白馬村

日本の長野県の村

白馬村(はくばむら)は、長野県北西部に位置する北安曇郡北アルプスの麓にあり、夏は登山、冬はスキーの観光客が訪れ、避暑地として知られる。単体のスキー場としては国内最大規模の八方尾根スキー場があり、長野オリンピックの会場にもなった。

はくばむら
白馬村
Happo-one16s5s4410.jpg
八方尾根から望む市街地
Flag of Hakuba, Nagano.svg
白馬村旗
Symbol of Hakuba Nagano chapter.svg
白馬村章
村旗:1956年昭和31年)9月30日制定
村章:1967年昭和42年)10月2日制定
日本の旗 日本
地方 中部地方甲信越地方
都道府県 長野県
北安曇郡
団体コード 20485-4
法人番号 7000020204854
面積 189.36 km²
(境界未定部分あり)
総人口 8,780
推計人口、2017年10月1日)
人口密度 46.4人/km²
隣接自治体 小谷村長野市大町市
上水内郡小川村
富山県黒部市下新川郡朝日町
新潟県糸魚川市
村の木 オオヤマザクラ
コブシ
村の花 カタクリ
白馬村役場
所在地 399-9393
長野県北安曇郡白馬村大字北城7025
北緯36度41分53秒東経137度51分42.9秒
Hakubamura yakuba.JPG
外部リンク 白馬村

白馬村位置図

― 市 / ― 町 / ― 村

 表示ノート編集履歴 ウィキプロジェクト
北城から見た白馬連峰
白馬村の最高峰の白馬岳(標高2,932 m)。白馬山荘(上)と村営白馬岳頂上宿舎(下)の日本で最大規模の山小屋があり、登山者が訪れる。

目次

名称編集

村名は富山県と接する白馬連峰白馬岳(しろうまだけ)に由来するが、正式な読みは異なる。室町時代には沢渡、佐野、飯田、飯森からなる四ヶ庄と呼ばれる六条院領の荘園が存在した。

地理編集

村の西側には標高2,900 m前後の山々が連なる後立山連峰、東側には1,500 m前後の小谷山地があり、山塊に挟まれた白馬盆地は南北に細長い形をとっている。

盆地内を姫川がほぼ南北に縦断している。村内で松川平川などの大きな支流が姫川に合流し、複合扇状地を形成している。

長野市、小谷村、大町市、小川村、富山県黒部市、朝日町と隣接するほか、隣接区間はわずか200 mほどではあるが、新潟県糸魚川市とも接している(道路はないため、新潟県との県境を通過することは不可能。また富山県との県境は地形が険しく道路がなく往来は不可能で両県の最短ルートは糸魚川経由となる)。

夏は冷涼。冬は寒冷で大量の降雪がある「特別豪雪地帯」であるため、スキーを軸とした観光業がある。

気候編集

前述の通り特別豪雪地帯に指定されている。また、ケッペンの気候区分において亜寒帯湿潤気候となっている。

  • 気温 - 最高36.2℃(1994年(平成6年)8月16日)、最低-18.7℃(1981年(昭和56年)1月31日
  • 最大降水量 - 188ミリ(1995年(平成7年)7月11日
  • 最大瞬間風速 - 25.0メートル(2010年(平成22年)3月21日
  • 最深積雪 - 187センチ(1980年(昭和55年)12月28日
  • 夏日最多日数 - 100日(2013年(平成25年))
  • 真夏日最多日数 - 41日(2010年(平成22年))
  • 酷暑日最多日数 - 1日(1994年(平成6年))
  • 熱帯夜最多日数 - 0日(1978年(昭和53年) - )
  • 冬日最多日数 - 149日(1995年(平成7年))

歴史編集

人口編集

 
白馬村と全国の年齢別人口分布(2005年) 白馬村の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 白馬村
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
白馬村(に相当する地域)の人口の推移
1970年 6,292人
1975年 6,495人
1980年 7,131人
1985年 7,919人
1990年 8,356人
1995年 8,906人
2000年 9,492人
2005年 9,500人
2010年 9,205人
2015年 8,929人
総務省統計局 国勢調査より

行政編集

村長編集

  • 太田新助 - 1956年 - 1966年 (3期)
  • 松沢安蔵 - 1966年 - 1974年 (2期)
  • 横沢 裕 - 1974年 - 1990年 (4期)
  • 西沢 泰 - 1990年 - 1994年 (1期)
  • 福島信行 - 1994年 - 2006年 (3期)
  • 太田紘熙 - 2006年 - 2014年 (2期)
  • 下川正剛 - 2014年8月7日就任(1期目)

