 編集

ラジオ番組 編集

パーソナリティ
ゲスト出演

インターネット放送 編集

作品 編集

脚本 編集

テレビドラマ

ウェブドラマ

テレビアニメ

映画

アニメ映画

舞台

  • 芸人交換日記〜イエローハーツの物語〜 (2011年) - 演出も担当
  • 美幸 - アンコンディショナルラブ - (2012年・2013年・2015年) - 演出も担当[16]
  • 僕だってヒーローになりたかった (2017年) - 演出も担当
  • カレフォン(2018年) – 演出も担当
  • もしも命が描けたら(2021年) – 演出も担当
  • カレフォン(2018年) – 演出も担当
    • BOOK ACT「芸人交換日記」(2020年1月) – 演出も担当

その他

監督 編集

PV

映画

作詞 編集

SMAP 編集

  • 「ジャラジャラJAPAN〜for the Japanese〜」(アルバム「S map〜SMAP 014」内)
  • 「FIVE RESPECT」(アルバム「SMAP 015/Drink! Smap!」内、N.マッピーこと中居正広と合作)
  • 「時間よとまれ」(稲垣吾郎ソロ/SMAP・アルバム「Drink!Smap!」内)
  • 「SMAPのポジティブダンス」(アルバム「We are SMAP!」内)

その他 編集

  1. 死ぬほどあなたが好きだから
  2. たまには泣いてもいいですか?
  3. さくらいろ
  1. Thank youじゃん!
  2. 友+情を、くっつけて(アルバム「Yummy!!」内)
  1. 神様コネクション
  2. 大吉中吉小吉
  3. 当たり前なんかない
  1. まぼろしウインク
  2. フライングベイビーズ

漫画原作 編集

構成・演出 編集

舞台・ライブ

前述のよゐこ、キャイ〜ンライブ以外にもライブの構成・演出を手掛け、吉本興業の若手芸人と結成した劇団「ザ・おさむショー」では、座長と構成・演出も。

  • THE SECRET LIVE(1999年7月1日-4日・新宿紀伊國屋サザンシアター。出演・中居正広、草彅剛、香取慎吾)
  • 劇団「ザ・おさむショー」(2003年6月)
    • ザ・おさむショー「あるニューハーフ対ヤクザのはなし」(2004年4月3日-4日)
    • 劇団「ザ・おさむショー」(2004年12月21日-22日)
  • だめんず・うぉ〜か〜舞台版演出(2006年5月16日、5月17日、紀伊國屋サザンシアター)
  • うす皮一枚(2006年9月8日-10日、下北沢本多劇場)構成・演出
  • 田村亮一座立ち上げ公演『噂のホスピタル〜太陽のコマチ、エンジェル〜』(2007年11月30日、12月1日、LAFORET MUSEUM 原宿)構成・演出
  • 尋常人間ゼロ(2008年3月28日-3月30日、下北沢本多劇場)構成・演出
  • 春子ブックセンター(2008年6月)脚色・演出
  • トークライブ「放送作家 鈴木おさむの芸人お見合い〜仲良くなりまSHOW〜」(2008年7月8日〜以降不定期、東京カルチャーカルチャー
  • カンニング竹山単独ライブ『放送禁止』(2009年~2017年、天王洲 銀河劇場ほか)構成・演出

