花とゆめ

白泉社が発行する日本の少女漫画雑誌

花とゆめ』(はなとゆめ)は、白泉社が発行する漫画雑誌。掲載作品は、誌名をとった「花とゆめコミックス」として刊行されている。

花とゆめ
Hana to Yume
ジャンル 少女漫画
読者対象 少女
刊行頻度 月2回刊(毎月5日、20日発売)
発売国 日本の旗 日本
言語 日本
出版社 集英社白泉社
編集部名 花とゆめ編集部
発行人 髙田英之
編集長 長谷川貴広[1]
雑誌名コード 21231
刊行期間 1974年5月 -
発行部数 62,083部(2022年7月 - 2022年9月日本雑誌協会調べ)
レーベル 花とゆめコミックス
ウェブサイト 白泉社:花とゆめ.com【トップページ】
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概要編集

1974年5月、月刊誌として集英社から創刊[2]。創刊号の表紙は「こやのかずこ」のイラストで、価格は280円だった。1975年1月より月2回発行に変わり、2013年1月現在も毎月5日・20日に発行している。月2回発行少女漫画雑誌で唯一(2011年1月時点で)、年末年始の発行休止(合併号)を行ったことがない。これは『マーガレット』(集英社)も同様だが、2008年度の発行・発売分に関しては年末(1・2号)と年始(3・4号)がいずれも合併号になった。また、『Sho-Comi』(小学館)は2001年から年始発行・発売分(3・4号)が合併号になっている[3]

誌名の由来は、白泉社創立のメンバーの一人で、初代代表取締役社長の梅村義直によると、国電の車内吊り広告で、飯田深雪展覧会宣伝広告のテーマ「花とロマン[4]」を見て思いつき、「と」で名詞をつなぐドロ臭さが今までの雑誌名にはなく、新鮮に見えたと回想している[5]

創刊当初は、『別冊マーガレット』(集英社)を中心に執筆していた作家が活動した。この創刊初期を支え、その後も執筆の場を他誌に移して活動を続けている漫画家は多い。また、1970年代にそれまでにないジャンルの作品が描かれ、少女漫画の世界が一気に広がったが、当時本誌で執筆していた男性作家たちはその一翼を担っていた(少女漫画#歴史参照)。

2021年1月 - 3月時点の発行部数は86,267部(日本雑誌協会による発表値)。これは月2回刊少女漫画雑誌の発行部数トップである[6]

LaLa』(白泉社)は、創刊時の漫画家ラインナップが『花とゆめ』と重複している部分が大きいが、同誌の増刊として創刊され、その後独立したものではなく、新創刊されたものである。

競合誌に当たる『マーガレット』の広告が掲載されることがある。また、2002年3月発売の号までは、やはり競合誌の『少女コミック』(現在は誌名を『Sho-Comi』に変更)の広告が掲載されていた。これは元々『花とゆめ』が集英社から刊行されていたのと、両誌が同じ一ツ橋グループに属する出版社(集英社および小学館)が刊行している雑誌だからである。

歴代編集長編集

  • 鈴木浩介
  • 佐藤一哉( - 2021年[7]
  • 長谷川貴広(2021年[1] - )

主な連載作品編集

現在連載中の作品編集

  ※2023年1号現在。

中断している連載作品編集

過去の掲載作品編集

あ行編集

か行編集

さ行編集

た行編集

な行編集

は行編集

ま行編集

や行編集

ら行編集

わ行編集

花とむし編集

「花とむし」とは、当誌の読者コーナーのタイトル。略称「花むし」。編集者と漫画家がこのコーナーを担当するが、どちらかの担当者が交代すれば、コーナーのテーマと一部内容が変更になる。なお、2010年11号時点でのテーマは「喫茶店」。また、テーマに沿った4コマ漫画も掲載されている。

コーナーの内容は以下の通り。なお、特に掲載号の記載がないものは毎号掲載。いずれも2010年11号時点のもの。

  • 花むしスーパークラブ:奇数号に掲載。作家陣に対するイラストやメッセージを募るコーナー。
  • ファンルーム:掲載された漫画に対するイラストを描いたり、感想を寄せてもらうコーナー。
  • かきたいほーだい:オリジナルキャラクターを描いてもらうフリーイラストコーナー。
  • コスプレギャラリー:テーマに沿って本誌登場キャラクターのコスプレイラストを描いてもらうイラストコーナー。
  • 花むしまんが家通信:このコーナーは読者からの公募ではなく、作家陣に話を訊くもの。奇数号では、毎回違ったテーマに沿った回答を行う。一方、偶数号は常に近況報告となっている。また、偶数号に最終回が掲載された作家が、終了御礼のメッセージをここに寄せることがある。
  • オリキャラ男子祭:奇数号に掲載。読者が考えたオリジナルの男性キャラクターを披露する企画。最優秀作は4コマ漫画に登場する。
  • ふきだしチェンジ:偶数号に掲載。テーマに掲げられた、漫画のワンシーンのセリフを、いかに笑えるものにするかを、読者から募る企画。

