石田茂樹
いしだ しげき 石田 茂樹 | |
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本名 | 石田 千尋 |
生年月日 | 1924年3月17日 |
没年月日 | 1997年 |
出生地 | 日本・石川県金沢市 |
ジャンル | 俳優 |
活動期間 | 1953年 - 1988年 |
活動内容 | 映画、テレビドラマ |
著名な家族 | 息子:石田太郎(俳優・声優) |
人物
編集大阪市立枚方中学校(現:枚方市立枚方中学校)の教諭を経て、毛利菊枝が主宰する劇団くるみ座や、森繁久彌の森繁劇団などを経て、東宝の専属俳優となる。
東宝の映画では、ほとんどが端役での出演であるが、特撮映画やクレージー映画などに常連出演して活躍した[2]。1960年代以降はテレビドラマにも出演している。
俳優引退後は、地元の金沢市にある浄土真宗本願寺派乗敬寺の住職を務めていた。
1997年、死去。乗敬寺の住職は長男の太郎が俳優業の傍ら引き継いだ。
出演作品
編集映画
編集- 鉄腕涙あり(1953年) - 高木
- 鞍馬天狗 斬り込む(1953年) - 肥田平蔵参謀
- 唄祭けんか道中(1956年) - 太吉
- アチャコ行状記シリーズ
- アチャコ行状記 親馬鹿天国(1956年) - 駅員・馬場
- アチャコ行状記 嫁取り試験(1956年) - 板前・弥吉
- 世にも面白い男の一生 桂春団治(1956年) - 東条
- 金語楼純情日記 珍遊侠伝(1957年) - 巡査
- チンドンやの娘(1957年) - 書生
- ますらを派出夫会 粉骨砕身す(1957年) - 新聞記者
- ロマンス誕生(1957年) - 改札係
- へそくり親爺(1957年) - 交番の巡査
- 強情親爺とピンボケ息子(1957年) - 巡査
- お父さんはお人好しシリーズ - 岡野(オカチン)
- お父さんはお人好し 家に五男七女あり(1958年)
- お父さんはお人好し 花嫁善哉(1958年)
- 別れの波止場(1958年) - 社員
- 喧嘩も楽し(1958年) - 大食漢の客
- 風流温泉日記(1958年) - 新川巡査
- 底抜け忍術合戦(1958年) - 六兵衛
- 潜水艦イ-57降伏せず(1959年) - 丸田上水[5]
- 飛びっちょ勘太郎(1959年) - 笠松の権次
- 夜を探がせ(1959年) - 片山西二郎
- 夜霧の決闘(1959年) - 井田刑事
- 天下の大泥棒 白浪五人男(1960年) - 偽若旦那
- 珍品堂主人(1960年) - 板前・勘さん
- ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐(1960年) - 間宮兵曹[要出典]
- 幽霊繁盛記(1960年) - 長六伊之吉
- ふんどし医者(1960年) - 丑
- 大空の野郎ども(1960年) - 金井
- がんばれ! 盤嶽(1960年) - 馬子三次
- 「赤坂の姉妹」より 夜の肌(1960年) - 山脇一郎
- 第六の容疑者(1960年) - 犯罪科学研究所係員
- 若い狼(1961年) - パチンコ屋の主人
- サラリーマン奥様心得帖(1961年) - 石浜
- 背広三四郎シリーズ - 高山
- 背広三四郎 男は度胸(1961年)
- 背広三四郎 花の一本背負い(1961年)
- 別れて生きるときも(1961年) - キャメラマン
- 特急にっぽん(1961年) - 専務車掌・影山
- 社長シリーズ
- アワモリ君シリーズ
- 紅の海(1961年) - 宮原
- 世界大戦争(1961年) - 有村[2]
- 花影(1961年) - 市川(バーの客)
- その場所に女ありて(1962年) - 宣伝課長
- 豚と金魚(1962年) - 恩田編集長
- 重役候補生No.1(1962年) - 早川
- 若大将シリーズ
- 日本一の若大将(1962年) - 福井
- フレッシュマン若大将(1969年) - 松坂
- 早乙女家の娘たち(1962年) - 稲取正勝
- 新・狐と狸(1962年) - つる子の夫・多吉
- 放浪記(1962年) - 商人
