渋谷らくごの会場であるユーロライブ。映画館を改修して作られたため、客席に傾斜がついている。

渋谷らくご(しぶやらくご)は、東京都渋谷区ユーロスペースで行われている落語会。通称シブラク。「初心者向けの会」という看板を掲げており、従来の寄席・落語会とは出演者・公演時間など、異なる点が多いのが特徴。

概要編集

発足は2014年11月。仕掛け人はユーロスペースの代表堀越謙三[1]。渋谷を再度若者文化の発信地とするため[1]ユーロスペースの2Fを購入、新たにホール「ユーロライブ」をオープンさせて、サンキュータツオキュレーターとして起用、渋谷らくごをスタートさせた。企画を立ち上げてから第一回をスタートさせるまでには一か月あまりしかなく、出演者や告知などは綱渡りの状態で始まった[2]

「初心者が楽しめる落語会」をマニフェストに掲げており、初心者でも気軽に訪れやすい番組編成、公演時間で開催されている。 公演は原則として、毎月第2金曜から5日間、1日2回の計10公演。場所はユーロスペース2階のユーロライブ。ホームページやTwitterなどによる情報発信を積極的に行っている。[3]

従来の寄席や落語会では行われなかった、プレビューとレビューの公開をホームページ上で行っている。レビューは来場者のなかから募集したモニターによって書かれている。以上のような取り組みから、従来の落語会と比べて客層が若く、笑いに対するレスポンスが良いのが特徴である。

毎月公演初日20時からの会はWOWOWぷらすとにて生中継されていたが、ぷらすとの運営がWOWOWからアクトビラに変更になった2019年6月から中止になっている。[4]

特徴編集

会場が元々映画館だったこともあり、めくりや緞帳などの設備はない(めくりの代わりに、演者の背後の壁に高座名が投影される)。座席はアーウィンシーティング社製である。[5]

渋谷らくごの会場等で配布されているチラシには、マニフェストとして以下の3点が挙げられている。

  1. 渋谷という場所だからこそ、若い人でも気軽に落語を楽しめる場所にします!
  2. 新しい切り口の興行内容とスタイルを構築し、トレンドを作ります!初めての人でもフラっと入って楽しめる、落語会を作ります!
  3. 演劇、映画、お笑い… そんな文化と落語を並列化します!

また渋谷らくご1周年を記念して発行された『渋谷らくご一周年記念本 渋谷らくご 2014.11-2015.10』には「渋谷らくごの八大特徴」として下記の8つが挙げられている。

  • 二ツ目と若手真打が中心となって輝き、ベテラン真打を尊敬する会
  • 演者の持ち時間は全キャリア共通30分
  • 都会人に合わせた開演期間、開演時間
  • 順序どおりではない出番順 組織をこえた個性的な出演陣 二ツ目でもトリをとる
  • 3か月以上経ったらおなじネタをかけてよい
  • 会場でもネットでも、演者と観客の双方向性
  • 多才なトークゲスト
  • 創作らくごネタおろし会「しゃべっちゃいなよ」ほか魅力的な企画のご提案

またそれ以外にも以下のような特徴がある。

  • 前座が開口一番を務めない(高座返しなど、楽屋仕事は行う)。
  • 二ツ目がトリを取ることがある。また真打が開口一番を務めることがある。
  • 開演前と開演後に、番組編成を務めるサンキュータツオとゲストのトークコーナーが設けられることがある。

公演スタイル編集

渋谷らくごでは、公演の曜日・時間帯によって、複数の公演スタイルがある。

現在までに行われたのは、以下の6種類である。

  • 渋谷らくご - 公演時間は2時間。4人の出演者が30分ずつネタを披露する。渋谷らくごで最も基本的なスタイルの会。
  • ひとりらくご - 公演時間は1時間。ひとりの出演者が60分高座を務める。原則として平日の18時に開催される。
  • ふたりらくご - 公演時間は1時間。ふたりの出演者が30分ずつネタを披露する。原則として平日の18時に開催される。
  • 創作らくご - 公演時間は2時間。4人の出演者が30分ずつネタを披露する。ネタは創作らくご限られる。
  • 林家彦いちプレゼンツ 創作らくごネタおろし会「しゃべっちゃいなよ」 - 2015年2月よりスタート。偶数月に開催され、4人の出演者と主催者の林家彦いちが出演し、創作らくごのネタおろしを行う。 また毎年12月には、その年の最優秀創作らくごを決めるグランドチャンピオン大会が行われる。
  • まくら王 - 4人の出演者が、マクラ(落語の本題の前に披露する軽い小咄など)を披露し、最後に出演するひとりが落語を一席披露する会。

