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来歴編集

イギリス王室属領マン島出身。父が戦前からBBC専属のサックス・プレイヤーとして数多くの録音をこなしたセッションマンだった影響で、コリンズも幼い頃からジャズに親しみ、2002年のインタビューではチャールズ・ミンガスソニー・ロリンズから影響を受けていたと語っている[2]。10歳でピアノを、12歳でクラリネットを始め、その後サックスに転向した[2]

ロンドン南部クロイドンを拠点にローカルバンドをいくつか渡り歩き、労働許可証が貰える18歳の誕生日1965年9月からThe Dagoesというにツアーサポートバンドへ参加。ボ・ディドリー、P.J.プロビーのコンサートで演奏した。メロディメーカー紙の募集記事を頼りに1966年5月16日からフィリップ・グッドハンド・テイト率いるザ・ストームズヴィル・シェイカーズに加入、初めてレコーディングに参加した。同バンドは67年にサーカスと改名して同年からシングル2枚、テイトがソロ歌手として独立した後の1969年にアルバムを発表した。 1970年キング・クリムゾンの『ポセイドンのめざめ』レコーディングに参加し、その後、正式メンバーとなる。 (コリンズがキング・クリムゾンに在籍していた当時、GASS、ALAN BOWN両グループが発表したアルバムにプロデューサーMel Collinsというクレジットがあるが、Active Musicというプロダクションの同姓同名別人である[3])。 1972年春のツアーを最後に、ボズ・バレルイアン・ウォーレスと一緒にキング・クリムゾンを脱退し、3人ともアレクシス・コーナー率いるスネイプのメンバーとなった。

その後はスタジオ・ミュージシャンとして膨大な数のアルバムに参加。また、1974年から1976年にかけてココモの正式メンバーとしても活動した。1977年にはブライアン・フェリー初来日公演に 帯同し初来日。その後、キャメルに参加し、1979年1月には同バンドの初日本公演にも帯同した。その後も度々同バンドのレコーディングやライブにゲスト参加した。また、1978年にはローリング・ストーンズの世界的ヒット曲「ミス・ユー」でサックス・ソロを担当した。

1980年代にもスタジオ・ミュージシャンとして活動を続け、ティナ・ターナープライヴェート・ダンサー』(1984年)やティアーズ・フォー・フィアーズシャウト』(1985年)といった世界的な大ヒット・アルバムでも演奏している。また、1982年にはココモの再結成に参加した。中島みゆきのアルバム『夜を往け』(1990年)のレコーディングにも参加している。2002年には、初期キング・クリムゾンの楽曲を再演するプロジェクト、21stセンチュリー・スキッツォイド・バンドを結成した。

2011年にはフリップが主導する「キング・クリムゾン・プロジェクト」のアルバムとして発表された『ア・スケアシティ・オブ・ミラクルズ』の収録に参加し、1974年作『レッド』へのゲスト参加以来、37年振りにフリップとの共演となった。そして2013年、正式にキング・クリムゾンのメンバーとして復帰し、キング・クリムゾンの再始動がアナウンスされた。

共演したミュージシャン編集

ディスコグラフィ編集

フィリップ・グッドハンド・テイト・アンド・ザ・ストームズヴィル・シェイカーズ編集

  • "You can’t take love / J.C.Greaseburger" (1966年12月2日) ※シングル
  • The Stormsville Shakers (1966年) ※パリでの録音を含む4曲入りEP、フランス盤のみ
  • 1965 & 1966 / Ricky-Tick...40 Years On (2008年)
  • 『1965/67』 - 1965-1967 (2012年) ※レア音源集

サーカス編集

  • "Gone Are The Songs Of Yesterday / Sink Or Swim" (1967年8月8日) ※シングル
  • "Do You Dream? / House Of Wood" (1968年3月8日) ※シングル
  • 『サーカス』 - Circus(1969年)
  • When Circus Came To Stormsville 1967 (2009年) ※未発表スタジオ音源
  • One And One Is Two: Complete Recordings 1965-1967 (2015年5月) ※ザ・ストームズヴィル・シェイカーズ時代も含めたシングル+EP+未発表曲集