- 忠臣蔵 花の巻・雪の巻(1962年) - 本陣番頭・利七
- にっぽん実話時代(1963年) - 粕谷の連れの男
- クレージー映画
- クレージー作戦 先手必勝(1963年) - 山口刑事
- クレージー作戦 くたばれ!無責任(1963年) - 総務部長
- 花のお江戸の無責任(1964年) - 「三浦屋」の番頭・馬太郎
- クレージーの無責任清水港(1966年) - 法印大五郎[1]
- 日本一のゴリガン男(1966年) - 高井戸
- クレージーだよ奇想天外(1966年) - 塚田医師
- クレージーだよ天下無敵(1967年) - 法良宣伝課長
- クレージー黄金作戦(1967年) - 並川課長
- クレージーの大爆発(1969年) - 自衛隊隊長
- クレージーの殴り込み清水港(1970年) - 法印大五郎
- 日本一のワルノリ男(1970年) - 世界陶器総務部長
- だまされて貰います(1971年) - 大岡村長
- あの娘に幸福を(1963年) - 田口運転手
- イチかバチか(1963年) - 大東銀行支店長
- 駅前シリーズ
- ゴジラシリーズ
- 三大怪獣 地球最大の決戦(1964年) - 国会議員[6][3]
- ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘(1966年) - デスク[5][1][3]
- ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃(1969年) - アパートの管理人[5][3]
- 西の王将東の大将(1964年) - 春山人事課長
- 続西の王将・東の大将(1965年) - 品川
- 陽のあたる椅子(1965年) - 貸付課長
- 太平洋奇跡の作戦 キスカ(1965年) - 松原二曹[5]
- フランケンシュタイン対地底怪獣(1965年) - 大学教授[5][1]
- けものみち(1965年) - 坂井
- 100発100中(1965年) - 玉井警部
- 狸の王様(1966年) - 交通課長
- 奇巌城の冒険(1966年) - 司祭長
- 日本のいちばん長い日(1967年) - NHK・荒川技術局長
- 乱れ雲(1967年) - 通産省会計課員
- さらばモスクワ愚連隊(1968年) - 週刊誌記者
- ブラック・コメディ ああ!馬鹿(1969年) - タクシーの運転手
- 死ぬにはまだ早い(1969年) - 運転手
- 野獣の復活(1969年) - 銃砲器店主人
- 頑張れ!日本男児(1970年) - ドクター
- ひらヒラ社員 夕日くん(1970年) - 伊達部長
- 走れ!コウタロー 喜劇・男だから泣くサ(1971年) - 嵐田万作
- 父ちゃんのポーが聞える(1971年) - 千田
- どてらい男(1975年) - 近藤
- 連合艦隊(1981年) - 新聞記者[7]
テレビ
編集- 絵本(1956年、NHK)
- 赤胴鈴之助(1957年、OTV)
- 噴煙(1957年、OTV)
- 石の庭(1957年、NHK)
- 東芝日曜劇場(TBS)
- 第53話「かんてき長屋」(1957年)
- 第117話「軍艦」(1959年)
- 第397話「男でありたい」(1964年)
- 第419話「この道の行くてに」(1964年)
- 第533話「早春の女」(1967年)
- 第774・775話「亜紀子」(1971年)
- 第852話「春の行くさき」(1973年)
- エンタツの正月先生(1958年、OTV)
- 南蛮小天狗(1959年、CX)
- ゴールデン劇場 / 鉄道唱歌物語(1959年、NTV)
- サンヨーテレビ劇場 / 窓(1960年、TBS)
- 夫婦百景(NTV)
- 第89話「聖女房」(1960年)
- 第153話「相惚れ夫婦」(1961年)
- 第231・232話「女房馬鹿」(1962年)
- 第301話「番頭夫婦」(1964年)
- 第353話「H? 亭主」(1966年)
- 第393話「やや児と十万円」(1967年)
- 軍歌 第2話「赤い泥濘」(1960年、KTV)
- 松本清張シリーズ・黒い断層(KR)
- テレビ指定席 / 賢女気質(1961年、NHK)