原則として、平日は18時からの1時間公演と20時からの2時間公演の2公演。土・日・祝日は14時、17時からの2時間公演が行われる。

また2016年7月からは、渋谷らくご開催週の土曜20時に1時間の勉強会が開催されている。同年11月からは、「桂三木男を見守る会」と称し、真打昇進を控えた桂三木男の勉強会が毎月開催されていた。2018年1月から12月の1年間は、『月刊太福マガジン』と称し、玉川太福の高座を中心とした公演が行われた。2019年からは3人の出演者が得意ネタを演じる「テッパン演芸会」が、同年後半からは柳家緑太による一人会「おしゃべり緑太の会」が行われている。

出演者編集

若手真打と二ツ目が中心。主な出演者は、東京最大の協会である落語協会、二ツ目ユニット「成金」を擁する落語芸術協会落語立川流からが多い。また発足以来圓楽一門会からの出演者はいなかったが、2017年4月に三遊亭鳳笑が出演したことにより、東京四派の落語家がすべて出演することになった。落語以外には浪曲講談漫才が演じられることがある。上方で活動する落語家、浪曲師も出演している。

一方で、通常の寄席には欠かせない紙切り、太神楽、奇術、ボーイズ、三味線漫談などのいわゆる「色物」は出演しない。

主な出演者編集

落語協会編集

落語芸術協会編集

  • 三遊亭遊雀
  • 瀧川鯉斗
  • 柳亭小痴楽
  • 昔昔亭A太郎 - 2015年12月 第1回渋谷らくご特別賞(奇妙な二ツ目賞)受賞。
  • 瀧川鯉八 - 第1回、第3回渋谷らくご大賞受賞。第4回渋谷らくご大賞おもしろい二つ目賞受賞。2016年11月には6日間毎日高座に上がる「鯉八まつり」公演が行われた。
  • 春風亭昇々 - 第2回渋谷らくご大賞受賞。
  • 笑福亭羽光 - 第4回渋谷らくご創作大賞受賞。
  • 瀧川鯉津 - サンキュータツオに直談判して出演するようになった[6]

落語立川流編集

  • 立川左談次 - 2017年9月に、自身の落語家生活50周年を記念し、5日間毎日高座にあがる特別興行が行われた。2018年3月死去。最後の高座も渋谷らくごのであり、前述の喜多八同様、亡くなる直前まで高座に上がり続けていた。
  • 立川生志 - 2016年9月まで出演。
  • 立川志ら乃 - 2015年 渋谷らくご創作大賞受賞。
  • 立川こしら
  • 立川吉笑
  • 立川談吉
  • 立川寸志 - 2014年11月、初回公演の前座。二つ目昇進後に正式出演者として登場[7]

上方落語・フリー・浪曲・講談編集

  • 桂春蝶 - 上方落語協会所属だが、活動拠点が東京にあり、定期的に出演している。
  • 桂三四郎 - 上に同じ。
  • 快楽亭ブラック
  • 6代目神田伯山 - 初期の渋谷らくごではほぼ毎月出演していた。初めてトリを務めた2015年5月の会は初の満員札止めとなり、大きな話題となった(後述)。2019年12月13日の「神田松之丞卒業公演」で出演を終了。
  • 神田鯉栄 - 2019年から出演。迫力のある高座とマクラで人気を博し、以降毎月出演している。
  • 玉川奈々福
  • 玉川太福 - 2015年 渋谷らくご創作大賞受賞。
  • 沢村豊子(曲師)
  • 沢村美舟(曲師)
  • 玉川みね子(曲師)

表彰と受賞者編集

毎年12月に開催される創作らくごネタおろし会「しゃべっちゃいなよ」グランドチャンピオン大会にて表彰式が行われている。

年間を通じて最も活躍した二ツ目に贈られる渋谷らくご大賞(元々は面白い二つ目賞)と、年間で演じられた「しゃべっちゃいなよ」の最優秀賞である渋谷らくご創作大賞の表彰が行われる。渋谷らくご大賞の授与においては、受賞した人の経歴に傷がつかないよう、この賞が欲しいか、あらかじめ本人に確認している。