著書 編集

その他 編集

脚注 編集

注釈
  1. ^ 『M 愛すべき人がいて』は、角川大映スタジオが制作に関わっているが、大映本体の後身のため大映テレビとの関連は薄く、本来は「大映ドラマ」のカテゴリーには入らない。
  2. ^ 番組初出演予定だった2022年4月5日と12日は、新型コロナウイルス感染症罹患にともなう療養のため休演し、4月19日が初出演となった。
  3. ^ 番組初出演予定だった2022年4月6日と13日は、新型コロナウイルス感染症罹患にともなう療養のため休演し、4月20日が初出演となった。
出典
  1. ^ a b 鈴木おさむ、放送作家と脚本業の引退を発表 来年3・31まで「120%全力で」【コメント全文】”. Oricon. 2023年11月10日閲覧。
  2. ^ 特集「笑う家族に福きたる?」放送作家 鈴木おさむ氏”. 山口市男女共同参画センター. 2023年3月19日閲覧。
  3. ^ 鈴木おさむ、妻・大島美幸との19年前の写真公開 「この頃から似てる?」「兄妹のよう」の声”. ORICON NEWS (2021年6月3日). 2021年6月3日閲覧。
  4. ^ 鈴木おさむ氏 スペシャルトークイベント 「大学と学びと マスメディア」 明治学院大学 - 高校生新聞オンライン
  5. ^ “大島美幸・鈴木おさむ氏の交際0日婚、結婚後も3カ月別居だった”. デイリースポーツ onlie. (2017年3月22日). https://www.daily.co.jp/gossip/2017/03/22/0010024956.shtml 2018年6月4日閲覧。 
  6. ^ 鈴木おさむ氏、放送作家1年休業を報告 育休改め“父勉”に専念
  7. ^ “鈴木おさむ、映画監督デビュー!主演は吉田羊”. 映画.com. (2017年4月3日). https://eiga.com/news/20170403/2/ 2018年6月4日閲覧。 
  8. ^ 豊富な宴会人脈 カラテカ入江が語る白鵬との“メル友”秘話 日刊ゲンダイ 2015年2月1日
  9. ^ 大映ドラマ:令和の現代になぜ受ける? 「M 愛すべき人がいて」「テセウスの船」… SNSだけではない理由”. まんたんウェブ. 2020年6月6日閲覧。
  10. ^ 2014年10月15日のブログ 鈴木おさむオフィシャルブログ
  11. ^ 大森靖子「前説ADvance」MVで絶望する藍染カレンが坂上忍、鈴木おさむ、大島美幸と出会う”. 音楽ナタリー (2022年9月1日). 2022年9月5日閲覧。
  12. ^ “鈴木おさむが次世代担う芸人を発掘する新番組始動、初回ゲストはインディアンス”. お笑いナタリー. (2016年10月15日). https://natalie.mu/owarai/news/205440 2016年10月17日閲覧。 
  13. ^ アナザースカイ『放送作家の鈴木おさむが人生の節目で訪れる伊勢へ!結婚式秘話!』
  14. ^ “倉科カナ&三浦翔平、ドロキュン恋愛ドラマで共演 鈴木おさむ氏が描く“奪い愛””. ORICON STYLE. (2016年11月17日). https://www.oricon.co.jp/news/2081584/full/ 2016年11月17日閲覧。 
  15. ^ 浜崎あゆみ「M 愛すべき人がいて」連続ドラマ化”. 映画ナタリー. 2020年2月29日閲覧。
  16. ^ 鈴木浩介&大島優子出演 鈴木おさむ作・演出『美幸』が来年5月に上演”. シアターガイド (2015年3月17日). 2015年3月20日閲覧。
  17. ^ 鈴木おさむ初の書き下ろしマンガ原作! しかも少女マンガ誌「なかよし」で!? 強烈キャラが連発!小学生の貧困格差をホラーに描く『秘密のチャイハロ』新連載スタート!”. PRTIMES (2017年12月1日). 2018年9月21日閲覧。
  18. ^ “小学生のリアルな悩みを描く、ワコールとコラボしたなかよしの新連載「JSのトリセツ」”. コミックナタリー. (2020年6月3日). https://natalie.mu/comic/news/381695 2020年6月3日閲覧。 
  19. ^ “鈴木おさむ氏が作詞を 南房総 来春誕生の千倉小・校歌”. 房日新聞. (2013年10月10日). http://www.bonichi.com/News/item.htm?iid=8346 2014年4月13日閲覧。 
  20. ^ “鈴木おさむが原作、姉妹と夫たちの愛憎渦巻くサイコラブ新連載”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年11月2日). https://natalie.mu/comic/news/499820 2022年11月2日閲覧。 
  21. ^ 森三中大島の妊活突入から出産まで、鈴木おさむ「妊活ダイアリー」発売”. お笑いナタリー (2015年8月27日). 2015年8月28日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集