所轄広域連合編集

所轄警察署編集

所轄消防署編集

経済編集

産業編集

  • 観光業
1990年代以降、スキー低迷で長らく閑散とした状態が続いていたが、2005年頃から、韓国オーストラリアなど海外からの観光客が増えた。年間宿泊者数は従前の3倍強の3万人前後に膨らみ、地元ではスキー客の減少対策として、和田野を中心に約10軒の宿泊施設が「ハクバ・ツーリズム」を結成し観光誘客に取り組んだが、海外での知名度があがるにつれて廃業や経営難から売りに出されたペンションの買収が進み、白馬食品衛生協会の調査では2007年には外国人がオーナーの施設は30軒にのぼった。 なかにはスキー場を買収するオーストラリアの投資ファンドもあった。
登山事故が非常に多く2005年からの約10年間で56名の死亡事故が起こっている。しかしながら基礎自治体レベルで講じられた対策は特になく、県により長野県白馬山岳遭難救助対策センターが設置されているが、無雪期においても死亡事故が相次いでいる。
2007年12月1日の「世界エイズデー」では、長野県がエイズ患者・HIV感染者の報告数が全国で2番目に多いと指摘され、白馬村などの外国人観光誘客に深刻な影響を与えうるものとして県レベルでの対策が急務とされている。

姉妹・友好都市編集

地域編集

教育編集

交通編集

 
白馬駅

鉄道路線編集

東日本旅客鉄道

バス路線編集

アルピコ交通(旧川中島バス)
  • 高速バス 新宿駅西口中央道八王子 - 白馬五竜・白馬町・白馬八方(京王バス東と共同運行)
  • 高速バス 成田空港横浜駅(YCAT) - 白馬さのさか・白馬五竜・白馬八方・白馬岩岳・栂池高原・白馬乗鞍・白馬コルチナ ※冬季のみ
  • 高速バス 東京駅 - 白馬さのさか・白馬五竜・白馬八方・白馬岩岳・栂池高原・白馬乗鞍・白馬コルチナ ※冬季のみ
  • 特急バス 長野駅東口 - サンサンパーク白馬 - 白馬五竜 - 白馬駅 - 白馬八方 - 白馬乗鞍
  • 特急バス 松本バスターミナル・松本インター前 - 白馬さのさか・白馬五竜・白馬町・白馬駅・白馬八方 ※冬季のみ
  • 路線バス栂池線 白馬駅 - 白馬八方 - 岩岳新田 - 栂池高原 - 白馬乗鞍
  • 路線バス猿倉線 白馬駅 - 白馬八方 - 猿倉

道路編集

村内に高速道路は通っていない。関東方面からは、上信越自動車道長野IC、中京方面からは、長野自動車道安曇野IC、北陸、関西方面からは北陸自動車道糸魚川ICからのアクセスが便利。

一般国道

都道府県道 主要地方道

一般県道

村道

村道0105号線(白馬山麓線)
白馬村の基幹道路として第一期事業で2.6 km、第二期事業で4.5 kmが整備された八方 - 新田を結ぶ道路。1998年平成10年)2月に開催された長野冬季オリンピック・パラリンピックのときに、アルペン・クロス・ジャンプ競技会場を結ぶ道路として利用された[3]。現在は観光道路として利用され、3000 m級の白馬連峰を一望にできる[3]。沿道にはスキー場や白馬岳高山植物帯があるほか、白馬八方温泉や白馬塩の道温泉などの温泉も数多くある。1987年昭和62年)8月10日に美観性と機動性を基準に、「『白馬連峰』の山岳美を望む道」として旧建設省と「道の日」実行委員会により制定された「日本の道100選」に選ばれている[4]

道の駅

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事編集

出身人物編集

脚注編集

  1. ^ 図典 日本の市町村章 p121
  2. ^ Jumelages, pactes d'amitié et partenariats”. 2011年9月9日閲覧。
  3. ^ a b 「日本の道100選」研究会 2002, pp. 90–91.
  4. ^ 「日本の道100選」研究会 2002, p. 9.

参考文献編集

  • 「日本の道100選」研究会 『日本の道100選〈新版〉』 国土交通省道路局(監修)、ぎょうせい2002年6月20日ISBN 4-324-06810-0

外部リンク編集