2015年12月15日『しゃべっちゃいなよ』チャンピオン大会編集

  • 渋谷らくご大賞 おもしろい二つ目賞 瀧川鯉八[8]
  • 渋谷らくご特別賞 奇妙な二つ目賞 昔昔亭A太郎[8]
  • 渋谷らくご創作大賞 立川志ら乃「そばーん」 玉川太福「地べたの二人 おかず交換」(同時受賞)
    • ノミネート:立川吉笑「tion」、昔昔亭A太郎「未定」、三遊亭粋歌「すぶや」
    • 創作落語大賞審査員:長嶋有(大江賞・芥川賞作家)、木下真之(ライター・創作らくごウォッチャー)、林家彦いち、サンキュータツオ

2016年12月12日『しゃべっちゃいなよ』チャンピオン大会編集

  • 渋谷らくご大賞 春風亭昇々
  • 渋谷らくご創作大賞 三遊亭粋歌「プロフェッショナル」[9]
    • ノミネート:春風亭昇々「寝坊もの」、笑福亭羽光「私小説落語青春篇2」、立川吉笑「歩馬灯」、 桂三四郎「YとN」、瀧川鯉八「長崎」、三遊亭彩大「艦内の若い衆」
    • 創作落語大賞審査員:長嶋有(大江賞・芥川賞作家)、木下真之(ライター・創作らくごウォッチャー)、林家彦いち、サンキュータツオ

2017年12月12日『しゃべっちゃいなよ』チャンピオン大会編集

  • 渋谷らくご大賞 おもしろい二つ目賞 瀧川鯉八
  • 渋谷らくご賞 たのしみな二つ目賞 立川寸志
  • 渋谷らくご創作大賞 古今亭駒次「10時打ち」
    • ノミネート:林家つる子「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」、立川吉笑「コンプライアンス」、玉川太福「地べたの二人~おかずの初日~」、瀧川鯉八「人生あやとり」、立川志ら乃「ほぼほぼ」、林家きく麿「桃のパフェ」
    • 創作落語大賞審査員:林家彦いち、長嶋有(芥川賞・大江賞作家)、美保純(女優)、木下真之 (ライター・創作らくごウォッチャー)、サンキュータツオ

2018年12月18日『しゃべっちゃいなよ』チャンピオン大会編集

  • 渋谷らくご創作大賞 笑福亭羽光「ペラペラ王国」[10]
    • ノミネート:春風亭昇羊「吉原の祖」、林家きく麿「二つ上の先輩」、瀧川鯉八「めでたし」、春風亭昇々「お隣さん」、古今亭駒治「ヤクルトレディ関根さん」、立川寸志「羊が一匹」
  • 渋谷らくご大賞 おもしろい二つ目賞 柳亭市童、瀧川鯉八 

創作落語大賞審査員:林家彦いち、長嶋有(芥川賞・大江賞作家)、池田裕子(女優)、木下真之 (ライター・創作らくごウォッチャー)、サンキュータツオ

この会は、WOWOWぷらすとでストリーミング配信・生中継された。通常の「初日公演」ではない会の生中継は初。

2019年12月17日『しゃべっちゃいなよ』チャンピオン大会編集

  • 渋谷らくご創作大賞 立川談吉「生モノ干物」
    • ノミネート:瀧川鯉八「四年目」、台所おさん「兄ぃと辰の珍騒動」、立川寸志「小林」、立川談吉「生モノ干物」、立川吉笑「当日談」立川笑二「わかればなし」、柳家花いち「心スタンド」

渋谷らくご大賞 おもしろい二つ目賞 立川笑二

創作落語大賞審査員:林家彦いち、長嶋有(芥川賞・大江賞作家)、木下真之 (ライター・創作らくごウォッチャー)、サンキュータツオ

特筆すべき公演編集

2014年11月 渋谷らくご発足公演

2014年11月8日(土)~11月11日(火)までの4日間公演。事前の周知や宣伝が十分ではないなか行われたが、早くもSNS上で多くの反響が寄せられた。[11]

