御代田町
日本の長野県北佐久郡の町
御代田町(みよたまち)は、長野県北佐久郡の町。町の北部には浅間山の裾野が広がる。
みよたまち ![]() 御代田町 | |||||
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国 |
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地方 | 中部地方、甲信越地方、信越地方 | ||||
都道府県 | 長野県 | ||||
郡 | 北佐久郡 | ||||
市町村コード | 20323-8 | ||||
法人番号 | 6000020203238 | ||||
面積 |
58.79km2 | ||||
総人口 |
15,892人 [編集] (推計人口、2023年3月1日) | ||||
人口密度 | 270人/km2 | ||||
隣接自治体 |
小諸市、佐久市、北佐久郡軽井沢町 群馬県:吾妻郡嬬恋村 | ||||
町の木 | いちい | ||||
町の花 | ヤマユリ | ||||
御代田町役場 | |||||
町長 | 小園拓志 | ||||
所在地 |
〒389-0292 長野県北佐久郡御代田町大字馬瀬口1794番地6 北緯36度19分20秒 東経138度30分24秒 / 北緯36.32233度 東経138.50675度座標: 北緯36度19分20秒 東経138度30分24秒 / 北緯36.32233度 東経138.50675度 ![]() 御代田町役場 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
リゾート地として有名な軽井沢町、観光地として有名な小諸市、県内有数の都市機能を持つ佐久市に囲まれた、立地の優れた自然豊かな町で、戦後は避暑地・別荘地として、また近年では移住者が増加していることでも知られる。観光関連では西軽井沢という異称も持つ。
地理編集
長野県中東部に位置し、しなの鉄道線が東西に横断し、並行して国道18号、南北に旧中山道が走る。上信越高原国立公園の区域に含まれる。
隣接する市町村編集
歴史編集
北部の小沼・塩野地域は『和名類聚抄』の小沼郷にあたる。町の南西部の小田井には、中世から小田井城があり、1547年(天文16年)には小田井原の戦いがあった。近世は、旧中山道の宿場町の小田井宿として栄えた。
沿革編集
- 1956年(昭和31年)9月30日 - 北佐久郡御代田村・小沼村・伍賀村が合併して発足[1]。
- 1957年(昭和32年)2月1日 - 大字茂沢の一部が軽井沢町、大字御代田の一部(西屋敷・荒田・小田井下宿)が浅間町、大字塩野の一部(乗瀬・水出)が小諸市にそれぞれ編入。
- 1959年(昭和34年)4月1日 - 軽井沢町の一部(大字追分のうち西鰍沢)を編入。
- 1987年(昭和62年)9月25日 - 町民憲章制定[2][注 1]。
- 2018年(平成30年)5月7日 - 町の庁舎を御代田町大字御代田2464-2から御代田町大字馬瀬口1794番地6[3]へ移転。
人口編集
御代田町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 御代田町の年齢・男女別人口分布(2005年) |
■紫色 ― 御代田町
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 |
御代田町(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
行政編集
- 町長:小園拓志(2019年2月28日就任・1期目)
議会編集
町議会編集
- 町議会議長:五味髙明(2019年9月19日就任)
- 議員定数:14人(任期 - 2025年9月)
長野県議会(佐久市北佐久郡選挙区)編集
詳細は「長野県議会」を参照
- 定数:4人
- 任期:2019年(平成31年)4月30日 - 2023年(令和5年)4月29日
- 大井岳夫(自由民主党)、花岡賢一(無所属)、小山仁志(無所属)、竹花美幸(無所属)
衆議院編集
- 選挙区:長野3区(上田市、小諸市、佐久市、千曲市、東御市、南佐久郡、北佐久郡、小県郡、埴科郡)
- 任期:2021年10月31日 - 2025年10月30日
- 投票日:2021年10月31日
- 当日有権者数:399,168人
- 投票率:59.32%
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 重複 |
