ドレッドノータス (競走馬)

ドレッドノータス: Dreadnoughtus[1])は、日本競走馬。主な勝ち鞍は2019年京都大賞典(GII)、2015年京都2歳ステークス(GIII)。馬名の意味は「世界最大の恐竜名[2]

ドレッドノータス
Dreadnoughtus IMG 7630r R 20151025.JPG
新馬戦時
(2015年10月25日)
欧字表記 Dreadnoughtus[1]
品種 サラブレッド
性別
毛色 栗毛
生誕 2013年3月9日(7歳)
ハービンジャー
ディアデラノビア
母の父 サンデーサイレンス
生国 日本の旗 日本北海道安平町
生産 ノーザンファーム
馬主 (有)キャロットファーム
調教師 矢作芳人栗東
競走成績
生涯成績 30戦6勝
獲得賞金 2億1132万円5000円
(2020年3月22日現在)
 
勝ち鞍
GII 京都大賞典 2019年
GIII 京都2歳ステークス 2015年
テンプレートを表示

戦績編集

2013年3月9日に北海道安平町ノーザンファームで誕生。一口馬主法人「キャロットクラブ」より総額5000万円(1口12.5万円×400口)で募集され[3]ノーザンファーム空港牧場で育成された。育成中は精神面に幼さが見られ、馴致などでスタッフの手を煩わせることがあった。半兄ディアデルレイ、全兄サンマルティンよりも小柄だったが、成長に合わせてじっくりと育成され、2歳夏頃に劇的な良化を見せた[4]

栗東矢作芳人厩舎に入厩し、2015年10月25日の新馬戦京都芝2000m)で武豊を背にデビューし、1番人気に応えて快勝する[5]。2戦目の京都2歳ステークスでも武豊とのコンビで好位追走からゴール前で差し切り勝ちを収め、デビュー2連勝での重賞勝ちを飾った[4]

2歳時は2戦のみで休養に入り、3歳となった2016年スプリングステークスから始動。しかし、パドックから入れ込みが酷く、7着に終わる[6]。次戦の皐月賞でも行きっぷりが悪く、最後はスタミナ切れを起こして15着と大敗した[7]。その後は東京優駿へ向かう予定だったが[8]、体調不良のため回避となった[9]

皐月賞以来の休み明けとなったアンドロメダステークスでは結果次第で去勢手術が予定されていたが、2着に好走する[10]。しかし、初ダートとなったベテルギウスステークスではレース前からテンションの高さが目立ち、10着と大敗。矢作調教師も「芝、ダートうんぬんよりも自分からやめてしまうのが問題」と気性面の課題を指摘していた[11]。次戦の中山金杯でも10着に敗れ、ついに去勢手術が施された。

せん馬となってからは、オープンからの2階級降級となった稲村ヶ崎特別こそ勝利したものの、準オープンで1年以上勝ち切れない競馬が続いた。しかし、2018年に入ってからは堅実な成績が続くようになり、厩舎スタッフからも「去勢してから落ち着きが出て崩れなくなった。気持ちひとつで」と復活を期待されていた[12]。そして同年9月、レインボーステークスを3馬身差で逃げ切ってオープン復帰を果たすと[13]、次戦のアンドロメダステークスも好位抜け出しで制して古馬オープン戦初勝利を挙げた[14]

その後はしばらく大敗が続いたが、2019年夏の北海道開催では3走連続で掲示板に入り、復調の兆しを見せる。迎えた京都大賞典では11番人気の低評価だったが、3番手追走から先行するダンビュライトを交わして抜け出し、約4年ぶり2度目の重賞制覇を果たした[15]。(詳細は第54回京都大賞典を参照)