2015年5月11日 20時 渋谷らくご

二ツ目の講談師、神田松之丞が初めてトリを取る会で渋谷らくご史上初の満員札止めとなった。そこで松之丞は自作の新作講談「グレーゾーン」を演じ、好評を得た。自身もマクラなどで、その会の熱狂的な雰囲気を口にすることがある。[12]

2015年 11月13日(金)~18日(水)渋谷らくご1周年特別公演

渋谷らくご史上初の6日間にわたる公演。

2016年1月12日(火)柳家ろべえがトリを取る会

当時二ツ目の柳家ろべえ(現・柳家小八)がトリを務めた会。春風亭一之輔、神田松之丞、そして師匠の柳家喜多八が出演するということで会場は超満員となった。正月公演ということもあり、特別にお年玉口上が行われた。[13]

2016年11月11日(金)~16日(水)渋谷らくご2周年特別公演

従来の落語会では考えられなかった、事前に出演者を明かさない「お楽しみ枠」を設けた。また前年の渋谷らくご大賞受賞者の瀧川鯉八が6日間すべてに出演した。[14]

お楽しみ枠では、立川志らく柳家喬太郎など、通常渋谷らくごには出演しない特別ゲストが高座にあがった。

2017年9月8日(金)~12日(火)立川左談次 落語家生活五十周年記念興行

渋谷らくごに毎月出演している立川左談次の落語家生活50周年を記念した特別興行。期間中毎日、立川左談次が出演したほか、春風亭一朝立川龍志柳家小里んなど、通常渋谷らくごには出演しないベテランの落語家も高座にあがった。以上のことから開催前から注目度が高く、結果的にそれまでの渋谷らくごの月間入場者数の新記録を更新する盛況となった。[15]

2017年9月11日(月)18:00開演「ふたりらくご 小痴楽十番勝負 扇辰編」

入船亭扇辰・柳亭小痴楽による二人会の予定が、小痴楽が寝坊で出番に間に合わず、急きょ扇辰が二席演じる独演会となった。[16][17]

2017年11月10日(金)~15日(水)渋谷らくご3周年記念御礼興行

通常興行より1日多い6日間の公演。前年に引き続き、立川志らくや柳家喬太郎、また初登場となる柳家花緑など、通常渋谷らくごには出演しない特別ゲストが出演する。[18]

2018年11月9日(金)~14日(水)渋谷らくご4周年記念御礼興行

通常興行より1日多い6日間の公演。立川志らくや瀧川鯉昇など、通常渋谷らくごには出演しない特別ゲストが出演したほか、『昭和元禄落語心中』原作者の雲田はるこがトークゲストとして参加した「渋谷らくご くもはるフェスin 渋谷らくご」も開催された。会場では、4周年を記念した冊子「渋谷らくご 2018」が販売された。

2019年1月12日(土)14:00開演「渋谷らくご ザッツ・演芸テイメント! 若手競演」

開口一番の柳家わさびが「反対俥」を演じた後、次に上がった立川こしらが、わさびの許可を得た上で同じ「反対俥」を続けて演じるという、通常の寄席やホール落語ではありえない番組となった。ただし、立川こしらの「反対俥」は通常の古典落語とは異なる独自の解釈を含む内容なので、観客には全く同じ噺に聞こえたわけではない。[19]

2019年3月8日(金)・11日(月)立川左談次追善興行

前年3月に亡くなった立川左談次を偲び、ゆかりが深い落語家が登場する特別興行が行われた。また左談次生前の映像が高座に投影された。2017年9月に行われた立川左談次 落語家生活五十周年記念興行での高座5席を収録した『立川左談次 五十年目の五日間』も会場限定で販売された。

2020年4月10日(金)~14日(火)渋谷らくご4月公演

新型コロナウイルス感染拡大に伴う政府と東京都からの要請を受け、10日から14日まで予定されていた全公演を中止[20]。10日にnoteの協力により[21]、ユーロスペースから三K辰文舎入船亭扇辰橘家文蔵柳家小せん)による無観客の落語と音楽のオンライン特別公演を生配信した。配信視聴者320名[22]

