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新宮駅

日本の和歌山県新宮市にある西日本旅客鉄道・東海旅客鉄道の駅

新宮駅(しんぐうえき)は、和歌山県新宮市徐福二丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)と東海旅客鉄道(JR東海)の紀勢本線。JRの境界駅の一つ。事務管コードは▲622038[2]

新宮駅
駅前広場と駅舎(2010年7月)
駅前広場と駅舎(2010年7月)
しんぐう
Shingū
**鵜殿 (3.6km)
(4.7km) 三輪崎**
所在地 和歌山県新宮市徐福二丁目1-1
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)*
東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 W 紀勢本線(きのくに線)(JR西日本)
紀勢本線(JR東海)
キロ程 180.2km(亀山起点)
電報略号 シク
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
959人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 1913年大正2年)3月1日[1]
備考 直営駅管理駅
窓口営業時間5:20~21:30
みどりの窓口
(自動券売機 有)
* 会社境界駅(JR西日本の管轄駅)
** 鵜殿方(非電化区間) - JR東海
** 三輪崎方(電化区間) - JR西日本
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目次

概要編集

新宮市の代表駅であり、紀勢本線の運行上重要な役割を持つ駅で、紀勢本線は当駅を境にJR西日本の管轄(愛称:きのくに線)とJR東海の管轄に分かれており(当駅の管轄はJR西日本)両会社の境界駅になっている[1]。またJR東海が管轄する亀山駅方は非電化、JR西日本が管轄する和歌山駅方が電化のためその境目ともなっている。会社境界は下り場内信号機にある。熊野川橋梁と丹鶴トンネルの間が線路上の境界でトンネル北口に分界標識が立っている。

JR東海が運行する特急「南紀」の一部が名古屋駅から当駅を越えて紀伊勝浦駅まで運行されるが、その他は当駅をまたいで運行される列車は設定されていない。和歌山県内の駅で最も東に有る。

歴史編集

 
開業風景 沿線住民が日の丸の旗を振っている

駅構造編集

 
駅構内
 
ホーム
 
2・3番のりば

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の、あわせて2面3線を有する地上駅で、そのほかに側線も多く持っている。2つのホームは1本の地下道により結ばれており、単式ホームに接して大きな駅舎がある。

駅の3番線側には側線があり紀勢本線を走るJR西日本やJR東海の列車が留置される。この駅の1番線、一番三輪崎駅よりの脇にはJR西日本の新宮鉄道部があったが平成22年6月1日付けで新宮列車区と部署名が改称され支社直轄となった。 駅舎は昭和27年(1952年)竣工、鉄筋コンクリート造り886平方メートルの建築物である。この駅舎は3代目で、前年に2代目の駅舎が火災により焼失したため、新しく建てられたものになっている。駅舎は二階建てだが、待合所や改札の部分などほとんどが吹き抜けとなっており、二階部分はごくわずか。二階の待合所すみの螺旋階段から上ったところには喫茶店がある。また駅舎の一階の自動切符売り場脇には駅舎に入居する新宮市観光協会の観光案内所への入口がある。

みどりの窓口が設置されており駅レンタカー業務も行う。自動改札は無いが近距離きっぷ自動券売機が3台設置されている。この3台の自動券売機にはJR西日本区間とJR東海区間を区別する機能は付いていないが、1・2号機発行の券面には「旅客会社線」と表示され、3号機発行の券面には「西日本会社線」と表示される。また、万一の急病人発生に備え自動体外式除細動器(AED)が1台設置されている。AEDに関しては迅速かつ適切に対応できるよう係員全員が講習と訓練を受けている。近年、子供を狙った犯罪から守るため「こども110番の駅」にも指定されている。

当駅は管理駅長が配置された直営駅であり、管理駅として当駅 - 見老津駅間の各駅を管轄している。トイレは、改札内・外に、設置されている。

のりば編集

のりば 路線 行先 備考
1 W きのくに線 紀伊勝浦和歌山新大阪京都方面[9] 「くろしお」は主にこのホーム
2・3 一部の特急含む
紀勢本線 熊野市尾鷲松阪名古屋方面[9][10]

上表の路線名は旅客案内上の名称(「きのくに線」は愛称)で表記している。

利用状況編集

1日の平均乗車人員は以下の通りである[11]

年度 1日平均
乗車人員
1998年 2,007
1999年 1,963
2000年 1,755
2001年 1,700
2002年 1,541
2003年 1,447
2004年 1,393
2005年 1,382
2006年 1,355
2007年 1,285
2008年 1,213
2009年 1,115
2010年 1,097
2011年 958
2012年 1,046
2013年 1,069
2014年 1,052
2015年 1,036
2016年 972
2017年 959

駅弁編集

以前は丸新により、めはりずしや「くじら弁当」などの駅弁が販売されていた[12][13]。2017年現在は販売されていない。

駅周辺編集

駅周辺は新宮の中心部で市役所なども近い。当駅を中心として新宮の市街地が広がっており、熊野速玉大社浮島の森など新宮の主な観光地も当駅から徒歩圏内に位置する。また、熊野本宮大社など、新宮駅からバスで行く観光地も多く存在しており、観光でも紀伊半島南部の拠点となる駅である。 駅前広場の一角には日本で最初に口語の唱歌を作詞した、新宮市出身の東くめの『鳩ぽっぽ』歌碑がある。