競走成績編集

以下の内容はnetkeiba.comの情報[16]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上がり3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2015.10.25 京都 2歳新馬 芝2000m(良) 12 7 9 003.60(1人) 01着 R2:02.1(35.0) -0.0 0武豊 55 (ナムラシングン) 470
0000.11.28 京都 京都2歳S GIII 芝2000m(良) 12 4 4 006.00(3人) 01着 R2:01.3(34.0) -0.0 0武豊 55 (リスペクトアース) 464
2016.03.20 中山 スプリングS GII 芝1800m(良) 11 8 11 006.50(3人) 07着 R1:48.9(35.9) -0.8 0武豊 56 マウントロブソン 470
0000.04.17 中山 皐月賞 GI 芝2000m(良) 18 1 1 149.1(13人) 15着 R2:00.5(37.2) -2.6 0藤岡佑介 57 ディーマジェスティ 470
0000.11.19 京都 アンドロメダS OP 芝2000m(稍) 18 7 14 019.30(8人) 02着 R1:59.1(34.7) -0.0 0藤岡康太 53 レッドソロモン 470
0000.12.18 阪神 ベテルギウスS OP ダ2000m(良) 10 2 2 005.20(2人) 10着 R2.07.6(40.7) -4.0 0C.ルメール 55 ミツバ 500
2017.01.05 中山 中山金杯 GIII 芝2000m(良) 13 5 7 007.60(3人) 10着 R2:01.5(36.8) -0.9 0戸崎圭太 55 ツクバアズマオー 468
0000.06.03 東京 稲村ヶ崎特別 芝2000m(良) 8 1 1 006.70(4人) 01着 R1:59.2(34.4) -0.0 0中谷雄太 57 (ケンホファヴァルト) 462
0000.06.17 東京 ジューンS 芝2000m(良) 11 8 11 017.00(6人) 10着 R1:59.8(34.7) -0.7 0中谷雄太 57 ヴォージュ 458
0000.11.11 京都 比叡S 芝2200m(良) 9 1 1 014.30(5人) 05着 R2:14.5(35.0) -0.6 0藤岡康太 57 クィーンチャーム 462
0000.11.18 京都 修学院S 芝2000m(重) 11 8 11 014.30(4人) 09着 R2:02.6(35.4) -0.6 0藤岡康太 57 ストレンジクォーク 458
2018.03.25 中山 美浦S 芝2000m(良) 11 2 2 016.80(6人) 03着 R2:00.6(35.7) -0.7 0藤岡康太 57 サーブルオール 460
0000.04.15 阪神 難波S 芝1800m(稍) 13 8 12 008.10(6人) 03着 R1:47.9(36.0) -0.4 0松山弘平 57 ナイトオブナイツ 454
0000.05.20 京都 下鴨S 芝2000m(良) 16 3 6 005.50(3人) 03着 R1:59.4(34.9) -0.6 0坂井瑠星 57 マウントゴールド 450
0000.07.07 函館 五稜郭S 芝2000m(稍) 11 1 1 007.70(4人) 03着 R2:02.6(36.5) -1.1 0藤岡康太 57 マイスタイル 450
0000.07.28 札幌 Tvh賞 芝1800m(良) 14 6 9 014.80(6人) 06着 R1:47.8(34.6) -0.6 0藤岡康太 57 スティッフェリオ 448
0000.08.25 札幌 WASJ第2戦 芝2000m(稍) 13 7 10 008.60(5人) 03着 R2:05.0(36.2) -0.6 0戸崎圭太 58 レッドジェノヴァ 458
0000.09.15 中山 レインボーS 芝2000m(稍) 12 8 11 016.10(7人) 01着 R2:00.0(34.5) -0.5 0石橋脩 57 (シャルドネゴールド) 450
0000.11.17 京都 アンドロメダS OP 芝2000m(良) 15 5 8 003.80(2人) 01着 R2:00.4(34.2) -0.3 0岩田康誠 55 (サーブルオール) 460
0000.12.08 中京 中日新聞杯 GIII 芝2000m(良) 14 5 8 007.50(4人) 10着 R2:00.4(36.8) -1.1 0中谷雄太 56 ギベオン 458
2019.04.14 福島 福島民報杯 L 芝2000m(良) 15 8 14 009.40(5人) 14着 R2:02.0(39.7) -3.4 0中谷雄太 56 レッドローゼス 460
0000.04.29 新潟 新潟大賞典 GIII 芝2000m(良) 16 7 14 139.5(16人) 13着 R1:59.8(34.8) -1.2 0坂井瑠星 56 メールドグラース 454
0000.05.18 東京 メイS OP 芝1800m(良) 15 7 13 040.70(9人) 08着 R1:46.4(34.3) -0.6 0松岡正海 56 ダイワキャグニー 446
0000.06.30 函館 巴賞 OP 芝1800m(稍) 16 4 8 036.2(11人) 05着 R1:47.7(36.0) -0.3 0菱田裕二 57 スズカデヴィアス 450
0000.07.14 函館 函館記念 GIII 芝2000m(良) 16 3 5 012.70(7人) 04着 R2:00.1(35.7) -0.5 0菱田裕二 56 マイスタイル 448
0000.09.01 札幌 丹頂S OP 芝2600m(良) 14 7 12 016.9(10人) 05着 R2:41.6(36.8) -0.8 0菱田裕二 56 ポンデザール 470
0000.10.06 京都 京都大賞典 GII 芝2400m(良) 17 4 7 090.7(11人) 01着 R2:23.5(34.9) -0.2 0坂井瑠星 56 ダンビュライト 458
0000.10.27 東京 天皇賞(秋) GI 芝2000m(良) 16 6 12 296.2(15人) 16着 R2:00.1(37.5) -3.9 0坂井瑠星 58 アーモンドアイ 462
2020.02.16 京都 京都記念 GII 芝2200m(重) 9 7 8 016.50(6人) 08着 R2:18.6(37.9) -2.2 0坂井瑠星 57 クロノジェネシス 464
0000.03.22 阪神 阪神大賞典 GII 芝3000m(良) 10 7 8 037.60(8人) 10着 R3:06.9(40.1) -3.9 0坂井瑠星 57 ユーキャンスマイル 460
  • 競走成績は2020年3月22日現在