2020年5月8日(金)~12日(火)渋谷らくご5月公演

新型コロナウイルス感染拡大に伴う政府と東京都からの要請を受け、5月公演全公演を無観客で開催の上有料オンライン生配信した[23]。前月に続き、noteでチケットを販売。ユーロライブからチケット購入者にライブ配信された。配信視聴者は各回111~325名。

2020年6月12日(金)~16日(火)渋谷らくご6月公演

2020年春に昇進、披露公演が中止となった新真打・二つ目の顔見世公演と銘打ち、50席限定+有料オンライン生配信という形の開催となった。最終公演のみ創作落語の「しゃべっちゃいなよ」が開催されたが、これには新真打の瀧川鯉八が出演した[24]

2020年7月10日(金)~14日(火)渋谷らくご7月公演

68席限定+有料オンライン生配信での開催。通常の鑑賞・配信チケットの販売とは別に、出演料の支払い・劇場維持・配信環境維持のための「応援チケット」(1枚1000円)をオンラインで販売[25]、公演収支は赤字を免れた[26]。応援チケット購入者には「ささやかな御礼」が贈られた[25]

メディア編集

ストリーミング配信編集

  • WOWOWぷらすと(毎月公演初日20時からの会は生中継される、2019年5月まで)[27]

ポッドキャスト編集

  • 渋谷らくごのポッドキャスト「まくら」(2015年7月より配信)[28]

不定期に金曜日に配信される。おおむね2か月ほどで配信終了となるが、まれに過去配信した音源を再配信することがある。

当初は渋谷らくごで演じられた高座のまくら部分だけを配信していたが、のちに高座全体の配信になった。高座音源の前後に、サンキュータツオによる配信内容の解説、渋谷らくごの案内、渋谷らくごに寄せられたメールやレビューの紹介などが入る。

ラジオ編集

  • 『渋谷×文化ラジオ~サンキュータツオと渋谷らくご』 文化放送 毎週火曜日19:00~21:00 2017年10月3日~2018年3月28日[29]

渋谷らくごキュレーターのサンキュータツオ自らが出演し、渋谷らくごの音源を放送する番組。

衛星放送編集

  • 『はやおき落語』WOWOWプライム 月~金 6:15~7:00 2018年5月1日~ (全100回)

渋谷らくごの高座から毎朝一席ずつ配信。

オリジナルグッズ編集

非売品編集

  • 渋谷らくごオリジナル手ぬぐい(スタンプカード特典)

2015年11月から一定期間、来場者に渋谷らくごスタンプカードが配布された。公演を観るたびにスタンプがもらえ、8個貯まるとオリジナル手ぬぐいと1公演無料で見られる優待券がもらえた。またこのオリジナル手ぬぐいかスタンプカードを提示すると、土曜20時からの公開稽古会が割引になるサービスが実施されていた。

過去販売されていたもの編集

  • 渋谷らくご一周年記念本

2015年11月発売。渋谷らくご発足から一周年を記念し発行された冊子。250部限定で会場のみで販売された。[30]価格は2,000円。著者はサンキュータツオ。会の説明や、レギュラー出演者の紹介など、渋谷らくごをより楽しむための内容になっている。巻末には発足から1年間の全出演者・演目が記載されている。

  • 渋谷らくごオリジナル神田松之丞クリアファイル

2016年9月発売。演芸写真家の橘蓮二氏が撮影した神田松之丞の写真が大胆にあしらわれたクリアファイル。価格は700円。発売当初、モデルとなった神田松之丞が渋谷らくごの高座で「売れていない」「写真のチョイスがおかしい」など、ネタにした。

  • 渋谷らくごオリジナル高座扇(shiburaku)

2017年10月発売。白地に座布団、「shi bu ra ku」と書かれたドットがデザインされた高座扇。価格は3,500円。

  • 渋谷らくご3周年記念Tシャツ

2017年11月発売。渋谷らくご3周年を記念して作成された。ホワイト、ネイビー、ワインレッドの三色で、価格は各色3,000円。「SHIBUYA×RAKUGO 3RD ANNIVERSARY」とプリントされている。

  • 入船亭扇里 落語音源入りUSBメモリ

2017年4月発売。入船亭扇里が渋谷らくごで演じた20席の音源データが記録されたUSBメモリ。外装は木でできており、扇里という文字が彫られている。50本限定、価格は10,000円。当初、高額商品のため売れ行きが心配されたが、会場販売分は翌月5月で、本人手売り分も6月に完売した。