メディアミックスについて編集

文化放送 月曜25:30~26:00枠
前番組 番組名 次番組
アニメトピアR
(1998年10月5日~2000年3月)
子安武人の花ゆめ気分でLaLaパーティー
(2000年4月~9月)
加藤由佳&フレンズのRAPping Street
(2000年10月~12月)
文化放送 土曜25:30枠
子安武人の花ゆめ気分でLaLaパーティー
(2000年10月~)

子安武人の花ゆめ気分でLaLa Party

映像化作品編集

アニメ化編集

テレビアニメ
作品 放送年 アニメーション制作 備考
パタリロ! 1982年-1983年 東映動画 映画あり
ガラスの仮面 1984年(第1作) エイケン
2005年-2006年(第2作) 東京ムービー
ピグマリオ 1990年-1991年 日本アニメーション
赤ちゃんと僕 1996年-1997年 ぴえろ
闇の末裔 2000年 J.C.STAFF
フルーツバスケット 2001年(第1作) スタジオディーン
2019年(第2作・第1期) TMS/8PAN OVAあり
2020年(第2作・第2期)
2021年(第2作・第3期)
学園アリス 2004年-2005年 グループ・タック
S・A 2008年 GONZO
AIC
スキップ・ビート! 2008年-2009年 ハルフィルムメーカー
神様はじめました 2012年(第1期) トムス・エンタテインメント
2015年(第2期)
それでも世界は美しい 2014年 studioぴえろ
暁のヨナ 2014年-2015年 studioぴえろ
覆面系ノイズ 2017年 ブレインズ・ベース
贄姫と獣の王 2023年 J.C.STAFF
OVA
作品 発売年 アニメーション制作 備考
スケバン刑事 1991年 シド・リミテッド
ここはグリーン・ウッド 1991年-1993年 スタジオぴえろ
ぼくの地球を守って 1993年-1994年 Production I.G

ドラマ化編集

テレビドラマ
作品 放送年 制作 備考
スケバン刑事 1985年(第1作 フジテレビ
東映
1985年-1986年(第2作
1986年-1987年(第3作
なんて素敵にジャパネスク 1986年 原作小説のドラマ化
動物のお医者さん 2003年 テレビ朝日
夜型愛人専門店-ブラッドハウンド- 2004年
花ざかりの君たちへドラマ 2006年-2007年(台湾ドラマ版)
2007年 フジテレビ
共同テレビ
2011年 フジテレビ
2012年(韓国ドラマ版)
ここはグリーン・ウッド 2008年 ゼネラル・エンタテイメント
恋に無駄口 2022年 朝日放送テレビ
ホリプロ
Webドラマ
作品 配信年 制作 備考
高嶺と花 2019年 フジテレビ

実写映画化編集

作品 公開年 監督 配給 備考
笑う大天使 2006年 小田一生 アルバトロス・フィルム

発行部数編集

  • 1978年6月、公称38万部[11]
  • 1979年7月、公称38万部[12]
  • 1980年7月、公称38万部[13]
  • 1981年9月、公称38万部[14]
  • 1982年12月、公称450,000部[15]
  • 1984年4月、公称500,000部[16]
  • 1985年3月、公称500,000部[17]
  • 1986年3月、公称420,000部[18]
  • 1987年3月、公称420,000部[19]
  • 1988年3月、公称420,000部[20]
  • 1989年2月、公称450,000部[21]
  • 1990年2月、公称450,000部[22]
  • 1991年2月、公称450,000部[23]
  • 1991年4月 - 1992年3月、公称450,000部[24]
  • 1992年4月 - 1993年3月、公称450,000部[25]
  • 1993年1月 - 12月、推定31万部[26]
  • 1993年4月 - 1994年3月、公称450,000部[27]
  • 1994年1月 - 12月、推定30万部[28]
  • 1995年1月 - 12月、推定25万部[29]
  • 1996年1月 - 12月、推定26万部[30]
  • 1997年1月 - 12月、推定28万部[31]
  • 1998年1月 - 12月、推定32万部[32]
  • 1999年1月 - 12月、推定36万部[33]
  • 2000年1月 - 12月、推定40万部[34]
  • 2003年9月1日 - 2004年8月31日、300,416部[35]
  • 2004年9月 - 2005年8月、295,208部[35]
  • 2005年9月1日 - 2006年8月31日、289,375部[35]
  • 2006年9月1日 - 2007年8月31日、283,541部[35]
  • 2007年10月1日 - 2008年9月30日、261,500部[35]
  • 2008年10月1日 - 2009年9月30日、226,542部[35]
  • 2009年10月1日 - 2010年9月30日、203,959部[35]
  • 2010年10月1日 - 2011年9月30日、189,113部[35]
  • 2011年10月1日 - 2012年9月30日、173,250部[35]
  • 2012年10月1日 - 2013年9月30日、159,242部[35]
  • 2013年10月1日 - 2014年9月30日、146,875部[35]
  • 2014年10月1日 - 2015年9月30日、137,167部[35]
  • 2015年10月1日 - 2016年9月30日、130,375部[35]
  • 2016年10月1日 - 2017年9月30日、124,679部[35]
  • 2017年10月1日 - 2018年9月30日、114,833部[35]
  • 2018年10月1日 - 2019年9月30日、106,913部[35]
  • 2019年10月1日 - 2020年9月30日、94,381部[35]
  • 2020年10月1日 - 2021年9月30日、84,787部[35]
  • 2021年10月1日 - 2022年9月30日、70,130部[35]