血統表編集

ドレッドノータス血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 デインヒル系
[§ 2]

*ハービンジャー
Harbinger
2006 鹿毛
父の父
Dansili
1996 黒鹿毛
*デインヒル Danzig
Razyana
Hasili Kahyasi
Kerali
父の母
Penang Pearl
1996 鹿毛
Bering Arctic Tern
Beaune
Guapa Shareef Dancer
Sauceboat

ディアデラノビア
2002 栗毛
*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
母の母
*ポトリザリス
Potrizaris
1995 栗毛
Potrillazo Ahmad
Azalee
Chaldee Banner Sport
Gevar
母系(F-No.) 2号族(FN:2-u) [§ 3]
5代内の近親交配 Northern Dancer5×5=6.25% [§ 4]
出典
  1. ^ ドレッドノータス 5代血統表 2019年10月6日閲覧
  2. ^ ドレッドノータス 5代血統表 2019年10月6日閲覧
  3. ^ ドレッドノータス 5代血統表 2019年10月6日閲覧
  4. ^ ドレッドノータス 5代血統表 2019年10月6日閲覧

脚注編集

注釈編集

出典編集

  1. ^ a b ドレッドノータス JBISサーチ
  2. ^ 競走馬登録馬名簿・馬名意味”. JRA. 2019年10月6日閲覧。
  3. ^ ドレッドノータスの新馬データ”. netkeiba.com. 2019年10月6日閲覧。
  4. ^ a b “[_id_83300 2015年11月28日 R−NIKKEI杯京都2歳S G3]”. 競走馬のふるさと案内所. 2019年10月6日閲覧。
  5. ^ 【2歳新馬】人気の良血ドレッドノータスが快勝”. サンケイスポーツ (2017年10月25日). 2019年10月16日閲覧。
  6. ^ 【皐月賞】ドレッドノータス 前走7着は度外視、反撃態勢整った”. スポーツニッポン (2016年4月12日). 2019年10月6日閲覧。
  7. ^ 【皐月賞】レースを終えて…関係者談話”. サンケイスポーツ (2016年4月18日). 2019年10月6日閲覧。
  8. ^ 【3歳次走】ドレッドノータスはダービーへ”. スポーツニッポン (2016年4月28日). 2019年10月6日閲覧。
  9. ^ ドレッドノータスは体調不良のためダービーは見送る”. 日刊スポーツ (2016年5月11日). 2019年10月6日閲覧。
  10. ^ 【チャレンジC】ドレッドノータス 前走の2着で「能力を再認識した」”. 東京スポーツ (2016年12月5日). 2019年10月6日閲覧。
  11. ^ 【中山金杯最新情報:栗東】ストロングタイタン「うちの厩舎はこのレースと相性がいい」”. 東京スポーツ (2017年1月1日). 2019年10月6日閲覧。
  12. ^ 【細原・騎手で獲る 特別編】15日中山11R 去勢効果で堅実さ増したドレッド”. スポーツニッポン (2018年9月15日). 2019年10月6日閲覧。
  13. ^ 【レインボーS】(中山11R) 逃げたドレッドノータスが直線で後続を突き放し圧勝”. netkeiba.com (2018年9月15日). 2019年10月6日閲覧。
  14. ^ 【アンドロメダS】ドレッドノータスが古馬オープン初勝利 岩田「重賞レベルでもやれそう」”. スポーツ報知 (2018年11月17日). 2019年10月6日閲覧。
  15. ^ 【京都大賞典】11番人気のドレッドノータスが約4年ぶりの重賞V”. サンケイスポーツ (2019年10月6日). 2019年10月6日閲覧。
  16. ^ ドレッドノータス”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2019年10月6日閲覧。
  17. ^ a b c d e ドレッドノータスの血統表”. netkeiba.com. 2019年10月6日閲覧。

外部リンク編集