  • さだやん応援グッズ「立川左談次 渋谷らくご名演集」USBメモリ

2017年9月発売。発売数は50本。価格は10,000円。渋谷らくごで口演された10席が記録されたUSBメモリ。外装は木でできており、「左談次」の文字と、立川流の紋である丸に左三蓋松が刻まれている。

発表当初より注目が集まり、5日間の渋谷らくご開催期間中で50本全てが完売した。

  • さだやん応援グッズ 「後頭部深川 点滴桜ヶ丘」Tシャツ

2017年9月発売。発売数は50枚。価格は3,000円。落語家生活50周年を迎えた立川左談次の高座での発言をモチーフにしたTシャツ。色は白地に紺文字と紺地に白文字の2色展開。サイズはS、M、L、LL。渋谷らくご期間中のみの発売。

  • 渋谷らくごオリジナル高座扇

2017年4月発売。白地に松葉、水玉と、「渋谷らくご」と書かれた赤い座布団がデザインされた高座扇。価格は3,500円。

  • 瀧川鯉八 渋谷らくご名演集

瀧川鯉八の渋谷らくごでの音源を収録した2枚組CD。2018年6月発売。収録演目は「俺ほめ」「魔術」「長崎」「科学の子」「おはぎちゃん」。サンキュータツオによる解説音声も収録されている。価格は2,000円。私家版であり、渋谷らくごの会場などで販売された。

2018年11月、瀧川鯉八のTwitterで完売したことが明らかにされた。

  • 渋谷らくご 2018

2018年11月発売。渋谷らくご4周年を記念し、渋谷らくごの会場で、1日限定50冊販売された。価格は2,500円。渋谷らくごの出演者や、演じられた演目を紹介している。出演者のプロフィールは、重藤暁が担当した。

  • 立川左談次 五十年目の五日間

2017年9月に行われた立川左談次 落語家生活五十周年記念興行で左談次が演じた5席(反対俥、浮世床、短命、妾馬、阿武松)が収録された3枚組CD。価格は3,000円だが、渋谷らくご会場では、2,500円で販売された。

販売中のもの編集

  • 渋谷らくご手ぬぐい(提灯)

2016年9月発売。真っ赤な地に出演者の名前が書かれた提灯がデザインされた手ぬぐい。価格は1,000円。会場とWOWshopで販売されている。[31]

  • 渋谷らくごオリジナル手ぬぐい(しぶらく噺家78)

2017年4月発売。白地に小さなひらがながたくさん描かれており、それらをつなげて読むと渋谷らくご出演者の名前になる。オレンジ、パープル、サックスの3色展開。価格は1,500円

  • 古今亭志ん五 真打昇進襲名記念 渋谷らくご名演集CD

古今亭志ん五の真打昇進を記念したCD。収録演目は「締め込み」「子別れ」。価格は1,500円。私家版であり、渋谷らくごの会場などで購入できる。


関連書籍編集

  • サンキュータツオ『渋谷らくご一周年記念本 渋谷らくご 2014.11-2015.10』
  • 『落語とメディア』 早稲田大学坪内博士記念演劇博物館、2016年10月
  • 『らくごころ ~落語心~』橘蓮二(写真)ぴあ、2016年1月
  • 広瀬和生『21世紀落語史 すべては志ん朝の死から始まった』光文社新書、2020年1月、「シブラクが成功した理由」P326-331
  • サンキュータツオ『これやこの』KADOKAWA 2020年6月

脚注編集

[脚注の使い方]