- NECサンデー劇場 / 寺田屋繁昌記(1961年、NET)
- 近鉄金曜劇場(TBS)
- 勝負師 前後編(1962年)
- 夜の谷間で(1962年)
- 虹の鉄橋(1964年)
- 黄色い褒章(1965年)
- 文芸劇場 第47話「閣下」(1962年、NHK)
- ポーラ名作劇場 第49話「たんばさん」(1963年、MBS)
- 講談ドラマ(NHK)
- 西郷隆盛(1963年)
- うぐいす侍(1963年)
- 由井正雪(1963年)
- 事件記者 第281話「この夜」(1963年、NHK)
- 虹の設計 第4話(1964年、NHK)
- NHK劇場 / ふるさとの甘い風(1964年、NHK)
- NHK大河ドラマ(NHK)
- 風雪(NHK)
- たばこ戦争(1965年) - 村井の支配人川田
- 時代の勲章(1965年) - 久吉
- おれの番だ!9 口から出まかせ(1965年、TBS) - 支配人加藤
- ウルトラQ(TBS)
- 第2話「五郎とゴロー」(1966年) - 野猿研究所・松崎研究員
- 第23話「南海の怒り」(1966年) - コンパス島島主[2]
- 第28話「あけてくれ!」(1967年) - 警視庁公安課・瀬川主任
- 快獣ブースカ 第45話「魔法の帽子」(1967年、NTV) - 南間ホテル支配人
- ナショナルゴールデン劇場 / さくらんぼ(1967年、NET)
- 七人の刑事 第2シリーズ(TBS)
- 第334話「猫と鈴」(1968年)
- 第347話「やくそく」(1968年)
- 昔三九郎 第4話「詑証文」(1968年、NTV)
- 怪奇大作戦 第3話「白い顔」(1968年、TBS) - 神奈川県警刑事
- ざっくばらん(1968年、NTV) - 番頭・山口
- 仇討ち 第4話「敵討ち母子連れ」(1968年、TBS)
- 一の糸(1969年、NHK)
- 東京コンバット 第36話「罠には罠を」(1969年、CX)
- フジ三太郎 第39話(最終回)(1969年、TBS)
- 女殺し屋 花笠お竜 第12話「女の強さを肌で知る」(1969年、12CH)
- ありがとう 第1シリーズ(TBS)
- 第18話(1970年)
- 第25話(1970年)
- 第28話(1970年)
- 鬼平犯科帳(八代目松本幸四郎版)(NET / 東宝)
- 第1シリーズ 第27話「五年目の客」(1970年) - 松造
- 第1シリーズ 第55話「深川、千鳥橋」(1970年) - 文吉郎
- 金メダルへのターン! 第39話(1971年、CX)
- ワン・ツウ アタック! 第9話「打ち込め! スピンボール」(1971年、12CH) - ジャガー工場課長・若林
- 時間ですよ 第2シリーズ(1971年 - 1972年、TBS)
- 天下御免(1971年 - 1972年、NHK)
- ジキルとハイド 第13話(最終回)「永遠の標」(1973年、CX)
- 影同心II 第11話「(秘)能舞台鬼の花道」(1975年、MBS) - 伊勢屋
- ザ・ドラマチックナイト / 細雪友禅殺人事件(1988年、CX)
舞台
編集- 屋根の上のバイオリン弾き(1967年 - 不明) - ユッセル
脚注
編集- ^ a b c d ゴジラ大百科 1993, p. 114, 構成・文 岩田雅幸「決定保存版 怪獣映画の名優名鑑」
- ^ a b c d e 東宝特撮映画全史 1983, p. 527, 「怪獣・SF映画俳優名鑑」
- ^ a b c d e 野村宏平、冬門稔弐「3月17日」『ゴジラ365日』洋泉社〈映画秘宝COLLECTION〉、2016年11月23日、80頁。ISBN 978-4-8003-1074-3。
- ^ “名優住職に花の供養 急逝の石田太郎さん”. 北國新聞 (2013年10月5日). 2013年10月5日閲覧。[リンク切れ]
- ^ a b c d e 東宝特撮映画全史 1983, pp. 536–538, 「主要特撮作品配役リスト」
- ^ “三大怪獣 地球最大の決戦”. 東宝 WEB SITE. 東宝. 2022年3月6日閲覧。
- ^ “連合艦隊”. 東宝 WEB SITE. 東宝. 2022年3月6日閲覧。