関連項目編集

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ a b “白泉社全誌合同マンガ投稿サイト「マンガラボ!」2周年記念6月期MVP決定&続々ブログ更新!”. PR TIMES (株式会社PR TIMES). (2021年7月21日). https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000568.000046848.html 2021年7月21日閲覧。 
  2. ^ 『りぼん』1975年5月号の広告より。
  3. ^ Sho-Comi50周年特集、50年の歩みを年表で振り返る - コミックナタリー 特集・インタビュー”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ. 2020年2月24日閲覧。
  4. ^ これは、1973年11月第9回京王展でのテーマである(外部リンク参照)。
  5. ^ 『白泉社30年の歩み 1973-2003』二冊セット(非売品)、2003年、15頁。
  6. ^ なお『Sho-Comi』は40,000部、『マーガレット』は17,500部。いずれも2021年1月 - 3月時点での、日本雑誌協会による発表値。
  7. ^ “マンガ誌編集長が選ぶ、2020年のイチオシ作品”. コミックナタリー (株式会社ナターシャ). (2021年3月5日). https://natalie.mu/comic/column/416418 2021年5月8日閲覧。 
  8. ^ 「ぽちゃまに」別花に移籍、水森暦が農業女子描く新連載もスタート”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ (2015年8月26日). 2015年8月26日閲覧。
  9. ^ 『LOVE SO LIFE』の続編。前作の最終話から2年後の双子を描いている。
  10. ^ 番組公式ホームページ”. マリン・ラジオページ. 2022年1月8日閲覧。
  11. ^ 『雑誌新聞総かたろぐ 1979年版』
  12. ^ 『雑誌新聞総かたろぐ 1980年版』
  13. ^ 『雑誌新聞総かたろぐ 1981年版』
  14. ^ 『雑誌新聞総かたろぐ 1982年版』
  15. ^ 『雑誌新聞総かたろぐ 1983年版』
  16. ^ 『雑誌新聞総かたろぐ 1984年版』
  17. ^ 『雑誌新聞総かたろぐ 1985年版』
  18. ^ 『雑誌新聞総かたろぐ 1986年版』
  19. ^ 『雑誌新聞総かたろぐ 1987年版』
  20. ^ 『雑誌新聞総かたろぐ 1988年版』
  21. ^ 『雑誌新聞総かたろぐ 1989年版』
  22. ^ 『雑誌新聞総かたろぐ 1990年版』
  23. ^ 『雑誌新聞総かたろぐ 1991年版』
  24. ^ 『雑誌新聞総かたろぐ 1992年版』
  25. ^ 『雑誌新聞総かたろぐ 1993年版』
  26. ^ 『1994年版 出版指標年報』全国出版協会推定発行部数
  27. ^ 『雑誌新聞総かたろぐ 1994年版』
  28. ^ 『1995年版 出版指標年報』全国出版協会推定発行部数
  29. ^ 『1996年版 出版指標年報』全国出版協会推定発行部数
  30. ^ 『1997年版 出版指標年報』全国出版協会推定発行部数
  31. ^ 『1998年版 出版指標年報』全国出版協会推定発行部数
  32. ^ 『1999年版 出版指標年報』全国出版協会推定発行部数
  33. ^ 『2000年版 出版指標年報』全国出版協会推定発行部数
  34. ^ 『2001年版 出版指標年報』全国出版協会推定発行部数
  35. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 日本雑誌協会マガジンデータによる1号当たり平均発行部数。
  36. ^ 別冊花とゆめが休刊で約40年の歴史に幕、今秋に新Webマンガ誌創刊”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ (2018年5月26日). 2020年7月閲覧。

外部リンク編集