以下に、新宮駅周辺の主な施設や観光地を列挙する。

名所・観光施設等編集

官公庁・公共施設編集

教育施設編集

その他施設等編集

バス路線編集

周辺地域の公共交通機関の結節点となっており、駅前広場には待合室や各方面へのバス切符発券所を併設するバスターミナルがあり、2階には熊野交通の本社が入る。
名古屋方面、東京方面等の高速道路を経由する長距離路線は、駅前広場を回り込んだ三重交通新宮事務所前にある高速バスのりばから発着するので注意が必要。

  • 1番のりば … 主に紀伊勝浦方面の熊野交通が使用
  • 2番のりば … 主に本宮大社前、小口、高田方面の熊野交通が使用
  • 3番のりば … 主に熊野市駅方面の三重交通が使用、紀宝町住民バスもこちら
  • 4番のりば … 主に市内路線の熊野交通が使用
  • 5番のりば … 熊野交通、明光バス、奈良交通の特急・快速バスが使用
  • 高速バスのりば … 名古屋、東京方面の三重交通が使用
奈良交通
熊野交通
  • 特急バス 勝浦・本宮線(熊野古道アクセスバス)- 勝浦駅 行 / 本宮大社前 行
  • 新勝線 - 黒潮公園経由 / 市立医療センター経由 / 新翔高校前経由 紀伊勝浦駅 行
  • 川丈線 - 熊野本宮経由 本宮大社前 行
  • 川丈線 - 川湯・湯の峰温泉経由 本宮大社前 行
  • 高田線 - 高田 行
  • 新宮小口線 - 小口 行
  • 市立医療センター線 - 近大新宮高校前 行 / 市立医療センター 行
  • 新宮市内線(こみゅにてぃばす)
  • 新宮市内線(ふれあいばす)
三重交通
明光バス
  • 熊野古道快速バス - 本宮大社前・紀伊田辺駅方面 古賀浦 行
紀宝町町民バス
  • 相野谷線 - 上桐原 行

西日本ジェイアールバスが五新線(新宮 - 熊野本宮 - 七色、奈良交通・熊野交通と一部乗車券共通扱い)を運行していたが、2002年3月廃止された。

隣の駅編集

※特急「くろしお」「南紀」(「くろしお」は三輪崎方のみの運転)の隣の停車駅は各列車記事を参照。

西日本旅客鉄道
W きのくに線(紀勢本線)
新宮駅 - 三輪崎駅
東海旅客鉄道
紀勢本線
鵜殿駅 - 新宮駅

かつて存在した路線編集

日本国有鉄道
紀勢本線貨物支線(1938年までの紀勢中線旧線)
新宮駅 - 熊野地駅

その他編集

  • かつて和歌山線五条駅と当駅を結ぶ構想があった。
  • 特急利用すると1日目の駐車料金が無料になるパーク&ライドを実施中。限定3台。
  • 2011年3月11日までは和歌山方面の始発は5時半、終電は0時過ぎだった。当該の終電は東日本大震災発生による津波警報で見合わせになり10日までの運行となった。その後のダイヤ改正で前記の列車が白浜発着に見直された。2016年3月26日現在は6時30分始発、23時52分が終着である(前記の列車はすべて特急)。

脚注編集

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  1. ^ a b c d e f g h i j k 曽根悟(監修) 『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』25号 紀勢本線・参宮線・名松線、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月10日、9・18-21頁。
  2. ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
  3. ^ 「軽便鉄道運輸開始」『官報』1913年3月7日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  4. ^ 「鉄道省告示第281・282号」『官報』1934年6月26日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  5. ^ 「鉄道省告示第170・171号」『官報』1940年8月2日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  6. ^ 天王寺鉄道管理局三十年写真史P66に写真掲載
  7. ^ a b 天王寺鉄道管理局三十年写真史P189(年表)
  8. ^ 和歌山県内の特急 「くろしお」号停車駅で、ICOCAがご利用できるようになります![リンク切れ] 西日本旅客鉄道 ニュースリリース 2016年8月9日
  9. ^ a b 西日本旅客鉄道. “新宮駅│時刻表”. JRおでかけネット. 2019年4月21日閲覧。
  10. ^ 東海旅客鉄道. “紀勢線時刻表 尾鷲・名古屋方面 (PDF)”. 2019年4月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月21日閲覧。(駅に掲示される時刻表と同じもの)
  11. ^ 『和歌山県統計年鑑』及び『和歌山県公共交通機関等資料集』
  12. ^ JR西日本駅弁紀行 紀州路編 - 『Blue Signal』2011年1月号(No.134)西日本旅客鉄道
  13. ^ 有限会社丸新 - 日本鉄道構内営業中央会(2010年)

関連項目編集

外部リンク編集