小谷村

日本の長野県北安曇郡の村

小谷村(おたりむら)は、長野県北安曇郡に属している。特別豪雪地帯に指定されており、冬季は大規模スキー場が多くの観光客で賑わう。

おたりむら ウィキデータを編集
小谷村
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小谷村旗 小谷村章
小谷村旗 小谷村章
1968年9月3日制定
日本の旗 日本
地方 中部地方甲信越地方信越地方
都道府県 長野県
北安曇郡
市町村コード 20486-2
法人番号 7000020204862 ウィキデータを編集
面積 267.91km2
(境界未定部分あり)
総人口 2,553[編集]
推計人口、2022年10月1日)
人口密度 9.53人/km2
隣接自治体 長野市北安曇郡白馬村
新潟県:糸魚川市妙高市
村の木 ブナ(2008年、合併50周年により指定)
村の花 オオヤマザクラ
小谷村役場
村長 中村義明
所在地 399-9494
長野県北安曇郡小谷村大字中小谷丙131
北緯36度46分45秒 東経137度54分30秒 / 北緯36.77906度 東経137.90825度 / 36.77906; 137.90825座標: 北緯36度46分45秒 東経137度54分30秒 / 北緯36.77906度 東経137.90825度 / 36.77906; 137.90825
Otari Village Hall ac (1) 01.jpg
外部リンク 公式ウェブサイト

小谷村位置図

― 市 / ― 町 / ― 村

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地理編集

長野県の北西端部に位置し、中央部を姫川が流れている。

村の東部は、妙高戸隠連山国立公園を含み、雨飾山など頸城山塊にあたる標高2000m前後の山がそびえ、西部には中部山岳国立公園を含む、白馬連峰の標高2500m前後の山がそびえる。すなわち2つの国立公園を持つ村である。戦前には金鉱山の地蔵鉱山が存在していたが、2013年に再開山(新規鉱業権取得)し、日本でも数少ない金鉱山の一つとなっている。

静岡-糸魚川構造線上にあるため、村は峡谷型の地形、脆弱な地質条件であるため、地すべり、山腹崩壊等の土砂災害が発生しやすく、過去に幾度も大規模な被害に見舞われている。

全面積の88%を森林が占め、耕地は3%弱と圧倒的に森林が多い。森林セラピー基地に認定されている。また、栂池高原という高原も広がる。大網地区は65歳以上が7割を占める限界村落。2013年に42年ぶりの新婚夫婦が誕生した。

地形編集

山岳
河川
  • 姫川
    • 松川
    • 中谷川
    • 楠川
    • 土谷川
    • 浦川 - 日本初のスーパー暗渠砂防ダムである浦川スーパー暗渠砂防堰堤がある。
    • 横川
湖沼

大字編集

  • 北小谷
  • 中小谷
  • 中土
  • 千国

隣接している自治体編集

人口編集

 
小谷村と全国の年齢別人口分布(2005年) 小谷村の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 小谷村
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性

小谷村(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より


歴史編集

中世編集

近世編集

 
千国街道にある牛方宿
  • 江戸時代 - 千国街道の宿場町である千国宿松本藩の千国番所が置かれ、警備や取締りが行われた。
  • 1702年(元禄15年) - 越後国頸城郡との間で境界紛争が発生。信濃国側の言い分が通った。

近代編集

 
1911年に発生した稗田山崩れ
  • 1871年(明治4年) - 7月14日には松本県の所属となり、11月には筑摩県の所属となる。
  • 1876年(明治9年)8月21日 - 長野県の所属で落ち着く。
  • 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、北安曇郡南小谷村中土村北小谷村が発足。3村は通称「小谷3カ村」と呼ばれた。
  • 1911年(明治44年)8月8日 - 浦川上流の稗田山北側斜面が崩壊。4日後の天然ダム決壊による土砂流出も合わせて、北小谷村中心部の来馬集落が埋まるなど、姫川流域全体に甚大な被害が及ぶ(稗田山崩れ)。

現代編集

  • 1957年(昭和32年)8月14日 - 国鉄大糸線が全通[1]
  • 1958年(昭和33年)4月1日 - 北小谷村・中土村・南小谷村が合併して北安曇郡小谷村が発足[1]
  • 1978年(昭和53年)2月3日 - 豪雪により大網地区など7地区509人が孤立状態となる。雪害対策本部を設置[2]
  • 1995年(平成7年)7月11日 - 姫川流域を中心に7.11水害が発生。北小谷地区などが孤立する。
  • 1996年(平成8年)12月6日 - 蒲原沢土石流災害発生。

行政編集

歴代村長編集

就任日 退任日 名前
2003年4月27日 2011年4月26日 小林三郎
2011年4月27日 2019年4月26日 松本久志
2019年4月27日 現職 中村義明

所轄機関編集

姉妹都市・提携都市編集

日本国内
日本国外

議会編集

長野県議会編集

  • 選挙区:北安曇郡選挙区
  • 定数:1人
  • 任期:2019年(平成31年)4月30日 - 2023年(令和5年)4月29日
  • 宮沢敏文(無所属)

衆議院編集

当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数 重複
下条みつ 65 立憲民主党 101,391票
比当 務台俊介 65 自由民主党 68,958票
手塚大輔 38 日本維新の会 43,026票

経済編集

小谷村ではスキー場を中心とする観光業が発達し、栂池高原スキー場白馬乗鞍温泉スキー場白馬コルチナ国際スキー場の3つのスキー場を有する。

教育編集

小学校編集

中学校編集

社会教育編集

交通編集

鉄道編集

南小谷駅より千国方面はJR東日本、中土方面はJR西日本の管轄となっている。1982年(昭和57年)には特急あずさが南小谷駅への乗り入れを開始した[4]

バス編集

道路編集

村内に高速道路は通っていない。関東方面からは、上信越自動車道長野IC、中京方面からは、長野自動車道安曇野IC、北陸、関西方面からは北陸自動車道糸魚川ICからのアクセスが便利。道の駅として道の駅小谷がある。

国道

名所・旧跡・観光スポット編集

 
栂池高原スキー場
名所・旧跡
  • 千国街道塩の道
    • 千国の庄史料館 - 千国街道千国宿にあった番所を復元した史料館。
    • 牛方宿 - 江戸時代に建てられた民家を用いた史料館。長野県指定文化財。
  • 平倉城
  • 小谷村郷土館 - 1971年まで小谷村役場として使用された建物を用いた史料館。
  • 小谷村複合拠点施設 おたりつぐら - 宿泊施設を備えたコミュニティ施設。
観光スポット

祭事・催事編集

 
中谷大宮諏訪神社例祭における狂拍子
  • 中谷大宮諏訪神社例祭
  • 千国諏訪神社例祭
  • 深原 花とうろう祭り
  • 大網 雪と火の祭り
  • 塩の道祭り
  • 小谷新そば祭り

脚注編集

  1. ^ a b 小谷村誌刊行委員会 『小谷村誌 社会編』小谷村、1993年、893頁。 
  2. ^ 「信越ではドカ雪 長野県北 百四十世帯が孤立」『朝日新聞』1978年2月3日夕刊、3版、9面
  3. ^ a b c 小谷村誌刊行委員会 『小谷村誌 社会編』小谷村、1993年、897頁。 
  4. ^ a b 小谷村誌刊行委員会 『小谷村誌 社会編』小谷村、1993年、896頁。 
  5. ^ 『全国温泉大事典』旅行読売出版社、1997年、pp. 380-381。
  6. ^ a b 『全国温泉大事典』旅行読売出版社、1997年、p. 380。

外部リンク編集