キング・クリムゾン編集

  • ポセイドンのめざめ』 - In the Wake of Poseidon (1970年)
  • リザード』 - Lizard (1970年)
  • アイランズ』 - Islands (1971年)
  • アースバウンド』 - Earthbound (1972年)
  • レッド』 - Red (1974年)
  • Live at the Orpheum (2015年)
  • Live in Toronto (2016年)
  • 『ラディカル・アクション〜ライブ・イン・ジャパン+モア』 - Radical Action to Unseat the Hold of Monkey Mind (2016年)
  • 『ライヴ・イン・ウィーン 2016+ライヴ・イン・ジャパン 2015』 - Live in Vienna (2017年)
  • 『ライブ・イン・シカゴ 2017』- Live in Chicago 28 June 2017 (2018年)
  • 『メルトダウン〜ライブ・イン・メキシコ』- Meltdown: Live in Mexico City (2018年)
ア・キング・クリムゾン・プロジェクト
  • 『ア・スケアシティ・オブ・ミラクルズ』 - A Scarcity of Miracles (2011年)

アレクシス・コーナー編集

  • 『アクシデンタリー・ボーン・イン・ニューオーリンズ』 - Accidentally Born in New Orleans (1973年) ※アレクシス・コーナー&スネイプ名義
  • 『ライヴ・オン・ツアー・イン・ジャーマニー』 - Live On Tour In Germany (1973年) ※Alexis Korner & Peter Thorup With Snape名義
  • Alexis Korner (1974年) ※ドイツとオーストラリア盤のみ

ココモ編集

  • 『ファンキー・マシーン★ココモ1号』 - Kokomo (1975年)
  • 『ライズ・アンド・シャイン』 - Rise and Shine! (1976年)
  • 『ココモ』 - Kokomo (1982年)
  • 『ライヴ・イン・コンサート』 - Live in Concert, 1975 (1998年)
  • 『トゥ・ビー・クール』 - To Be Cool (2004年) ※未発表音源集

キャメル編集

  • 『雨のシルエット』 - Rain Dances (1977年)
  • 『ブレスレス - 百億の夜と千億の夢 -』 - Breathless (1978年)
  • 『ライヴ・ファンタジア』 - A Live Record (1978年)
  • 『リモート・ロマンス』 - I Can See Your House from Here (1979年)
  • 『ヌードの物語 - Mr.Oの帰還 -』 - Nude (1981年)
  • 『プレッシャー・ポインツ - キャメル・ライヴ -』 - Pressure Points (1984年)

デヴィッド・バイロン・バンド編集

  • 『オン・ザ・ロックス』 - On the Rocks (1981年)

メル・コリンズ編集

  • Saxophone Ballads (1987年) ※西ドイツ盤LPのみ

21stセンチュリー・スキッツォイド・バンド編集

  • 『オフィシャル・ブートレグ Vol.1』 - Official Bootleg V.1 (2002年)
  • 『ライヴ・イン・ジャパン 2002』 - Live in Japan (2003年) ※CD+DVD
  • 『ライヴ・イン・イタリー』 - Live in Italy (2003年)
  • 『ピクチャー・オブ・ア・シティー ライヴ・イン・ニュー・ヨーク』 - Pictures of a City – Live in New York (2006年)

脚注編集

  1. ^ Mel Collins : AllMusic
  2. ^ a b 『ストレンジ・デイズ2004年4月号増刊 キング・クリムゾン』(ストレンジ・デイズ、雑誌05302-4)p.103
  3. ^ BillBoard1971年11月13日号プロデューサー紹介より
  4. ^ キング・クリムゾンのトニー・レヴィン&パット・マステロットにメル・コリンズも参加! 超絶技巧誇るスティック・メンが来日”. Mikiki (2017年2月3日). 2018年4月6日閲覧。

参考文献編集

  • 『キング・クリムゾン―至高の音宇宙を求めて』(新興楽譜出版社、1981年6月)
  • 『クリムゾン・キングの宮殿 風に語りて』シド・スミス著(ストレンジ・デイズ、2007年7月)

外部リンク編集