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当 | 井出庸生 | 43 | 自由民主党 | 前 | 120,023票 | ○ |
比当 | 神津健 | 44 | 立憲民主党 | 新 | 109,179票 | ○ |
池高生 | 53 | NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で | 新 | 3,722票 | ○ |
政府所管法人編集
国立研究開発法人編集
- 農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)管理本部(池の台管理部御代田事業場)[4]
- 農研機構畜産研究部門山地放牧研究拠点
経済編集
1950年式ポットスチル(単式蒸留器)
気候風土に適した精密工業、食品工業が盛ん。高原野菜の産地としても知られる。近年は、西軽井沢高原御代田として、避暑地、別荘地化もめざましい。 腕時計用ムーブメントのMIYOTAは、同町の地名が由来であり、業界では世界的な知名度を誇る。
産業編集
農業は、1960年頃より稲作からキャベツ、ハクサイへ、1965年頃からはレタス栽培が盛んとなった。工業は、1955年頃より工場誘致を行った。かつてはメルシャンが軽井沢蒸留所を所有したことあったが、閉鎖された。
地域編集
学校教育編集
- 御代田町立御代田中学校
- 御代田町立御代田北小学校
- 御代田町立御代田南小学校
社会教育編集
交通編集
鉄道路線編集
その他、東日本旅客鉄道(JR東日本)北陸新幹線が当町を通過しているが、駅はない。
路線バス編集
道路編集
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事編集
関連有名人編集
出身者編集
別荘所有者編集
その他編集
- 1996年に本州初のカーリング専用ホールである「カーリングホールみよた」(御代田町草越1173-141)が完成。以来、隣町である軽井沢町とともに、本州におけるカーリングの中心地となっている。
- 2002年7月、島谷ひとみによるカバーの影響で当時リバイバルヒットになっていた「亜麻色の髪の乙女」などで知られるグループサウンズバンドのヴィレッジ・シンガーズのボーカリスト・清水道夫の名を騙った男(当時53歳)が、「信州御代田龍神まつり」主催者の同町駅前商店会から謝礼15万円をだまし取るなどの詐欺の疑いで長野県警佐久署に逮捕される事件が発生。犯人の男は、同年7月下旬に開催された前夜祭における「町民カラオケ大会」で審査委員長を務め、西軽井沢ケーブルテレビに生中継される中で、約820人もの観客の前で「亜麻色の髪の乙女」の歌唱も披露したが、その顔は清水本人とは似ても似つかぬ顔立ちだったため、清水の知人であった地元住民の報告を受けて、この事実が発覚した。ただし、事件の報道を受けて行われた取材の中で、ヴィレッジシンガーズのメンバーである林ゆたかは、犯人の歌声については「ギャラとるだけあってうまかった」と苦笑いを浮かべつつも高く評価していたという[6]。翌年、騒動の余波もあって再結成したヴィレッジシンガーズが、主催者の一人である西軽井沢ケーブルテレビの依頼で「信州御代田龍神まつり」の前夜祭にゲスト出演し、ライブを行った。2016年にはこの騒動の一部始終が『ナニコレ珍百景』(テレビ朝日)で取り上げられた[7]。
脚注編集
注釈編集
出典編集
- ^ 同日、総理府告示第609号「町村の廃置分合」
- ^ a b 御代田町民憲章 御代田町 2021年10月10日閲覧。
- ^ 新役場庁舎建設だより5 (PDF) - 新庁舎はメルシャン株式会社軽井沢蒸留所跡地
- ^ “農研機構について/組織概要”. 農研機構. 2020年2月3日閲覧。
- ^ (PDF) 『御代田町 初となる「ふるさと大使」委嘱へ』(プレスリリース)御代田町、2020年9月30日 。2020年10月1日閲覧。
- ^ “Vシンガーズ偽者、歌唱力は上だった? - 元メンバーが告白”. ZAKZAK (2002年8月12日). 2016年3月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月28日閲覧。
- ^ “ナニコレ珍百景 - 2016年2月3日放送分”. テレビ朝日 (2016年2月3日). 2016年4月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月28日閲覧。
参考文献編集
- 宝月圭吾、小林寛義、宮脇昌三『長野県風土記』旺文社、1986年、ISBN 978-4010502334