注釈編集

出典編集

  1. ^ a b 小田克也; 五十嵐文人(撮影) (2014年11月3日). “渋谷に落語ホール「新しい落語文化育てたい」30年ぶり 5日復活”. 東京新聞 朝刊 (中日新聞社): p. 1. 2014-11-03 
  2. ^ 文:阿久根佐和子 写真:橘蓮二 (2016年1月29日). らくごころ~落語心~ らくごを生み出す渋谷らくご(サンキュータツオインタビュー). ぴあ. pp. 112-125. ISBN 9784835628738 
  3. ^ YOMIURI ONLINE 深読みチャンネル 2016年02月17日 http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20160216-OYT8T50085.html?page_no=3&from=yartcl_page
  4. ^ WOWOWぷらすと http://www.wowow.co.jp/plast/
  5. ^ ユーロライブ http://eurolive.jp/access/
  6. ^ サンキュータツオ (2017年3月14日). “(ツイッター)”. twitter. 2019年1月7日閲覧。 “本日出演の瀧川鯉津さんははじめて「渋谷らくごに出たいです」と直談判してくれた方です。”
  7. ^ サンキュータツオ (2017年3月14日). “サンキュータツオツイッター”. twitter. 2019年1月7日閲覧。 “立川寸志さんは渋谷らくご開幕の2014年11月公演の初日に前座さんで入ってくださった方。ついに二つ目として登場で胸熱!”
  8. ^ a b https://www.geikyo.com/new/new_detail.php?id=378
  9. ^ http://natalie.mu/owarai/news/213163
  10. ^ 渋谷らくご創作大賞に笑福亭羽光「下ネタを封印してよかった」”. ステージナタリー (2018年12月19日). 2019年1月5日閲覧。
  11. ^ サンキュータツオ教授の優雅な生活 http://39tatsuo.jugem.jp/?eid=1286
  12. ^ らくごえん 神田松之丞ロング・インタビュー Vol.1 http://blog.livedoor.jp/rakugoen/archives/1033309007.html
  13. ^ 渋谷らくごレビューhttp://eurolive.jp/shibuya-rakugo/preview-review/20160112-2/
  14. ^ http://eurolive.jp/shibuya-rakugo/2016/11/?post_type=preview-review
  15. ^ http://eurolive.jp/shibuya-rakugo/2017/09/?post_type=preview-review
  16. ^ 「ふたりらくご」小痴楽十番勝負 扇辰編 プレビュー・レビュー”. 渋谷らくご公式サイト (2017年9月11日). 2019年1月25日閲覧。
  17. ^ サンキュータツオツイッター”. twitter (2017年9月11日). 2019年1月25日閲覧。
  18. ^ http://eurolive.jp/shibuya-rakugo/2017/11/?post_type=preview-review
  19. ^ 海樹 (2019年1月12日). “「渋谷らくご」 ザッツ・演芸テイメント! 若手競演 プレビュー・レビュー”. 渋谷らくご. 2019年1月26日閲覧。
  20. ^ 渋谷らくご(@shiburaku). “【渋谷らくご4月公演】開催中止のお知らせ”. twitter. 2020年5月11日閲覧。
  21. ^ note公式 (2020年4月10日). “イベントのオンライン中継を実施したいnoteクリエイターを支援する「オンラインイベントおうえん制度」をはじめます”. note. 2020年5月11日閲覧。 “第一弾:渋谷らくごのオンライン特別講演をサポート”
  22. ^ 渋谷らくご(@shiburaku) (2020年4月10日). “「渋谷らくご」4月特別公演 三K辰文舎 in 渋谷らくご”. twitter. 2020年5月11日閲覧。
  23. ^ 5/11「ふたりらくご」(神田鯉栄・古今亭文菊)は通信障害により生配信を断念、アーカイブ動画での視聴となった。他にも、生配信での通信状態が悪く、改めて動画を配信した公演がある。
  24. ^ 渋谷らくごプレビュー&レビュー 2020年6月公演”. 渋谷らくご. 2020年6月30日閲覧。
  25. ^ a b 【渋谷らくご7月公演】応援チケット”. peatix. 2020年7月1日閲覧。
  26. ^ サンキュータツオ(米粒写経)(@39tatsuo) (2020年7月14日). “渋谷らくご7月公演”. twitter. 2020年7月1日閲覧。 “おかげさまで今月も赤字出すことなく、素敵な高座をお届けすることができました。”
  27. ^ WOWOWぷらすと”. 2017年3月15日閲覧。
  28. ^ 渋谷らくごホームページ”. 2017年3月15日閲覧。
  29. ^ 文化放送 渋谷×文化ラジオhttp://www.joqr.co.jp/shibuya/tue/
  30. ^ https://www.facebook.com/permalink.php?id=550141495084295&story_fbid=848551941909914
  31. ^ WOWshop 渋谷らくごオリジナルコラボグッズ https://wowshop.jp/special2/shiburaku/

関連項目編集

外部リンク編集